「一流医師、二流医師、三流医師の見分け方」
http://smarthospitall.com/?p=677
こんな記事を読みました。
一般の人にはちょっと難しいかもしれませんが、すごくいいこと書いてあります。
ちょっとこの記事を真似してみました。
この記事中にある通り、日本では国民皆保険という制度なので一流の医師だろうが、三流の医師だろうが治療代金は同額なんですよね。
国民皆保険というのはすばらしい制度ですが、いちサービスとして考えてみたら変ですよね。
腕が悪い医者も、腕が良い医者も同じ料金です。
普通のサービスじゃありえませんよね。
普通のサービスだったら腕が悪かったり、品質が悪いのに一流と同じ料金をとっていたら、「ぼったくり」とか「あそこは騙し」だと言われます。
そして今の時代だと、そんなサービスは、いつのまにか消えていきます。
ところが国民皆保険という制度は、いい意味でも悪い意味でも、そんな自然淘汰は起こりません。
となると、この制度だと三流医師がゴロゴロ残ることになります。
開業医などが潰れることもありますが、一流、三流の自然淘汰が起っているというよりは、周りの患者さんの医者の評判などを聞いていると、腕の良さやサービス以前にコミュ症で人格障害?みたいな人が多かったり、サービスの品質を考えると経営者としてのセンスゼロ。みたいな印象です。
医者は一流との競争で負けているというよりも、単なる自爆なんですよね。
要するに治療の腕(サービスの品質)以前の問題です。
医者はスタート地点にも立ってない感じ。
「でも、病院って安いから一流の人が三流の人の料金に合わせてるんじゃないの?」
そんなことはないですよ。
先日、指を骨折したかもしれないので整形外科に行ったのですが、僕が払った料金は全部で1500円でした。
「やっぱ、安いじゃん!」と思われたでしょうが、実質の料金はこの金額を3.3倍にした5000円ほどです。
これが病院の治療サービスとしての料金。
僕らが払う料金が安いのは国が全額の3分の2の金額を肩代わりしてくれているからです。
決して、医者が安くしてくれているわけではありません。
その時の治療時間は、いろいろ待ち時間除いて、正味の受付から治療終了までだと15分。
最初の話5分(3分かも)、レントゲン5分、最後の診断と処置(包帯巻くだけ)5分。
15分で5000円ですよ。1時間だったら2万円!
ぼったくりバー並みですよね。
一流の料金です。
つまり、三流医師が一流医師のフリした料金の設定をしているようなものです。
リンクの記事中では、
一流医師と二流医師の違いのことが下記のように書いてあります。
(記事より引用)
「患者の治療に対する価値観、病態に応じて「使い分け」しているかどうか?が一流と二流の医師の違いです。
例えば、働きながら治療を希望する患者には、通院回数が減り、仕事に支障をきたす副作用が少ない治療を、他の治療選択肢と比較したうえで提案できる医師は一流です。」
(引用ここまで)
これが僕の経験では、症状自体の状況などは聞かれたことはありますが、仕事などの生活の事を聞かれたことは一度もありません。
外科医の師匠と友達の歯医者(友達だから贔屓にしていません)以外はそんな医師に会ったことがありません。
記事の基準からいけば、僕は40数年間の中で、今まで「三流の医者にしか会ったことがない!」ということです。
で、これは漢方でも言えることです。
漢方の場合は知識もさることながら地頭と感性の鋭さが重要です。
一流の漢方医の見分け方。
これは、かなり難しいです。
なぜなら、漢方では先生は、みんな知ってる”フリ”をしているから。
「先生」も「店構え」も「Webサイト」も”漢方を知ってるフリ”をしています。
漢方を勉強する前、過去の仕事上で、漢方相談などをしている店を500店以上知ってましたが、その中で実際に漢方をわかっているなと思ったのは大阪で1件。
そして僕は漢方修業のために大阪からわざわざ福岡まで行ってます。
普通に考えたら信じられないことですが、薬局のほとんどは漢方を治療としてはわかっていないようです。
もちろん、売ることはアホでもできます。
あっもちろん、本を読んで”知っている”とは思いますよ。
でも実践の治療レベルでは知らないといった感じでした。
例えれば、「野球のルールや野球をする上での体の動かし方などの本の知識はあるけど、実践でやらせたら単純にキャッチボールすらまともにできない!」みたいな感じですね。
野球は全くできないけれど、野球のことは知っている!
僕もびっくりしました。
こんな業界は他にないと思います。
病院に至っては「9割は漢方を治療としては知らない」と思います。
現状は漢方薬メーカーからもらったマニュアル通りにやったり、漢方薬メーカーの勉強会で聞きかじった方法をマニュアル的に処方しているだけな感じです。
病院の漢方で東洋医学的な体質をちゃんと診断しているのを聞いた事がありません。
あれって漢方治療というよりも、なんかよくわからない治らない漢方体験という新ジャンルにしたほうがいいんじゃないですか。
うちの患者さんに病院が、どんなマニュアル使って処方しているかを紹介したら「えっこれだったら私でもできる!」って言っておられました。
いわゆる「インフルエンザに麻黄湯」とか、「花粉症に小青竜湯」ですよ。
そんな「できるフリ」をしている医者などを見破る方法は大きく3つあります。
一流というよりも漢方の場合は大半の先生のレベルが低すぎて一流漢方医は絶滅危惧種レベルですので、”ただの普通レベル”にしている先生の見分け方を紹介します。
せつない!
@ 例え、頭痛などの1つの症状でも全身から東洋医学的な問診をとり、あなたの東洋医学的な体質をちゃんと説明できる人(西洋医学の問診とは別)。
A その体質に対してどのようにバランスを整えて治療しようと考えているか具体的に漢方的な効果を説明できる人。(西洋医学の成分や効果ではない。またマニュアルに書いてある症状を治すわけでもない)。
B相談にそれなりの時間を取っている(いくら短くても初診は最低20分。うちは60分とっています。それでも短い!)
最低、これができていないところは、実践伝統漢方をやってきた僕としては三流どころか「ただの偽物」だと思います。
一流になってくると、その先生独自のオリジナルの治療戦略が多彩になってきます。
最底辺か普通かを見分けるのは難しいですが、見分ける方法を1つあげるとしたら、「漢方のことで質問したら即座にわかりやすく答えることができる先生」でしょうか。
即座にね。
一流の漢方家は、冗談抜きで日本に何人かだと思っておいたほうがいいです。
つまり、あなたの住んでる県にすらいるかどうか怪しいです。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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2015年04月14日
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