(*友人の医師は別です。最初から診断が的確でした。詳しくは前の記事を読んでください)
無駄な病院多すぎ!選び方がわからない
今回の怪我では、僕が「治せないじゃん!」って思うよりも先に手指の専門家医が「これ、もう治らないよ」と向こうから保証してくださいました。
ちなみに病院以外の治療(漢方薬、鍼、整体)を駆使して1週間でガン!ガン!治ってきていますが。
「良くなってきている」という、この話を誤解されるといけないので、一応、ご説明しておくと単純に西洋医学よりも漢方薬、鍼、整体がいいと言ってるわけではありません。
漢方(漢方薬、鍼)に関しては、いつもこのブログで書いていますが、業界的には「治療」としてできる人は、ほぼいません。
漢方相談の看板を上げている8割か、ヘタしたら9割の店は東洋医学的な体質すら分析できません。
漢方薬を処方している病院は論外!で保険適用の漢方薬を出している医者は、ほぼちゃんとわかっていないとみて間違いないです。(素人同然)
偉そうに五行論を説明する割に結局「不妊症に当帰芍薬散」とか「アトピーに消風散」みたいな病名マニュアル処方しかできない店がほとんどです。
この話を僕を治療してくれている鍼灸医と整体の先生に話したら、鍼や整体は、それよりも状況はひどく、治療できる先生なんて数パーセントしかいないらしいです。
「鍼灸では、まず、まともに治療できる先生は見つからない」と思っても差し支えないそうですよ。
店、家の周りには山のように鍼灸や整体がありますが、患者さんやうちの家族の治療体験の話などを聞いていると、レベルが低すぎて行ってみようと思う発想すらなかったです。
ちなみに店の真横は鍼灸院なんですけどね。
とまぁ、この話からえらく変わるのですが、今回の治療での問題は病院の薬。
調剤薬局でもらった薬の役立たなさにはビビリました。
昔、バリ島で肋骨を骨折しながらサーフィンをしてた時に、バファリンを飲みながら痛みをごまかしてやってた時は、すごく効いたような記憶がありました。
「やっぱり、いざという時は病院の薬は効くよね〜」と思っていたのですが、今回はグダグダ。
僕は、大概の病気は漢方薬で対応するので、病院の薬を飲むのは6年ぶりくらい。
今回、飲んだのは痛み止め。
この痛み止めが、とにかく効かない!
対処療法(その場だけの症状に対する対応)でなんか治療に役立つのか?
要するに薬の存在もグダグダ。
最初に処方されたのは骨が細くなっているので薬を出しときますねと言われて出されたのがプレドニン。
ステロイドです。
薬理的にみれば、長期間の服用の場合、むしろカルシウムが減っていくと思うのですが、なぜか、カルシウムが減っているからプレドニン。
多分、ステロイドだと説明すると、患者が、うるさいから「カルシウムがどうたらこうたらと説明したきゃ丸く収まるわ」と思ったのでしょうね。(雑!)
でも、調剤薬局に取りに行った時に、そこの薬剤師が「炎症を鎮めるステロイドだ」と杓子定規に説明して、医者の言い訳的なごまかしを即座にぶっ壊しているのを聞いて、病院と薬局の関係って、おもしろいなーと思いました。
薬剤師はネットでも見ることのできる説明書をロボットみたいに説明してるだけですから、しょうがないですね。
まーこの薬が大して効かない。
なんだったら痛み止めとして飲んでいた漢方薬の方がよっぽど効いてました。
次の病院で処方されたのも痛み止め。
今度はステロイドじゃなく発痛物質を抑える系と痛み伝達を遮断する系の2つ。
ダブルですが、まーこれも効かない。
そして、この薬の事でおもしろかったのが、僕はリハビリに行く前に、この痛み止めを飲んだのですよ。
診察の時に「痛みは気になるほどじゃない」と言ったのですが、処方されたので、僕は勝手に、「この痛み止めはリハビリする時に薬でちょっとでも痛みを鈍くしている間にガンガン、リハビリやっちゃえ!」ということだと思ったのです。
そして、リハビリの先生に痛み止め飲んできたので、ガン!ガン!やっちゃってくださいと言ったら、リハビリの先生が「痛みを我慢して、リハビリをやっちゃダメですよ」だって。
じゃあ、あの痛み止めってなんのための処方だー!
痛み止めが効いたら、痛みがわからないから、痛いのを我慢しているかもわからないじゃないかっ!
とにかく、医者の考え方って、理論的でない!医学知識以前に思考が、理論がグダグダ。
いつものことですが、病院は最早コントです。
ちなみに僕が鈍いのかわかりませんが、痛み止めダブルコンボでも飲む前と飲んだ後の違いは、わかりませんでした。
薬はいつもの如く2日分位だけ飲んで後は余ってます。
漢方やってるからといって漢方薬贔屓ではないです。
冷静に病院の薬の効かなさにはビビリました。
もう、調剤薬局なんか廃止して、病院の横にドラッグ併設して、病院の薬自体をドラッグで売ればいいと思います。
こう言うと、「薬の副作用がどうたらこうたら」と言いますが、ステロイドで、めちゃくちゃにひどくなったアトピー患者さんに「脱ステが最も良い治療ですよ」とか当の医者が薬、否定していますから。
昔、処方箋が必要だったロキソニンもアレグラも今は一般医薬品としてドラッグで売ってます。
「なんであれだけドラッグで?既得権益?」そう、思っちゃいますよね。
まー既得権益なんですが。
なんで他の薬はダメなのか理屈に合わないので。
税金の無駄使いですよ。
とにかく自身の体験から、薬の効かなさには正直、驚きました。
昔は、もうちょっと効いた記憶があったので。
今回、自分が災難な目にあって東洋医学を治療としてやっててよかったと心から思いました。
自分が東洋医学に詳しくなかったら、鍼灸医の良し悪しの見極めができなかったと思うし、そんな人が、以前からの知り合いだったというのもなかったと思います。
ただ、最初の診察は優秀な医師に診てもらったほうがいいですよ。
小さな骨とか残っているのにガンガン、リハビリやったらもっとひどいことになりますから。
今回は、友人の医師のところにすぐに行かなかったことが事態をひどくしました。
病院、鍼、整体、漢方、これらは病院の権威や名前の売れ具合ではなく、正味、「先生自体の腕の良さ」を目指して相談してください。
調剤薬局は・・・製剤する物以外は早くドラッグで買えるようになるといいなと思います。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉