2015年08月07日

漢方を信じるか?信じないか?という不毛な考え方

うちのお店で時々、聞かれるのですが「漢方ってなんか信じられないんですけど」みたいな話し。

なぜか100%男性です。

女性は感覚的に漢方をなんか良さそうと捉えることができるのかな?

昔は、あれやこれやと、そういう方に理解してもらえるよう、ご説明していましたが、調子乗ったことを申し上げると今は次々に患者さんが訪れてくれていて、なんだったら、ちょっと新規の患者さんに押され気味なので「信じられないんだったら、飲まなければいいんじゃないですか」の一言で済ませています。

誤解されるといけないので、僕は漢方のことを説明しないわけじゃないですよ。

むしろ、どこの漢方薬局よりも理論的に説明していると思います。

現在の体質、これからの治療方針。

体質に合った生活養生。

質問があれば、時間がかかっても理解していただけるまで、ご説明しますが、漢方を「信じる、信じない感覚」で考える人には説明してません。

そもそも、漢方は「信じる?」とか「信じない?」次元の医学ではありません。

多分、この感覚を持ってる人は、要するに「科学的でないから西洋医学と違って怪しい」ということだと思うのですが、漢方は別に西洋医学的なエビデンスに照らし合わせて正しい医学かどうか照らし合わせる必要もないし関係もありません。

そもそも、その科学的に立証されているかのような西洋医学において、「ほとんどの病院の原因は不明」だし、「薬は症状を一時的に抑えて誤魔化しているだけ」なんですけどね。

「漢方薬は科学的でないだから怪しい」この考えって多分、病院も悪いと思います。

病院の漢方は、東洋医学の漢方薬をわざわざ、西洋医学的に無理やり変換して使おうとしています。

なぜ、そんな無理くり変なことをしているのかというと、おそらく、医者なんかあ漢方を東洋医学的に理解できないのと、東洋医学的に正当に体質診断をしていたら、一人一人じっくりと時間をかけて相談しないといけなくなるからじゃないかなと思います。

そうなると今のベルトコンベアーみたいな患者の流し方はできないですからね。

仕方ないかもしれません。

また、漢方をやってる先生の中にはOリングとか、気功とか、ヒドイ漢方医になるとカラーで漢方薬診断とか、少なくとも東洋医学理論と全く関係ないものと無理やり結びつけて妖しげな相談をしている人がいるのも事実です。

(Oリング、気功、カラーがおかしいと否定しているのではありません。そんなものは少なくとも漢方の理論には元々、全くナイということです)

一般には病院のような西洋医学もどきのニセ漢方やこういった類のものが横行していますので、患者さんは病院がやっているんだから。漢方相談専門店がやっているんだから。とそっちが間違いないって勘違いしてしまうのだと思います。

でもね。そもそも西洋医学と東洋医学は「医学」という共通の言葉が付いていますが、全くの別物なんですよ。

大昔のものだから科学的でなく眉唾臭いって思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、信じる?信じない?の類のものだったら、多分、こんなにパブリックに使われていないし残っていません。

漢方薬も一応、医薬品ですから。

だから、漢方は信じる?信じない?ではなく、ほとんどの医者や漢方薬局は、治療理論の理解が根本から間違っているのですよ。

僕は、東洋医学こそが真の治療だと考えていますが、かといって西洋医学がダメだとは思いません。

西洋医学の生理学、解剖学、病態生理学、薬理学も大好きです。

西洋医学の薬は救急や外科治療以外には治療として、ほとんど役に立ちませんが、その他の知識は漢方の体質の分析に役立ちます。

西洋医学は、1つの原因を科学的に証明してそれに証明された1つの効果のあるものを治療薬として使ったりします。

なぜ悪くなったのか?それをどんな成分のものなら治すことができるのか?

それを徹底的に科学的に証明しています。でも1つだけね。

見方を変えれば1つの原因まで絞って1つの効果のあるものを使うので、誰でもわかりやすいのです。

多分、それを理論的だと感じるのでしょう。

でも、漢方が科学的でなく妖しいとか言ってる人に限って、科学や論理学は疎かったりするのですが・・・

漢方は人間の活動の営みを後方から支援するものです。

1つの原因を追求するものではないので、ある種、ざっくりと、どのバランスが崩れてどのバランスが崩れていないか、平行線でいろいろな原因を捉えていくのです。

原因が1つじゃないから、複雑すぎて科学的証明が難しいのです。

体の問題に限らず、何かのトラブルというのは、1つの原因で起こりません。

細かくみていけば複数の些細な原因が積み重なって今の結果になっています。

言わばカオス理論、バタフライ効果みたいな感じですね。

摩訶不思議なことではなく、蝶が羽ばたいたことがきっかけでトルネードが発生する可能性がある。

ほんの些細な事が、徐々にとんでもない大きな現象(病気)の引き金に繋がるという考えです。

大昔の中国人は考えたのです。(真意はわかりませんが)

「些細な複数の原因で今の結果(病気)に至ったものを単純な1つの原因に絞り込んで、それをどうにかしたってどうしようもない。

(実際、現在の西洋医学は対処療法という姑息療法でその場をしのぐ誤魔化し治療しかできていません)

だったら、今の複数のバランスが崩れた状態全部を受け入れて分析し、そのバランスを整えていけば、元の健康に戻るんじゃないのか」

だから「何が原因なんですか?科学的に説明してください」と言われても、多数の複数の原因が折重なり、またあらたな原因も生み出しているので、そんなものを1つ1つ分析できません。

漢方も理論的な医学なので、やろうと思えば何年もかけて複数の原因を1つ1つ出せるかもしれませんが「120の原因が見つかりました。今から1つ1つ説明するので聞いてください。そして、すべてを一切忘れずに記憶して最後に統合して理解してみてください」と言われたって誰も理解できないと思います。

それを何千年の経験論の中で「こんな感じの体質だったら、こんな漢方薬を使えば良くなることが多いよ」と教えてくれているのが漢方です。

漢方は細かく見れば実は理論的でややこしいのです。

だから、僕は西洋医学的なエビデンスがないから信じない的な人には「信じられないんだったら、飲まなければいいんじゃないですか」の一言で済ませています。

めんどくさいから。

ちなみに西洋医学の根幹になっている科学的なエビデンス。


西洋医学は説明されると「ほうほう」となりますが、その科学もほとんどは、漢方と同じような経験的な結果を重視しているのご存知でした。

科学って実はちゃんと理論的に説明できないものばかりなんですよ。

人間誰もが毎日経験している「重力」すら未だに解明されていないのです。

ちなみにヤカンでピーって音がなるものあるじゃないですか、あれもつい最近、なぜピーって音が鳴るのか科学的にわかったらしいです。

なんと100年間位わからなかったらしいです。

でもみんな便利に使ってますけどね。

漢方も科学も不思議ですね。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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