2005年10月03日

アトピーの考え方 その3

漢方では、病名で処方しません!!
アトピー性皮膚炎であってもアダルトにきびであっても蕁麻疹であっても、身
体にできた湿疹又は、できものとして判断します。

アトピーの考え方 その1はコチラ

なぜなら・・・漢方薬は約3000年前からあります。
3000年前には病院がなかったので病名もなかったんです。

ということでアトピーなど皮膚のトラブルで相談に来られた場合、その方の体
質やどういう風な、できものなのかを判断していくのが重要になります。

アトピー性皮膚炎のタイプを大まかに、わけると・・・

■ステロイドを長年使い、始めの頃の湿疹と今は違う湿疹になっているタイプ

■特にかゆみが強く、四六時中かいていまうタイプ

■特に湿疹から汁のようなものがたくさん出てしまうタイプ

■特に理由がなくてもストレスを感じやすいタイプ

などにわかれます。
ここから更に
  ↓
舌の上についている苔がどれくらい白いのか? また乾燥しているのか?
便秘症なのか? 冷え性なのか?とその他いろいろと細かくその方をみて判断
します。

中には、1つのタイプだけでなく2つ
のタイプが一緒に身体に存在することもあります。


その場合は、2つの漢方薬を合わせたり(これを合方と呼びます。)
また時間をかえて2種類飲んでもらったりして2つの悪い体質を治していきま
す。

もちろん漢方薬を選ぶときは、その方にあったベストのものを選びますが、と
きには、予期せぬ症状が出たりすることもあります。
その場合もあわてないでその症状をもとに考えてより最適な処方を探します。

アトピーなどの漢方治療にはある程度の時間がかかります。
なぜなら、長年の間に傷つけられた皮膚がその方の自然治癒力にあわせて修復
するからです。

例えば、膝をひどくすりむいて次の日、いきなりかさぶたになって治る人はま
れです。その方の治る速度があります。

漢方薬はあくまで、その方の自然治癒力に合わせて治療していくのである程度
時間がかかってしまうのですね。

ただし、飲んでも飲んでも何も変化がないのでなく、その漢方薬が合っていれ
ば7日くらいで症状の変化はありますよ。

相談しているとアトピーの漢方治療には時間がかかるといわれて何ヶ月も変化
なく飲んでいる方もいらっしゃいますが、その漢方薬はあってないのかもしれ
ません。

かならずあなたに最適な漢方薬はありますよ。晴れ



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posted by 華陀 at 17:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の周りにも、アトピーで悩んでいる人たちがいます。
軽快した人、一向に症状が変わらない人、本来のアトピーの症状では既になくなっている人・・・。
彼らを見ていると、それぞれに生活の仕方や気の使い方が違っています。
私自身のことではないので、なんとなく感じるだけのことですが、清潔にしているかどうかということ、それから あまり悩みすぎないけれども気は使ってあげてる、程度の気の使い方をしている人は軽快してる気がします。
自然環境とか、社会的なストレスとか、そんなもののしわ寄せが来ているなあ、という印象をぬぐえません。
西洋医学と東洋医学、両方のいいところをうまく利用して、患者様たちが 楽になってくれたら嬉しいですね。
Posted by 理学療法士 at 2005年10月04日 12:26
本来、子供にしかなかったアトピーが今では、大人にまで拡がっています。

いろいろな原因が考えられると思うのですが僕自身アトピー相談をしていると一番大きな問題は、毎日、毎日の食べ物かなぁ〜と感じます。

相談では、あまり細かいことにこだわりすぎず、まずは、毎日の食事であまりよくないもの(これが大体、本人の好きなもの)をちょっとづつ減らしていくことをお話します。

後は漢方薬におまかせして・・・
本当に西洋医学と東洋医学の両方をうまく使っていただいてアトピーがよくなると嬉しいですね。

Posted by 華陀 at 2005年10月04日 22:37
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