2005年10月02日

アトピーの考え方 その2

漢方相談からみたアトピーのお話の続きです。
前回のアトピーのお話はこちら

西洋医学的には、アトピー性皮膚炎と診断した人は、外からの刺激からのバリ
アーとなるセラミドがすくなること方が多いと考えるようですね。

病院では、アトピーの治療としてステロイドを使います。
その湿疹の状態によってステロイドの強さを調整するのが通常のようです。


ステロイドとはなんでしょうか?人間の身体は、皮膚がなんらかの刺激を受けると、副腎皮質からコルチゾンな
どのホルモンが出されます。このホルモンは、血管を拡げて炎症状態を作り出
すプロスタグランジンをつくれなくし炎症をしずめてくれます。

炎症が鎮まるとかゆみもおさまりますね。かわいい

ただし、なぜ刺激をうけると炎症状態を作り出すのかというと血管を拡げそこ
に血しょうを流し刺激によってダメージを受けた皮膚などを治すためです。

ステロイドは、かゆみを抑える為に必要です。
アトピーは、結局のところ掻かなければ悪化の一途をたどりません。

漢方治療であっても同様に治療の1つの戦略は、掻かないことです。

僕は、漢方相談の中で脱ステロイドのお話をする場合、

「体質にあった漢方薬を飲んでいくとかゆみもそれにつれておさまっきます。
そのおさまり具合をみながら少しづつステロイドの量を減らしていけばよいの
ではないでしょうか」とお話します。

もちろんステロイドを減らして、かゆみが復活すればまた掻いてしまうと状態
は悪くなってしまいます。

減らしてく量は慎重にしていかなければなりません。
要は、漢方薬でよくなってきている度合いをはかりながらそれにあわせるのが
よいですね。


アトピー性皮膚炎ではどんな漢方薬を使うのでしょうか?

病名はアトピー性皮膚炎であっても漢方では、いくつかのタイプに、わかれま
す。

その話はまた次回にお話します。




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posted by 華陀 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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