2017年11月02日

どのサプリメントや漢方薬が良いのかわからない

サプリメントの話になるとかならず出てくる質問があります。

「サプリメントってどれも良い効果があることを宣伝していますが、本当はどれがいいものなんですか?」

気になるところですよね。
山のようにサプリメントってあり、どのサプリメントも「このサプリメントはこんなに良い効果があります!!」と宣伝しています。

こんな記事がありました。

チョコレートにまつわる研究が続々と発表される理由

記事の内容を要約するとチョコレートが体にいいという論文が定期的に発表されるのは、米食品大手会社のMarsが何十年にもわたりチョコレートの研究に資金提供してきたことによるもので、資金提供が豊富だと、研究する人も多くなり、研究論文も多くなります。

そして中には良い結果も出ます。
もちろん、良くない結果なんかも出ます。
しかし、発表の際には良い結果だけを選んで発表すればよいだけで、研究数が多ければ、発表の機会も多くなり、良い効果みたいなのばかりが目立つようになるというカラクリといったような内容。

この話はそのままサプリメントにもあてはまります。
サプリメントの場合はサプリメントを販売している会社などが自主的に宣伝のために大学病院などに要はお金で頼んで研究していもらいます。

実は僕も昔、サプリメントを原料から販売まで携わったことがあるので裏を知っています。

そしてこの記事のチョコレートと同じで、例え、悪い研究結果が出ても発表しなければいいのです。

どこの世界に副作用のような悪い作用を発表するバカがいるでしょうか?

良い効果だけを発表し、良い効果しかないように宣伝すればいいのです。

だからサプリメントは怪しいというオチではありません。

一般的にはサプリメントの販売会社は、こんなことを平気でやってるので、なんかすごそうな大学病院の研究結果があったって当てになりませんが実はそこはサプリメント業界では当たり前の話で重要なのはそこではありません。

サプリメントは食べ物由来のものをエキス化しています。
そして、食べ物でどれが良くて、どれが悪いなんてものはありません。
体に悪かったら食べてないですから。

どれも良いものだし、どれも悪いものにもなります。

研究で発見された「◯◯効果」なんてどうでもいいのです。
食べ物は本気で研究すれば、どれも良い成分、良い効果があります。
だから、良いサプリメントを飲みたいのであれば、世界中のサプリメント全部を飲めばいいのです。

でも食べ物もサプリメントも悪い効果もあるともいえます。

なぜ、良い効果とも悪い効果とも言えるのでしょうか?

それは、今のあなたの「体質」と「タイミング」に合っているかどうかが最も重要だからです。
それと「バランス」
この3つが欠けると良いものが悪いものに変わります。

スイカが夏にできるのは偶然ではありません。
東洋医学では食べ物には食性というものがあって、スイカは性質が「寒」といって強烈に冷やします。

効果は潤、降といって気や熱を下ろし、水の巡りをこれまた強烈に促します。

なので、暑さで余分な熱がこもり水分を多く取り水分が貯まりがちな夏に食べます。
タイミングは夏です。
そして、夏だったら誰でも食べていいのかというと冷やす性質あるので冷え性の人や潤す性質があるので花粉症などで鼻水などが多い水滞証の人、こういった利水や清熱作用が体に負担になる疲れやすく気が下がっている人には毒になります。

「タイミング」と「体質」を分析して、食べることが適切なのかどうかを考えないといけません。
ビタミンが・・・ミネラルが・・・有効成分が・・・なんてどうでもいいんです。
だって、そんなの調べたら食べ物はどれにもいいものが含まれていますので。

「タイミング」も「体質」も見ないで食べるなら、どれでもいいですよ。
どれもそれなりにビタミンもミネラルも有効成分も入ってますので。

これはスイカに限らずセサミンなんかで有名なゴマなど、どの食べ物、サプリメントも同じです。
ちなみに食べ物はそれほど強く体質を選びませんが、例えば、スッポンなどの生薬由来のものになってくるとかなり、ちゃんと体質に合わせないといけないので、自分の体質がわからずに飲むということは場合によっては毒薬をせっせと飲んでいることになることもあります。

そして「バランス」です。
言うまでもないですね。サプリメントはエキス化して吸収を良くし大量の有効成分をとれることを宣伝していますが、例えば、毎日、ゴマだけ大量に食べているのってどう思います?

日本人なら感覚的にダメなのがわかりますよね。
ビタミン、ミネラルや有効成分だけで元気になるなら、料理なんて概念は生まれていません。
何か特定の単体のものだけを食べてきていますよね。

料理はいろいろなものがとれて、尚且つおいしくいただけるようになっている素晴らしいものなのです。

つまり、食べ物は全部いいものなので何でも食べないとダメ。
偏った食事は体を悪くします。形はそう見えないですがサプリメントは偏った食事、偏った栄養素です。

偏った食事の人が不足した栄養素を補うためにサプリメントを飲む。
偏った食事の人が更に偏った食事をするわけです。こんな間抜けな話はありません。

どのサプリメントがいいかどうかよりも必要なのは適正なものを選ぶ分析力です。

@自分はどんな体質でどんなものが合うのか?
Aどのタイミング(季節など)でそれをとるのが良いのか?
Bバランスがとれているのか?

この3つの条件を考えないのであれば、どうせ適当なのでサプリメントはどれを飲んでもいいと思います。どれも良くてどれも悪いので。

漢方薬は薬膳からつながる食べ物のようなものです。
医者は漢方薬をサプリメントのように有効成分やそれすらも考えずにマニュアルだけを当てはめて処方しますが、漢方薬も「体質」「タイミング」「バランス」を考えて必要で最適なものを選びます。
病名や症状では選びません。
漢方薬も有効成分は何の関係もないです。

僕的には証で選んだ適切な漢方薬とバランスの良い食事が結局、最強だと思います。
サプリメントは手軽ですが健康にはなれません。
「健康っぽく」なるだけです。


ご相談ご希望の方はこちらの「漢方相談する」に現在の状態を入力し送信してください。
お問い合わせはこちらまで。


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2015年10月06日

体によい食べ物や生薬について。

東洋医学では万人に良いというものはありません。
全て陰陽でなりたっています。

にんにく、しょうが、ネギ、山椒などなど。

ネットでよくありますよね。
「身近な食べ物の中にも漢方薬の生薬や身体に効果のあるものがある」みたいな感じで。
ガンを食事療法で治すためのコミュニティーサイトなんかも良くそんなことが書いてあります。

にんにくは血行促進があって・・・うんたらかんたら。
しょうがは身体を温めてくれて・・・うんたらかんたら。

怪しいサプリメントの宣伝文句みたいなの。

日本人って昔から「◯◯は身体の◯◯に良い」みたいなの好きですよね。

「漢方薬に使用される生薬は実は身近な食材の中にもある」
これはわかります。
確かに、にんにくやしょうがやゴマは漢方薬の生薬の1つとして使われています。

ここまではいいのですが、ここからが問題があります。

「身近にも漢方薬はありますので誰でも簡単に手に入るので気軽に使ってみましょう」
こんなキャッチフレーズもあったりしますが、これは東洋医学的にはアウトです。

漢方薬はその薬にどんな効果があるのか?ではなく、どんな体質の人にどんな生薬(ここでいう食材)を使うかが重要なのです。

極端に言えば、人間が今まで普通に食べてきたものは、どれもなにがしかの効果があります。
効果があるから食べてきたとも言えるかもしれません。
だから、特にゴマが良いとか気にする必要はありません。みんな良いものですから。

その中の「何かの食材だけは効果があって、同じ食べてきたもので全く効果のないものもある」なんてことはないと思います。

漢方医学の真髄は西洋医学の発想から持ってきた血行に良いとか新陳代謝を促進するなどの一方通行な効果の考え方はしません。

だから漢方にそんなエセ西洋医学理論みたいなもので解釈されてもどうなの?って違和感がします。

漢方治療をしていく際には治療の思考性として陰陽という概念をもたなければいけません。
東洋医学は思考をすごく重要視します。
「何かの漢方薬は◯◯の効果がある」というような単純な発想ではなく、漢方医は治療のポリシーみたいなものをもって治療に臨まなければいけません。

陰陽とは「すべての万物事象に陰陽がある」という考え方。
宗教じみてきましたね〜しかし、ご心配ありません。宗教にはなりませんよ。

例えば、にんにくは生薬では大蒜と言います。
温という作用があります。身体を温めてくれます。
冷え性の女性が聞けばこの時点で「身体に良さそう!」って思いますよね。

ところが、世の中の体質は冷えだけではないのです。
確かに冷え性の人がにんにくを食べれば心臓を強めて体力を増し、血の巡りが良くなって、いいことづくめです。

しかし僕は熱証といって熱がこもりやすい体質で冬でも手足が冷えません。「うらやましい!」と思われたかもしれませんが、そのかわり熱が多いので、のぼせやすく真夏などは、すぐに汗疹や湿疹ができます。

こんな体質の僕がにんにくを食べると血の巡りがよくなって手足がほてり、冷えとは反対の不快感に悩まされます。
もともと熱がこもりやすいところに温められるので、余計にのぼせや汗疹がひどくなります。

僕のような熱証でなくともにんにくは薬性が強いものなので、貧血で体力がない血虚証の人は、少ない血が無理やり巡らされて空回りしたりします。

漢方で最初に重要なのは、何かの効果があることではなく「どんな体質の人なのか?」をわかっていないといけないことなのです。

さっきの陰陽の考え方は流動的です。
にんにくは陽系の作用のものなので、冷えたり、疲れていたりと陰の体質の人なら陰陽、揃ってバランスがとれますが、僕の体質は元が陽系です。
なので、陽系の僕が陽系のにんにくを食べ続けていると陰陽のバランスがとれずに身体は悪くなっていくのです。

体質と漢方薬が合っていないと効果を発揮しないのはこういった理由です。
これは食べ物でも同じ。
基本的には東洋医学的に使おうと思ったら「にんにくにどんな効果があるのか?」よりも何よりも、まずは「自分の体質は何なのか?」を知る事が重要なのです。

自分の体質がわからなければ、どんな食材や漢方薬がバランスをとってくれるのかがわからないので、何も始まらないのです。

にんにくやしょうがやネギにどんな効果があるか?を知ることは二の次。
まずは、自分の現在の体質はどんな状態なのか?
その体質に合わせて、にんにくやしょうがやネギなどを合わせていけばよいのです。

なんでもかんでも摂るということは、自分の体質にとって良いも悪いもグチャグチャのカオスな状態にしているということですね。

ちなみに東洋医学的な体質判断は陰陽だけではありません。
血の巡りが悪いお血タイプとか貧血傾向の血虚タイプとか、そんな血液型みたいな1つのタイプで決定できるものでもありません。
実際の性格と同じでA型の人がみんな同じ性格ではないですよね。
細かくみれば、みなさんいろいろと体質が違うわけです。

体質は複雑です。
その複雑な体質を東洋医学のいろいろな診断方法を使って分析し自分にあった漢方薬は選ぶのですね。
(東洋医学の診断方法と効果の考え方であって、西洋医学の新陳代謝を活発にするなどの効果では考えません)
なので、食材だって良いと言われているからって、適当にばかばかと摂ればいいものではなく、ちゃんと自分の体質に合わせて摂らないといけないのです。

サプリメント的になんでもかんでも、身体によい効果があると思って摂るなら、それはそれでいいと思いますが、生薬として東洋医学的として考えるなら、どの食材も陰陽があり、体質に対しての適正があることを知っておいてください。


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2015年07月14日

食生活の乱れを治すための方法

漢方薬は現在の体のアンバランスな体質を調整するものです。

例えばアトピーに対しての漢方薬は、ステロイドのように湿疹のかゆみを止める成分があるわけではないので、漢方薬を飲んだからといって、かゆみが止まるわけではありません。

そのアトピーの人が熱がこもる体質で、その熱の影響で湿疹が出ているのであれば、熱をしずめる漢方薬で体質を整えれば、結果的に余分な熱がなくなり、かゆみがとれるだけです。

この熱がこもる体質の人に血の巡りを整える漢方薬を飲んでもらった場合は、血の巡りで湿疹が余計に活性化し、ひどくなるかもしれません。

漢方薬は直接、かゆみを止めたり、ホルモンを増やしたり、下痢を止めたりするものではなく、その人の体質の調整をバックアップしてあげるものです。

だから、受動的に漢方薬だけを飲んでいれば大丈夫!
というわけではないのですね。

病院や漢方のお店の中には、漢方薬を病院の薬と違って、副作用のない自然な薬というイメージしかなく薬の効き方も病院の薬と同じように「何かの成分が効く」的に勘違いしている人もいます。

こういう勘違いの人たちは、漢方薬も病院の薬と同じように病気や症状をあてはめてマニュアルで処方しようとするのですね。

残念でデタラメな漢方薬の選び方です。

だから、こういった処方の方法をとっているところでは、お薬を飲むこと以外で身体が良くなることは教えてくれません。

ちょっと話が飛びましたが、漢方薬はそれ自体で、飲んでれば勝手に治してくれるというものではないのです。

自分自身の自然治癒力を高めるものなので、当然、普段の生活の方法も治療と関係してきます。

とくに食事などは毎日のことなので、食生活を整えるのは漢方では「できそうならやったほうがいい」というものではなく「治療の一部」です。

アトピーの方に食事指導などをさせていただいていると、いろいろなお菓子や食べ物を「我慢しなくちゃいけないのですね」と言われることがありますが、僕は身体に良くなさそうな食べ物を我慢するのではなく、価値観を変える努力をしてほしいとお願いしています。

例えば、外食なら「チェーン店には行かないほうがいい」とお話しします。

なぜか?

もちろん、材料の質が悪いかもしれないとか、いろいろな問題があります。

理論的にはチェーン系の仕入れは個人店に比べれば、おそらく新鮮でなかったり、出来合いの添加物だらけのパッケージの材料が多かったりと、いろいろな問題がありますが、価値観を変えるために知ってほしいのは、「料理のことなんか何も知らないアルバイトが、その料理を作っている」ということです。

食に対する価値観を変えてもらいたいのは、こういう部分もあります。

わざわざ、列に並んで学生などの料理になんか全く興味のないど素人のアルバイトの作ったものを食べるのです。

僕も高校生の頃にチェーン系の飲食店の厨房で働いていましたが、今から振り返れば半分は遊びみたいなノリでやってました。

言われたことをやってればいいので、お客さんに美味しいものを出してあげようなんて、崇高な精神はこれっぽっちもなかったです。

そもそも、仕入れている材料が全部、パッケージになってるものですから、料理もクソもないのですが。

どうせ、お金を出して何か食べるのに素人の作ったものを並んでまで食べるのって悲しすぎません?

どうしても時間がなく、手間をはぶきたい、身体に悪いのもわかってるけど、シャッと食べないといけないという状況であれば、時には利用してもいいと思うのですが、「わざわざ、家族みんなで料理の素人の学生のアルバイトのつくったものを楽しみで食べにいく」って、冷静に考えたら虚しいですよ。

やっぱり、お金を出すからには、プロのサービスを期待したいです。

僕も漢方治療を学ぶために修行しました。

来る日も来る日も漢方相談と漢方の勉強をさせていただいて、今、プロとしてさせてもらっています。

やっぱり何かのサービスを買うのなら、モノは二の次で、宣伝や売り方のうまい企業ではなく、最低限、こだわりのある本物のプロから買いたいですよね。

うちにも時々、回転寿司のチェーン系のノリで立ち話だけで「なんか治る漢方薬、ちょーだい」みたいな人が来ますが、そういった方は丁重にお断りさせていただいています。

こういう話になると個人のお店って高いじゃん!

ってなりますが、そんなことはないです。

探せば、安くて美味しい店はあなたの近くにあるのです。

ただ、探す手間が邪魔くさかったり、入りづらかったりなんですね。

チェーン系は誰にでもわかりやすいですから。

うちでは、まず、外食のチェーン系で食べるのはやめよう!ってアドバイスしています。

もし、食事にお金を出すのなら料理と関係ないアルバイトが作っているところではなく料理のプロにお金を出しましょうと。

スーパーの食材なども同じです。

添加物は食べ物をおいしくする目的ではないです。

食べ物系の企業の流通と在庫の問題を解決するために開発されただけで、要は企業の利益のためだけなんです。

それをごまかすために身体にいいかのような宣伝をしているのです。

「でも、添加物って身体にそれほど害がないっていうんじゃない?」

一部分の実験で害があるとかないとかよりも、僕は単純に企業の都合でつくった人工物を身体にわざわざ入れる必要がないんじゃないかなと思うのです。

今まで食べていた、カップラーメンやお菓子、チェーン系の安価な食べ物。

これらは食べたいのを我慢するものではなく、最初からなかった異常な食べ物として考えましょう。

要は、「我慢」ではなく「異常な食べ物」をやめるだけ。

人工の食べ物なんか必要ないので、何かの病気で悩んでいる人は、普通の食べ物を食べる意識を持てば、我慢するとか、ストレスになるなどにはならないかもしれませんよ。

●アトピー、蕁麻疹など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。

【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2015年04月07日

チョコレートはニキビの原因になるのか?

うちの店でよくある質問です。

この効くか?効かないか?の答えは厳密には「効く。効かない。」のYes or No では答えられません。

「そのサプリメントをどんな方向性やルールでどんな目的として考えるのか?」という条件付きで考える必要があります。

例えば、この前、ある健康番組で医学の都市伝説のウソホントを検証する!みたいな番組の中で女医さんがある質問に答えていました。

「チョコレートと湿疹は関係あるのか?」

女医さんは断言していました。

「全く、関係ありません!!」と。

今、うちに皮膚病系の難病で通われている人がいます。

(記事のテーマと関係ありますので、おつきあいください)

何年と数件の病院に通い、最後は阪大に通って、大きなスーパーの袋2袋位のステロイドやら薬をもらって飲んでいました。

その中には漢方薬も含まれていたみたいです。

でも、漢方薬を東洋医学のルールで処方できてないから全然、効かなかったみたいです。

当然、他の薬も。

その方がうちに来て、最初の2週間で、5年間の病院通いの中で一度も感じた事なかったような良い効果がありました。

そして、今も一緒にいろいろ調整しながら治してます。

全体的にもよくなってきているのですが、時々、ひどく悪くなる時があるのです。

漢方薬、食事、睡眠、ストレス、いろいろな要素を話し合って、原因を探るのですが、行き着く答えはチョコレート

それも1回、2回でなく、一時的にひどくなっている時って、いつもチョコレートを食べた後。

これ、僕がチョコレートが原因だよって誘導するような会話をしているわけではありません。

過去に病院だけの治療をしている時は「悪くならない程度」がベストな状態だったので、逆に一時的に悪くなっても、あまり差がなく、わからなかったのですね。

大体が日々、変わらず、ただ、ただ、悪いだけだから。

ところが、うちに来て、良くなって、一時的に悪くなって、それを漢方薬を変更したりして、また良くなって、また一時的に悪くなってと何回か繰り返しているから、ご本人が悪くなる時にいつもチョコレートが絡んでいることに思い当たったようです。

それで、やっと、さっきの話ですね。

テレビに出てた女医は「チョコレートと湿疹の悪化は全く関係ない!!」と断言しています。

でも、うちの患者さんは総合的にいろいろな原因を考えたけど、やっぱりチョコレートが原因なんです。

そもそも、こんな都市伝説的な質問がテレビに出てきたのか?

それは、湿疹やニキビの人がそう感じているからではないかな。

これ、西洋医学ではチョコレートに直接、悪くなる成分がないから関係ない!って言ってるのだと思いますが、東洋医学的には問題アリなのです。

でも、食べ物に原因がないから、病気にならないって言うのであれば、糖尿病って何でしょうね?

チョコレート(カカオ)は「昇」という性質が強い食べ物です。

「昇」とは血や気を上へ上と上げる作用があります。

肝陽亢盛といって肝の臓系の熱を持ちやすく血の滞りを起こしやすい人はチョコが合いません。

漢方ではこの体質のタイプの人は血や熱が湿疹として現れているのでチョコを食べると湿疹がひどくなるのですね。

また、湿疹は、この肝陽亢盛のタイプが多いです。

西洋医学ヨリの医師や薬剤師ってすぐに勘違いすることが多いのですが、実は「チョコレートが湿疹をひどくする」のではないです。

「チョコレートの持ってる性質が合わない東洋医学的体質の人がいる」とうことです。
だから、中にはチョコレートと湿疹がひどくなる関係性がない「東洋医学的体質」の人もいるということですね。

単純に「チョコレート=湿疹がひどくなる」こういう軽い発想も危険です。

西洋医学的に説明するとカカオは脂肪分が多いので胃もたれや胸焼けを起こしやすいので、うまく消化できないものが増えたりします。

そうなると腸での免疫の問題なども起こってきますから、免疫系からみた湿疹の炎症の問題なども起こってきます。

これは東洋医学じゃなくて女医さんの分野ですね。

なんか、元の話ってなんでしたっけ?ってなりそうですが、

サプリメントなどの効果があるか?ないか?というのは、ポイントとしては、どういったルールで効果を考えるのか?を考えないといけないということです。

今回の例なら、前半の話では「東洋医学というルール」から見たらチョコレートと湿疹は関連があるかもしれないということですね。

そして、後半の西洋医学と栄養学的なミックスから考えても関係があるかもしれないということです。

単純に西洋医学の「成分」だけで考えたら、チョコレートと湿疹の関連はないと思います。

どちらも先ほどの女医さんに欠けていたのは知識の幅です。

女医さんの意見を厳密に言えば、
「私の知っている範囲ではチョコレートは関係はないと思います。」

となります。なぜなら東洋医学なんて知りもしないから。

これが正しい答えじゃないかな。

医者がややこしいところは、自分が賢い、間違っていないという観点から話すからおかしいのです。

医者が説明する時に「成分のことくらいしか知らないけど・・・」とか「偏った知識しか持ってないけれど・・・」と前置きすれば、わかりやすいのですが。

薬の効果、サプリメントの効果。

これらは「効果があるか?ないか?」ではありません。

どういったルールで、そのモノを見るのか?

そして、答える人のレベルです。

答える人の知識範囲が狭ければ狭いほど、意見としては参考にしずらくなります。

今回の話のように即座に断言する人は「科学的だけ」とか「西洋医学の成分だけ」といった偏った方向性の頭が残念なことが多いので、賢そうであればあるほど注意したほうがいいかもしれません。

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2014年06月03日

ジャンクフードと添加物の正体

結構、過激な記事を読みました。

ジャンクフードが原因で肥満になり、肥満が原因でたくさんの人が亡くなっているらしいです。

ジャンクフードのパッケージにも健康被害を明記すべき:WHOに届けられた訴え

そんな健康に害をなす食べ物は、かつてのタバコと同じようなものなのだから、ジャンクフードには健康被害があることと、特別に税金をかけるべきだという訴えがあったという記事。

食事をどう摂るかは、その人の自由なので食べ物の種類によって、税金をかけるのはいかがなものかと思いますが、確かに今のジャンクフードってタバコ位の害は余裕であると思います。

ちなみに僕はジャンクフードは食べません。

元々は大好きでした。

しかし、仕事から得た知識や嫁さんがスーパー系の食品業界で働いていたので、裏事情をたっぷりと知っていたので、それらも聞くと我慢したというよりも食べる気がなくなったという感じです。

こういったジャンクフードや安物チェーン系の外食やスーパーの話しになると問題になるのは、食材の質が悪いこともさることながら、添加物がよく問題になります。

添加物の話しになると「入ってるか?入っていないか?が神経質に取りだたさせるがが、気にする必要はない。それって放射脳じゃない!量の観点から見れば添加物の量なんて対したことがないのだから」なんて話しもありますが、僕はこんな時は漢方という仕事柄、単純に「自然」という原点から考えてみます。

当たり前の話しですが、自然にできたものに薬品や添加物は含まれていません。

「添加物が微量だから問題ない」とか「摂ったからといって病気になるわけではない」という以前に「添加物は、いるか?いらないか?って言ったらいらないでしょ」ってことです。

同じ食材で添加物入りの食材と添加物が一切含まれていない食材。

どっちも同じ値段だったらどっちを買うか?

これで添加物入りを買う人はアホですよ。

摂ったほうがいいか?摂らないほうがいいか?を考えたら摂らないほうがいいのです。

単純な話し。

アトピーやアレルギーなんて、本来、体に必要ないものを毎日、食べているからアレルギー反応が強くなるのです。

スーパーの安物食材もジャンクフードも同じですね。

ジャンク、フードですから、食べ物として壊れているのですよ。

つまり、自分から「食べ物じゃないよ!」って言ってる食べ物。

食べ物か、食べ物じゃないのかハッキリしろよと思いますが、食べ物じゃないから食べなきゃいいのです。

そもそも、ジャンクフードやスーパーの安物食材になんで添加物が必要なんでしょう?

「それを入れるとおいしくなるから?」

違います!

ただ単に儲けるため。

利益を上げるためです。

外食もスーパーも儲けの邪魔になるのは不良在庫です。

食べ物というのは腐るもの。

仕入れた先からドンドン腐っていたら、どんどん儲けがなくなります。

スーパーだけじゃなく、メーカー側の流通や保存の問題もあります。

それを長持ちさせるために添加物をドッサリ入れるのです。

なんだったら、ほぼ食べ物じゃなかったら尚いいですね。

腐らないですから。カップラーメンみたいに。

次に調味料のコストカット。

旨味の調味料って鰹や昆布、鶏などからとれますね。

この食材ってお金がかかるんです。

バカ正直にこんなもので美味しくしていたら儲けが出ません。

だから、添加物で、それらしいウソのものを人工的につくるのです。

だったら、原料に、それほど、お金がかかりませんので。

これも儲けのためですね。

昔は野菜は八百屋さん。

魚は魚屋さん。

肉は肉屋さんから買っていました。

今はそういったお店がなくなったので(肉屋はあるが)スーパーが一括で在庫の管理をしなくちゃいけません。

それにスーパーって安物合戦で利益も薄いので結構、シビアに管理していかないといけないのです。

良い食材でバンバン、不良在庫なんて抱えていたら即効で倒産です。

これはジャンクフードのチェーン系も同じです。

安物で利益が薄いので、いかに安い原料を使ってたくさん売るか。

そうしないと倒産するのです。

残念ながらスーパーもチェーン系の外食も利益を上げないと話しにならないのです。

食品業界は皆さんが考えているよりも狡猾です。

身体に必要ない!なんて百も承知で添加物を使います。

どうやったら、気づかれずに、売り切ることができるかを日夜研究し、日々、騙すためにがんばっているのです。

だって、まともに販売したら誰も買ってくれなくなりますから。

そうなると、こっちも気づいたら食べるものが何もない!

なんてことにもなるかもしれませんが・・・

先の記事に戻りますが、ジャンクフードのパッケージにいかに健康被害があるかを書くのはさすがに、やり過ぎかもしれませんが、「偽物である」ということは公正に書いた方がいいかもしれませんね。

「この商品のホタテ風味とは天然のホタテを一切使用せず化学薬品のみで人工的にホタテの味に近づけています」と「天然で人工物を一切使用せず・・・」みたいなノリで。

そうすると消費者さんに対してはフェアかもしれません。

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【このブログの著者】
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2013年08月20日

自然から学ぶ、本当の養生

今回はキャンプの経験から身体の自然治癒力のことについて発見したことについてです。

昔に食事療法の指導をしていた人に添加物の含まれるコンビニによくある食べ物や安いチェーン系の飲食店をやめてほしいとお話しました。

その人は、しばらく、そういったものをやめていました。
それから、断れない会食があって、チェーン系の焼肉で食べてみたら、激しい胃痛。

もちろん、たまの体調の悪さかな?と思っていたのですが、後日チェーンでない、ややお高い焼肉に行ってみたら、全然問題なし。

おそらく、しばらく、添加物や総菜、スーパーの激安系の食材を止めていたので、身体の中の免疫やらなんやらが、より自然な状態?になったので、身体によくないものを受け付けなくなったんじゃないかと思います。

僕もこのお仕事をするようになってから、添加物の多いお菓子や食材、後、作っている人の見えないチェーン系の飲食店には行きません。

そのせいか、たまに無性にポテトチップスを食べたくなって、誘惑に負けて食べてしまうのですが、食べ終わってしばらくしたら、かならず胃もたれします。
他の添加物系食材もしかり。

なので、今は3ヶ月に1回。キッズサイズの小さい袋を食べてます。
ちなみに身体が悪くなるのを承知で(笑)

あれ?キャンプと関係なくね?
そんなことないんです。

ここからキャンプと漢方治療の話。

とある自然に囲まれた川にキャンプに行きました。
そのキャンプ場は、水とトイレ以外は何もナシ!

キャンプ場に着くまでも1車線ギリギリの道があったりと結構、秘境なところです。

そんな超自然なところで2泊3日。

キャンプ場で生活している間は、気づかなかったのですが、そこでは、いつもの朝の鼻炎などありませんでした。
なんだか、朝一に店の漢方薬で治しているのがバカらしくなります。

すごく自然いっぱいのところなので、アブ、ハエ、蚊、蜂、クモが一杯います。
そして、そいつらは、僕たちが食事を始めるとジャンジャカよってきます。

それを見ていて、ある事に気づきました。

やっぱ、夜はお酒で宴会!と行きたかったので、添加物満載のお菓子も持っていきました。
また、食事は良い食材のもので料理したかったので、添加物のない食材もありました。

そうしたら、先ほどの虫達は、添加物のお菓子なんかには、見向きもせず、僕たちも「おいしい!」と思うような料理や食材にたかるのですね。

「あ〜虫はよく知ってる。何がおいしいのかを」

お菓子や添加物系の食材には見向きもしない虫をみて、なんか、今の人間って虫も喰わないものを喰わされているんだなと、ちょっと悲しくなりました。

そして、とってもキレイな水と空気の場所で3日間すごした後に家に帰ってきたら、あら不思議、ものの2時間ほどで手首、肘裏、膝裏、腰回りにひどい汗疹。

今の暑さに身体が耐えきれなかったのですね。

1日経っても、まだかゆいので、漢方薬で治しましたが、なんか、なんとも言えない空しさを感じます。

なんか、この経験で今の病気の大半って「町の生活」に問題があるんじゃないかと思いました。

身体に悪いものを食べて、夜更かしして、コンクリートだらけのところで遊んで。

そろそろ、本当に自然との共存を考えていかないと夏と冬は外出禁止なんて、SFのような未来が待っているのかもしれません。


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2013年03月14日

サプリメントだからといって何を飲んでもいいわけじゃない!

漢方相談をしているお店や病院の中には、サプリメントと漢方の’違いをわかっていない先生がいます。

どちらも病院の薬のような人工物ではなく「自然のものだから身体にやさしい」とか言って、漢方もサプリメントも一括りにして勧めている方がいます。

でも、この考えは素人臭すぎます。

サプリメントと漢方は全く違うものです。

先ほどの人工物と自然物というザックリとした大きな分け方でいえば、一緒かもしれませんが、決定的に違うのは、支えている理論や考え方です。

理論や考え方が治療に何の関係があるの?
と思うかもしれませんが、これが大アリなんです!

一般的にはサプリメントは西洋医学のような考え方で効果などを考えます。

ある食べ物を分析して、それに含まれる成分が●●に効果があるみたいな。

ちょっと前のトマトのリコピンにダイエット効果があることやゴマの中のセサミンの抗酸化作用です。

病院の化学薬はこの成分を更に精製したり、加工したりして、効果を強めてつくりだします。

なので、サプリメントと元となる考え方は同じで「Aという成分が●●の効果がある」という化学的な証明の効果です。

ただ、病院の薬は莫大な費用をかけて、いろいろな実験や研究を経て、ものすごい数の人に使ってみて、効果と安全性を確かめられてから世に出てきますが、サプリメントの効果の成分などは、もっと小さな規模の実験やごく少人数の治った例などを効果の証拠としています。

言い方がちょっと乱暴かもしれませんが、サプリメントの効果の考え方や使い方は、病院の薬の劣化版。なんちゃって版なんですね。

サプリメントは、ビタミンやミネラルや有効成分を補充することによって身体がよくなる
みたいなものが多いのですが、最近の研究ではこの考え方自体が疑問視されています。

そもそもレモン30個もいるのか?
老化で減ってくるミネラルやビタミンは量が減っているのではなく、それを体内でつくりだす力が弱っていたりうるのではないのか?

人間の身体はよく複合的な化学工場に例えられますが、サプリメントでよくいってる老化などでなくなる●●成分を補おうみたいな説明。

そういうものって材料が足りていないのではなく、それを作り出すシステムがうまくいってないんじゃないのというような考えがあります。

それに、昔からレモンを30個も食べる人なんかいません。
量をたくさん摂るとうまくいくなんて理論はないのです。

サプリメントも漢方から見ると使い方がガラッと変わります。

漢方薬はサプリメントのような「ある成分が●●の効果がある」なんて西洋医学の考え方はしません。

漢方薬は効果で効かせるのはなく、体質に合わせて調整するので、全く考えが違うのです。

だからサプリメントや薬のように「この漢方薬はホルモンを活性化します」みたいな使い方をしません。

【同じ種類の漢方薬でも使う体質によって効果が変わってしまう】のですね。

誰にでも同じような効果があるわけじゃないので、体質を判断する理論があったり、その体質に合わせて選ぶ漢方薬の理論があるのです。

この理論があるかないかがサプリメントと漢方薬の大きな違いです。

ここでの漢方薬というのは東洋医学理論とセットになったもののことです。
体質を判断せずに処方する漢方薬は生薬を使っているけど、処方理論がないものは、同じ漢方薬でも、ただのサプリメントと同じです。

また、サプリメントを漢方側から見ると使う方法も変わってきます。

漢方から食べ物をみると食性という理論があります。

例えばニンニクは熱の性質が強いです。
逆にゴボウなどは寒という冷やす性質が強いです。

詳しくみると、気を下げるとか、どの臓器に効くものかとか、もっといろいろな性質があるのですが、簡単にみてもこのような性質があります。

これは、西洋医学の成分のことをいってるのではなく、食べ物全体の持っている性質です。

漢方薬はこの設定がより細かく使い方が難しくなったバージョンだと思ってください。

食べ物には、こんな性質があるので、成分うんぬんの前にどんな体質の人にどんな食べ物を勧めるべきかを考えないといけないのです。

うちでもサプリメント的なものは扱っています。

でもうちでは、不妊症なら誰にでもタンポポ茶みたいな勧め方はしません。
(ちなみにタンポポ茶は漢方ではないです。タンポポ茶には漢方の理論はありません)

サプリメント的なものであっても、漢方と同じように体質に合わせて勧めないといけないのです。
誰にでも効くサプリメントは誰にも効かないサプリメントです。

食べ物から派生しているサプリメントであっても体質に合うか合わないかがあるのですね。

ニンニクは、身体の熱が強い人にはよくありません。
逆にゴボウは身体が冷えている人にはよくありません。

どちらも普段、食べ物で摂る分には何の問題もありません。

でもサプリメントのようなエキスにしたものを大量にとると、あなたの体質のバランスを壊します。

偏った食事は不健康を招きます。
誰でも知ってること。

サプリメントが自然のもので食べ物エキスならば、それは偏った食生活をしていることと同じことになりますね。

何事も大事なのは漢方が教えてくれるバランスですね。


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2012年03月06日

自分の体とって良い食べ物を見分ける方法

一般的にからだによいと言われている食べ物は、大概、その食べ物の中になる「成分」のことを指しています。

例えば、生姜がからだを温めてくれるといわれているのは、生姜の中のジンゲロールがよいとか。

ゴマが抗酸化作用をもっているといわれているのは、ゴマの中のゴマリグナンがよいとか。

食べ物というより、その食べ物の中の成分がよいと言っています。

ゴマ自体がからだによいというよりは、ゴマリグナンに抗酸化がある。ということですね。

それ以外の成分もいろいろとあるのですが、そこは無視!です。

これは、栄養学や西洋医学の薬の発想からきている考え方です。

薬はそういった成分を抽出したり成分だけをつくりだすことによって、食べ物とは比べ物にならない位の作用をもったものを開発します。

サプリメントもこれと考え方は一緒ですね。

ある食べ物によい成分があるので、それを大量にとるためにエキスの錠剤などにして飲みます。

ここで注意していただきたいのは漢方薬は、そういった「食べ物の中にある成分が体によいという考え方ではない!」ということ。

そもそも、漢方では、何かの成分に効果があるといった考え方自体がありません。

西洋医学とは、元の考え方が違うので。

漢方では、食べ物の場合も全体の性質を考えます。

冷やしたり温めたりする性質のもの。

気を上げたり下げたりする性質のもの。

気や水、血をからだから漏れ出ないよう集める性質のもの。

逆にそれらを発散させて、からだに余分にたまらないようにするもの。

乾燥を潤したり、逆に余分な水を乾かしたりするもの。

そして、どの影響も与えない平らな平のもの。

寒熱、昇降、収散、潤燥(軟堅)という4グループ、8種類の性質が1つの食べ物に組み合わさっています。

それに帰経といって五臓六腑とよばれる肝、心、脾、肺、腎のどれに配当されるかも決まっています。

これらの要素すべてが食べ物の性質です。

例えば、先ほどの生姜なら微温、昇、散、肺、脾、胃、辛という性質。

発散と温める性質なので、高血圧でのぼせや頭痛のある人には毒になります。

つまり、漢方では平という性質だけが、誰でも食べてもよいものとなり、冷やすものを食べて良いのは、からだに余分な熱のある人。

温めるものを食べて良いのは身体が冷えている人です。

食べ物は漢方薬を選ぶ時ほど、あなたの体質を分析する必要はありませんが、サプリメントのようにエキスとして大量に飲みつづける場合は、体質とあっているものかどうかを考えたほうがいいでしょう。

こういった漢方の法則からいくと漢方では、からだに良い食べ物を知るには、「自分の体質がどうなのか?」をまず知る必要がありますね。

自分の体質のタイプがわからないのに、自分に体とって良い食べ物は見つけられません。

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2012年02月15日

食べ方を間違えるとからだが悪くなるトマトや生姜

トマトが売り切れているとのこと。

トマトや紫根、生姜、トウガラシ・・・

今までもいろいろなものが出てきては消えていきました。

こういった情報には踊らされないほうがいいと思います。

サプリメントも同じですが、こういった食べ物やサプリメントでは、「○○に有効な成分が入っている」

などといわれていますが、そもそも細かく分析すれば、食べものには、何かしら良い成分が絶対に含まれています。

まだまだ、現在の科学では発見されてないだけで、たくさん含まれている。

トマトの中に脂肪を燃焼させる成分があると発見されたのもそのうちの1つ。

成分を気にするのであれば、全部の食べ物を毎日、たくさん食べたらいいと思います。

かえってからだを壊しそうだけど。

サプリメントは、こういった成分が発見されたら、それをエキスにして錠剤にして売り出します。

セサミンなどもそう。

あれも要するにゴマ。

トマトもそのうちサプリとして登場するかもしれません。

漢方的には、何かの食材を偏って食べることはおすすめできません。

漢方では、食べ物には食性があると考えられています。

トマトなら、からだの余分な熱を鎮め、水を補ってからだを潤し気を下げます。

もし、あなたの体質的が、これとは逆に余分な熱なんかなくて、冷えていて、むくみやオシッコの回数が多くて、どちらかというと落ち着きがあり沈みがちの人だった場合は、トマトが毒になります。

そして、トマトを食べるのは夏がよいです。

こういったように食べ物の成分ではなく、食べ物の食性を考えたほうが、健康を損なわずに食べることができます。

キツイ言い方かもしれないが、現実は食べながら痩せるなんてありえません。

食べ物は健康を保つために食べます。

太るのは食べ物の種類の問題ではなく、量の問題

食べ物の成分が脂肪を燃やすかもしれませんが、食べる量を減らすことと運動することには到底かないません。

編食でからだを壊す前に、今日からご飯を少しだけ減らして、お家で少しの時間、もも上げ運動だけでもいいので、しばらく続けてみましょう。

3ヵ月後にはスリムになってるかも。

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2011年11月29日

生姜は本当に身体にいいのか?漢方的に考える

しょうが、漢方では、生姜といいます。

からだを芯からポカポカと温めてくれて、基礎代謝も高めてくれる。

おまけに血液の流れもよくなる。

いいことずくめっぽい生姜の効果!

生姜(しょうが)

確かに冷え症や便秘、むくみにはいいと思うのですが・・・

でも、食べ物も漢方薬も、「どんな体質でも誰にでもよい」という都合のいいものはめったにありません。

本来は、体質やその時の状況にあわせて使わないといけません。

生姜は、漢方的には、味は辛、性は微温、帰経は脾胃と肺系です。

味は辛というのは、発汗などでからだの気や水を発散させる作用のことです。

帰経の脾胃、肺系とは、とくに消化器と肺に役立ちますよという意味。

血、気、水を散する効果で代謝を高め、血の巡りをよくしてくれます。

胃なんかの水を取りのぞく力をもってるので、吐き気をとったり、酔い止めになったりもします。

でも注意しないといけないのは、精油成分が腸などを傷つけたりすることもあります。

痔の人は摂りすぎに気をつけたほうがいいです。

後、散は発散ですから、アトピーなど湿疹のある人も量を多くとると湿疹がひどくブワーッと爆発してしまうことがあります。

まっそんなに量をたくさん食べるとバランスがよくないので、少しの量をいろいろなものにとりいれるとよいと思います。

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2010年10月14日

遺伝とお米

以前にロイターで標高4900メートルに住むチベット人は、酸素の素の薄い高地でも快適に生活できる理由は、2つの遺伝子に関連している可能性があるとの研究結果を、中国と米国のグループが発見したようです。

それによると、チベット人は、ヘモグロビン濃度が低く、高地でも適応できるようになっているのは、以前から知られていたのですが、更に詳しく研究した結果、チベット人には、「EGLN1」と「PPARA」という2つの遺伝子が血中のヘモグロビン濃度を抑えている可能性があると判明したとのことです。

こういった遺伝子が、高地でも快適にすごせるように身体を調整してくれているのですね。

僕のところでは、不妊症の方にご飯食をすすめています。
御米は、栄養学的な炭水化物といったようなものではなく、僕たち日本人が古来より食べてきた意味があるからです。

パン食は、まだ日本人が当たり前のように食べるようになってから、何十年しかたっていません。

その前の何百年は、ずっとご飯が食べ物の基本だったんです。

チベットの遺伝子の記事をみていて、やっぱり、その土地、その人種特有の遺伝的な働きがあるのだなぁーと思いました。

でも、よいこととわかっていても、朝は手軽にパン食がやめられない僕です。

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2006年08月23日

夏バテ解消!の方法

連日の暑さに身体もまいってしまいますね。晴れ晴れ晴れ
もうこの暑さにはウンザリです。ふらふら

よく病気になる原因を聞かれることがありますが、この暑すぎる気候も病気になる原因です。

特に普段から胃腸機能があまり強くない方は要注意!

水分や冷たいものの摂りすぎで普段から弱い胃腸機能が更に悪くなってしまいます。あせあせ(飛び散る汗)
胃腸機能が弱ると当然、消化能力が弱るので栄養が身体に行き届きません。結果・・・体力が落ちて暑さに対する調節能力も落ちてしまいます。

クーラーにも要注意!
人間も動物です。
自然の法則から考えれば夏には汗をかかないといけません。


なぜなら夏に汗をかいていないと体内の水分を調節する機能が落ちてしまいます。涼しなると夏のその状態が原因となって水に関する症状が出てきますよ。どんっ(衝撃)

ダラダラと汗をかきすぎるのもよくないですが、1日の中で適度に汗をかくようにしましょう。
これで涼しくなっても安心です。わーい(嬉しい顔)

さてさて、もうすでバテてしまった方には、トマトをたっぷりといれたトマトスープがおすすめです。

またトウガンのスープも夏バテによいですよ。

ぜひおためしあれexclamation×2
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2006年07月18日

夏バテにメロン

まだ夏が始まったばかりですが、きたるべき夏バテに備えて夏バテによい食べ物の話

冷やして食べるとサイコーのメロン

原産地はアフリカです。

メロン自体が持っている性質は、寒
つまり身体を冷やします。暑いときは、冷やしてくれるといったほうがわかり
やすいですね。

当然、冬に食べる気はしません。
寒なので・・・人間の身体は、うまくなっています。

潤で降の働きもあり、身体を潤しのぼせ的な熱などは、身体の下に下げてくれます。

実はメロンは実だけでなく、種や花、葉やツル、ヘタにもそれぞれ働きがあります。

ひらめき種には、口臭や腰痛の痛み、下腹部の痛み、便秘によく効きます。

ひらめき花は、咳などによく、ツルは閉経に、葉っぱは、脱毛や打撲によくヘタは全身むくみや痰を取り除いたりしてくれます。

特にイライラのある血圧の高いタイプの方によくあいます。

暑さでまいった身体にメロンはよいですが、胃腸が弱かったり、下痢しやすい、夏でも冷え症の方は例え夏バテでもメロンはよくありません。


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2006年06月14日

じんま疹のもよい冬瓜

冬瓜は、涼しいところに保管しておくと翌年の春まで貯蔵ができるところから
冬瓜の名がついたものです。

食べ物の性質として寒・降で味は甘、淡です。
つまり身体を冷やし身体の上部にたまった気などを下の方に下げてくれる性質
をもっています。

この性質は、高血圧などで頭がのぼせやすかったり、する方には非常によいで
すが、妊婦にはよくありません。手(パー)
性質の文字通り”降”で流産の恐れがあります。
また冷え性の方は体質が”寒”なので冷えのある方もよくありません。

食べ物の働きとしては、寒の性質なので体内にたまった余分な熱を収めて、利尿を促し、浮腫みを解消させます。

種は、肺の余分な熱を収めて痰を切り膿を排出します。

利尿効果が結構強いため水分が不足気味の体力のない方や腎の機能が低下した方はなるべく控えたほうがよいかもしれません。手(パー)

冬瓜は、じんま疹によいのでそんな方は冬瓜を適量煎じて飲むとよいでしょう。

あせもにもよくこの場合は、冬瓜をすり潰し、患部に直接貼り付けるのがよいです。

ちなみに冬瓜のツルと葉はのぼせなどのある糖尿病によいですよ。

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2006年06月12日

食べ物の性質 その3

食べ物には身体にいろいろな影響を与える力をもっています。
影響の性質としては、寒熱・昇降・収散・潤燥があります。

その1とその2で寒熱・昇降・収散のおはなしをしました。

今回は、潤燥のおはなしです。

潤とは、その字の通り、潤す性質があることを示します。
身体の60%は水分といわれていますので潤すことは、とても重要です。

潤の性質をもっている食べ物は粘膜や血管、肌などを潤し乾燥を防ぎます。あせあせ(飛び散る汗)
東洋医学的には陰を養うといいます。

潤の性質をもっている食べ物によって潤されるとのどの渇きや乾燥によって、
かゆくなることが改善されます。

ですが水分が身体にとっていくら重要だからといって潤の食べ物もとりすぎは
バランスを崩すことになります。

次項有潤の食べ物を摂り過ぎると水分が多くなりすぎて身体に余分な水分がたまって浮腫みなどを引き起こすことにつながります。

燥の性質をもっている食べ物は潤とは反対に身体の中の余分な水分を排泄する働きがあります。

むくみや胃に余分な水がたまったりするのを燥の性質のものを摂ることで改善
されます。

次項有燥の性質は摂り過ぎると目が乾いたり、肌が荒れたり、かゆくなったり、喉がやたらと乾いたりするのでバランスを考えて摂らないといけません。

食べものにも寒熱・昇降・収散・潤燥の性質があるので好き嫌いをすると知らないうちに偏った性質の食べ物を摂ることになるので好き嫌いは身体の調子を崩す原因にもなります。

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2006年06月08日

食べ物の性質 その2

食べ物には身体にいろいろな影響を与える力をもっています。
食べ物の性質は 寒熱・昇降・収散・潤燥 にわかれます。

寒熱は前回にお話しました。

昇降とは、気を昇らせることと気を降ろすことを言います。グッド(上向き矢印)
気は東洋医学的には、健康と非常に深いつながりがあります。

次項有身体に熱がこもり過ぎるときに【昇】の性質のある食べ物を摂るととますます熱を上げることとなります。

気が昇るとのぼせやめまい、高血圧などの症状が出てきます。

そんなときは気を降ろす【降】か【収】の性質をもつ食べ物を食べるとよいです。

収とは気や汗などの身体の水分やエネルギーを体内に収める性質のことをさし
ます。

【収】は、ダラダラと汗が出すぎたりすることを止めてくれます。あせあせ(飛び散る汗)
また気が外に漏れでないようにも働きます。

ただし、風邪などの悪いものが体内にある場合は、【収】の性質の食べ物を摂
ると悪いものがますます体内に留まって病気は酷くなることもあります。
手(パー)


そんな場合は、【散】で外に追い払います。
【散】は、汗をかかせてたりして寒気や体内の悪いものを外に追い払う性質を
持っています。

その3に続きます。

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2006年06月06日

食べ物の性質

医食同源 中国古来からの考え方です。
なぜこんな考え方があるのかというと食べ物はすなわちお薬にもなるからです。

現在、食育がクローズアップされ食生活の乱れが問題になっています。
食事は、生活の基本であり、とても身近なものです。

「朝食は食べなくてもいいや」「お昼くらいは好きなものだけ食べよう」
なんてやってるうちに毎日ほとんど身体にいいものを食べていない!!
てことにもなります。もうやだ〜(悲しい顔)

食べ物が薬になるとは一体どういう意味なんでしょうか?

ひらめき実は食べ物には身体にある影響を与える力をもっているのです。
食べ物の性質として四性があります。

四性とは、熱・温・涼・寒でおおきくわけると寒と熱です。

熱とは身体を温めるもの
寒とは身体を冷やすもの

冷え性の方は当然身体を温めるものをとるようにすると身体の調子が整います。
また反対に炎症があったり、のぼせやすかったりと身体に熱のある方は寒の食
べ物をとるようにすると身体の調子が整います。

基本的に冬は身体を温める食材が多く、夏は身体を冷やす食材が多くなります。
旬のものとは暑さや寒さに身体が負けないようになる食材です

好きなものを好きなだけ食べたいのが本音です。
でも冷え症の方が身体を冷やす食べ物ばかりを好んで食べているといつまでた
っても身体の調子はよくなりません。


食事といえども自分の体質にあわせて献立をたてれば健康になることができま
すよ。

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2006年04月14日

胃潰瘍や喘息によいじゃがいも

じゃがいもは、現代ではよく食べられていますが、実はじゃがいもの生まれ故郷は南米のアンデスです。

1550年にインカ帝国を征服したスペインの軍隊がヨーロッパに持ち帰りました。日本にはジャワから長崎に伝えられました。

伝わったのは丁度、徳川の時代に移ろうとしている頃です。
栽培されるようになったのは、明治7年頃で新しい食べ物なのです。

ジャガイモは胃に刺激にならず便秘によいとされています。

◆打ち身には、じゃがいもをすりおろしうどん粉と酢を少し混ぜ合わせて厚めに張るとよいですよ。

◆胃潰瘍や喘息には、ジャガイモのおろし汁を土鍋で煮つめて黒くしたものを1日1回、1さじ服用します。

◆ぜんそくや湿疹、乳児の栄養不良やしょっちゅう下痢する人は皮つきのじゃがいもとタマネギを煮つめるスープは体力を回復させます。

すこし注意しないといけないこともあります。
じゃがいもの皮や緑色の部分はソラニンとう毒素が含まれ食べると下痢を起こしたりします。ふらふら

じゃがいもを調理する際には、熱に弱いビタミンCを壊さないよう皮付きで真水からゆでるのがよいですよ。

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2006年03月24日

砂糖は身体に悪いのか??

バランスのとれた食事は健康の基本です。
食事は毎日毎日食べるのでよくない食生活であれば自分が思っているよりはや
く身体に悪い影響が出てきます。


中でも現代は砂糖と油のとりすぎは問題です。ふらふら

でも食べた〜いキスマーク
これが本音ですよね。

理想的な甘いものとはなんでしょう?
あえてあげるなら、焼き芋でしょうか。
また甘栗なんかも身体にいい甘いものになりますね。

でも甘いもの好きには物足りません。バッド(下向き矢印)
やっぱりもっと甘いものがほしいですね。

たまになら和菓子がいいでしょう。
和菓子は豆などを使用していることが多く、着色料や香料も使うことが少ない
です。

甘いものでよくないのはケーキやシュークリームこれは、ほんっっとっにごくたまに食べるらいがいいと思います。ふらふら

ケーキやシュークリームなどの洋菓子は和菓子と違って砂糖だけでなくバター
などの油も大概、含まれています。
つまり甘いものと油を同時にとっているのです。あせあせ(飛び散る汗)

砂糖のとりすぎだけでも問題なのに油までとれちゃいます。
これは困りものexclamation

悪いもの一辺にたくさんとることになりますよ。

でもでもそれより最悪なのはジュースです。パンチ
現代はありとあらゆる味のジュースが出ていますが
ほとんどのジュースは砂糖水になんかの味を付け足したもの
砂糖をとりやすい形にしてガバガバ食べているのと一緒です。

皮膚系の症状で悩んでいる方は、この砂糖と油のとりすぎの影響が大きいです
よ。まずはジュース・缶コーヒーをやめてみましょう。
結構これだけで少しよくなったりしますよ。
晴れ

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2006年02月20日

ネギを薬として使うには・・

ネギは、とてもよい生薬ですexclamation
家庭菜園でも育てやすいのでぜひ一家に一本か二本ほどおいておきましょう。

ネギは、不眠症に使うととてもよいです。
ネギには神経をやすめてくれる効果があるので夕方からイライラ、なんとなく不安など神経が高ぶっている方には、おすすめです。


風邪にもとてもよく、江戸時代の食べ物で病気を治す方法が書かれている本には、頭痛がして「あれっ風邪かな」という程度で汗も出ない場合には良く効くと書いてあります。

ひらめきその場合、きざみネギとひね生姜のおろしたものに砂糖を加えて熱湯を注いで飲むとよいでしょう。

さむ〜い冬は、ふと気づくとしもやけになっている方もいらっしゃいます。
そんな方には、ネギシップ

ネギを焼いて、その皮を患部に貼ったり、ネギを煮てその煮汁に患部をひたしたりするとよいですよ。

ひらめき先ほどの不眠の方や咳が出て眠れないって方
そんな方は、白ネギを5cmくらいに切って布につつんで鼻のところにおいて呼吸をすると効果アリっです。



眼鏡リュウマチの方であればこれは、少し面倒ですがどうしても痛みがあるとき、ネギ550g カラシ粉90ml 大麦180mlを布袋にいれて1.8Lの水の中にいれて中火で煮立て1L位になるまで煮詰め、その汁で温シップすると痛みがとれてらく〜になります。
もちろん、材料は食べ物なので副作用の心配なしですね。


ちなみに漢方では、ネギは生薬

”葱白”といい身体を温める性質があり、利尿・発汗の効があります。
鼻づまりや胃腸機能を促進する効もあります。

ただ、漢方薬なのでどんな状態でも身体にいいというわけではなく、生ネギと蜂蜜を一緒にとると下痢をおこすといわれているので注意しましょう。あせあせ(飛び散る汗)


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