2015年06月09日

脱ステロイドって「治療」じゃないでしょ

ひどいアトピー状態の方から「先生、脱ステロイドの講演に行こうと思っているんですけど、どう思います?」って相談されました。

脱ステロイド

なんかこの関連の本も出ているみたいですね。

脱ステロイドって書くと、なんか治療っぽく聞こえますが、要するに「ストロイドやめたら」ってことですよね。

始めて聞いた時は、そんなのみんな勝手にやめてるんじゃないの?と思ったのですが、それが病院の治療としてあるみたいです。

びっくり!

ステロイドを単にやめるってこと以外にどんな治療をするのだろう???

まごころ漢方でもアトピーの治療をしているので、ものすごく興味がわきました。

しかし、残念ながらアホらしすぎて講演に行くほど興味はないのです。

だって、所詮「ステロイドをただやめる」ってことなんだから、いちいちそんなことで講演に行くのものなぁ〜と思ってたら、講演に行った人から講演の内容のレジュメ一式全部いただき、講演内容もお聞きしました。

そうしたら、スゴイことが・・・書いてありませんでした。

ただ「ステロイドをやめる」

それだけ。

ステロイドをやめる以外では、その他の治療としては「バランスの良い食事をとろう!」か「規則正しい生活をしよう!」とか、よくあるどこにでも書いてあるようなベタなことは書いてあります。

でもやることはとにかく!

「ステロイドやめる」

「保湿をやめる」

「水分制限」

医者って素直にすごいなと思いました。

「やめたら」って言うだけのことを本に書いて、有名になったりするんだから。

実際にこの「ステロイドやめたら」て治療?を受けた人のお話をお聞きすると、本当に「やめたら」って言うだけ。えっ本当にそれだけ!

かゆくなったら?

掻くか我慢する。

とにかくやめる。

なんか、子供との会話みたいな文になっちゃった。

高度な医学知識持ってる医者なら、患者さんにただ「やめたら」って言うんじゃなく、むしろ、アカデミックにステロイドの製薬会社の方を攻めたらどうなんだろうと思うのですが、その辺は医師会やら、製薬会社とのアレコレなど大人の事情でダメなんでしょうか?

ステロイドを不用意に売るな!使うな!って運動でもしてほしいですよね。

講演の前半なんかは「いかにステロイドがダメか」みたいなことを論文などを交えながら科学的且つ理論的に語っていらっしゃいますので、それをそのままステロイドの製薬会社に持っていってほしいものです。

そうしたら、ステロイドを使う病院がなくなりますよね。

うちはアトピーを治療する際は漢方薬を使った自然治療ですが、うちでもステロイドをやめてもらう方向にもっていきます。

しかし、脱ステロイドの治療?と違って、いきなりやめてもらって、後はがんばって耐えよう!みたいな根性論はとりません。

いきなりステロイドをやめてしまうのは問題があります。

だって、かゆいから。

脱ステロイドを提唱している方々は「バランスの良い食事」とか「規則正しい生活」とかモヤ〜っとしたファンタジーな感じの治療をしていけば治ると考えるのでしょうが、「バランスの良い食事」とか「規則正しい生活」というのをいきなりピシッと行うのって現実は難しいですよね。

そもそも、この食事や生活も実は、人それぞれの体質や状態に合わさないといけないのですけれど。

そもそも、それらができなかったから、アトピーになったとも言えるかもしれないし。

建前っぽいファンタジーな治療だと、いつ、かゆみがなくなるのかもわかりませんよね。

だから、ステロイドをやめるのであれば、かゆみが襲ってくるわけですから、こいつをなんとかしなくちゃいけません。

漢方治療では漢方薬を使って体質を調整します。

湿疹やかゆみがなるべく出ないよう(注:ステロイドのようにかゆみを止めるわけではありません)漢方薬で弱めます。

具体的な方法で湿疹やかゆみをなくしてく方法がなかったら、ただやめるったって怖い!

そして、漢方でアトピーの治療をしていく時の問題は搔き壊し後の皮膚の炎症。

ステロイドをやめて、かゆくてかいちゃうと皮膚がボロボロになります。

そうしたら、その部分はまた炎症やら、化膿で治療がやり直しになるわけです。

僕はステロイドは対症療法(薬を使っている間のその場しのぎ)と思っていますが、あれにも利点はあります。

根本的治療には、なんら役に立ちませんが、逆にその場、その時のかゆみを止めてくれます。

だから、搔き壊しそうだったら、少量でも塗ったほうがいい!と思うのです。

例えば、無意識に掻いちゃう夜中に備えて寝る前に塗るとか。

もちろん、先行き的には使う量を少なくして最後にはなくしてしまう前提で。

なのでうちでも脱ステロイドをしますが、折衷案です。

漢方薬で湿疹やかゆみの状態を弱めて、その弱まって、かゆみに耐えていける様子をみながらステロイドを減らしていく。

漢方を使った湿疹かゆみ体質の改善具合とステロイドの使用量を相対的にみていくのです。

ちなみに病院では、アトピー→十味敗毒湯とか消風散って、体質なんてみないでマニュアルで処方していますが、こんな方法では漢方薬は何の役にも立ちません。

気休めになっちゃいます。

ステロイドをやめていくことは大切だと思いますが、かゆみを肩代わりすることが「バランスの良い食事」「規則正しい生活」みたいな、モヤーっとして建前治療で言われても不安ですよね。

具体性がないので。

「やめれば」て言うだけの低レベルなことでも、医者が言えば「治療」みたいになるんだから、日本での医者の地位って本当にうらやましいです。

ステロイドの使いすぎを心配している友達じゃないんだから。

これからは、皆さんももっと、「医者」というブランドで見ないで、「この人って本当に賢いのだろうか?」とその個人の能力をみたほうがいいですよ。

みてくれた医者の名前なんて覚えてないでしょ?

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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