自分が今、怪我をしていて病院に通っているので、病院ネタが続きます。
指の怪我であえて何件かの病院に行き、最終的には紹介状を書いてもらって、総合病院に行くことになりました。
紹介状を書いていただいたことと、近くの病院を紹介していただいたという点では、すごくありがたかったのですが、正直、患者が一杯いるんだろうなぁ〜とちょっと憂鬱でした。
その病院は以前も指の怪我で行ったことがあるのですが、当時、老人で溢れかえっていました。
よーし!朝一から行って「待つぞー!あー待ってやるとも!」という覚悟で行きましたが・・・
アレッ!
老人で溢れかえっているはずの病院の受付にはほとんど人がいません。
老人が一掃されています。
あっそうか!総合病院って紹介状がなかったら、診察と別でお金がいるんですよね。
そこも初診外来は3500円だったか(大体です)が別途、必要と書かれていました。
でも、ちょっと不思議に思いました。
いくらなんでも老人が少なすぎない?
うちの店って、自分で言うのもなんですが、東京や鹿児島からも新幹線や飛行機で来られます。
それは僕のブログなどを読んで共感してくださった方が「この先生に診てもらいたい!」と思っていただいているみたいです。
僕は治療してもらうのって、そうなものなんじゃないかと思うのですよ。
治療って、その人に自分の全てをおまかせするわけじゃないですか。
うちは、がん相談などもありますので、文字通り命を預けるわけです。
命を預けるとかになってくると病院が有名かとか、その病院の権威とかじゃないですよね。
その医者自身、つまりその「人」がどうなのか?
頼っていいのか?
全面的に自分を預けちゃていいのか?
でも以前の総合病院に行った時とは違う、現在の患者のガラガラ状況。
ちょっと金額が高くなったら、違うとこに行っちゃうの?
その先生ってそこにしかいないのですよ。
その「人」じゃなく「病院」に行ってたの?
これってなんか、逆に寂しいなと思いました。
そういえば、病院って「先生の名前」でおぼえてませんよね。
「◯◯病院」と代名詞的におぼえてますよね。
僕も今まで病院でかかった先生って名前なんて1人も覚えてませんし、個人の名前でおぼえておこうと思ったこともありません。(友人の医師は別ですが)
病院って僕らと違って「個人」ではなく「病院という場所」で記憶されているのかな。
アトピーの患者さんなどが「良いと有名なアトピーの病院に行ってきました!」とおっしゃられます。
そんな時、何が具体的に「良い」のかをお聞きしていくと、全員が決まって「人が一杯来ている」「病院の建物や待合室がキレイ」「先生の話し方がやさしい」などをおっしゃられます。
そして、その医者の名前をお聞きすると・・・おぼえていません。
「◯◯病院の医者」という代名詞。
ほぼ、これ。
で、肝心の治療の腕は?
患者さんは「???」
そう、治療を目的とした病院の中で「ソコは良い病院ですよ」と話してくれてるのに、具体的に聞くと、誰一人、そう誰一人として「治療の腕がいい!」という話をしてくれたことがありません。
おかしいですよね。
病院は「治療が目的」なのに肝心の治療が良かったという話を聞いたことがない。
食べ物屋さんでいったら「あのラーメン屋はめっちゃいいですよ!味はどうかわかりませんが・・・」って話ですよ。
だったら行かないよ。
まー、そもそも、その病院の治療の腕がよければ、漢方相談のうちに来て、こんな話をしていないはずですので。
そして、こういった「有名」な病院には1つ共通項があります。
それは、強い薬を処方していること。
強めの薬って、インパクトはあるんだと思います。
「わっ治った!」みたいな。
でも、所詮、対症療法の薬なので、その場しのぎ。
ステロイドなんかそうですが、何度か塗ってしばらく経ったら、結局、再発して何も治ってないことに気づきます。
そして、この話を僕のところでしているのですね。
「でも人がたくさん来られていましたよ」
ここで勘違いしてはいけないのは病院は健康保険があるので、試しで行ける金額だということ。
行くか、行かないかで大して悩まなくもいいのですよ。
最悪、治らなくたって痛くない金額なんです。
だから、極論で言えば、治っても治らなくても、どっちでも問題ないのです。
似たような病院なんて、いくらでもありますから。
だから、みんな気軽に行こうと思えば行けます。
それに、大体が対症療法しかなく、最初はすごく効果を感じます。
でも、その効果を感じた人が「この病院はいいよ」と言った後、やっぱり治らなくて、うちでこんな話をしていても、その人が、わざわざ「やっぱり、あの病院でよかったの最初だけだったわ」なんていい直しません。
ということで、申し訳ないですが、患者さんの話から病院の口コミは全くアテにならないなと思いました。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉