2014年08月26日

難病(後縦靭帯骨化症など)にも対応できる漢方薬

「漢方では、どんな病気が治せるのか?」こういった質問をよくされますが、病気(病名)というのは、実は西洋医学特有のもので厳密には漢方とは関係ありません。

漢方では体質をみて身体全体を整えることが目的です。

なので本来の伝統的な漢方では、病名で漢方治療はしません。

というか、病名だけでは治療できません。

だから、漢方は病名でいろいろな判断はしません。

本来の漢方治療をやっていたら、病名ではなく、あなたの今の体質を診断します。

この現在の体質が西洋医学での病名のようなものですね。

西洋医学で、あなたは「アトピー性湿疹という病気です」というのは漢方では「●●の証です」という具合になります。

現在では、まず西洋医学の病院に行ってから病気の診断をされて、それから漢方の相談に・・・という形が多いので、漢方でも病名を参考にしますが、あくまで西洋医学の病名を「参考」にするだけです。

参考にするというは、ある病気の場合になりやすい特徴的な体質の傾向があり、その傾向にしたがって漢方薬を選ぶために参考にするというもので「アトピー性湿疹なら十味敗毒湯」といったマニュアル的な選び方は本来の漢方では存在しません。

ただ、病院では漢方の基礎的な医学理論を治療レベルに達するまで理解できていない人が多いので、ツムラなどの漢方薬メーカーなどから貰った「病名に対応した漢方薬」のマニュアルをみて、それを順に試していくといった感じで処方していることが多いようです。

でもこれは、全くの間違い。

西洋医学の検査や診断、投薬で忙しい医者にとってはマニュアル的に簡単に漢方薬を処方できるので、良いでしょうが、西洋医学的な病名と直接的には関係のない漢方治療では、役に立ちませんので患者さんにとっては、良いことではありませんね。

で、なぜ、こんな話しを長々としたかというと漢方では病名と関係がなく、その人の今の体質自体の調整を目指しますので「どんな病気でも治せる」というようになります。

ただし、外科的な処置が必須の病気や心臓発作などの時間単位で病態が進む急性病の正に発生している時に、漢方では治せません。

これらは、西洋医学の治療を受けたほうがいいです。

また、漢方では治せるけど、病院に行ったほうがよい治療もあります。

それは、さっきなったばかりの急性病です。

頭痛とか、高熱とか、今、対処したら治りそうなもの。

慢性化しなさそうなものですね。

これは、西洋医学の本来の目的のその場しのぎの治療(対症療法)と合致します。

この場合は、漢方でも治せないことはないですが、漢方では急性病に合わせていくほど、体質の分析が難しくなりますので、その場をしのいでいけそうなら、病院の薬を飲んだほうが早いです。

その後、結局、症状が続いて慢性化してしまったら、その場しのぎの治療(対症療法)では難しくなってくるので、その時は漢方で考えればいいのじゃないかと思います。

うちでは実際に後縦靭帯骨化症の方やリベド血管炎の方、または病院で全くの原因不明の症状の方なども治療させてもらっています。

西洋医学で全くの原因不明なのに、なぜ治すことができるのか?

それは「西洋医学より漢方がすごい!」とかそんなことではなく、治療の考え方が違うからです。

西洋医学ではいろいろな検査で原因を調べて、その原因に対して治療します。

こういった治療までの流れがあるので、西洋医学では、原因がわからない場合は、原因不明になってしまいます。

実は西洋医学では、病気の原因なんて、ほぼわかっていません。

例えば、高血圧に本態性高血圧というものがありますが、これって、言い方を変えれば、原因がはっきりしない高血圧です。あれだけ薬を出していても原因がわかっていないし、どうやったら根本的に治るのかも皆目、わかっていません。

ただ、その場しのぎに血圧を下げる薬を出しているだけです。

他にもアトピーも原因がわかっていませんし、慢性蕁麻疹や不妊症なんて、部分、部分、不妊になるかもしれない原因はわかっていますが、その人自身の何が原因で不妊なのかは「素人でもわかるわ!」っていうくらいのレベル(両方の卵管が閉塞など)でない限りは、ほとんどが原因がわかりません。

ちなみに風邪は原因が「風邪のウィルス」とハッキリとわかっていますが、病院には、治療する薬がありません。

今、病院で風邪で処方しているのは、全ての薬が肝心の原因とは何の関係もないものばかりです。

ようするに慢性病は全部、「原因がわからない」というよりも、全身のいろいろな部分の原因が複雑に絡み合って、その病気をつくりだしているので、1つの原因に絞って治療しようとする事自体が無駄な行為なのです。

漢方でも病因といって原因を考えますが、西洋医学のように何が何でも原因を追求しません。

逆に原因なんか、わからなくってもいいくらいです。

ではどうするのかというと、漢方では現在の体質のアンバランスを身体全体から見て、元のバランスのとれた状態に戻すのです。

この表現は比喩ではなく本当にアンバランスを見つけて戻すだけ。

実に単純です。

だから、西洋医学的にどんな病気(病名)だろうが、今の体質が漢方的にどんな体質なのかを見さえすればいいのです。

今の体質をみれば、どの漢方薬で治療すれば元のバランスに戻るかがわかるから。

これが本来の漢方治療ですね。

だから、西洋医学の病名で漢方薬を選ぶのは、西洋医学側で勝手に設定したことなので、漢方治療とは何の関係もありません。

「東洋医学的な体質を判断できない人」の誤摩化しですね。

漢方はありのままの身体の状態をみるだけなので、ちょっとした頭痛でも難病でも関係ないのですね。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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