2014年12月12日

1日何食がベストなのか?それよりも重要なこと

前にたけし、タモリ、白鵬が1日1食ですごしているという記事があり、それを読んで、じゃあ何食がベストなのか?という記事を書いてみました。

1日何食、食べるのがベストなのか?

1日1食で良いという根拠は、ほとんどの記事が西洋医学的、現在の栄養学的に書かれているものだったので、じゃあ、自然医学である漢方や人間の歴史から見たらどうなのかを考えてみた記事を書いてみました。

そして、僕の結論的には、2食がベストなのではないかという仮説となり「よし!それじゃあ、2食ですごしてみよう!」と思い10日間ほどやってみました。

結論からいくと、痩せました。

普通なら「おめでとう!」ってなるところかもしれませんが、僕にとっては最悪の結果です。

というのも、僕は放っておくと痩せる体質なのです。

これを言うとダイエットをがんばっている方々から「嫌味だ!」「うらやましい!」と言われますが、僕にとっては、死活問題。

トレーニングをしても痩せていくのです。

実は男性には、こういった体質の人って結構いらっしゃいます。

僕は、この体質を漢方薬とトレーニングと食事法で克服しました。

トレーニングは月水金はハードな筋トレ。

火土は軽い筋トレ。

日曜日は、波があればサーフィン。波がなければ、スケート。

いずれも、サーフィンとスケートは終わった後にガクッと眠たくなるようなハードな感じでやってます。

これに間食を一切やめて、補脾といって胃腸を補う漢方薬を飲み、なんとか、自分の納得いく体重にしていました。

漢方の陰陽、表裏ではありませんが、おもしろいと思いませんか?

僕みたいな痩せてしまう体質の人間が、ベストな体重にするための努力も、太っている人がベストな体重にするための努力も、やらなければいけない努力は一緒だったりするんですね。

だから「うらやましい」体質ではないんですよね。

とにかく、そんなことを続けて、やっとベストな体重にしてきましたが、1日2食にしたら、また前のように痩せてきました。

それに朝から胃痛です。

僕はどうも空腹になると胃痛が起こる体質なのですが、これが久々に復活してきました。

(僕は空腹感はなんとも思わないタイプです)

でも、よかったこともあります。
朝食の時間が空いたので、その時間でギターやピアノの練習時間がとれるようになったことです。

◆1日2食をためして悪かったこと。
・体重が減った。
・胃痛が起こるようになった。

◆1日2食をためして良かったこと。
・朝食の時間がなくなった分でギターやピアノの練習時間が増えた。

結局、思ったのは、よく考えたら1日1食の話のゴールって「1日1食にして長寿になるかどうか」なんですね。

うちでも今まで相談で見ていると長寿の人って、どちらかというと痩せていて、少食の人が多いです。

だから、確かに長寿というところにスポットをあてれば、1日1食っていいのかもしれませんが、結果的に人それぞれの状況に合わせないといけないんじゃないかという、身もふたもない結論になりました。

前の記事では漢方の古典なども調べて、自然医学的に見れば、1日2食がベストだと考えました。

そして、お相撲さんは1日2食。でもあの体型って普通だと思います?

あの体型は戦うために特化された体型です。ごく一般的ではないですよ。

しかも2食っていっても、1回が普通の人じゃ考えられない量。

そして、この記事
医師2人が誌上大激論!「一日1食派」vs.「一日5食派」長生きするのはどっちだ

医者が言ってることって本当、ちゃんと調べないと言ってることがコントだなと思います。

1日1食を実践している南雲氏の話の中で

「机にはナッツ類などのつまみを置いて、いつもつまんでいますよ。」

「ビーフジャーキーやハム、豆類、裂きイカ、イリコやチーズなどは好きなときに食べています。水分はごぼう茶を飲むようにしていますね。」

ズッコケました。1日1食にするのは飢餓感の時に発現するサーチュイン遺伝子が働くからどうとか言っといて、その後の話で空腹になったら炭水化物以外を食べてるってことです。

医者の得意技である、ひとりボケツッコミ!

極度の飢餓感でサーチュイン遺伝子って働くんじゃないの?

自分だけの価値観で「空腹だな」って感じたら、その遺伝子働くの?って感じ。

医者てほんとおもしろい!

このひとりボケツッコミ!どの医者も診察でもよくやってるので、みなさん、診察の話を最初から最後まで忘れずに検証してみてください。

よく矛盾したこと一人で言ってます。

僕は、昔の文献や歴史から調べると、どうも3食ではないようだと前の記事で書きましたが、現代では、だんだんといろいろなものが食べられるようになって、身長が高くなったり体格がよくなってきたのは事実です。

1日何食かを考える時って、回数だけでなく、どんな活動をしていて、どんな内容のものを食べているのか?

一人ずつの体質や生活を考えていかないといけないんじゃないかという、非常に漢方的な結論となりました。

この記事もよかったら。
その健康法、寿命を「縮める」そうです

僕は筋トレをしていて、週末にはガン!ガン!サーフィンするので、それなりに栄養が必要なタイプではないかと思います。

1日何食、食べるかは人それぞれかもしれませんが、健康を考えたら、最も重要なのは、「間食はやめたほうがいい!」ということだと思います。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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