2015年06月30日

ほとんどの病院が漢方薬をまともに扱えていない理由

漢方薬は現在のあなたの体質を判断して、それに合わせた漢方薬を処方しますので、自分が悩んでいる病気や症状とは違う部分も一緒に治ります。

例えば、アトピーで不妊症で悩んでいた方が妊娠して、なおかつアトピーも治ったり。

漢方の治療の目的は、特定の病気や特定の症状を治すことが目的ではなく、あくまで体質全体を整えることが主たる目的です。

西洋医学的な特定の病気を治療する場合(風邪や頭痛など)でも、その病気だけを治すように考えるのではなく、全身の状態から、「なぜその病気になったのか?」を考えます。

漢方は医学理論的には西洋医学とは全く関係がないので、あくまで「東洋医学的体質」をベースに治療を考えるのですね。

病院の漢方は、東洋医学的な体質を分析するための問診を書いてもらわないで、西洋医学の病名に対応させたマニュアルを見て漢方薬を処方しますが、これは漢方薬を処方する方法としては間違いです。

「そんな、方法もないこともない」とか、そんな余地もありません。

完全に間違った方法です。

つまり、保険適用の漢方薬は、本来の漢方治療から外れた間違った方法で処方されています。

治療の考え方は、派閥によって、いろいろありますが、漢方薬は、かならず東洋医学的な体質を分析するための問診が必要です。

話がちょっと横道に逸れましたが、要は漢方は、西洋医学的な病名のついた病気や症状を治すことはできますが、それはあくまで体質全体を調整しながら治していくということですね。

だから、逆に病院の薬のように「咳だけを止めてほしい」とか「消化不良だけを止めてほしい」これは無理です。

筋肉や気の緊張系からきている痛みなどは「痛み」のみを止めることもできなくはないですが、咳だけを止める目標であっても漢方の場合は、まずは、どんな「体質」が咳を出す原因になっているのかを考えます。

西洋医学だったら、気管支を広げて咳が出ないようにしたり、抗炎症剤で炎症を鎮めて咳を止めたりと「咳」という部分的なところを狙って治療しようとしますが、漢方の場合は「咳」1つの症状でも、水が原因なのか?血が原因なのか?気が原因なのか?はたまた、五臓六腑のどこかの臓器が原因なのか?などなど、結局、体質全体から考えて、どんな体質が咳につながっているのかを考えないといけません。

だから面倒臭いですが、漢方の場合は「咳が出るんですよ」って言われても「オシッコは何回位行ってるのか?」「食欲はあるのか?」など、体質全体を調べないと、体質に合った適切な「咳を止める漢方薬」を選べません。

「咳」だけの症状だけを聞いて、全身状態を聞かないで漢方薬を処方しているところは要注意ですよ。

漢方薬を「販売」しているだけの完全なニセモノだと思いますので。

残念ながら、9割の病院の漢方はニセモノだと思います。

漢方薬では「咳」だけを簡単に止めることはできませんが、咳の原因が東洋医学的に上焦の水毒という体質だったら、もし頭痛などもあれば、頭痛も止まります。

なぜなら、咳の原因も頭痛の原因もどちらも水だからです。

そして、ここから「普段の水の摂り方が良くないかも」とか、生活の中の原因を探っていくことができます。

水の巡りが悪くなる根本原因がどこにあるのか?

以外と胃の機能が悪く胃腸での水の吸収が悪い状態が上焦の水毒につながっていたりすることもあり、この場合だと、最近、冷たい水を飲み過ぎていないか?などいろいろと原因を特定しやすくなるのですね。

体質がわかると根本原因を探りやすくなるところが、漢方のいいところです。

逆に欠点は、かならず咳を止めることができるかどうかがわからないところ。

漢方の場合は、気管支を拡張したり、炎症を抑えたりすることが効果ではありません。

その人の体質のアンバランスを正して結果的に咳が出ないようにします。

だから、診断した体質と選ぶ漢方薬。

どちらもがピッタリ合わないと咳は止まらないのです。

診断した体質が合っていても選ぶ漢方薬が合っていなければ治りません。

診断した体質が間違っていれば、漢方薬は体質から選ぶので、必然的に選ぶ漢方薬も間違います。

咳だけを止め、その場だけをごまかすだけでいいのであれば、一応、人間であれば、体質に関係なく誰にでも効くようにできている病院の薬の方が無難ですね。

ただ、病院のお薬の場合は、誰にでも効くようにできているがゆえに、効かせる範囲が本当に狭く、体全体を整えるわけではないので、薬の効果が切れれば逆戻りです。

治ってるのは薬の効果時間だけ。

「とにかくなんでもいいから今、咳を止めないと」

となれば、病院のお薬の方がいいかもしれません。

どちらも利点と欠点がありますね。

漢方薬は、人それぞれの体質から治していくので、根本から治せます。

しかし、人それぞれに合わせるがゆえに、その人の体質判断を見誤ることもあります。

体質判断を見誤ると全く効きません

病院のお薬は、人それぞれの体質は無視。人間をロボットに見立てて治療しますが、逆に体質別に見ないので、どんな人でも効くようにできています。

しかし、人それぞれの体質に合わせていないので、全身は整えません。

よって、咳なら咳という症状のみをその場しのぎのゴマカシ治療みたいに対処します。

だから、急性病やその時だけ効かせるのであれば、病院のお薬の方が向いてます。

どちらも利点、欠点がありますが、僕自身は病院の薬は現在、使われているほど使用用途はないと思っています。

病院の薬は急性の時に使用し、長くても1、2週間程度使う薬で、この期間で治れば、それでいいと思います。

治らなければ、薬理上、慢性的な症状は治せないと思います。

この1、2週間をすぎれば、漢方薬の役割です。

だから、本来は、治療のほとんどは漢方薬を使うべきではないかなと思うのですが、漢方の場合は、東洋医学的な体質が分析できない先生には正しく処方することができませんので広く本格的に治療に使おうと思ったら、まともに相談できる先生がいないことが問題になります。

病院の現状では体質を見ないでポンポン勝手に処方していますので、漢方薬が正しく治療に使わる日はまだまだ遠そうですね。

●頭痛や咳など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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