2014年09月05日

漢方の実態。西洋医学の実態。

漢方って実は、昔は「日本漢方」といって、中国の漢方とは違った日本で独自に発展した医学でした。

それが西洋医学(当時は蘭学)が入ってくることによって、今まで漢方が正当医学だったのが、西洋医学が正当な医学となり変わり、漢方はちょっとキワモノ的な医学になっちゃいました。

歴史をみてみると一気に裏表にひっくり返った感じです。

漢方では、病気は目に見えない戦いでしたが、蘭学は解剖学など、目にちゃんと見える医学で、わかりやすかったし、その分「こっちの方がいいじゃんッ!」ってなったのは、よくわかります。

やはり、何かよくわからないモヤモヤした部分を含んでいる漢方よりも、西洋医学のように例え治らなくても、なんか原因が分かった気になれるようなほうがいい感じがしますから。

その後も西洋医学は科学の発展とともに、人間の身体や病気のいろいろなことがわかってきています。

これからも、いろいろと発見されてくるでしょう。

そして漢方はしばらくの間、歴史の影で忘れ去られたかのような位置づけになっていました。

そんな一時は忘れ去られたかのような漢方も最近、病院などでもよく使われるようになってきました。

なぜか?

遠い昔に捨て去ってきた漢方がなぜ、ここに来てまた静かに注目を集めるようになってきたのか?

それは、西洋医学はその場しのぎの対症療法は得意だけど、どの治療も「薬で症状がなくなる→ しばらくしたら再発 → 薬で症状がなくなる」の永遠と、このループの繰り返しであることが一般の人にもバレてきたからではないでしょうか。

今や情報に敏感な人は、西洋医学の治療は「その場を誤摩化すだけ」「根本的には治せない」ということが常識になりつつあるように感じます。
(ただし急性の一時的な治療は西洋医学は良いと思います)

そして、その場のしのぎの治療しかできない病院は、やみくもに漢方薬を処方し始めました・・・

西洋医学の研究では「身体や細胞の構造」や「病気のメカニズム」など身体や病気のことなど、いろいろとわかってきたのですが、肝心の治療はあいかわらずで表面的な症状の治療だけに留まり、根本的な治療は何も進んでいないように思います。

だから「検査でこんな異常値が出ていた」とか「これは●●病ですよ。この病気のメカニズムは・・・」などとは説明されるのですが、結局、治療は昔と対して変わらずに対症療法系の処方の数が増えたくらいな感じ。

その解決策に困って漢方薬が使われはじめたと思うのですが、現状の使い方は悲しいかな結局、西洋医学のノリで漢方薬を使用しているようです。

どういうことかというと、西洋医学での薬はどんな成分が、身体のどこの場所にどんな風に効くのかという理論的な考えがあります。

ちゃんとメカニズムがわかっているのです。

その考えのまま、漢方薬を使うのです。

この漢方薬にはどんな成分があってどんな風に効くのか?と考えて。

もちろん、漢方薬にそんな成分はありません。

ちょっと前まで医者の中には、漢方薬はそういった化学的成分などがハッキリとしていないため、漢方薬は「化学的でないから怪しい」「古臭く発展していない医学」なんて捉え方をしていました。

多分、保険適応でマニュアル的に漢方薬を処方している医者は心の底では、今も、そう思っているかもしれません。

だから、そういった人達は漢方薬を扱う際に漢方薬メーカーに「どんな化学的データや臨床があるのか」といった漢方薬に西洋医学的なデータがあるのかどうかを求めるようです。

でも、漢方薬は古臭いまま科学的な発展をあえてしなかった医学ではないと僕は思っています。

科学的に発展する必要がない医学なのです。

それは漢方と西洋医学は、治療の方向性が全く違うものだからです。

西洋医学は病気の原因をはっきりと見定めようとします。

実際に血液検査から始まり、MRIなどで原因をこの目で実際に探すのです。

でも、いろいろわかってきたから、治ったのか?

急性的な病気や外科的な治療、感染症などに対してはその科学的な研究によって飛躍的に治癒率は上がったと思いますが、慢性病なんて全然、治せてません。

アトピーや高血圧、みんな薬を塗り続けるか飲み続けていますね。

しかも症状は現状維持な感じのまま。

いつ治るかのその目安もわかりません。

要は薬のジャンキーになっただけというお粗末な結果。

その結果からわかることは、慢性病はいくら、原因をこの目でみても、単に見ることができるだけで、治すこととは別物だということ。

「原因が見えたぞ! → だから・・・」といった感じ。

なぜ目でみているのに治せないのか?

それは、慢性病は原因が1つじゃないから。

身体全体の連携がうまくいかずに病気になっているので、原因を目でみて探しても意味がないのです。

それに慢性病は、その人の生活のことも関係しています。

仮に科学が進んで無数の身体の働きがうまくいっていない連携部分を見つけたところで、西洋医学の治療では、全身の原因に対して対処する薬を1つずつ飲んでいかなくてはいけません。

それこそ、大変な種類の薬になります。

しかも、このお薬は薬1つが1つの働きをするもので、薬と薬で連携をとっていく考えはありません。

「身体のバランスを整える」という治療はできないのです。

今の科学はすごいと思います。

僕はパソコンオタクなので、最新のテクノロジーにはいつもワクワクします。

しかしその一方で漢方はいかに伝統的な手法で治療するかを考えるのが重要ではないかと思います。

最新科学の理論よりも、その先生の感覚などのアナログ感が重要だと思います。

知識でっかちでキャラクターのない人が漢方薬を使いこなそうと思ったらキツそう・・・

それが、西洋医学が苦手な慢性病を根本から克服するコツじゃないでしょうか。

結局、人間自身は大昔から、その姿やご飯を食べて寝る。という根本的な生活様式は変わっていないのです。

ですから根本的に治そうと思ったら、昔ながらの根本的な治療方法の方が相性が良いと思います。

ただし、腕が6本あるとか、食事を一切とらないなどの脅威的な進化した人がいるのであれば、最新のテクノロジーから治療を考えたほうがいいのかもしれません。

(急性病や感染症、外科は西洋医学の方がいいんではないかと思います)


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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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