東京に行ってまいりました。
もともと、東京で出張漢方相談をしようと思ったのは、大阪の堺という、やや田舎のちっぽけな、うちの店に北で一番遠い人は、宮城から。南では鹿児島。そして東京を中心とした関東からは直接、来店いただくことが多かったので、今度は僕が出張して相談してみようと思いはじめました。
第1回の2月の時は、相談だけでなく、僕自身が歌声のことで悩んでいました。
その悩みを相談したいと思い大阪でいいところはないかと検索していたのですが、ピンと来るところがどこにもなく。
よく考えたら患者さんの中にプロのオペラの歌姫さんがいることに気づき、それだったら、その方も身体の相談の際には、東京からうちに直接、来ていただいたので、今度は僕が相談するために大阪ら東京に行ってみようと思い東京に行きました。
自分の歌の向上と東京の方の相談を兼ねて1年位かけて、少しずつ漢方相談してくれる方が増えればいいなと思っていたのですが、2回目にして告知から1週間でほぼ満タン締め切りとなりました。
来ていただいた方は、本当にありがとうございました。
時間の都合などでお断りせざる得なかった方はすみませんでした。
今回、不思議というか以外だったのは、関東の方は、なんか大阪の人よりも話しやすかった感じだったこと。
僕は生粋の大阪人ですので、よくある東京の人はクール、大阪の人はしゃべり的な印象を持っていたのですが、今回、お出でいただいた方々は皆さん、ご自身のことをうまく伝えていただいて、非常に相談がしやすかったです。またお話も楽しかったです!
東京の方と比べると大阪の人の方が少し話し下手な感じがしました。
これは、どこにでもある問題だと思いますが、今回の相談で患者さんからのお話を聞いていますと関東の漢方薬は高い!
そんな感じがします。
大阪でも専門のところは、高いですが、飲まれている皆さん、全体的に大阪よりも高い感じがしました。
もう一つ、これもどこにでもある問題だと思いますが、関東の漢方をやっている店は患者さんから、お聞きしている感じでは、東洋医学的な体質を判断し、治療の方向性や方針などをちゃんと話して治療していないところが多いのだなと思いました。
漢方薬の処方に至るまでの経緯をお聞きしていると、あらかじめマニュアルで決めている感じがします。
不妊症なら「◯◯薬」みたいな。
体調が漢方薬のせいでおかしくなっている感じなのに、それがわかっていないようなケースもありましたね。
これは最初の体質判断をちゃんとしていなかったようです。
これは大阪も同じ状況ですね。
本当に体質をみて漢方治療する先生は、大げさでなく、ほぼ存在していません。
もちろん、どこの漢方のお店も説明はしてくれているみたいですが、その患者さん自身の体質や生活に合わせたお話ではなく、漢方の一般論。お血やら、水毒、五行論といった教科書的な説明をズラズラ、ダラダラしているところが多いように思いました。
漢方はその一人だけに対しての説明が必要なんですけどね。
多分、最初の体質を診断できてないから、教科書的な一般論で終始しちゃうんでしょうね。
でも、教科書的で一般的であれば、体質ごとに治療を変える漢方薬を使って治療する必要がないような気もするのですが。
そんな感じで、関東の漢方相談会 第2回は終了しました。
次回は、8/30(日)、8/31(月)を予定しています。
決定したら、またブログ等で告知いたします。
思ったよりも応募が殺到しましたので、今度から2ヶ月に一度の相談会になるかもしれません。
あっそれと、関東の方は話しやすかったとお書きしましたが、話しが苦手な方もぜひ、いらしてください。
僕はしゃべりで営業経験もありますので、初対面の人ともなんの緊張もなく話せます。
僕自身の趣味もサーフィン、スケートボード、ギター、ピアノ、料理、アニメ・映画観賞、家庭菜園といろいろとやってますので、相談以外でもなんでも話しできます。
お店では若い子から「何か趣味持ちたいんですが・・・」なんて相談もあり、趣味をどうやれば続けることができるかということを相談していたりします。
漢方治療って一方的に説明して処方するものではないから、どんな人に対してもカウンセリングができないとダメですからね。
そもそも、カウンセリングやコミュニケーションが下手な先生だと、それだけで漢方医として、ちょっと・・・という感じです。
それでは、また次回の際にはぜひぜひ、たくさんの方とお会いできたらと思います。
ありがとうございました。