2014年04月10日

良い漢方相談の病院やお店の選び方マニュアル

漢方って一般の人には余りに謎すぎて、漢方の治療は誤解されている部分が多いです。

ヘタすれば現時点で漢方相談している先生ですら、漢方の事を理解せずに相談していることもあったりなかったり。

そこで今回は世の中の漢方治療ってどんな形で行われているのか、業界の専門的な見方からタイプ別に簡単にまとめてみたいと思います!

まず本来の漢方治療とはどんなものなのか?

それがわからないと比べることができませんので、本来の漢方治療ってどんな感じなのかを説明します。

漢方はおよそ2千年前に中国で確立された医学です。

なので、西洋医学とは何の関係もありません。

今の病院で「あなたはアトピーですよ」とか「あなたはメニエルですよ」と言われる病名は西洋医学の理論で決められたことであって、漢方医学の中には存在しません。

細かいことですが、ココ重要です。

漢方は発達した歴史も場所も違うので、現在のスタンダード医学である西洋医学の理論は漢方とは直接は関係ありません。

漢方は自然治癒力に合わせて治療するというのが、治療の原則です。

体質を見るところから始めるのもそのためですね。

西洋医学の薬は身体の働きを無理矢理、変えて治療します。

ここが大きな違いです。

ではでは、これらを踏まえて各業界で漢方治療ってどう行われているかを見てみましょう。


【ほぼいない漢方専門家タイプ】 漢方専門でされている先生達
病院でもお店でも、その先生自身が漢方を専門的に学んでいれば本来の漢方治療の方法をとっています。

逆にその先生自身が専門的に勉強していなければ、病院であっても漢方に関しては素人と変わりありません。

(問診) :体質を診断するために東洋医学的な問診をとります。

西洋医学の問診や検査は漢方的に体質を判断することと直接は関係ありません。

ただし西洋医学の情報を「参考」にはします。

(診断) :中医学とか日本漢方とか各流派によって体質の考え方が異なりますが、その流派の治療原則に沿って体質の判断をいたします。

診断を中医学では弁証論治、日本漢方では証を証明すると呼んだりもします。

(漢方薬の処方) :体質に合わせて漢方薬を選びます。

西洋医学の病名で選びません。

(特徴) :漢方は基礎の医学理論さえやっていればいいというものではなく、それを更に発展させて独自に自分の治療方法を考えだしていく必要もあります。

よって専門性の高いお店ほど個性的で変わった先生が多いです。「個性的」がかならずしも良い方向とは限りません。


【よくある漢方専門風のタイプ】 大半の漢方相談をしている薬局や薬店

(問診) :漢方薬を選ぶための問診をとるところがあったり、症状だけをその場で聞いたりするところもあり、まちまちです。

(診断) :病院よりは漢方の事を少し理解しています。

しかし専門で勉強がせず、大半は漢方薬メーカー主催の勉強会で聞きかじった情報を元に診断します。

病院のような病名マニュアルだけで処方するようなヒドさはないですが、症状をあてはめて診断するといった感じでしょうか。

体質はよくわかっていない先生が多いです。

(漢方薬の処方) :病院が西洋医学的な病名に設定された漢方薬マニュアルでの処方なら、こちらは症状からのマニュアル的な処方です。

漢方薬メーカー主催の勉強会では切れ切れにしか勉強できないので、漢方の医学理論を体系的には学んでいない人が多いです。

病名マニュアルプラス症状から漢方薬を選ぶといった感じ。

(特徴) :結局、根本の考え方が西洋医学だったりする人が多いです。

説明も東洋医学と西洋医学が混じったような曖昧な説明をします。

サプリメントと漢方薬を抱き合わせで販売する人が多いです。

ちなみにサプリメントは漢方とは何の関係もありません。

中には生薬系サプリメントも漢方薬だと勘違いしている人もいます。


【保険適用の病院タイプ】 大半の病院(漢方1本の専門でないところ)

(問診) :体質を判断するための問診は一切とりません。

ちょっとかじった先生だと2、3どうでもいいことを聞いたりします。

(診断) :体質を知るための問診をとっていませんので、漢方的には診断が不可能です。

(漢方薬の処方) :メーカーさんが用意した西洋医学の病名と漢方薬を設定したマニュアルや臨床資料を参考にするか、または漢方薬メーカー主催の勉強会で小耳に挟んだ情報を元にマニュアル的に処方します。

2千年前に中国で確立された漢方と2百年前辺りからヨーロッパで発達してきた西洋医学は何の関係もありませんので、病名と漢方薬は直接は何の関係もありません。

特徴: 医大では漢方の医学理論を体系的には一切、教えてくれないので、大半の医者がツムラなどから貰ったマニュアルをみて処方しています。

体質などは理解も説明もできないことが多いです。

体質の概念が理解できていないので漢方薬が効いたかどうかも確認できないので、ただ漠然と長期間、同じ漢方薬を処方しつづける傾向があります。


【ドラッグ、ネット通販タイプ】 ドラッグや自分自身で選んで購入する

問診も診断も漢方薬の処方などの方法のノウハウを知りません。

素人の方が知識と経験なく飲まれる場合は、残念ながら、ただのお試しです。

ラッキーであれば治るだろうしアンラッキーであれば、体質と合っていない漢方薬を飲んで、より体質がこじれて状況が悪くなることもあります。

ちなみにこのタイプはネットの情報が正しいと勘違いしている人が多く、ネットの漢方薬の情報自体が合っているかどうかは非常に怪しいところです。

このタイプは論外なんで、おいといて、漢方を専門にやっている先生から見れば漢方に関しては病院が一番最低です。

一般の方は以外かもしれません。

普段は西洋医学の仕事に謀殺されるために漢方を片手間でやらざる得ないところが多いというのが現実の状況じゃないでしょうか。

全部の病院やお店がこんなステレオタイプ的に分けられるわけではないです。

またこの評価はあくまで僕の個人的な評価です。

どちらにしろ、これをどう考えるかは実際に治療を受けたときの「患者さん」がどう思うかですね。

以前にも似たような記事を書いたと思いますが、今回はまとめてみました。

ご参考になればと思います。

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●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。

【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2014年03月19日

ステロイドと皮膚科の勘違い

最近、生後何ヶ月とかのレベルの乳児でも一番弱いランクではなく4番目に強いランクのステロイドを出すようです。

ちなみにステロイドのランクは1〜5段階あります。

ここで書いているランクは4番目に弱い薬。5番目が一番弱いです。

先月は何人か、生後6ヶ月位の赤ちゃんがステロイドを塗っていて、よりこじれたのでうちに相談にきていました。

どちらも漢方薬すら使わず(もちろん何も薬は使っていません)3週間ほどでキレイに治しています。

うち、すごいでしょ!ってことを言いたいのではなく、むしろ、病院大丈夫か?という話し。

ちょっと、ステロイドの力や患者さんの思いを誤解しているのではないでしょうか。

子供や自分がアトピーみたいな湿疹になったときに今はかならずといっていいほどステロイド剤が処方されます。

みなさん、最近は、ステロイド剤は良くないということがイメージにあるのか「できるだけ塗りたくない」という思いがあります。

特に乳児なんかは、生まれたばかりで人工物に晒されていない状態。

人工物どころか、化学化合物のステロイドなんて「もっての他!」なんて普通に思いますよね。

しかも、その「もっての他!」と考える人達はステロイドが湿疹を消してくれることを知ってはいます。

それを十分に理解した上で医者に「なるべくステロイド剤は使いたくないのです」と訴えると、医者は「ステロイドは昔ほど怖くないですよ。使っても大丈夫です」って言うようです。

ちがーーーうッ!

完全に誤解している。

もちろん、湿疹が1日で消えるステロイド自体も気持ち悪いと思っているでしょうが、本当に訴えたいのはやみくもにステロイドが怖いのではなく、

「ステロイドを使ってキレイになるのはわかってるけど、やめたら再発してるじゃん!その後、どうするの?」ってこと。

その後に「復活しないように【ステロイド】を塗り続ける」とか「また新しい【ステロイド】にする」とか「【ステロイド】の種類を増やすとか」その場しのぎの対症療法だけで治療が一つも進んでいないことに恐怖しているのです。

治す方法が【ステロイド】ばっかり。

実はステロイド剤ではなく、それしか使えない医者に不安をおぼえているのです。

「なんで乳児に1ヶ月ステロイドを塗り続けて、やめたら再発してるの?まさか、乳児から死ぬまで一生塗り続けろと・・・。」

という風に思っちゃうわけですね。

僕も息子を病院に連れていったときにそれを感じましたが、うちに来られているアトピーの方は、乳児から大人のアトピーの方まで皆、同じ意見です。

だから、この意見って僕と同時に患者さんの生の意見でもあります。

製薬会社が設定した効果でステロイドが湿疹をたちどころに消し去ることは、医者じゃなくても知ってるんですよ。

だからステロイドで湿疹が消えることは、今や医者の治療の範疇に入らないと思います。

ランクを選んでる?どうせ効かなかったら強くするか、弱くするかどっちかでしょ。アホでもできます。

これからは患者さんが感じている「ステロイドが怖い=あなた(医者)の治療が怖い」という不安を取り除かないといけないんじゃないかと思います。

多分、患者さんと盛大にズレてますよ。

ステロイドを「いつまで」それを「どのよう」に使っていけば「何も使わないでも湿疹にならない身体」になるのか。

そのトータルケアの治療方針を西洋医学と言えども考える時代になってるんじゃないでしょうか。

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まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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2014年01月28日

天気が悪くなると痛くなる関節リウマチ

ある日の記事で、京大の研究で天気が悪くなると、リウマチの人の関節が痛むことを科学的研究から突き止めたとありました。

記事によると、京大の研究チームはリウマチの患者さんが痛みを感じる日と気象庁の気圧との関係を調べていくとある重大なことに気づきましたーーーー!

なんと!

気圧が低くなるほどリウマチの人が痛みが強くなったと感じることがわかったと発表していました!

昔から知ってた。それも僕だけじゃなくて、みんな。

多分、リウマチの人じゃなくても。
専門の研究者じゃなくても。

みんな、なんとなく知ってたと思います。

「雨の日は痛むのよねぇ〜」

「私は雨の降る日が痛みでわかるのよ」

周りの人から1回は聞いたことがあるセリフ。

そう、誰もが知ってたのですね。

だから、まさか京大の研究チームともあろう、お人達がこれだけで終わるわけがないと思い、期待に胸を膨らませながら読み進めました。→→→

結局、締めの言葉は、なぜそうなるのかわからないが、要するに統計的には関係あるらしいよ。で終わり。

もっかい言っとこう。「なぜそうなるのかわからないが」

メカニズムはこれからだそうです。

ちょっと以外だったのは西洋医学って、こういった結果って、ショぼすぎて、科学的に何もわかってないから、発表しないんじゃないかと思っていました。

西洋医学なら、ここから更に研究に研究を重ね、気圧が低くなると、体内のなんちゃらが、どうたらこうたらとなって、痛みの神経のどうのこうのがこうなのである。

ってとこまでやってやっと発表だと思っていましたので。

なんか西洋医学も変わってきたのかなと。

漢方治療は昔から、こういった統計処理による経験値を積み重ね、それを理論的に整理して、体質と漢方薬の使い方のルールができあがってきました。

今までの西洋医学だったら多分「なんとなく関係あるらしい」みたいなショボい結果では発表しなかったように思います。

西洋医学は、何がどう影響しているのか?ここから細かく、細かく分析していって、原因と結果を導き出して初めてわかった!というのだと思っていました。

病気の時に、病院でいろいろな化学的検査をするのはそのためですね。

何の病気なのか、何が原因なのかがわからないと西洋医学では対症療法となって「ただ単に今の症状を止めるだけ」になってしまいます。

漢方は今の状態が「何の病気なのか?」とか「何が原因なのか?」ということはわからなくても治療できます。
というか、そんな考えはいりません。

漢方は今の症状や状態、そのものを見て現在の体質を分析し、それに見合う漢方薬を処方するのです。

今の症状に合わせているからといって病院のような、その場しのぎの対症療法ではありません。

症状だけを止めたり、抑制したりするのが目的ではなく、症状を元に全体の体質を分析します。

その導き出された体質から治療やお薬を考えるのですね。

症状1個1個を直接、漢方薬で止めていくわけではありません。

この記事の考え方は、西洋医学というよりは、漢方っぽい考え方だと思いました。

雨の日などに関節が、より痛む。という状態は何かある。という考え方。

西洋医学の場合は、ここから細かく原因を追求しますが、漢方は湿度や水に関係するのじゃないかと考え、水毒の傾向があるかどうかを調べていきます。

水毒とは体内の水の巡りのバランスが崩れた状態の体質。

他にも水毒の傾向がみられれば、細かな原因やメカニズムはわかっていませんが、漢方薬としては水を巡らせ排出するものを選びます。

そして、それを飲んでもらった後にメインの関節の痛みや汗、オシッコなどの変化を教えてもらって、良い方向に向かっていればそのまま続けてもらいます。

悪い方向や症状が治らずに変わりなければ「雨の日に関節が痛くなるのは水毒だけではない」と再度考え直し、数百種類ある漢方薬の中から、また新たなものを選び合わせていくのですね。

今回の記事、気象庁の気圧のデータとリウマチの痛みの相関関係などのグラフなども作成していて、一見、すごく科学的な感じですが、とっても漢方的だと思いました。


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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2014年01月21日

しっかりと問診をとってもらった漢方処方と問診なしの漢方処方の違い

病院や薬局で漢方相談専門と説明していても、東洋医学的な問診など一切とらずに漢方薬を処方しているところがあります。

まー、ほとんどのところが、そうなんですけれど。

そういったところが、多いせいか一般の人も、特に漢方薬を選ぶ為の問診をせずに漢方薬を処方してもおかしくない。

と誤解されている方もいるようですね。

特に病院で漢方薬を処方される際には、ほとんどの病院が、漢方薬を選ぶための問診をとらないで、漢方薬を処方していますので、余計に誤解に拍車をかけてしまってます。

と、いうような状況があって、うちに「特に問診されないで漢方薬を処方されたのですが、大丈夫なんでしょうか?」という質問がよくあります。

結論から言っちゃうと「ダメ」です。

漢方薬を処方するのに東洋医学の問診をとらないのは論外!

ハナシになりません。

漢方薬は薬さえ飲めば治るというものではありません。

漢方治療は、どの漢方薬を飲むかが最も重要なことではありません。

もちろん、飲まないと治りませんけど。

では何が重要なのか・・・。

重要なのは自分の体質を知る事

漢方薬は一人一人の体質に合わせて処方します。

体質に合わせるということは、あなたの現在の体質がどんな体質なのかが、わからないといけないのです。

当たり前ですが。

体質を知る事は、漢方薬を選ぶ時に役立つだけでなく、「なぜ、自分がその病気になったのか?」「これからどんな生活をすればいいのか」「何を食べて、何に気をつければよいのか」も教えてくれます。

病気にならないための方法は体質からわかるのです。

だから、その体質を治す方法もわかります。

治す方法の1つである漢方薬が体質に合わせないといけないといわれているのは、このためですね。

また体質がわかれば、鋼鉄の意思と、ちょっと時間がかかっても良いのなら、自分の体質に合わせた生活養生だけで治すことも可能です。
(ただし漢方薬を使わないで養生だけで治す場合は数年単位とお考えください)

だから、問診をとらないで漢方薬を処方する行為は、どっちが良いというレベルではなく、

「あり得ない」

「東洋医学のルール違反」

「漢方治療になっていない」

ただの当てずっぽうと同じ。

漢方の医学理論から見れば適当治療です。

テキトー治療と書いたほうがわかりやすいかな。

では問診をとらないで漢方薬を処方するところは、一体、何を目標に処方しているのでしょうか?

体質はわかってないわけですから。

実は病院の医者は「西洋医学の病名」を目標にして、マニュアルで漢方薬を選んでいます。

漢方薬のメーカーさんや勉強会で用意された病名で処方できるマニュアルを見て処方します。

たったこれだけ。

後、よくあるのは処方パターンをあらかじめ決めていて、それをどんな人が来ても同じパターンで処方します。

ある程度、自分でパターンを決めています。

これも病名のマニュアル処方と一緒ですね。

ただ、ここで誤解されがちですが適当に処方したら効かないか?

そんなことはありません。効く事もあります。

同じ病気の人に同じ処方を出し続けていれば、ほとんどは外しますが100人に1人とか当たります。ただ確率はひどいと思います。

また、漢方薬は初めに選んだものを続けて治してくものではなく、季節や体調変化に合わせて漢方薬の種類も変えていきます。

本来なら、体質に従って次の処方を理論的に調整し変更しますが、テキトー処方だと、もし初めのものだけで治る状態が止まってしまったら、後はまたテキトーな<当て物処方>で当たるかどうかを待たなくてはいけません。

延々と「運だめし」

ラッキーなら治るし、ツイてなければ治らない。

でもこんな選び方の場合は漢方薬が悪いんじゃないので、漢方薬を恨まないでね。

いずれにしろ、身体にどんな変化が出ても体質を分析していなければ、常に適当にしていくしかありません。

テキトーにね。

だから「東洋医学的な問診」をとらないで漢方薬を処方している先生は治療をしているのではなく「漢方薬」のただの販売員ですね。

「病院の薬もいいけれど、いかがっすか?いい漢方薬入りましたよ。」みたいな。

とても、医療のプロがやることではありません。

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2013年10月11日

漢方治療の研究は根元が間違っている

アジアよりも遠く離れたイギリスで漢方が見直され研究されているそうです。
「ほう、ほう、それはいいことだ」と思いましたが、
よくよく聞いてみるとこれまた、過去と同じ過ちを犯しているようです。

漢方は体質を分析して、その体質に合わせて漢方薬を選びます。

体質は、その人の過去の病気や親族にある病気、現在の生活環境や薬やサプリメントなどの飲んでいるものの影響、全身の症状を総合的に判断して割り出します。

現代科学で漢方を研究する際は、ここの部分で過ちを犯します。

この体質を分析するのに、症状のみをあてはめていって、それにマニュアル的に漢方薬をあてはめていくのです。

そして、そのマニュアル的にあてはめた漢方薬から勝手に「恐らくこの成分が身体にいいんだろう」って勝手にこじつけていく作業をしていくのです。

ここからすでに漢方医学そものの研究ではなく「西洋医学風に漢方薬を勝手にこじつけて使うにはどうすればよいか」という、漢方とは何の関係もない研究になってしまいます。

先程、ご説明したように漢方薬を合わせるために分析する体質は症状だけではありません。

過去のその人の病気や親族の病気、現在の生活環境、薬やサプリメントなどの飲んでいるものの影響この部分も体質を調べるために必要な情報なのです。

どれだけ、複雑になってくるか。
おまけに症状を調べていくのだって、ただ単に「冷えがあるか、ないか」ではダメです。

だって、冬に日本の女性に「手足が冷えますか?」ってだけ単純に聞いたら、即答で「冷えます!」って答えてくれます。

冷えにしたって「冬だけ冷えるのか?」「夏もクーラーで冷えるのか?」「年中冷えているのか?」「日中は冬でも冷えないのか?」「外で冷えてもすぐに回復するのか?」「お風呂の後も冷えてるのか?」

いろいろな冷えがあります。
そして、漢方はすごいことに冷えの微妙な違いで使う漢方薬もいろいろ用意されています。

そんな話をある人にしていたら、「でも今はGoogleやFaceBbookに代表されるようなビッグデータがあるじゃないですか?」って。

確かに地球の皆さんが漢方の為にビッグデータ作成に協力してくれたら、可能性はかなりひろがります。

しかし、漢方の場合は医学です。
Aさんは映画が好きだとか、BさんはIT関連のニュースをよくみているとか、そんな単純でザックリした傾向ではダメです。

うちの問診票は42項目以上あり、1つの項目で7つ位のチェックする症状があります。
合計で294のチェック項目。

5分やそこらで記入できません。
また、大まかな嗜好とか趣味を聞いているわけではないので、一人一人が真剣に書いてくれないといけません。
でないとウソのデータが一杯、混じっちゃいますから。

要するにビッグデータのためのデータを医学的に正確にとることができないのです。

それと、データがたくさん集まっても問題があります。
それは、それを判断するルール。

いろいろなデータを機械的に処理しているわけではないのです。
「頭痛と冷えがあったら、A漢方薬でOK」なんてものじゃない。

膨大で複雑な情報の処理は理論だけで追いつきません。
では、何で判断しているかというと理論+応用+経験と勘、感覚。

現時点はその症状などの様々な情報を分析し判断するのは漢方医の経験と勘です。
もちろん、基礎になる理論はありますが、理論だけでやっていけるほど漢方は甘くありません。

理論のオリジナルの応用が漢方医の腕のみせどころ。

自分が難病も含めていろいろな漢方治療を経験して言えることは漢方は医学ですが、参考書ひろげて、テストに合格すれば治せるようになるものじゃないのです。

漢方はミュージシャンや物書き、絵描きなどと一緒です。

どれも基礎となる理論がありますが、基礎を完璧に学べば誰でも感動させることができるでしょうか?

できませんね。
この感動が漢方では「効果があった」ということになります。

だから、科学的に研究するのもいいですが、この感覚の部分をどうするかを解決しないと過去にも漢方の分析に失敗してきたように失敗します。

ということで、西洋医学の片手間で漢方的な体質も分析しないで処方するような病院は、まともに漢方をやっていないです。
日々、漢方に浸かって漢方感覚を鍛えていないと治せないのです。

うちは【漢方薬も】扱ってますよ。
ってやってるとこは、西洋医学も東洋医学もどっちもナメすぎ。
日進月歩で変わっていく西洋医学の方も片手間にならないのだろうか?
漢方をしたいのなら【漢方薬しか】扱ってません。に変えるべきですね。

僕はパソコンや理論が大好きなので、あまり、感覚というものを前面に考えるのは好きではありませんが、長年、漢方治療をやっていると、どうやって漢方感覚を鍛えるかを考えざる得ません。

知識をひろげるのと同じように感覚を広げないといけないのですね。

イギリスも漢方の研究の前にもうちょっと、それこそ、感覚をどうにかしないといけない心療内科の治療を研究し直したほうがいいんじゃないかと思います。

西洋医学の心療内科って全然、心の治療になってませんから。


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2013年07月03日

漢方薬とサプリメントの違いとは?

似たようなことを過去に書いているかもしれませんが、ずーーっとこの業界で仕事をしてきて、最近、また世間のサプリメントに対して「なんか違うんじゃない?」的な考えになったので、書かせてもらいます。

元々、僕はサプリメントは大好きでした。
漢方と出会うまではサプリメントを飲んでいれば、「病気にならないんじゃない?」なんて、痛いことを本気で思ってました。

サプリメントに不信感を持つようになった転機は、当時の彼女のニキビ。
厳選された質のの良いサプリメントを扱っている大阪でも指折りの相談薬局で相談ののってもらって、高額なサプリメントを飲んだにも関わらず、1mmもよくならなかったことです。

そして、結局、良くなったのは漢方薬。
その辺の事は、こちらに書いてありますので、ご興味あれば読んでみてください。

さてさて、本題ですが、サプリメントも漢方薬も、自然のもの、食べ物に近いものとして、同じような印象をもっている人が多いようです。

ですが両者は、まーーーーーーーったくの別物です。

その前にサプリメントと大きく、くくっていますが、サプリメントにもいくつかの種類というか、カテゴリーがありますので、まずは、その辺をお話します。

@ビタミンとかミネラル補給系。
アメリカから伝わったもの。食事文化が日本と著しく異なるアメリカならではのサプリメントです。高脂肪、高タンパクの食事が多くバランスが悪いため、ビタミン、ミネラルなどが不足しがちです。それを補う役割のサプリメントです。

Aなんか変わった食べ物などの由来のエキス系。
キャッツクロウとか、ノニとか、「どっかの原住民しか食べてなかったようなめずらしいものを調べたら、身体にいい成分があったよっ」てパターンのやつです。

B普段の食べ物の不足を補給する系
ゴマエキス、トマトエキス、ショウガエキスです。
食べ物でも摂ろうと思ったら摂れるけど、1日にドラム缶1本分は食べれないでしょ的なやつです。

C生薬由来系のサプリメント
生薬をメーカーが勝手にピックアップして、これをエキス化したもの。まともな方ですが、東洋医学理論を無視していることが多いので、なんかズレてます。わざわざ、サプリメントにしなくても漢方薬でいいじゃんって感じです。

僕がサプリメントってなんか違うだろって思ったのは3点です。

1点は、サプリメントに共通している「本来なら摂れないものや量が濃縮エキスにされてますので吸収効率よく摂る事ができます」というのです。
「あれって本当に身体にいいの?」

漢方医学は自然の理に沿って治療するという自然医学ですが、その自然医学の考えから見ると「1日でレモン30個分のビタミンCが摂れます!!」って言ってるけど、「そもそも、レモン30個分も毎日、食べて元気!元気!なんていた人、いたのかよ!」って話です。

仮にいたとしたら、確実に身体を壊してそう。
(そもそも、毎日、それだけ食べるのに精神的にやられそう)
研究でビタミンCが、「これくらいあればいい」みたいデータを元に説明していると思いますが、現実であり得ないことに対して「身体にいい」とか正に机上の空論だと思います。

2点目は、言われている通りの効果がなかったら、そこで終了ってやつです。
どういうことかというと、サプリメントは、こんな効果がありますとか、こんな作用がありますとか説明して売ってますよね。

不妊症の人がこれを飲んで妊娠したとか、腸がよくなって過敏性腸炎が治った人がいるとか。

その効果がまるっきり、ウソだとは思いません。
だけど、それを2、3ヶ月飲んでダメだったら。
ダメだったら、なぜダメだったか?そんな理屈はサプリメントにはありません。

「良いはずッ!!」これのみ。これのゴリ押し。
だから、2、3ヶ月飲んでもよくならなかったら、飲む量を増やすか、更にサプリメントを増やす。このパターンの繰り返しです。

漢方は違います。
漢方薬は500種類以上あります。
漢方は体質に合わせるものなので、見方を逆にすれば500種類の体質パターンに合わせることができるということです。

漢方で言われている「体質に合っているもの」というのは選んだ漢方薬を飲んで良くなれば結果的に体質に合っていたとわかります。

だから、逆によくならなかったからといって、その同じ漢方薬の飲む量を増やしたり、むやみに飲む漢方薬の種類を増やす必要はありません。

飲んだ結果(良い悪いではない変化)から再度、体質を考え直して、違う漢方薬に変更すればよいのです。
なにせ、500種類以上もあるのですから。きっとあなたに合う漢方薬はあります。

3点目は、効果とか作用とかを支えている根拠の理論が頼りないこと。

サプリメントの効果などは、新薬と同じような化学的臨床検査などで、調べて根拠とします。
問題はこの臨床検査が新薬に比べたら幼稚なこと。
新薬の研究はトップレベルの化学の専門家が何億もかけて、研究していますが、サプリメントなんて、外からそういう研究機関に頼んでいるような状況のものがほとんど。
研究にかえる予算も高くて何百万。

よくサプリメントを中心に治療相談している先生が、病院の薬に比べて副作用がないから安心とか言ってますが、逆に肝心の効果の研究がかなり低いレベルなので、同じような方向性のものなら、新薬のほうがいいんじゃないの?って思うこともあります。要するに副作用も少ないが効果も少ない。

以上、漢方と違うところは3点。

1点目。漢方は濃縮エキスで何かの成分を大量摂取するわけではない。

2点目。漢方は良くならなくても、良くならなかった理由や根拠を東洋医学理論に沿って探ることができるが、サプリメントは効果がないと感じたらその時点でアウト!漫然と飲み続けることはできるが、なぜ効果がなかったかの根拠や理由はわからない。

3点目。漢方はサプリメントのような西洋医学のできそこないのような理論で効果を証明しているわけではなく、東洋医学独特の理論で効果ではなく体質に合わせて処方する。そこには良い悪いではなく、どう治療するかの理論が存在する。

こういったようにサプリメントと漢方は全然、違うものですね。

ここまで言っといて、じゃあ、うちでは治療にサプリメントは一切、使わないかというとそうではありません。

要はサプリメントも使い方。それは今度にでも書いてみますね。

もし今、「サプリメント系のものをたくさん飲んでるけど、何も変わらない!」って方。
今後、どうするか、考え直してみてもいいかもしれません。

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2013年06月11日

漢方の治す方法には何種類かの考え方がある。

漢方とひと口に呼ばれていますが、漢方には治療の考え方の違いで派閥があります。

漢方の「派閥って何?」

漢方は身体の治し方や薬の考え方の違いで日本においては3つの大きな派閥があります。
西洋医学では考えられないですね。

西洋医学では、病院によって治し方の考え方が違うなんてことはありません。

A病院で検査してもらったけど、B病院では、そんな検査数値を見て治療する考え方がない。とか、
A病院で処方された薬がB病院で見てもらったら、そんな処方薬は存在しないと言われたり。

西洋医学では、そんな事態にはなりません。

西洋医学は、どこでみてもらっても同じ考え方で診断し、同じ考え方で薬が処方されます。

ところが、漢方はそうではありません。

日本では大きく3つの流派に別れています。

1つは中医学派。
2つ目は古方派。
3つ目は日本漢方派。

えーっそんなの聞いた事、ないよ。ほんとなの?って思われる人が多いと思います。
それはしょうがないことなんです。

日本では大きな3つの流派がありますが、実は、漢方相談している大半の先生が自分が何派かすらわかっていません。

ひどい先生になると流派があることすら知りません。
一般素人の方とレベルが同じで「漢方」は「漢方」だけだと思っています。

よくあるパターンは中医学の勉強をチョコッとだけして、後はマニュアルで漢方処方しているという先生が最も多いです。

治療の考え方の違いってなんでしょうか?
漢方では、体質を分析し、それに漢方薬を合わせますが、その体質判断の方法が違ってくるのです。

体質判断は東洋医学理論を元に考えていますので、体質判断だけでなく、治療の元の考え方が違ってきます。

元の東洋医学理論の考えが違っていて、そこから考える体質判断の方法も変わるので、当然、それに合わせる漢方薬も変わってきます。

漢方の流派というのは、古代から、いろいろとありました。

例を出すと、かつて脾胃論派というのがあり、この派閥は消化器は、血や肉となるものをつくっている。だから、消化器を強くすれば、病は治りやすいと考える流派がありました。

漢方薬は、いろいろな病気や状態に合わせて何百種類もありますが、この流派は特に、消化器系にあわせる漢方薬を重要としていました。

極端すぎる言い方かもしれませんが、「病気は大体、胃腸薬で胃腸よくすれば治るよ」って考えですね。

万病一毒説派というものもありました。
これは、全ての病は毒からきているので身体の中の毒をなくせば、どんな病も治るという考え方。

さっき、みたいに簡単に言うと「デトックスでどんな病気でも治るよ」って考え方ですね。

漢方は絶対にこういう治療方法が間違いないというものがありません。
また、この病気になら、この漢方薬っていうマニュアルもありません。

どんな考え方だろうと、治れば、その方法が合っていたということ。

勝てば官軍ですね。

基本的に生活に根ざした実践的治療なので、理屈がどうのこうのは二の次です。

治った後に理屈をどうのこうのと検証するのはよいですが、西洋医学によくあるような、
「この薬の理論なら、あなたの症状はとれるはずなのに・・・」

という状況は漢方ではありません。

治らなければ、それを考えた先生が全面的に悪いのですね。よーするに腕がない。
この理論がかならずしも、通らないところが漢方のおもしろいところですね。

話が横道にそれましたが、どの流派だったら、正しいということではないです。

ちなみに、僕は日本漢方という流派の考えで治療しています。

日本3大派閥の中医学と古方もある程度、勉強しましたが、最終的には、日本漢方に落ち着きました。

自分の肌に合っていたんでしょうね。

ちょっと長くなったので、各流派の詳細はまた今度にでも書きますね。

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2013年06月04日

漢方薬をちゃんと選ぶために必要なこと

お医者さんから僕のブログの感想を知る機会がありました。その感想から改めて、漢方は勘違いがされやすいなぁ〜と、こっちから勝手に思った次第で。

そして、これまた自分勝手に漢方マスターを目指して勉強していくと、どんな壁にブチ当たるかを自分の経験を交えて書いてみようと思います。

この話って、自分の漢方の勉強の段階がわかるだけでなく、自分のお世話になっている漢方の先生が、どのレベルで、行き詰まっているのかをわかるのではないかと思います。(僕の自分勝手な理屈ではありますが・・・)

よく「どうやって、本当に漢方を扱えるか先生かを見分ければいいのですか?」という質問を受けるので、この記事も参考になれば幸いです。

僕は医学は西洋医学から入っています。
外科医の先生から西洋医学のことや臨床のことを教えてもらいましたが、漢方を学ぶに当たって最も大切だと思ったのは西洋医学の合理的な考えを全部、捨てるところから始めないといけないんだなと気づいたこと。

といっても、初期に気づいたんではなく、何年か経ってから気づいたのですが・・・。

今、僕の漢方論を教えている人がいますが、自分の失敗を踏まえて、漢方薬のことや東洋医学的な生理学を教えず「東洋医学の治療とは何なのか?西洋医学とどう違うのか?」の根本部分ばかりを教えています。

ご多分に漏れず、僕も漢方を勉強しはじめの頃は、病名漢方から入りました。
西洋医学の病名に漢方薬を合わせて処方する方法ですね。

処方するといっても、そんな大層なものではありません。
簡単に言ったら、漢方の本を見てその本に書いてある通りに漢方薬を出すだけ。
ぶっちゃけ、今の情報化時代なら医学知識のない素人の人でもできます。
マニュアルを持っているか持っていないかの違いくらいしかありません。

風邪=葛根湯、アトピー=消風散、不妊症=当帰芍薬散

しばらく、コレやってると「西洋医学の病名診断と漢方薬って何の関係もないやんっ」てことに気づきます。
いくらなんでも2千年前からの膨大な資料から成り立っている東洋医学が、マニュアルだけ見て、できるほど甘くないだろうと。

で、マニュアル的な本から卒業して、ちょっと漢方の医学理論に基づいて考えてみようって気になります。

そして、この時は、漢方治療に流派があることなんて知らないので、西洋医学の感覚から入りやすい中医学にいく人が多いです。僕もそう。

日本的には他の流派として、日本漢方と古方があるのですが、この時点のレベルでは日本漢方は、本が1ページ目から意味不明。古方に至っては、医学書というよりも万葉集か何かなのか?って印象。

自動的に中医学を勉強しだします。

この時点で1回目の壁がきます。

東洋医学独特の生理や薬剤の理屈は、勉強していれば、わかるのですが、それが、どう具体的な漢方薬の処方につながるのかが全然わかりません。

結局、西洋医学と同じような立場からみた「薬理的な選び方じゃんっ」と思い、それだったら、なんで漢方薬って何百種類も使い分けないといけないのかが、わからなくなります。

それだったら、何百種類もある漢方処方から、わざわざ選ばずに初めから勝手に自分で生薬を組み合わせりゃいいんじゃないの?って思い「体質って何?」みたいなことに陥ります。

特に話をややこしくするのが、五行論。
勉強したての頃は「昔の人はスゲー!」って思うのですが、詳しく勉強すればするほど、どうとでも言えるじゃんッ!って思い、結局、漢方的な理屈は説明できるけど、漢方薬の選び方は相変わらずの病名漢方ってことになってました。

これだと漢方的な屁理屈をこねる病名漢方になっただけで、屁理屈が増えた分、嫌な奴になっただけです。これはイカンと壁を超えてみようと進んでみました。

次にいくつかの本を読んでると「漢方薬って症状に合わせて出すんだッ!」ってことに気づきます。

そして、あてはまる症状が多いほど、漢方薬の効く精度が上がるんじゃないかという勘違いをおこしました。

冷えがあって、月経不順があって、肩こりがあって、頭痛がある人は、桂枝茯苓丸とか。
「やったー!これだけ症状があてはまる漢方薬を見つけたぞッ!僕ってすごいッ!」

でもこの考えも更に勉強をすすめていくと無慈悲に粉砕されます。

なぜなら、冷え、月経不順、肩こり、頭痛の症状があてはまる似たような漢方薬って他に20種類以上あるのです。
じゃあ「あてはまる20種類の中からだったら、適当に選んでいいのか?」ってことになるんですが、当然そんなわけないです。

このレベルの時期に症状がいくつかあてはまったら「この漢方薬だッ!」って思うことができたのは、検討する候補の漢方薬が圧倒的に少なかったからですね。
A・B・C・D、4種類位からだったら、なんとなく選べそうですもんね。
20種類の漢方薬全部に似たような症状が存在していると知った時は半泣きでした。

ここが第2の壁。
病名だけでなく、症状も一緒に考えて合わそうとしますが、結局、「体質」というものは全くわかっていない。

同じような症状に合う候補の漢方薬が何十種類もでてきたら、どれを選べばいいのか、説明がつかないのです。

ちなみにこの段階で、この状態から、こじらせる人もでてきます。

目立つ症状1つに対して、1つの漢方薬をあてはめていきます。
もしくは、1つの症状に対して1つの生薬をあてはめていきます。
西洋医学的な物量的発想ですね。

冷えに人参湯。頭痛に五苓散といった具合に1つの症状ごとに1つの漢方薬を合わせていくのです。

でもちょっと待てよ。そもそも1つの漢方薬の合う条件の中にいろいろな症状が書いてあるのです。

例えば、さっきの冷え、頭痛なら、呉茱萸湯1つでいけるのです。
1つの症状に生薬をあてはめていく考え方は、もはや、漢方処方自体全否定なので、漢方薬を選ぶためにある東洋医学自体の否定になるので、それはもう、漢方ではなく、新ジャンルですね。

では「体質って一体何?」

中医学の弁証論治(体質診断)は、一見、東洋医学的診断を下しているように見えるのですが、いざ、漢方薬を選ぶ段階になると、なぜその漢方薬なのか?その漢方薬によく似たA漢方薬やB漢方薬ではなぜダメなのか?

それがよくわからないのです。
この診断結果なら、A漢方薬でもB漢方薬でもいいじゃないの?なぜB漢方薬がダメなのかの理屈がわからない。

なんか、診断と漢方薬の処方が分離している感じなんです。

世間一般の医者や薬局は、ほとんど中医学というものの理屈から漢方薬を処方しているので、この辺のつまづきや2つの壁で止まっている人が多いのではないでしょうか?(勝手な意見ですが)

あなたのお世話になっている先生は、病名だけで処方している第1の壁で止まっている先生?
症状だけで合わせる第2の壁で止まっている先生?

ちなみにこの疑問に答えてくれたのが初めにわけわかんなすぎて挫折した古方と日本漢方でした。

それは、なぜ答えになったのか?
それは、またの機会にでも。


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2013年04月23日

漢方薬ではどんな病気を治せるのか?

どんな病気の治療を専門にやっておられますか?
って質問がよくあります。

あえて言うなら専門は、不妊症、アトピー、にきび、リウマチ、後縦靭帯骨化症とお答えしていますが、これらの症候や病気以外は、専門外だからよくわからないというものではありません。

西洋医学は、身体を機械の部品のようにみていくものなので、身体の場所や病態の種類によって専門の「科」が分けられています。

眼科や耳鼻咽喉科、消化器科、泌尿器科、外科などです。

西洋医学は、悪くなった部分だけをみて、そこだけを治療します。
だから、眼科で胃の調子が悪い事を訴えたら、内科か消化器科へ行ってくれと、つっぱねれれます。

皆さん、漢方というと、よくわからないので、医学で元々知っている西洋医学のイメージをあてはめようとしてしまうので、漢方もいろいろな専門の「科」があるんじゃないかと考えてしまい「先生の店は何の治療が専門ですか?」って質問になるようです。

漢方には専門の「科」というものは存在しません。

それは、西洋医学とは違う、東洋医学の性質からくるものです。

漢方では、西洋医学で診断するような病名は存在しません。
漢方であるのは「現在どんな状態(体質)か?」というもの。

漢方は、常に全身の状態をみて、基本的には1つの処方を決定します。
西洋医学は、対症療法といって、痛かったり、気持ち悪かったりする部分、そのものを治そうと働きかけますが、漢方はそうではありません。

例えば、アトピーであれば、病院では、アトピーのある部分、首の湿疹であったり、腕の湿疹であったり、その湿疹、そのものをステロイドで治そうとします。

しかし、漢方の治療は、そうではありません。
湿疹の原因は体質によって、変わります。

胃や腸などの消化器が問題だったり、全身の血の巡りの問題だったり、熱の巡りが問題だったり・・・他にも体質によっていろいろなパターンがありますが、漢方の場合は、西洋医学のような、アトピーだったら、どんな体質の人であろうと、皮膚の炎症を抑える。という1つの治療ではありません。

また、直接、症状を抑えたりするものではなく、全身の調整をしながら、治していくものなので、他の病気も同じ体質のものなら、一緒に治っていきます。

なので、うちでは、よく不妊症の治療をやっている間にアトピーが治ったり、花粉症が治ったり、ニキビの治療をやっていると月経周期が整いPMSがなくなったりします。

こういった他の病気や症状が治るのは、漢方薬だったら「オマケ」で治してくれるというわけではありません。

全身のバランスが整えられるからメインの症状や病気が治るのですね。
逆に言えば、治療の過程で他の病気も治らないとメインの症状や病気が治らないのです。

全身の調整ができずに西洋医学のように1つだけの症状や病気だけに対応している漢方は、いわゆる、偽物系のナンチャって漢方で東洋医学に基づいた漢方ではありません。

身体の原点的な要素を整える。
東洋医学理論の気・血・水や陰陽・虚実・寒熱・燥湿、五臓六腑など。
これらのアンバランスを判断し、全体的に整える方法を考えます。

これらの身体の健康を形作る要素は、みんな同じ。
病気が変わっても漢方では、この原点的な要素をみていくという方法は変わりません。

ですから、本格的に漢方をやっているのであれば、特に何が専門ということはないです。
元の身体の要素を整えれば、枝である病気は治っていくのです。
これが根本治療と言われるゆえんですね。

外科的な手術が必要な治療でない限りは、どんな病気でも専門になるはずです。

僕は、一応、専門は不妊症、アトピー、にきび、リウマチ、後縦靭帯骨化症とお答えしていますが、これは、たまたま家族や自分自身の治療に関わったのが、これらの病気だったというだけで、治療自体はどんな病気や症状でもやってます。

病院の先生が、自分や家族がかかった病気しか専門にやってはいけないというルールがないように、治療自体は、どの病気の治療でもやっております。

また、その病気の基礎医学やその病気で使用したりする薬理学などの基礎理論は理解していますし、病気ごとに持つ特有の体質なども考慮しています。

お店での治療は、不妊症やアトピーの人だけではありません。

不眠、うつ、高血圧、心臓弁膜症、フレグモーネス、痔など、いろいろな人が相談に来られています。

また、西洋医学の病名は漢方とは直接関係ないので、病院でよくわからなかった病気でも対応できます。

なぜなら、病名は参考にするだけで、漢方としての治療自体は、東洋医学の理論にのっとって、体質を整える治療をしますので。

体質が判断できれば、病院で原因不明で治療はよくわからないと言われていても、漢方では、治療方法を見つけることができるのですね。

宣伝するつもりではないですが、外科的な手術が必須でなければ、どんな病気や症状にでも対応できるのが漢方ですね。

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2013年04月16日

漢方薬の誤解!「治る」とはどういうことかを考えてみる。

病院の治療で疑問を感じていない人は、この記事は役に立たないかもしれませんが、病院って「本当に治してくれ射るのか?」って心の片隅にでも疑問がある人は、興味ある記事かもしれません。

病院と患者さんの「治る」という感覚の間にはとーっても深い溝があります。

「治る」という意味のとり方が双方で全然違うのですね。

皆さんが「治りたい」と思っている状態は、しばらく治療したら、薬や治療を止めても、元の何も症状や病気がなかった状態に戻る状態のことをイメージしていると思います。
いわゆる「根本的に治る」という状態ですね。

ところが、病院というか、西洋医学の治療の考え方は実は、皆さんが考えているのとは全く違います。

病院で治療している方法の大半は対症療法とよばれるものです。
薬の情報などをネットで見てもらったら、よく読むと「このお薬は対症療法のお薬です。病気を根本的に治すものではありません」と書いてあります。

だから、薬を飲むとその薬の効果で症状がなくなる。
しかし、薬の効果の時間が切れると、症状は復活し、もとの状態に戻ります。

アトピーの人は特にこの対症療法を体験していますね。
ステロイドを塗ったらすごく肌がキレイになり、次の日には、また同じ湿疹が出ている。
塗っている間は「よくなってる」って感じますが、結局、完全にやめたら元に戻るか、よりひどくなるのですね。

患者さんは、最終的には、治療のために飲んでいた薬をやめれば元の健康な状態に戻ることを目指して治療をします。

病院は、薬を飲めば、症状が出ない状態を「治った」としています。
また、手術やホルモン治療など、治療の方法によっては、当初の悩みの症状は治ったけど、将来の新たな火種になる原因をつくったり、新たな症状が薬のせいで出現する可能性もあります。

「本当の意味で元の身体に戻りたい」という患者さん「薬飲んでたら元に戻った(感じ)でしょ」っていう医者。

ここに、おーーーーきな、ふかーーーーいっ、
みぞなんです!


僕は、ここで病院や医者に対して1つの疑問があります。
なぜ、対症療法とちゃんと書いてある薬を使い続けたら根本的に治ると思っているのか?

症状が初期段階で、すぐさま対症療法の薬でフォローしてあげれば、身体の負担が少なく尚かつ強い作用の薬に助けられ、ひどくなる前に修復。

結果的によくなり、薬をやめても良い状態を保てていける。
というのはなんとなくわかるのですが、

対症療法の薬を2週間とか長期飲んでも、あいかわらず、飲んだら良くなって、やめたら
元に戻るのに、なんで、その状態を続けたら、やがて、薬をやめても治る。根本治療につながると考えるのか、そのメカニズムや根拠がわかりません。

西洋医学のプロからしたら、そんなメカニズムも知らないの?
って言われるかもしれませんが、ご存知の方がいらっしゃったら教えてもらいたいです。

それとも、薬は飲み続けないといけない。ステロイドは塗り続けないといけないと思っていて、
「どれくらいで薬を全部やめても治ってるように治療しようか・・・」
なんて「考えていない!」なんてことなんでしょうか。

病気は、感染症や遺伝的なものを除いて、何かしら自分の生活を取り巻く環境などと関係があります。

すごく寒い冬。不規則な睡眠。バランスの悪い食生活。耐えがたいストレス。

漢方では、こういうものを外因とよび、元々の体質を内因などとよびます。

これらが重なって病気を発祥すると考えるので、漢方では、ただ「薬を飲んでもらえばいい」とはなりません。

患者さんの体質、漢方薬、環境。

この3つのバランスがうまくとれた時に、将来的には漢方薬を飲まなくてもいい身体になるのですね。

だから、仕事の事や、ストレス状況、食事、生活ペースなどを詳しく聞かずに薬だけで治療しようとする病院は本当に不思議です。

まー、もし「薬飲み続けてれば、治りますから」って考えてるなら、その人のいろんな事を聞いてアドバイスする必要ないですが・・・。

漢方の治療は、漢方薬を処方することではありません。

体質を分析し、分析した体質を元に漢方薬と環境をどう変えて対応していくか(体質に合わせた食事など)のバランスをとりながら治していく治療です。

だから、根本治療とよばれるのですね。
漢方薬自体が根本治療の効果ではありません。

漢方の医学理論が根本治療なのです。

漢方で治療している方は、体質、漢方薬、生活養生の3つのバランスを意識しましょう。


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2013年04月04日

花粉症を「実際」に治すサプリメント

今年の花粉症は、いつものスギやヒノキでなく、黄砂やPM2.5なども一緒になってきているので、ひどい状態になっている人が多いですね。

この季節になるといつも聞かれるのが、
甜茶は花粉症に効きますか?
乳酸菌は効きますか?

という質問。

ネットなんか見ても、花粉症対策でいろいろなサプリメントが出ています。

僕は、サプリメントや漢方などに携わって14年以上経ちますが、1つ言えることは、サプリメントの類いで花粉症が治ったという話を聞いた事がないです。

甜茶、酵素、乳酸菌、青汁などなど、もっといろいろあると思います。
毎年、いろいろなものをためしている方もいらっしゃいます。

サプリメントの宣伝文句をみれば、花粉症がピタリと治まるとか書いてあります。
他にも体験者の実際の声など、「おーこれだったら、治りそうじゃん」ってやつが一杯あるのですが、実際に「●●で治ったよ」という人には会ったことがありません。

絶対に誰も治らないということはないんでしょうが、良くなった人って「絶望的」に少ないんだと思います。

当然ですが「実際に治りました」って効くのは、病院の薬。

でも、これは、飲んだら止まるけど、効果が切れたら、そのまんま復活ってやつです。
体質からは変わりませんが、病院の薬で治まる程度であれば、短期間の人には問題ないようです。

手前味噌ですが、漢方薬でも治っています。
でも、ちょっと不思議なのは、去年、効いていた漢方薬が今年の花粉症には、通用しませんでした。

で、処方を変えてみたら、またピタッと治ったみたいです。
毎年の花粉症タイプに相性のいい漢方薬がある感じですね。
毎年、微妙に変わるのが厄介ですね。

漢方薬の場合、体質や毎年の花粉症パターンに合えばピタッと治りますが、合わなかったら1mmも効いてないですね。

だから、病院がやってるような漢方薬で花粉症なら「とりあえず全員に小青龍湯、出しときゃいいわ」ってのは、ダメな時はダメです。
その病院が体質別に漢方薬を合わせてなければ全滅で効かないですね。

花粉症は漢方からみても厄介です。

漢方は体質を総合的に分析して合わせていきます。
ほんとにひどい人は、元の体質が深く関わっているので、身体全体の調整を漢方薬で治療していると治ってくるのですが、体質によっては、元の体質とそれほど深く関わっていない場合もあるのです。

元の体質の表面に花粉症的な体質が一時ある感じでしょうか。

この場合、治していこうとする期間の間に症状が終わっちゃったりします。
そうなると、短期間なら新薬でもよかったんじゃなかろうかと思ったりします。

もちろん、全員、深い部分では元の体質が関わっているのは間違いないですが、
それを本当に正そうと思ったら、それ相応の時間やお金がかかるので、難しいところですね。

短期間で治す場合は、年ごとにいくつか処方を合わせてみる必要がありそうです。

うちでも乳酸菌やら、なんやらと「花粉症にいいよ」って商品を販売はできるのですが、自分が長年、業界をみてきた経験上、漢方でも合わせるのが難しいのに、効く確率が極端に低いサプリを勧めてもなぁ〜と思っています。

ただ、時間をかければ花粉症状が出るアレルギー体質は漢方薬で変わりますよ。

後、甘いものと油物も控えたほうがいいですね。
アレルギー反応をより強くするようです。

特に缶コーヒーはよくない方もいらっしゃいます。

それにしても、早く過ぎ去ってほしいものですね。

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2013年03月11日

漢方薬の効果を解明してみる「漢方薬編」

前回の西洋医学のお薬の役割をふまえて今回の話を読んでみてください。

漢方薬の効果を解明してみる「西洋医学の薬偏」

では、漢方薬の効果は・・・。

【一般的】には漢方薬の根底にある治療効果の考え方は西洋医学と同じように考えられています。
これは、一般の人に限らず、現時点で漢方薬を処方している医者や薬剤師の大半の先生も勘違いして同じように考えています。

「何かの漢方薬は、西洋医学的な何かの効果がある」と。

ひどい先生になると西洋医学の薬の「自然版」みたいな、かるーいノリで考えている人もいます。

当帰芍薬散は黄体ホルモンを活性化させる。とか、
消風散はアトピーを治すとか。

これは、漢方薬を西洋医学的に考えた、勝手な理屈です。
こんな考え方は漢方にはありません。
当たり前ですね。漢方は2千年前にその理論が確立し、西洋医学はまだ200年くらいしか経ってないのですから。

漢方は西洋医学から、さかのぼる1800年前に西洋医学が起こった場所とは全く違う場所で、すでに東洋医学として【確立】していました。

その時に【未完成】だったわけではなく、1つの医学体系として確立していたので、今さら西洋医学から分析される必要はないのですね。

なのに現在のほとんどの病院や薬局が「西洋医学から漢方薬の使い方を考える」という、意味不明な考えで漢方薬を処方されています。

ま、この考えは漢方薬を保険適応にする際に医薬品扱いにする過程で漢方を無理矢理、西洋医学と同じ法律的な扱いにしようとした無理が治療のところまで及んでしまったのですが。

言うまでもなく、漢方薬を使う時は西洋医学で考えるのではなく、東洋医学の理屈にのっとって考えます。

漢方薬は、あらかじめ効果が決まっていません。
西洋医学は病名が一緒なら、その薬の効果は同じように効く?はずですが、漢方薬は、体質にあわせるので、病名が同じ人でも細かく体質をみていくと全く違うタイプかもしれません。

漢方薬は病名で合わせると効くか効かないかはわかりません。

例えば、アトピーの人でもジュクジュクするタイプと乾燥で出血するタイプにわかれるように。

ジュクジュクしている人は水毒系の余分な水を抜いていく漢方薬が必要になりますが、乾燥している人は、水を抜かないで、むしろ補充して潤さないといけません。

つまり、アトピーという同じ病名でも体質は正反対。
漢方薬も正反対のものを使うのです。

病名だけで合わせて、みんなに同じ漢方薬は使っていたら・・・
正反対の体質の人は逆にひどくなります。

西洋医学の【病名】は参考にはなりますが、漢方薬を選ぶ決定的な【情報】にはならないのですね。

ちなみにツムラの漢方薬のマニュアルや漢方系の雑誌、セルフで購入するような漢方薬の箱の説明などには「●●病に効く漢方薬」のように書いてありますが、病名とは直接は関係ないので、あれも医薬品の法律上そうしているだけで漢方の理論とは全く関係ないです。

ただ、伝統漢方をしている僕らもある程度、その人の病名から、その病気でよく使われてきた漢方薬のグループを候補として考えます(候補は1つの病気で30種類くらい考えられる)が、

昔、師匠に言われたのは、
「漢方は体質にあわせるのだから、原則はすべての漢方薬が候補になると考えなければいけない」と言われたのを思いだします。

実際は、500種類以上の候補の漢方薬を常時、考えるわけにはいかないので、その病気でよく使われる処方グループ30種類位の中から、体質的な分析を細かくしていって、絞り込んでいきます。

候補を考える時に病院のように病名マニュアルで2種類の漢方薬から選ぶのと、体質を分析しながら30種類の漢方薬から選ぶのとでは、おのずと精度は変わりますね。
だって、みんな、体質は違いますから。

まさか、26歳の不妊症の人と40歳の不妊症の人が全く一緒の体質だ!なんて考える人いませんよね。

漢方薬はあらかじめ、効果もどんな病気に使うかも決まっていません。
だから、毎回、問診をして体質を分析し、その体質を調整する漢方薬を選んでいくのです。

この時に西洋医学の薬と決定的に違う要素があります。

西洋医学のお薬は、あらかじめ効果が決まっています。
だから「それを飲めば治るはず」なんです。

漢方薬は、
「治ればその漢方薬が合っていた」という結果論。
西洋医学と考えが逆ですね。

世界一の腕をもっている漢方医でもこの法則からは逃れられません。
治る前から合っている漢方薬がわかることはあり得ません。

たまに、この漢方の原則を知らない医者などが、処方した漢方薬でうまくいかなかった時に患者さんに「おかしいな治るはずなんだけど・・・」と言ったりすることがあるようですが、これは間違いですね。

西洋医学とは違い、あらかじめ働きや効果が決まっていませんので、
この場合は「選んだ先生の腕が悪かった」ということです。

だって、合っていれば治っているので、合っていないのは治っていない。ということ。

単純な答えですね。

一般の方には、なかなか難しい感覚かもしれませんが、漢方で治療する場合は、西洋医学的な考えは一旦おいて、新しい感覚で望まないとうまくいかないかもしれません。

実は漢方薬は「効果」の内容もはっきりと決まっていません。
漢方薬の効果の考え方はまた今度にでも。

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2013年03月08日

漢方薬の効果を解明してみる「西洋医学の薬偏」

漢方薬の効果は、かなーーーーーり誤解されています。
今回は、漢方薬の効果について細かく考えていきたいと思います。

「アトピーに効く漢方薬はありませんか?」というような感じで質問される方が多いです。
漢方薬も「薬」なので薬というと病院の薬をイメージするので、無意識に同じように考えてしまうようですね。

だから「この漢方薬はどんな効果があるのか?」と考えてしまいます。

さすがに「不妊症に効く漢方薬」など【ない】ことはわかってもらえてるみたいですが・・・。
いや漢方薬が不妊症に効かないってことじゃなく、正式には不妊症を克服する漢方薬であって妊娠する効果があるわけじゃないですね。

病院の薬でニキビやアトピーに効果があるといったら、炎症を抑えるステロイドやアレルギー反応を抑える薬などですね。

病院のお薬というのは、効果や働きが、あらかじめわかっています。
(漢方薬の話をしていない時点では、何のことを言っているのかわかりませんね。後で漢方薬のこともお話しますが、漢方薬は効果や働きがあらかじめわかっていません)

病院のお薬は試験管やらマウスやらを使って、「どんな成分があって」、それが「どんな効果があるのか」「実際に効くのか」などをいろいろと実験して、理屈的にも、ちゃんと効果のあるもので成分などがはっきりしているものが薬として処方されるようになります。

「えっ、病院の薬は理屈的に効くようになってるっていうけど、効かない時は全然、効かないじゃないかっ!」って感じる人も多いですよね。
それは、しょうがないのです。

西洋医学の考え方は「人間の身体は全て同じ働きをしている」という前提なんです。
西洋医学の考えの中には、一人、一人の体質の違いは考えません。

「人間は全員、コピーで作ったロボットの如く寸分狂わず、身体は同じ働きをしている」というふうに考えます。

だから、ニキビやアトピーなら皮膚の炎症が起こっているという状態だけを考え「その状態に対してだけ」対応するのです。

当然、アトピーでも性別、年齢、他の持病、生活環境などなど、ひとりずつ違うので、効かないときは効かないのです。

ようするに病院の薬で効かないのは「体質」が合っていないということですね。
じゃあ、どんな体質の人だったら合うんだということになりますが、西洋医学では体質は考えませんから、「アトピーには効くはず」、もっと厳密にいえば「かゆみや赤みはなくなるはず」という部分だけの設定や理屈しかありません。

実は、よく考えてみると一言も「ステロイドを○カ月続ければ、ステロイドをやめてもニキビやアトピーは治ってるよ」なんて言ってないのです。
ステロイドを使えば「かゆみが止まる。赤みがなくなる」と言ってるだけ。
だから、初期はちゃーんと効きますね。

やめても再発するかどうかは対症療法の範疇じゃないのです。

「そんなの知らないよっ【薬を使った時】は治ったでしょ」って感じ。

現に血圧を下げる降圧剤などは一生飲んどかないと脳卒中や心筋梗塞になると医者からおどされます。

なんか、前提だけ説明するのにものすごく長くなっちゃいました。
でも、西洋医学の効果の考え方がわかっていないと漢方薬の効果は西洋医学の薬の効果と考え方が全く違うので、もっとわからなくなっちゃいます。

ちょっと、まとめてみますね。

★西洋医学が考える薬の効果
@あらかじめ、どんな病気(症状)にどう効くのかが決まっている。
Aその薬の何の成分がどういう作用があるのかがわかっている。
B対症療法といって「飲んでる間は効く」という考え方なので、どれくらい続ければ、薬をやめても治るのかはわかっていない。

この西洋医学の薬の考え方を踏まえて次回を読んでみてください。

漢方薬はこういった考え方ではありません。
全くの別物です。

ではでは今日はここまで。

続きはこちら 漢方薬の効果を解明してみる「漢方薬編」


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2009年01月19日

漢方薬の効果とは性格と性質を理解すること

漢方薬の効果、性質を「方意」「方格」ということもあります。

方意とは、漢方薬の意志であり、方格とは、漢方薬の性格です。

西洋医学では、このお薬は○○の効果があるといいます。

これは、一定の決まった効果があるという意味です。

病院の薬は、どんな体質の人が飲んでも、効果は一定です。

飲む方の体質によって効果が変わることがありません。

漢方薬は性格をもっているので、はっきりとした意志をもっています。

漢方薬は一定の効果があるわけではなく、「ある症状とある症状の組み合わせをもっていて、これこれな体格の方なら私は働きます。しかしそうでない場合は働きません。」といったはっきりした性格(効果)です。

また漢方薬の性格は1つの決まりきった性格ではありません。

人間と一緒でつきあう人によって微妙に性格が変わるのと一緒で、同じ漢方薬も飲む人によって効果が変わったりします。

いろいろな性格(効果)をもっている漢方薬を「方意が広い」と現し、「いろいろな病気に使える」といいます。

例えば、葛根湯は、風邪にも使いますが、フレグモーネス(蜂窩織炎)という難しい病気にも使います。

もちろん、葛根湯の体質であれば、風邪やフレグモーネスのどちらの病気でもあっても使えるということで、葛根湯の体質でなければ、どちらの病気に使っても無意味!です。

ですから、同じ漢方薬でも、良くなる人と、良くならない人にわかれます。

正に友達の相性のようなものです。

漢方医同士で漢方薬の話しをするとき、「あの漢方薬は体力のある人には、効いてくれなくて冷たいけど、体力のない人にはやさしい」などと、知り合
いの人付き合いのことを話すように話します。

こんな話し方ができるのは、そうとう勉強している先生に限りますが・・・

漢方とは、この漢方薬のもっている多彩な性格熟知していないと使いこなせないのです。

使いこなすというよりは、漢方薬たちとつきあっていくといったほうが、わかりやすいかもしれません。

東洋医学は、経験の医学なので、漢方薬も長年、つきあうことによって、性格がわかってきます。

いろいろな漢方薬達と仲良くなればなるほど、病気や症状で困っている方にうまく引き合わせることができるのです。

医者がやっているようなマニュアルだけみて漢方薬を処方するような「上辺の付き合い」では、漢方薬にあいそを尽かされて、全く効果を発揮してくれません。

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●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。

【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2006年12月04日

病気にならない予防法 自然調和 夏


病気にならないためには、自然と調和させることが重要です。

寒くなってくると風邪をひきやすくなりますし、暑すぎると食欲がなくなり、身体がだるくなります。

ストレスなどが原因で病気になることもありますが、自然環境の変化で病気に
なることもあります。

漢方の古典、素問(四気調神大論)では、自然とどうあわせていけば病気にな
らないかを教えてくれています。


四季の性質を的確につかみ、身体をそれに対応させていくことで、各季節に起
こりやすい病気を防いでいきます。

前回までは春と冬のイメージと調和の方法を書きました。
今回は、夏のご紹介です。晴れ

漢方医学では夏を「藩秀」とよびます。
万物が成長して繁栄し華やかに美しくなる季節です。
天地陰陽の両気が盛んに交合し、万物に花咲かせ実らせます。
これが夏のイメージです。

そしてこの夏に逆らわずにすごすには・・・

◆いくらか夜ふかししてもよいが朝は早くに起きて昼の炎天にあまり身体を長くさらさないように努めなければなりません。
◆気持ちは常に愉快さを保ち怒らないようにしなければなりません。
◆植物が開花するように人体にあっても身体の内にある陽気を皮膚を通じて外
に発散させるようにしなければなりません。


などがあげられています。
古典に記されていることなので、現代社会では、すべてを守るのは難しいと思
いますが、できるだけ心がけるようにすると春の病気から逃れることができる
かもしれません。

ちなみに夏は、脱水からくる脱力感や疲労、身体の中を冷やしすぎた結果からの胃腸障害がおこりやすいのでこまめに水分を補給し、冷たい飲み物をなるべく控えるように心がけないと夏の終わり頃にすっかり疲れてしまいますよ。

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2006年11月23日

病気にならない予防法 自然調和 冬


漢方医学では、病気になる原因の1つとして自然とうまく調和できていないことをあげています。

ビルや車など周りを取り囲む環境はいろいろと便利になりましたが、私達が、
自然の中で生きている動物という事実はかわりません。ビル

動物である以上、自然界の掟にしたがって生きていかないといけないといけません。

雨が続いて湿気が多くなれば、関節が痛みます。雨

暑さが続けば、疲労が激しくなり、夏バテにもなります。晴れ

寒さが強ければ、身体が冷えていろいろな症状が出てきます。雪

ストレスやバランスの悪い食べ物も病気になる原因となりますが、自然界の環境に影響されて病気になることもたくさんあります。あせあせ(飛び散る汗)

漢方の古典、素問(四気調神大論)では、自然とどうあわせていけば病気にな
らないかを教えてくれています。

四季の性質を的確につかみ、身体をそれに対応させていくことで、各季節に起こりやすい病気を防いでいきます。

最近は、ほんとに寒くなりました。
これからやってくる冬と調和する方法です。

漢方医学では冬を「閉蔵」とよんでいます。
万物が戸を閉ざして、陽気を潜伏させることを意味します。
河水は、凍り、地面は凍裂します。


これが冬のイメージです。

そしれこの冬に逆らわずにすごすには・・・

◆はやく寝て、朝は遅くまで寝床にいること
◆日が昇ってから起きるようにし寒さから身を守るように努めること
◆自分の意思は包み隠すように秘密を隠すように
◆汗をかくと陽気が失われてしまうので汗をかいて肌膚が開かないようにする
 こと


などがあげられています。
古典に記されていることなので、現代社会では、すべてを守るのは難しいと思
いますが、できるだけ心がけるようにすると冬の病気から逃れることができる
かもしれません。

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2006年09月22日

発見! 病気が治らない原因

病気が治らない原因とは!?

実は共通の原因があります。

その秘密は、紀元前にありました。目

その昔、秦越人という方がいらっしゃいました。

漢方医で伝説になっている扁鵲その人です。本

病人を一目みて悪い内臓を見抜きとくに脈診の達人だと呼ばれた名医です。ぴかぴか(新しい)

扁鵲は諸国を旅しながらいろいろな方を治療していました。
その扁鵲が斉という国に立ち寄った際、その国の王とあった扁鵲は王の顔色を
みて王に病気のあることを知り「現在、王の病気が肌にとどまっています。今
治療すれば病は進行いたしません。」と進言しました。

しかし王は治療費ほしさの嘘だと思い全くとりあいませんでした。バッド(下向き矢印)

その後、病はどんどん身体の奥へと進行していることを王に進言しますが、王
は聞く耳を持ちません。あせあせ(飛び散る汗)

その後、扁鵲が王の顔を見るなり、その場を退出しました。

気になった王は、なぜ退出したのか尋ねると「病気が体表や血脈、内臓にある
間は漢方薬や薬酒が効きますが病が骨髄まで進行するともう手遅れです。」
といいました。たらーっ(汗)

さてその5日後、王は身体中が痛みだしそのまま亡くなってしまいました。
扁鵲の言ったとおり病は身体の奥深くに進みもう治らない状態だったのです。

扁鵲はこういった患者を何人も何人も診てきて治らない6か条を教えてくれています。

@驕り高ぶって道理をわきまえない人
A身体を粗末にし財産を重んじる人
B衣食の節度をしっかり保てない人
C陰陽ともに病み、内臓の気が乱れた人
D痩せ衰えて薬自体が服用できない人
E占いや巫を信じて医を信じない人

これを六不治の病と呼びます。

Eは病気の治療と宗教などを結びつける危険性を説いています。

Cは東洋医学専門の言葉ですが、それ以外は、現代にも十分にあてはまること
だと思います。

これが紀元前にすでに言われていたとは驚きですexclamation×2

病気が治らない原因はウィルスや免疫現代医学風にいうといろいろありますが、自分の中にも何割かあるようです。

まずは治ろうとする気持ち

これが重要ですね。

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2006年08月16日

悲劇の医学 【漢方】

現代で医学と言えば、病院での医学
つまり西洋医学のことを指します。

同じように江戸時代の人に「医学と言えば?」
と聞けば、東洋医学、漢方のことを言ったと思います。

明治維新前まで日本には日本漢方というすばらしい漢方医学がありました。

江戸時代に御殿医として権力をふるっていたのは漢方医達でした。
今でいう○○大学付属病院のお偉いお医者様っていう感じです。病院

それが明治維新を境にガラッと変わります。

維新後の医師免許規則でそれまで医師として認めていた漢方を医師として認めないという制度に変わったのです。

いつの時代もお役所の仕事はこんなものです。ふらふら

明治維新の前と後で漢方の治療効果がガラッと変わるはずがありませんexclamation×2

でも制度はガラッと変わったのです。

医師として認められなくなったので本当に東洋医学を理解し漢方をする人がほとんどいなくなってしまいました。

この状態は、現在も続いています。バッド(下向き矢印)

漢方医学の考え方にも伝統漢方系と中医学系とにわかれます。

正式に認められていないために治療の方法にもいくつかの流派が存在するので
す。


またこういった状況ですから西洋医学が中心である病院で処方している漢方薬は、一部の病院を除いてまったく漢方医学の原理原則に基づかないで処方して
いるところがあります。


「漢方薬の名前は知っているが東洋医学はよくわからない」
というお医者さんがたくさんいるのです。

じゃあ漢方薬をどうやって処方しているのか?

漢方薬メーカーが勝手に考え出したカンタンな方法つまり病名漢方(〜病に対しては○○漢方薬というマニュアル的方法)で処方しています。むかっ(怒り)

残念ながら病名漢方では、あたりはずれで出す賭け事のような処方になってし
まいます。もうやだ〜(悲しい顔)


日本では正式な医学でなくなったゆえの悲しい事実です。

もともとは、今の病院と同じように重要視されていた漢方医学

西洋医学で治らない病気が増えてきた現代にこそ必要な医学だと思います。

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2006年07月05日

後漢時代の名医 華陀

華陀は中国の後漢時代(三国志の時代)の名医です。

恐れ多くもこのブログでは、お名前を使わさせてもらってます。

華陀は内科や外科、婦人科、小児科、針灸など幅ひろく医学に通じていました。
なかでも麻酔薬の麻沸散を用いた外科手術の施術者として有名です。

ひらめきなんと2000年位前に切開手術を行っていたのですね。
ちなみに日本はその頃は邪馬台国の時代です。

また華陀は、中国の体操治療法の五禽戯(虎・熊・猿・鹿・鳥)の考案者で針
灸の開発者としても有名です。

現在の病院は、○○科と細かく分かれていて、人間の身体、全体を総括して診
てくれるお医者さんはいません。

漢方は、病気ではなくその人の体質に注目する医学なので華陀のようにいろいろな病気を診る事ができたのです。

華陀は、魏の国の国王、曹操の治療をするために招かれ、頭痛、めまいの治療
を施しましたが、曹操の怒りをかって殺されてしまいました。がく〜(落胆した顔)

死ぬ前に医術を伝えようと獄吏に医学書を渡しましたが獄吏は、これを焼き捨
ててしまいました。

華陀の医学はこの書だけではなく、他にも存在し、華陀の考え出した漢方処方はなんらかの形で現在にも続いていることでしょう。


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2006年05月31日

漢方流派

漢方にはいろいろな流派があります。
西洋医学は、決まった教科書があり、流派によって治療の方法や考え方が変わ
ることはありません。

漢方には、古方派・折衷派・後世方派などがあり、それぞれの治療の考え方にしたがって治療します。
俗に日本漢方とよばれる流派です。

現在の漢方は中医学という考え方で治療されている方も多いようです。

中医学と日本漢方は少し異なっていて日本漢方は、古代中国から、ずっと続い
てきた治療方法をそれぞれの考えにしたがって伝えてきた流派です。
本から学ぶというよりは、漢方の達人について、実際にいろいろな患者さんを
診ながら実践で学び腕をあげていくという傾向が強いです。

中医学は教育的、学問的に整えられた医学で、今まで師匠から弟子へと伝えられてきた日本漢方とは異なり、非常に体系的です。体質の分析も日本漢方と異なってきます。

私自身は、どちらがよいとはっきりとはいえません。
それぞれ利点と欠点があると感じています。

日本漢方は、実践経験に基づいていますのでお薬を効かせる技術は高いと思い
ます。でも本から学ぼうとしても経験がなければ、なかなか腕があがらないと
いう欠点があると思います。


中医学は、現在、本がたくさん出版されているので割合、学びやすいと思いま
す。また東洋医学の観念を理解しやすくなっています。
反面、理解しやすいぶん実践的ではないようにも感じます。

これはただ単に私が日本漢方よりだからかもしれません・・・

どちらにしても症状で苦しんでいる患者さんを治療する場合は、どちらもマスターすることが大切だと思います。


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