なんで笑ってしまったかというと、医療機関が今更、サプリを売る!
医療機関におけるサプリメントの販売・アドバイス解禁
サプリメントって実は意外に昔からあるのですが、少し前まで医者は全力でサプリメントを否定していました。
やれ「怪しい」やれ「エビデンスがない」などと・・・。
これ、医者本人がサプリメントを飲んでる患者さんに言ってたんですよ。
「そんな怪しいものは効かないからやめなさい!」何て感じで。
もちろん、カッコよく、その当時の主張を貫く医者もいるんでしょうが、漢方薬なんかの医者の取り扱いを見ていると手のひら返しするんだろうなーなんて思います。
漢方薬も医者は。ちょっと前まで、怪しい医学とか言ってたんですよ。
ちょっとマニアックでオタクな扱いです。
ところが、最近はどこの病院も漢方薬を扱うようになりました。
それは当時、医者が言ってた「怪しさ」がなくなって「エビデンスがしっかりしたから」とか言う人がいるかもしれませんが、僕がこの18年位、この業界をみている感じでは、漢方薬に関しては医者が好きな西洋医学的なエビデンスは特に進んでいません。
だって、東洋医学の漢方と西洋医学って別物だから、それを西洋医学的に証明しようたって無理がありますよね。
漢方薬を西洋医学的に成分分析しても実践の治療には役立ちませんから。
サプリメントも相変わらずで怪しいサプリは怪しいです。
これも18年前から対して変わってないように思います。
ではなぜ、病院は以前には否定していた漢方薬やサプリメントを「今更」やろうとしているのでしょうか?
これは僕の勝手な考えですが、医者も患者さんも割合、「西洋医学の薬で治療できない」ということを実感というか、気づいてきたんじゃないかと思うのです。
治療できないというと語弊があるかもしれませんね。
病院の薬も一時的な誤魔化しとしての対症療法には非常に効果を発揮します。
ところが大半の患者さんの目的である。
「慢性病をある期間治療したら、後は薬を飲まなくてもよいように治してほしい」
という目的は叶っていません。
西洋医学の実際の治療は、薬を飲んだら症状などがシャットアウトされて、薬の効果が切れたら、症状が復活する。
再び、薬を飲んだら・・・これをエンドレスに繰り返していく間に少しずつ薬が増えていく。
これが西洋医学の治療の実際です。
患者さんの「治りたい」という真の目的とは微妙にズレているわけです。
残念ながら、慢性病はうまく治療できません。
これは病院の薬の化学的な性質上の問題です。
こういったズレ。
実は年配の人と医者の間ではないように見えます。
なぜなら、年配の人は、「医者=無条件にえらい人」と思っているから対症療法の薬で慢性病がいつか治ると信じているのです。
理解し納得しているんじゃなくて信じています。
ところが、ネット時代。若い人は病院が出してる薬は誰でも調べられるわけですよ。
そして「病院の薬は対症療法である」という実は専門家から見たら昔から常識だったことが、一般の人にも常識になりつつあります。
病院の薬は理論的にも化学的にすごいけど、目的や用途が一時しのぎや誤魔化しなのです。
そこで慢性病に漢方薬。
医者は東洋医学なんて医大で、これっぽっちも学びません。素人同然。
自身が、ちょっと前まで科学的な理論やエビデンスがないとバカにしていた漢方薬。
これは慢性病に使えそうだ。
だから最近、近くの医院などもそうですが、6年前なんて小青竜湯しか処方してなかったのに、今では、なんかいろいろな漢方薬を処方していました。
「オっ!ちゃんと漢方勉強したのかな」と思ったら、そこで漢方薬を処方された患者さんに様子を聞いてみたら、相変わらずマニュアルのテキトー処方。
医者は、漢方薬を病院の薬が慢性病を治せない言い訳の道具にしているように見えます。
そして、ここにきてサプリメント!
漢方は東洋(医学)ですが、サプリメントなんてなんの学問もないもの。
サプリの同じ業界の中にはティーパーティーと称して昔の友人にサプリメントを売りまくっているところもあったり。
全部が全部そうだとは言いませんが、怪しい人がたくさん蠢いているサプリメント!
それを今度は売り出すの!?
「いやいや、そんないい加減なサプリメントと違って、うちが進めるのはアメリカのFDAで臨床実験をしてどうたらこうたら・・・」
それってティーパーティーのイケイケ販売員も同じこといってますからーーー
サプリメントのエビエンスとか臨床データなんて、どう転んだって何億円と研究費に使う病院の薬に敵わないでしょう。
その病院の薬で苦戦しているのに、もっとレベルの低い研究のサプリメント。
みなさん、これからは医療機関でもサプリメントをすすめられるかもしれませんが、ド素人も売りまくっている業界であることを肝に銘じて、説明を聞いてくださいね。
ちなみに僕が漢方の世界に入ることになったきっかけは、当時の彼女のアトピーが、まずステロイドでひどくなって、それで高価なサプリメントをいろいろ飲んでも、寝起きがよくなっただけというお粗末な結果となり、その後、漢方薬で3ヶ月でキレイに治ったという出来事からです。
僕はサプリメントが全部が悪いとは思いませんが、2千年間の東洋医学に支えられている漢方薬があれば、有象無象が好き勝手に研究や販売しているサプリメントなんかいらないと思うのですが。
あッ!でも漢方の東洋医学理論がわからなくちゃ、漢方薬で効かせられないから、どうしようもないか。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
iPhoneから只今、かみしょうようさんで更年期障害の改善に奮闘中の47歳の女性です。カミショウヨウサンは、心療内科で自ら先生にお願いして処方してもらいました。 今の私に出来るコトは、残念ながらこの程度のコトなのです…。何故かは、ここから少しだけ詳しく説明します。今から4.5年前から、特に夏場顔からの発汗が出始めてました。最初の頃は、そんなに気にしてませんでしたが、3年前位からやっぱりおかしいと思い始めたら、気になって苦痛になってきました。その後、漢方薬局に行ったり、更年期外来に行ったりしました。でも、漢方薬も効かず、ホルモン治療は症状が悪化で断念しました。再び一昨年、婦人科にいきました。検査をして更年期に入っていると告げられました。でも、ホルモン治療まではしなくて大丈夫というコトで、漢方薬を処方されました。漢方薬は、どれかは効くものがあると…。特に、ほてりと発汗が辛かったのでその症状を自分なりに伝えました。去年、ホルモン剤と一緒にカミショウヨウサンを処方され服用したが体調が崩れていたので、効いてたかどうか分からなかった。なので、カミショウヨウサンは除外され、最初はケイシブクリョウガンを二週間。先生いわく、漢方薬はだいたい二週間で体に合ってるかどうか分かるというコトです。服用を続けて特に何も変化は無く、ただ生理が普段より早くきました。次は、トウキジョウカクトウ。これは、すぐに腹痛後の下痢が酷く、3日で服用を止めました。最後に、ニョシンサンです。特に何の変化もなく、そこで諦め病院に行くのは断念しました。 そして、現在に至ってます。病院の先生、漢方薬局の先生、お願いだからもう少し勉強して下さい
大半の病院の先生、漢方薬局の先生が漢方薬をサプリメントのノリで処方しているという点ではコメントは関係ないこともないですよね。いいところを突いておられると思います。これからも漢方の誤解を解くべく洗脳ブログを続けますので、お読みいただけると幸いです。