「病院のツムラの漢方薬と先生のところの漢方薬ってどう違うのですか?」という質問。
うちに度々ある質問です。
病院の漢方と漢方専門店との違いをうちのWebサイトや過去記事にも書いてありますが、この問題で一般の方には大きな誤解がありますので、まとめて書いてみようと思い、今回はこんな複雑なタイトルになっております。
多分、皆さんがイメージしている答えは、「品質や成分が違うんじゃないか」と思っているのではないでしょうか。
なんとなく、漢方薬専門店の方がイイものを扱っているとか、成分が強くて良い。みたいなイメージがあるみたいですね。
これは、あながち間違いではないですが、正解ではありません。
本当かどうかはわかりませんが、漢方業界では、まことしやかに「ツムラの漢方薬は3倍量飲まないと効かない」なんて言われています。
なんせ、そのツムラの漢方薬を扱っている当の病院の先生が講演で言ってたこともある位なので、信憑性は高いのかもしれません。
保険適応で扱える漢方薬には薬価という問題があります。
(薬価とは国が保険適応になっている薬の値段を決めます。メーカーなどが勝手に定価を決めることができません)
自然の作物を使う漢方薬では利益を出そうと思っても薬価上、定価が決められ、会社独自で漢方薬の定価を上げることができないので、コストカットしか方法がありません。
漢方薬のコストカットとは、ようするに漢方薬の構成している生薬で安いものを使う事です。
現に昔は複数の漢方薬メーカーが保険適応の漢方薬を提供していましたが、今は病院相手では利益が出ないため、ほとんどのメーカーが撤退しています。
そういったことで、確かに皆さんがイメージしているような、病院の漢方薬は粗悪で漢方薬専門店の漢方薬は上質のものっぽい。ということは、実際にあるかもしれません。
しかし、漢方治療においては、それよりも重要なことがあります。
それは漢方治療は漢方薬の成分よりもなによりも、その人の体質に合わせなければ効かないということです。
漢方は西洋医学とは効果や理屈が違います。
僕は修行時代に一時期、ツムラの一般用漢方薬で治療していたことがありますが、確かに効きは弱い感じはありましたが、それなりに治していました。
効果が弱いものであっても、体質にちゃんと合わせてやれば、それなりに効くものです。
逆にものすごく品質の良い効果の高い漢方薬であっても、体質に合っていなければ漢方薬は効きません。
東洋医学の難しいところはココですね。
漢方薬の最も重要なポイントを優先度で並べると、
@その人の東洋医学的な体質を診断しているか。
A診断した体質に最適な漢方薬を選ぶ事ができているか。
B品質の良い漢方薬を使用しているか。
この3つが揃っているかどうかです。
先程もお話したように重要なのは@とAで、これがクリアできていたらBは大きな問題ではありません。品質が良いに越したことはないですが。
現状は悲しいことですが大半の病院と漢方専門と銘打っている店が@とAを実践できていません。
メーカーからもらったマニュアルで合わせているだけです。
わかりやすくいえば、先生が自分で分析、診断せずにマニュアルを見て効くか、効かないかわからないのにテキトーに処方しているだけ。
なので、病院と漢方専門店との比較というのは、ちょっとズレがあるかもしれません。
病院でも保険適応でなく実費でちゃんと漢方的な体質判断をして、それに適した漢方薬を処方しているところもあります。
逆に漢方薬専門店でも、専門店っぽくは見せていても、実際は漢方医学理論の五行論を一方的に説明するだけで、東洋医学的な問診もとれないし体質も診断できない店なんてゴロゴロあります。
厳密にみたら、病院と漢方専門店の違いを比較するのではなく、病院も専門店もひっくるめて治療医学としてやっているところなのか?
販売としてテキトーにやっているところなのか?の違いをみることが重要です。
そういう意味では漢方薬は容易に治療から販売に変身します。
違いをみるポイントは、
@西洋医学の検査や診断でなく西洋医学とは別で東洋医学的な体質を診断するためにわざわざ問診をとっているか。
A西洋医学の診断の病名でなく東洋医学的な体質を診断しているか。
チェックするのは、この2点です。
これがなければ漢方薬を処方していても、そこはただの「漢方薬の販売」をしているだけで、例え病院であろうが東洋医学の治療ではありません。
西洋医学的な漢方薬の販売という意味不明な新たなジャンルです。
あなたが西洋医学とは違う東洋医学の治療を求めているなら、これからは「病院か漢方専門のお店のどちらがいいのか?」ではなく、@とAをちゃんとまじめにやっているところか、どうかをみていったほうが、よいかと思います。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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2014年10月14日
2014年10月07日
ユダヤ教の健康法と漢方の健康法
ユダヤの健康法という、変わったコラムを読みました。
実はうちで不妊治療の指導をしている方法は、元々、自分たちが不妊で悩んでいて、その時に漢方薬以外で他に妊娠を成功させる方法がないかを研究した結果、いきついたのがユダヤのニッダーの中にある妊娠法でした。
もちろん、その方法だけでなく、漢方薬やら他の漢方養生もして赤ちゃんを授かったのですが、そんな訳で自分自身にゆかりのある感じの記事だったので気になって読みました。
そのコラムによるとユダヤ教の中には健康と医療、それに食べ物にまつわる情報が非常に多いらしいです。
書いてあるのは戒律という厳しいルール的な形で書いてあるらしいのですが、目的は病気を避けて健やかにすごす方法です。
どんなものは食べてもよいのか?
どんなものは食べてはいけないのか?
仕事と休息をコントロールする方法や親子や友人との関係性など。
生きていく全てにおいて事細かな指示が戒律という形で記されているとのこと。
これを読んで「これって漢方とそっくりだな」と感じました。
このユダヤ教が記されたのは4千年前らしいです。
漢方も4千年前。
漢方は宗教ではないので、守るべき戒律という形で記されていませんが、書かれていることは同じ感じのように思いました。
結局、古代に書かれた原点的なものって、どの国でも変わらないのですね。
昔は文明的にも複雑でない分、原点的で最も真を突いているのかもしれません。
どちらも非常にいいものだと思います。
しかし、残念ながら現在の日本での漢方は、こういった本質を理解されずに大きく誤解?されて理解されています。
漢方薬のイメージって病院の化学合成物の薬に対して、自然のやさしい薬ってイメージがありませんか?
こういうイメージがあるから、漢方薬はジワジワ効くとか、効くのに半年かかるといった、全くのデタラメが横行していると思うのですが、漢方の真髄は漢方薬での治療ではありません。
今の日本では大半の医者が「漢方」を勘違いしているので、漢方には病院の薬(人工化合物)にはない新たな成分や効果があるんじゃないかと考えているようです。
だから、漢方薬を化学的に調べるという意味不明な研究者のオナニーのようなことをやっているのですが、漢方の真髄は先程のユダヤの戒律と同じです。
いかに自然に逆らわずに健康であり続けるか?
その健康を保つ途中で病気になった時に使うのが漢方薬であり、日々の食生活を正しくするためのものが薬膳です。
他にも漢方の養生方法はたくさんあります。
漢方は薬の効果がどうたらこうたらで治すだけが目的ではないのです。
漢方のスゴイ!ところは一般的な「その他、大勢の人間」に対しての健康法ではなく、一人一人の体質を分析し「その人の体質別」に漢方薬を処方したり、食べるものを選んだり、精神の在り方を指導するのです。
日本の漢方薬を扱っている大半の医者が勘違いしているのはココですね。
一人一人の体質を分析するための問診もとらないで漢方薬を処方するのは、漢方薬自体に何か病院の薬にはない成分や効果を期待しているという証拠だと思います。あるいは、何も根拠を考えていないか。
発想自体が西洋医学から全く抜けていません。
漢方薬は別に病院の薬に変わるような画期的な成分や効果があるわけではありません。
元々の治す方法や考えが違うのです。
新たな成分で治すのではなく、体質のバランスをとることによって、自然治癒力をひきだすのです。
だから、漢方薬よりも、その人に眠っていた自然治癒力がすごいのです。
漢方薬でちょっと整えてあげれば、その人は、ものすごい治癒力を発揮するのです。
考えてみたら、自分の自然治癒力が一番、自分の身体のことをわかっています。
それを手助けするのが漢方薬。
でもその漢方薬はあくまで、その人の体質に合わせて処方できた時に発揮する力。
だから、漢方治療で重要なのは、いろいろな種類の漢方薬を処方することではなく、
「その人の現在の体質を東洋医学的に見極める!!」
これが漢方治療の7割、8割を担っているわけです。
とにかく徹底的に「その人独自の体質」を分析することにエネルギーを使います。
なので漢方薬を選ぶための問診をとらないで、西洋医学の病名だけで処方するのは、治療すら初めていない状態ですね。ラッキーで治ることはありますが、それは、その先生が治しているとは言えません。
飲んだ漢方薬が、たまたま当たっただけ。競馬などの賭け事レベル。
なんだったら、そういう処方の方法って漢方を医学的にバカにしているともいえます。
漢方薬を処方している先生が漢方医学理論をバカにしている。
なんとも皮肉な話しですね。
ちなみに漢方は漢方薬での治療の問題だけでなく食事や運動、精神の在り方なども、その人の現在の体質に合わせて指導します。
これも西洋医学とも違うところですね。
西洋医学は「1日1万歩歩きましょう」とか、人間全体に対する一般論的な健康法を言ってるだけで、その人それぞれの体質に合わせて指導するわけではありません。
だれでも1万歩あるけるとは限らないのですよ。
漢方は漢方薬だけではありません。
その真髄は「現在のあなたの東洋医学的体質」を見極めることです。
●アトピー、不妊症など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
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実はうちで不妊治療の指導をしている方法は、元々、自分たちが不妊で悩んでいて、その時に漢方薬以外で他に妊娠を成功させる方法がないかを研究した結果、いきついたのがユダヤのニッダーの中にある妊娠法でした。
もちろん、その方法だけでなく、漢方薬やら他の漢方養生もして赤ちゃんを授かったのですが、そんな訳で自分自身にゆかりのある感じの記事だったので気になって読みました。
そのコラムによるとユダヤ教の中には健康と医療、それに食べ物にまつわる情報が非常に多いらしいです。
書いてあるのは戒律という厳しいルール的な形で書いてあるらしいのですが、目的は病気を避けて健やかにすごす方法です。
どんなものは食べてもよいのか?
どんなものは食べてはいけないのか?
仕事と休息をコントロールする方法や親子や友人との関係性など。
生きていく全てにおいて事細かな指示が戒律という形で記されているとのこと。
これを読んで「これって漢方とそっくりだな」と感じました。
このユダヤ教が記されたのは4千年前らしいです。
漢方も4千年前。
漢方は宗教ではないので、守るべき戒律という形で記されていませんが、書かれていることは同じ感じのように思いました。
結局、古代に書かれた原点的なものって、どの国でも変わらないのですね。
昔は文明的にも複雑でない分、原点的で最も真を突いているのかもしれません。
どちらも非常にいいものだと思います。
しかし、残念ながら現在の日本での漢方は、こういった本質を理解されずに大きく誤解?されて理解されています。
漢方薬のイメージって病院の化学合成物の薬に対して、自然のやさしい薬ってイメージがありませんか?
こういうイメージがあるから、漢方薬はジワジワ効くとか、効くのに半年かかるといった、全くのデタラメが横行していると思うのですが、漢方の真髄は漢方薬での治療ではありません。
今の日本では大半の医者が「漢方」を勘違いしているので、漢方には病院の薬(人工化合物)にはない新たな成分や効果があるんじゃないかと考えているようです。
だから、漢方薬を化学的に調べるという意味不明な研究者のオナニーのようなことをやっているのですが、漢方の真髄は先程のユダヤの戒律と同じです。
いかに自然に逆らわずに健康であり続けるか?
その健康を保つ途中で病気になった時に使うのが漢方薬であり、日々の食生活を正しくするためのものが薬膳です。
他にも漢方の養生方法はたくさんあります。
漢方は薬の効果がどうたらこうたらで治すだけが目的ではないのです。
漢方のスゴイ!ところは一般的な「その他、大勢の人間」に対しての健康法ではなく、一人一人の体質を分析し「その人の体質別」に漢方薬を処方したり、食べるものを選んだり、精神の在り方を指導するのです。
日本の漢方薬を扱っている大半の医者が勘違いしているのはココですね。
一人一人の体質を分析するための問診もとらないで漢方薬を処方するのは、漢方薬自体に何か病院の薬にはない成分や効果を期待しているという証拠だと思います。あるいは、何も根拠を考えていないか。
発想自体が西洋医学から全く抜けていません。
漢方薬は別に病院の薬に変わるような画期的な成分や効果があるわけではありません。
元々の治す方法や考えが違うのです。
新たな成分で治すのではなく、体質のバランスをとることによって、自然治癒力をひきだすのです。
だから、漢方薬よりも、その人に眠っていた自然治癒力がすごいのです。
漢方薬でちょっと整えてあげれば、その人は、ものすごい治癒力を発揮するのです。
考えてみたら、自分の自然治癒力が一番、自分の身体のことをわかっています。
それを手助けするのが漢方薬。
でもその漢方薬はあくまで、その人の体質に合わせて処方できた時に発揮する力。
だから、漢方治療で重要なのは、いろいろな種類の漢方薬を処方することではなく、
「その人の現在の体質を東洋医学的に見極める!!」
これが漢方治療の7割、8割を担っているわけです。
とにかく徹底的に「その人独自の体質」を分析することにエネルギーを使います。
なので漢方薬を選ぶための問診をとらないで、西洋医学の病名だけで処方するのは、治療すら初めていない状態ですね。ラッキーで治ることはありますが、それは、その先生が治しているとは言えません。
飲んだ漢方薬が、たまたま当たっただけ。競馬などの賭け事レベル。
なんだったら、そういう処方の方法って漢方を医学的にバカにしているともいえます。
漢方薬を処方している先生が漢方医学理論をバカにしている。
なんとも皮肉な話しですね。
ちなみに漢方は漢方薬での治療の問題だけでなく食事や運動、精神の在り方なども、その人の現在の体質に合わせて指導します。
これも西洋医学とも違うところですね。
西洋医学は「1日1万歩歩きましょう」とか、人間全体に対する一般論的な健康法を言ってるだけで、その人それぞれの体質に合わせて指導するわけではありません。
だれでも1万歩あるけるとは限らないのですよ。
漢方は漢方薬だけではありません。
その真髄は「現在のあなたの東洋医学的体質」を見極めることです。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年10月01日
漢方薬の治療と西洋医学の治療は全く違う治療方法
日本というか、先進国は西洋医学こそが病気を治す唯一の方法だと、本能にすりこまれてる部分があると思います。
かくいう僕もこれだけ漢方治療をしていても、最後は病院に行けば治るか!なんて反射的に思ってしまいます。
実際に病院に行っても結局、治らないんですけどね。
というような感じで西洋医学こそが医療の基準!という概念が僕も皆さんも頭から離すことができないわけですよ。
なので、漢方のことも自然に西洋医学をベースに考えてしまいます。
「西洋医学をベースに考える」とはどういうことかと言うと、漢方薬を西洋医学が考える病気や治療の考え方で捉えて、有効成分やどこにどう効くのかという西洋医学の薬の効果と同じように漢方も考えてしまうということです。
これって、おかしいのですね。
漢方に対して誤解している人の中には「漢方薬は古くさい医学なので、科学的でない医学」と漢方と西洋医学を同じライン上で考えてしまう人がいますが(残念なことに医者にも多い)そもそも、「古臭い漢方が発展していって西洋医学になったわけではない」のですね。
漢方は東洋医学として、アジアで発展し、西洋医学は西洋諸国で発展していて、どちらの医学も交わることはありませんでした。
だから、古い医学が漢方で、新しい医学が西洋医学ではないのです。
ここを勘違いしてしまうと、漢方薬で治すことはできません。
漢方は西洋医学ではないので、化学的な必要がなく、漢方は化学を「基礎的な考え」としていないのです。
例えになってるかわかりませんが、人が人を好きになる感情である「好き」は化学的に解明できないから「好きになる感情は存在しない」って言ってるようなもので、化学的に解明できなくても、この世の中に存在し、これほど確かなものはなかたっりするのですね。
そう言ってる医者だって、誰かを「好き」になってたりしますからね。
だから、漢方においては、化学で解明できるかどうか、なんて何の関係もないのです。
だから、これは僕の勝手な解釈ですが、おそらく西洋医学で優秀な先生ほど、漢方の腕は反比例するのではないかと考えています。
そんなわけでは漢方は西洋医学の補助的な治療ではありません。
西洋医学は西洋医学。
漢方の東洋医学は東洋医学なのです。
ちなみにわかりやすくするために漢方は古臭い医学として書いていますが、漢方は今も発展しています。
漢方は常に臨床の繰り返しなので、昔の知恵を活かしながら常に発展している新しい医学なのです。
漢方と西洋医学の治療の違いをもう少しわかりやすく例えてみましょう。
わかりやすくないかもしれませんが。
ある犯罪者チームが巣くう治安の悪い町があります。
その町自体が僕たちの身体だと思ってください。
犯罪者が病気の原因や症状だとお考えください。
西洋医学の考えは犯罪者一人、一人をしらみつぶしに探して、一人一人をやっつけていきます。
その間に犯罪者はチームなので、一人捕まったら、逃げ果せた誰かがまた犯罪を犯して、とそれを繰り返します。
犯罪者を1人1人捕まえたところで街全体が持っている治安の悪い環境は変わらないので、イタチごっこです。
治安の悪い町って得てしてそんな感じですね。
その都度、細かな犯罪はなくなりますが、複数の犯罪者のチームがいるので、どこかのチームの親分が捕まったら、他の犯罪者のチームが相対的に強くなるということの繰り返しです。
犯罪者と警察が派手な撃ち合いなどしようものなら関係ない市民まで死んでしまったりします(薬の副作用)
身体の中(町)の細かな病気や症状(犯罪者)を探して、その症状1つ1つを治療(捕まえる)していく感じですね。
ある治療をしている間に、薬の副作用で次の病気が増えたり、薬の種類がどんどんと増えていったり・・・シーソーゲームです。
漢方の場合は、町全体の治安について考えます。
犯罪者を捕まえることも大切ですが、漢方の場合は、犯罪者が、のさばれない環境を作ることを目的とします。
そのために根本的な原因を考えます。
なぜ、犯罪者が多いのか?
仕事のない人が多く収入が少ないからなのか?
町に暗い部分が多いからなのか?
監視や規制がなさすぎて、好き放題でできる下地があるからなのか?
そして、これらの環境的原因を1つずつ選んで治すわけではありません。
漢方の治療の場合は、できるだけ、これら全てに同時に対処します。
1つずつに対応するとシーソーゲームになりかねませんので。
できるだけ仕事につけるようにし、街頭を増やし夜でも明るくし、人と人が声を掛け合うようにします。
戸締まりをきちんとするように奨励し、パトカーの巡回の数と頻度を増やします。
新たなルールを設け、それを遵守するための方法も作り出します。
すぐに効果は出ませんが、やがて犯罪者が犯罪を働きにくくなる下地ができます。
そうなると犯罪者は自然にどこかに出て行きます。
その都度、1人ずつ捕まえなくても、街全体(体全体)の治安(症状や病気)は根本から良くなるのです。
この場合、すぐに病気や症状(犯罪)はとれないこともあります。
でも最終目的は症状(犯罪)と治療(捕まえる)のイタチごっこの状況を作り出すことが目的ではありません。
最終的に薬や治療(警察)に頼らなくても症状や病気(犯罪者)に打ち克つ方法なのです。
漢方はそういった意味では症状の改善がはっきりとわからない場合もあるのですね。
でも、いきなり矛盾しますが、漢方の場合は外科的なことは無理ですが内科的ことなら西洋医学と同じことができます。
それは、根本的な治療を目指しているにも関わらずその都度、症状を取り去っていくこともできる便利なものなのです。
ただし、漢方の場合、その都度、すばやく症状をとっていこうとすると漢方薬の力ではなく、その都度、最適な漢方薬を選ぶ「漢方薬を選ぶ腕」が全てになってきます。
ここも西洋医学と全く違うところ、同じ種類の漢方薬を持っていても、選び間違えたら、全く効かせることができないのです。
これが医者などに敬遠されるゆえんです。
マニュアルをいくら暗記しても再現性がどこまでいってもないのです。
なぜなら、一見、同じ病気や症状に見えても、よくみたら、全然、違う体質だったりするのです。
漢方はスポーツや音楽や絵と似ています。
これらは座学的なものを暗記しても、実践で能力を発揮するのは、センスや才能だったりします。
その人の才能でしか効果を発揮できないのが漢方なんですね。
西洋医学は誰が処方しても同じ効果を期待できますが、本質的な漢方は病気や症状に対応したマニュアルが通用しませんので、先生自身が考えて処方しなければいけません。
だから体質の判断を間違えたり、漢方薬を選び間違えたら全く効かないどころか有害になることすらあるのですね。
不思議な医学です。
●アトピーや蕁麻疹など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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かくいう僕もこれだけ漢方治療をしていても、最後は病院に行けば治るか!なんて反射的に思ってしまいます。
実際に病院に行っても結局、治らないんですけどね。
というような感じで西洋医学こそが医療の基準!という概念が僕も皆さんも頭から離すことができないわけですよ。
なので、漢方のことも自然に西洋医学をベースに考えてしまいます。
「西洋医学をベースに考える」とはどういうことかと言うと、漢方薬を西洋医学が考える病気や治療の考え方で捉えて、有効成分やどこにどう効くのかという西洋医学の薬の効果と同じように漢方も考えてしまうということです。
これって、おかしいのですね。
漢方に対して誤解している人の中には「漢方薬は古くさい医学なので、科学的でない医学」と漢方と西洋医学を同じライン上で考えてしまう人がいますが(残念なことに医者にも多い)そもそも、「古臭い漢方が発展していって西洋医学になったわけではない」のですね。
漢方は東洋医学として、アジアで発展し、西洋医学は西洋諸国で発展していて、どちらの医学も交わることはありませんでした。
だから、古い医学が漢方で、新しい医学が西洋医学ではないのです。
ここを勘違いしてしまうと、漢方薬で治すことはできません。
漢方は西洋医学ではないので、化学的な必要がなく、漢方は化学を「基礎的な考え」としていないのです。
例えになってるかわかりませんが、人が人を好きになる感情である「好き」は化学的に解明できないから「好きになる感情は存在しない」って言ってるようなもので、化学的に解明できなくても、この世の中に存在し、これほど確かなものはなかたっりするのですね。
そう言ってる医者だって、誰かを「好き」になってたりしますからね。
だから、漢方においては、化学で解明できるかどうか、なんて何の関係もないのです。
だから、これは僕の勝手な解釈ですが、おそらく西洋医学で優秀な先生ほど、漢方の腕は反比例するのではないかと考えています。
そんなわけでは漢方は西洋医学の補助的な治療ではありません。
西洋医学は西洋医学。
漢方の東洋医学は東洋医学なのです。
ちなみにわかりやすくするために漢方は古臭い医学として書いていますが、漢方は今も発展しています。
漢方は常に臨床の繰り返しなので、昔の知恵を活かしながら常に発展している新しい医学なのです。
漢方と西洋医学の治療の違いをもう少しわかりやすく例えてみましょう。
わかりやすくないかもしれませんが。
ある犯罪者チームが巣くう治安の悪い町があります。
その町自体が僕たちの身体だと思ってください。
犯罪者が病気の原因や症状だとお考えください。
西洋医学の考えは犯罪者一人、一人をしらみつぶしに探して、一人一人をやっつけていきます。
その間に犯罪者はチームなので、一人捕まったら、逃げ果せた誰かがまた犯罪を犯して、とそれを繰り返します。
犯罪者を1人1人捕まえたところで街全体が持っている治安の悪い環境は変わらないので、イタチごっこです。
治安の悪い町って得てしてそんな感じですね。
その都度、細かな犯罪はなくなりますが、複数の犯罪者のチームがいるので、どこかのチームの親分が捕まったら、他の犯罪者のチームが相対的に強くなるということの繰り返しです。
犯罪者と警察が派手な撃ち合いなどしようものなら関係ない市民まで死んでしまったりします(薬の副作用)
身体の中(町)の細かな病気や症状(犯罪者)を探して、その症状1つ1つを治療(捕まえる)していく感じですね。
ある治療をしている間に、薬の副作用で次の病気が増えたり、薬の種類がどんどんと増えていったり・・・シーソーゲームです。
漢方の場合は、町全体の治安について考えます。
犯罪者を捕まえることも大切ですが、漢方の場合は、犯罪者が、のさばれない環境を作ることを目的とします。
そのために根本的な原因を考えます。
なぜ、犯罪者が多いのか?
仕事のない人が多く収入が少ないからなのか?
町に暗い部分が多いからなのか?
監視や規制がなさすぎて、好き放題でできる下地があるからなのか?
そして、これらの環境的原因を1つずつ選んで治すわけではありません。
漢方の治療の場合は、できるだけ、これら全てに同時に対処します。
1つずつに対応するとシーソーゲームになりかねませんので。
できるだけ仕事につけるようにし、街頭を増やし夜でも明るくし、人と人が声を掛け合うようにします。
戸締まりをきちんとするように奨励し、パトカーの巡回の数と頻度を増やします。
新たなルールを設け、それを遵守するための方法も作り出します。
すぐに効果は出ませんが、やがて犯罪者が犯罪を働きにくくなる下地ができます。
そうなると犯罪者は自然にどこかに出て行きます。
その都度、1人ずつ捕まえなくても、街全体(体全体)の治安(症状や病気)は根本から良くなるのです。
この場合、すぐに病気や症状(犯罪)はとれないこともあります。
でも最終目的は症状(犯罪)と治療(捕まえる)のイタチごっこの状況を作り出すことが目的ではありません。
最終的に薬や治療(警察)に頼らなくても症状や病気(犯罪者)に打ち克つ方法なのです。
漢方はそういった意味では症状の改善がはっきりとわからない場合もあるのですね。
でも、いきなり矛盾しますが、漢方の場合は外科的なことは無理ですが内科的ことなら西洋医学と同じことができます。
それは、根本的な治療を目指しているにも関わらずその都度、症状を取り去っていくこともできる便利なものなのです。
ただし、漢方の場合、その都度、すばやく症状をとっていこうとすると漢方薬の力ではなく、その都度、最適な漢方薬を選ぶ「漢方薬を選ぶ腕」が全てになってきます。
ここも西洋医学と全く違うところ、同じ種類の漢方薬を持っていても、選び間違えたら、全く効かせることができないのです。
これが医者などに敬遠されるゆえんです。
マニュアルをいくら暗記しても再現性がどこまでいってもないのです。
なぜなら、一見、同じ病気や症状に見えても、よくみたら、全然、違う体質だったりするのです。
漢方はスポーツや音楽や絵と似ています。
これらは座学的なものを暗記しても、実践で能力を発揮するのは、センスや才能だったりします。
その人の才能でしか効果を発揮できないのが漢方なんですね。
西洋医学は誰が処方しても同じ効果を期待できますが、本質的な漢方は病気や症状に対応したマニュアルが通用しませんので、先生自身が考えて処方しなければいけません。
だから体質の判断を間違えたり、漢方薬を選び間違えたら全く効かないどころか有害になることすらあるのですね。
不思議な医学です。
●アトピーや蕁麻疹など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年08月26日
難病(後縦靭帯骨化症など)にも対応できる漢方薬
「漢方では、どんな病気が治せるのか?」こういった質問をよくされますが、病気(病名)というのは、実は西洋医学特有のもので厳密には漢方とは関係ありません。
漢方では体質をみて身体全体を整えることが目的です。
なので本来の伝統的な漢方では、病名で漢方治療はしません。
というか、病名だけでは治療できません。
だから、漢方は病名でいろいろな判断はしません。
本来の漢方治療をやっていたら、病名ではなく、あなたの今の体質を診断します。
この現在の体質が西洋医学での病名のようなものですね。
西洋医学で、あなたは「アトピー性湿疹という病気です」というのは漢方では「●●の証です」という具合になります。
現在では、まず西洋医学の病院に行ってから病気の診断をされて、それから漢方の相談に・・・という形が多いので、漢方でも病名を参考にしますが、あくまで西洋医学の病名を「参考」にするだけです。
参考にするというは、ある病気の場合になりやすい特徴的な体質の傾向があり、その傾向にしたがって漢方薬を選ぶために参考にするというもので「アトピー性湿疹なら十味敗毒湯」といったマニュアル的な選び方は本来の漢方では存在しません。
ただ、病院では漢方の基礎的な医学理論を治療レベルに達するまで理解できていない人が多いので、ツムラなどの漢方薬メーカーなどから貰った「病名に対応した漢方薬」のマニュアルをみて、それを順に試していくといった感じで処方していることが多いようです。
でもこれは、全くの間違い。
西洋医学の検査や診断、投薬で忙しい医者にとってはマニュアル的に簡単に漢方薬を処方できるので、良いでしょうが、西洋医学的な病名と直接的には関係のない漢方治療では、役に立ちませんので患者さんにとっては、良いことではありませんね。
で、なぜ、こんな話しを長々としたかというと漢方では病名と関係がなく、その人の今の体質自体の調整を目指しますので「どんな病気でも治せる」というようになります。
ただし、外科的な処置が必須の病気や心臓発作などの時間単位で病態が進む急性病の正に発生している時に、漢方では治せません。
これらは、西洋医学の治療を受けたほうがいいです。
また、漢方では治せるけど、病院に行ったほうがよい治療もあります。
それは、さっきなったばかりの急性病です。
頭痛とか、高熱とか、今、対処したら治りそうなもの。
慢性化しなさそうなものですね。
これは、西洋医学の本来の目的のその場しのぎの治療(対症療法)と合致します。
この場合は、漢方でも治せないことはないですが、漢方では急性病に合わせていくほど、体質の分析が難しくなりますので、その場をしのいでいけそうなら、病院の薬を飲んだほうが早いです。
その後、結局、症状が続いて慢性化してしまったら、その場しのぎの治療(対症療法)では難しくなってくるので、その時は漢方で考えればいいのじゃないかと思います。
うちでは実際に後縦靭帯骨化症の方やリベド血管炎の方、または病院で全くの原因不明の症状の方なども治療させてもらっています。
西洋医学で全くの原因不明なのに、なぜ治すことができるのか?
それは「西洋医学より漢方がすごい!」とかそんなことではなく、治療の考え方が違うからです。
西洋医学ではいろいろな検査で原因を調べて、その原因に対して治療します。
こういった治療までの流れがあるので、西洋医学では、原因がわからない場合は、原因不明になってしまいます。
実は西洋医学では、病気の原因なんて、ほぼわかっていません。
例えば、高血圧に本態性高血圧というものがありますが、これって、言い方を変えれば、原因がはっきりしない高血圧です。あれだけ薬を出していても原因がわかっていないし、どうやったら根本的に治るのかも皆目、わかっていません。
ただ、その場しのぎに血圧を下げる薬を出しているだけです。
他にもアトピーも原因がわかっていませんし、慢性蕁麻疹や不妊症なんて、部分、部分、不妊になるかもしれない原因はわかっていますが、その人自身の何が原因で不妊なのかは「素人でもわかるわ!」っていうくらいのレベル(両方の卵管が閉塞など)でない限りは、ほとんどが原因がわかりません。
ちなみに風邪は原因が「風邪のウィルス」とハッキリとわかっていますが、病院には、治療する薬がありません。
今、病院で風邪で処方しているのは、全ての薬が肝心の原因とは何の関係もないものばかりです。
ようするに慢性病は全部、「原因がわからない」というよりも、全身のいろいろな部分の原因が複雑に絡み合って、その病気をつくりだしているので、1つの原因に絞って治療しようとする事自体が無駄な行為なのです。
漢方でも病因といって原因を考えますが、西洋医学のように何が何でも原因を追求しません。
逆に原因なんか、わからなくってもいいくらいです。
ではどうするのかというと、漢方では現在の体質のアンバランスを身体全体から見て、元のバランスのとれた状態に戻すのです。
この表現は比喩ではなく本当にアンバランスを見つけて戻すだけ。
実に単純です。
だから、西洋医学的にどんな病気(病名)だろうが、今の体質が漢方的にどんな体質なのかを見さえすればいいのです。
今の体質をみれば、どの漢方薬で治療すれば元のバランスに戻るかがわかるから。
これが本来の漢方治療ですね。
だから、西洋医学の病名で漢方薬を選ぶのは、西洋医学側で勝手に設定したことなので、漢方治療とは何の関係もありません。
「東洋医学的な体質を判断できない人」の誤摩化しですね。
漢方はありのままの身体の状態をみるだけなので、ちょっとした頭痛でも難病でも関係ないのですね。
●不妊症、アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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漢方では体質をみて身体全体を整えることが目的です。
なので本来の伝統的な漢方では、病名で漢方治療はしません。
というか、病名だけでは治療できません。
だから、漢方は病名でいろいろな判断はしません。
本来の漢方治療をやっていたら、病名ではなく、あなたの今の体質を診断します。
この現在の体質が西洋医学での病名のようなものですね。
西洋医学で、あなたは「アトピー性湿疹という病気です」というのは漢方では「●●の証です」という具合になります。
現在では、まず西洋医学の病院に行ってから病気の診断をされて、それから漢方の相談に・・・という形が多いので、漢方でも病名を参考にしますが、あくまで西洋医学の病名を「参考」にするだけです。
参考にするというは、ある病気の場合になりやすい特徴的な体質の傾向があり、その傾向にしたがって漢方薬を選ぶために参考にするというもので「アトピー性湿疹なら十味敗毒湯」といったマニュアル的な選び方は本来の漢方では存在しません。
ただ、病院では漢方の基礎的な医学理論を治療レベルに達するまで理解できていない人が多いので、ツムラなどの漢方薬メーカーなどから貰った「病名に対応した漢方薬」のマニュアルをみて、それを順に試していくといった感じで処方していることが多いようです。
でもこれは、全くの間違い。
西洋医学の検査や診断、投薬で忙しい医者にとってはマニュアル的に簡単に漢方薬を処方できるので、良いでしょうが、西洋医学的な病名と直接的には関係のない漢方治療では、役に立ちませんので患者さんにとっては、良いことではありませんね。
で、なぜ、こんな話しを長々としたかというと漢方では病名と関係がなく、その人の今の体質自体の調整を目指しますので「どんな病気でも治せる」というようになります。
ただし、外科的な処置が必須の病気や心臓発作などの時間単位で病態が進む急性病の正に発生している時に、漢方では治せません。
これらは、西洋医学の治療を受けたほうがいいです。
また、漢方では治せるけど、病院に行ったほうがよい治療もあります。
それは、さっきなったばかりの急性病です。
頭痛とか、高熱とか、今、対処したら治りそうなもの。
慢性化しなさそうなものですね。
これは、西洋医学の本来の目的のその場しのぎの治療(対症療法)と合致します。
この場合は、漢方でも治せないことはないですが、漢方では急性病に合わせていくほど、体質の分析が難しくなりますので、その場をしのいでいけそうなら、病院の薬を飲んだほうが早いです。
その後、結局、症状が続いて慢性化してしまったら、その場しのぎの治療(対症療法)では難しくなってくるので、その時は漢方で考えればいいのじゃないかと思います。
うちでは実際に後縦靭帯骨化症の方やリベド血管炎の方、または病院で全くの原因不明の症状の方なども治療させてもらっています。
西洋医学で全くの原因不明なのに、なぜ治すことができるのか?
それは「西洋医学より漢方がすごい!」とかそんなことではなく、治療の考え方が違うからです。
西洋医学ではいろいろな検査で原因を調べて、その原因に対して治療します。
こういった治療までの流れがあるので、西洋医学では、原因がわからない場合は、原因不明になってしまいます。
実は西洋医学では、病気の原因なんて、ほぼわかっていません。
例えば、高血圧に本態性高血圧というものがありますが、これって、言い方を変えれば、原因がはっきりしない高血圧です。あれだけ薬を出していても原因がわかっていないし、どうやったら根本的に治るのかも皆目、わかっていません。
ただ、その場しのぎに血圧を下げる薬を出しているだけです。
他にもアトピーも原因がわかっていませんし、慢性蕁麻疹や不妊症なんて、部分、部分、不妊になるかもしれない原因はわかっていますが、その人自身の何が原因で不妊なのかは「素人でもわかるわ!」っていうくらいのレベル(両方の卵管が閉塞など)でない限りは、ほとんどが原因がわかりません。
ちなみに風邪は原因が「風邪のウィルス」とハッキリとわかっていますが、病院には、治療する薬がありません。
今、病院で風邪で処方しているのは、全ての薬が肝心の原因とは何の関係もないものばかりです。
ようするに慢性病は全部、「原因がわからない」というよりも、全身のいろいろな部分の原因が複雑に絡み合って、その病気をつくりだしているので、1つの原因に絞って治療しようとする事自体が無駄な行為なのです。
漢方でも病因といって原因を考えますが、西洋医学のように何が何でも原因を追求しません。
逆に原因なんか、わからなくってもいいくらいです。
ではどうするのかというと、漢方では現在の体質のアンバランスを身体全体から見て、元のバランスのとれた状態に戻すのです。
この表現は比喩ではなく本当にアンバランスを見つけて戻すだけ。
実に単純です。
だから、西洋医学的にどんな病気(病名)だろうが、今の体質が漢方的にどんな体質なのかを見さえすればいいのです。
今の体質をみれば、どの漢方薬で治療すれば元のバランスに戻るかがわかるから。
これが本来の漢方治療ですね。
だから、西洋医学の病名で漢方薬を選ぶのは、西洋医学側で勝手に設定したことなので、漢方治療とは何の関係もありません。
「東洋医学的な体質を判断できない人」の誤摩化しですね。
漢方はありのままの身体の状態をみるだけなので、ちょっとした頭痛でも難病でも関係ないのですね。
●不妊症、アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年08月21日
漢方は師弟関係から学ぶのが望ましい。
日本にはいろいろな専門学校があります。
また、一流の企業に入社したければ、実質は高学歴でないと入れません。
ところが世界的企業のGoogleやAppleなどは、入社基準に学歴を考慮しなくしていくようです。
その理由が、学歴と仕事の能力の高さに相関関係がないからだそうです。
でしょうね。
世界史や古文、三角関数が役立つ仕事もあるでしょうが、大半は、いらないでしょうから。
世界レベルのデータを整理している企業の考えですから、説得力があります。
世界では、こんな状態になってきていますが、日本ではタテマエでは能力主義と言いながら、実際は学歴が高いかどうかが、能力が高いかどうかと混同して考えてしまっています。
僕は、Webのデザインもやったりします。
お店自体のデザインも全て自分でしました。
お店のホームーページをだしているとよくホームページをつくる営業がうちにくるのですが、自分のところのホームページを自分でつくっていると言うとかならず、「漢方もされているのにIT系の専門学校にもいかれたのですね」と言われます。
Webのデザインも店舗のデザインも学校なんかに行ったことはありません。
全て独学と人脈を辿って、数人のその道のプロにその都度、実践で教えてもらいました。
本業の漢方でもよく聞かれます。
「漢方ってどこかの学校で教えてもらえるのですか?」
どこの大学も専門学校でも教えてもらえません。
薬学では、漢方というか生薬を学ぶ機会はありますが、その勉強や、生薬の化学的成分がどうとか、西洋医学的な方向性から見た漢方であって、東洋医学の漢方ではありません。
処方のことも学びますが、それも西洋医学的な方向性からみた効果であったりといった調子です。
医大では、漢方を教えてもらう時間はほぼないようです。
知り合いの医学生に聞いたところ、漢方をちゃんと勉強したいと教授に相談したら「勝手に自分でやりなさい」と言われたそうです。
僕が持ってる国際中医師になるためには、ある種、学校のような感じで漢方の講義を受けますが、あくまで試験に受かるための基礎的な知識で、国際中医師をもってる僕が言うのもなんですが、漢方をそれっぽく語るのには役立ちますが、その知識は実際の治療には1mmも役立ちません。
僕はないよりはあったほうがいいかなといった程度で、国際中医師はもってようが、もっていまいが、治療には良いも悪いも何の影響もありません。
僕はさっきのデザイン以外にもパソコンやギターやピアノ、スノーボードやサーフィン、料理、投資などをしますが、投資以外は学校に行った事がありません。
投資の学校も、いわゆる専門学校ではなく、個人の会社がやっているような特殊な感じの学校でした。
インターネットなどで、どんな情報にでもアクセスできる時代に、「なんで、わざわざ、出来ない人も出来る人も押し並べて、平均的に教える学校にいかなくちゃいけないのか」
それが理解できません。
参考書に答えが載っているようなものは、学校にいく方がいいのかもしれませんが、それ以外は、僕は人生経験上、師弟関係で学ぶのが一番良いのではないかと思います。
師弟関係というと泥臭いですが、その道のプロに教えを乞うということですね。
特に漢方は西洋医学みたいな体質を考えずに、誰にでも同じような効果を求められる治療ではありません。
一人、一人の体質に対して、その都度、治療の方針をつくっていかなくちゃいけないのです。
漢方にだって、基礎的なことはありますが、本で学べるようなことをわざわざ、学校に行って教えてもらったって、しょうがいないのです。
本で学べるような漢方治療のテクニカルな部分も大切ですが、それよりも東洋医学のマインドが重要だと思います。
師弟関係だと、このマインドが学べます。
師匠が、その弟子との相性で独特の教え方をしてくれるのです。
学校だと全員を平等のカリキュラムの中で教育していきますので、基本的に個人差は生まれません。
でも漢方は、その先生の独自の考えが確立されないと、いつまでも教科書に書いてあることをやっていたって、様々な体質の人は治せないのです。
マニュアルで治せるのは、マニュアル的で平均的な人だけです。
ちょっと変わった体質になると、たちまち治せなくなるのが漢方です。
うちでは薬学生さんなんかに「漢方という医学をどう学べばいいですか?」と聞かれることがありますが、「誰か師匠を見つければいい」とアドバイスしています。
医者なんかに多いですが、漢方をやってる先生の講義にチョロっと顔を出したり、その先生の医院に数日行って、漢方を教えてもらったことを「漢方を叩き込まれた」みたいに言ってますが、本当に漢方で治療していこうと考えるのなら、自分の仕事を一旦棄てて、師弟の関係になるべきだと思います。
師匠である先生とプライベートも共にすごして、そのマインドも含めて学ぶべきです。
漢方治療にはそれが必要です。
教科書を記憶したって、それはGoogleのデータと変わりません。
そのデータを自分の思想と経験で加工して治療に役立てるべきだと思います。
だから僕は漢方に限らず、ギターもピアノもパソコンも師匠がいます。
師匠からマインドを学んで、後は学校みたいに教えてもらのではなく、自分で調べてできることは、自分で調べればいいのです。
漢方のどんな修行をしたかも、漢方治療の腕を知る指標になるかもしれませんね。
「漢方の●●先生に師事」と書いてあるのは、ただ単に数回、講義を聞いただけかもしれませので、そういう先生は要注意です。
ちなみに僕は中医学の師匠と日本漢方折衷派の師匠について、漢方を学びました。
残念ながら、漢方の専門っぽい大学病院などの看板も漢方では何の足しにもならないです。
●アトピー、不妊症など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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また、一流の企業に入社したければ、実質は高学歴でないと入れません。
ところが世界的企業のGoogleやAppleなどは、入社基準に学歴を考慮しなくしていくようです。
その理由が、学歴と仕事の能力の高さに相関関係がないからだそうです。
でしょうね。
世界史や古文、三角関数が役立つ仕事もあるでしょうが、大半は、いらないでしょうから。
世界レベルのデータを整理している企業の考えですから、説得力があります。
世界では、こんな状態になってきていますが、日本ではタテマエでは能力主義と言いながら、実際は学歴が高いかどうかが、能力が高いかどうかと混同して考えてしまっています。
僕は、Webのデザインもやったりします。
お店自体のデザインも全て自分でしました。
お店のホームーページをだしているとよくホームページをつくる営業がうちにくるのですが、自分のところのホームページを自分でつくっていると言うとかならず、「漢方もされているのにIT系の専門学校にもいかれたのですね」と言われます。
Webのデザインも店舗のデザインも学校なんかに行ったことはありません。
全て独学と人脈を辿って、数人のその道のプロにその都度、実践で教えてもらいました。
本業の漢方でもよく聞かれます。
「漢方ってどこかの学校で教えてもらえるのですか?」
どこの大学も専門学校でも教えてもらえません。
薬学では、漢方というか生薬を学ぶ機会はありますが、その勉強や、生薬の化学的成分がどうとか、西洋医学的な方向性から見た漢方であって、東洋医学の漢方ではありません。
処方のことも学びますが、それも西洋医学的な方向性からみた効果であったりといった調子です。
医大では、漢方を教えてもらう時間はほぼないようです。
知り合いの医学生に聞いたところ、漢方をちゃんと勉強したいと教授に相談したら「勝手に自分でやりなさい」と言われたそうです。
僕が持ってる国際中医師になるためには、ある種、学校のような感じで漢方の講義を受けますが、あくまで試験に受かるための基礎的な知識で、国際中医師をもってる僕が言うのもなんですが、漢方をそれっぽく語るのには役立ちますが、その知識は実際の治療には1mmも役立ちません。
僕はないよりはあったほうがいいかなといった程度で、国際中医師はもってようが、もっていまいが、治療には良いも悪いも何の影響もありません。
僕はさっきのデザイン以外にもパソコンやギターやピアノ、スノーボードやサーフィン、料理、投資などをしますが、投資以外は学校に行った事がありません。
投資の学校も、いわゆる専門学校ではなく、個人の会社がやっているような特殊な感じの学校でした。
インターネットなどで、どんな情報にでもアクセスできる時代に、「なんで、わざわざ、出来ない人も出来る人も押し並べて、平均的に教える学校にいかなくちゃいけないのか」
それが理解できません。
参考書に答えが載っているようなものは、学校にいく方がいいのかもしれませんが、それ以外は、僕は人生経験上、師弟関係で学ぶのが一番良いのではないかと思います。
師弟関係というと泥臭いですが、その道のプロに教えを乞うということですね。
特に漢方は西洋医学みたいな体質を考えずに、誰にでも同じような効果を求められる治療ではありません。
一人、一人の体質に対して、その都度、治療の方針をつくっていかなくちゃいけないのです。
漢方にだって、基礎的なことはありますが、本で学べるようなことをわざわざ、学校に行って教えてもらったって、しょうがいないのです。
本で学べるような漢方治療のテクニカルな部分も大切ですが、それよりも東洋医学のマインドが重要だと思います。
師弟関係だと、このマインドが学べます。
師匠が、その弟子との相性で独特の教え方をしてくれるのです。
学校だと全員を平等のカリキュラムの中で教育していきますので、基本的に個人差は生まれません。
でも漢方は、その先生の独自の考えが確立されないと、いつまでも教科書に書いてあることをやっていたって、様々な体質の人は治せないのです。
マニュアルで治せるのは、マニュアル的で平均的な人だけです。
ちょっと変わった体質になると、たちまち治せなくなるのが漢方です。
うちでは薬学生さんなんかに「漢方という医学をどう学べばいいですか?」と聞かれることがありますが、「誰か師匠を見つければいい」とアドバイスしています。
医者なんかに多いですが、漢方をやってる先生の講義にチョロっと顔を出したり、その先生の医院に数日行って、漢方を教えてもらったことを「漢方を叩き込まれた」みたいに言ってますが、本当に漢方で治療していこうと考えるのなら、自分の仕事を一旦棄てて、師弟の関係になるべきだと思います。
師匠である先生とプライベートも共にすごして、そのマインドも含めて学ぶべきです。
漢方治療にはそれが必要です。
教科書を記憶したって、それはGoogleのデータと変わりません。
そのデータを自分の思想と経験で加工して治療に役立てるべきだと思います。
だから僕は漢方に限らず、ギターもピアノもパソコンも師匠がいます。
師匠からマインドを学んで、後は学校みたいに教えてもらのではなく、自分で調べてできることは、自分で調べればいいのです。
漢方のどんな修行をしたかも、漢方治療の腕を知る指標になるかもしれませんね。
「漢方の●●先生に師事」と書いてあるのは、ただ単に数回、講義を聞いただけかもしれませので、そういう先生は要注意です。
ちなみに僕は中医学の師匠と日本漢方折衷派の師匠について、漢方を学びました。
残念ながら、漢方の専門っぽい大学病院などの看板も漢方では何の足しにもならないです。
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まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年07月16日
漢方薬が効かない!効かせられない!人の法則
前にこどもと大人の治癒率の異常な差から、漢方薬が効く人と効かない人が出てくる可能性があるという記事を書きました。
漢方薬が効かない。効かせられない。奥底にあるのは漢方治療が化学的で客観的な検査を元に治療するものではなく、患者さんの主観的な自覚症状と処方する先生の主観的な治療方法で進めるものだからです。
そう、先生と患者さんがコミュニケーションをうまくとれない関係であると処方された漢方薬は効かないといっても過言ではありません。
それ以外に一定の偏った思考の持ち主は、先生も患者さんも漢方薬が効かせられない、効かない。という事態も起こります。
ちなみに大半の病院の漢方薬を処方する方法はコミュニケーションを主体とする漢方の治療方法を一切無視して「西洋医学の病名」だけみて、マニュアルをみて選んでいます。
こういった方法って残念ながら、漢方治療の入り口にも立っていません。
なにせ素人同然ですからね。
どんな思考だと漢方治療自体がうまく働かないかどうかの話しをすすめる前に漢方治療の絶対的な原則をお話しておきたいと思います。
漢方薬が効かせられないのは基本的には処方した人間の責任です。
処方した先生なら先生。
自分で選んだのであれば自分。
西洋医学的な発想からいくと「漢方薬を飲んでみたけど漢方薬が効かない!これは漢方薬の質が悪いから効果が薄い!」などと考えられがちですけど、そもそも漢方薬は効果が、強いとか弱いなどの次元で考えません。
あくまで、その人の今の状態(体質)に合っているのかどうか。
漢方薬にも強い効果のものもありますが【強い効果=治す力が強い】という法則は成り立ちません。
強い効果のものは、それなりの体力や症状も強い人でないと「合いません」
体力なく、症状の勢いが強くないものに、強い効果の漢方薬はかえって毒なのです。
漢方薬においての「治す力の強さ」は「漢方薬との相性の良さ」と比例するのです。
つまり、どれだけ体質分析を見誤らずに、なおかつ体質にあった漢方薬を選べるか。
体質と漢方薬の合わせられる精度の高さが効果の高さになります。
しつこいようですが、こういった法則から病院の病名で選ぶ漢方薬がどれだけ愚かな行為かがわかります。
それはおいといて、どんな思考であると漢方薬が効かない身体になるのでしょうか?
本題、おそッ!
これは患者さんだけでなく、処方する側の先生にも言えることですが、簡単に言えば、西洋医学的な発想や考えが強い先生や患者さんほど漢方薬が効果的に働いてくれません。
西洋医学においての身体を治す考え方というのは、直接的な考え方です。
例えば、頭痛なら痛みの物質を止めれば痛みはなくなるはず。という考え方。
不妊症なら、ホルモンをたくさん足せばホルモンが活性化するという考え方。
直線的で直接的な考え方ですね。
わかりやすくいえば単純で単細胞的な発想。
ところが漢方治療は、頭痛の痛みの物質を止める効果で頭痛をなくすわけじゃありません。
頭痛でも人によって、水の巡りの悪さが原因であったり、血の巡りの悪さが原因であったり、気の巡りが原因の悪さであったり(実際はもっと複雑にいろいろな要因が考えられます)があり、頭痛に対して直接的に痛み物質を止めればいいというものではありません。
水毒という水の巡りが問題の頭痛であれば、頭痛というメインの症状から治らずに、オシッコの回数や汗のかきかたなどが良くなった後、頭痛も良くなってくるなんてことは、漢方治療では、めずらいいことじゃありません。
これを「漢方薬も病院の薬と同じで頭痛の痛みを直接的に止めるもの」と単純に考えてしまうと「他に良くなったところがあるけど、頭痛は良くならない」と考えてしまい→「この漢方薬は効かない」と考えてしまうこともあるのです。
昨日や今日、発生した頭痛で無い限り、漢方治療は中長期で捉えて、先を見据えた投資のように治療していかなければいけません。
ただし、なんでもかんでも少し長めに見た方がいいとは限りません。
直接的にメインの症状が良くならないといけない場合もあるし、逆に漢方薬を飲んで体調が悪くなったのであれば、すぐに変更を検討したほうがよい場合もあり個人の体質によってケースバイケースですね。
「どっちか」という狭いデジタル思考は漢方では危険です。
先を見据えた中長期な投資となると「いつ治るかわかんないのは嫌」となるかもしれませんが、皮肉なことに現場の傾向をみていると中長期的に先を見据えている人ほど、結果、治るのが早かったりします。
また、思考的には中長期と言ってますが、実際の身体の変化は、そんなに時間はかかりませんし、時間がかかる場合は、処方した先生は漢方薬を見直したほうがいいと思います。
僕は、そうしています。
だから漢方薬の場合は単純に「自分の気になってる症状がどうなるか?」だけを気にするのでなく、身体全体の状態が「治る方向に向かっているのかどうか?」を常に考えていく必要があるのですね。
漢方の問診で、たくさんの症状をお聞きするのは、そういった意味があるのです。
漢方治療を効果的にするためには処方する先生も処方される患者さんも西洋医学的な発想を棄てること。
(ただし、西洋医学の生理学や病態生理、検査、薬理は体質判断の参考にはなります)
そして漢方薬の効果を直接的、単純に考えない事。
飲んだらすぐに、わかりやすい部分がどうにかなる。と考えずに中長期的に少し先をみておくこと。
これが双方にとっての治療のコツだと漢方人生の中で思いました。
僕も治療する側として、いつもこの事を肝に命じています。
僕の勝手な考えではありますが、この考えからいくと西洋医学でバリバリやってる先生ほど【漢方治療をうまくできない】じゃないかなと思いますよ。
●片頭痛など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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漢方薬が効かない。効かせられない。奥底にあるのは漢方治療が化学的で客観的な検査を元に治療するものではなく、患者さんの主観的な自覚症状と処方する先生の主観的な治療方法で進めるものだからです。
そう、先生と患者さんがコミュニケーションをうまくとれない関係であると処方された漢方薬は効かないといっても過言ではありません。
それ以外に一定の偏った思考の持ち主は、先生も患者さんも漢方薬が効かせられない、効かない。という事態も起こります。
ちなみに大半の病院の漢方薬を処方する方法はコミュニケーションを主体とする漢方の治療方法を一切無視して「西洋医学の病名」だけみて、マニュアルをみて選んでいます。
こういった方法って残念ながら、漢方治療の入り口にも立っていません。
なにせ素人同然ですからね。
どんな思考だと漢方治療自体がうまく働かないかどうかの話しをすすめる前に漢方治療の絶対的な原則をお話しておきたいと思います。
漢方薬が効かせられないのは基本的には処方した人間の責任です。
処方した先生なら先生。
自分で選んだのであれば自分。
西洋医学的な発想からいくと「漢方薬を飲んでみたけど漢方薬が効かない!これは漢方薬の質が悪いから効果が薄い!」などと考えられがちですけど、そもそも漢方薬は効果が、強いとか弱いなどの次元で考えません。
あくまで、その人の今の状態(体質)に合っているのかどうか。
漢方薬にも強い効果のものもありますが【強い効果=治す力が強い】という法則は成り立ちません。
強い効果のものは、それなりの体力や症状も強い人でないと「合いません」
体力なく、症状の勢いが強くないものに、強い効果の漢方薬はかえって毒なのです。
漢方薬においての「治す力の強さ」は「漢方薬との相性の良さ」と比例するのです。
つまり、どれだけ体質分析を見誤らずに、なおかつ体質にあった漢方薬を選べるか。
体質と漢方薬の合わせられる精度の高さが効果の高さになります。
しつこいようですが、こういった法則から病院の病名で選ぶ漢方薬がどれだけ愚かな行為かがわかります。
それはおいといて、どんな思考であると漢方薬が効かない身体になるのでしょうか?
本題、おそッ!
これは患者さんだけでなく、処方する側の先生にも言えることですが、簡単に言えば、西洋医学的な発想や考えが強い先生や患者さんほど漢方薬が効果的に働いてくれません。
西洋医学においての身体を治す考え方というのは、直接的な考え方です。
例えば、頭痛なら痛みの物質を止めれば痛みはなくなるはず。という考え方。
不妊症なら、ホルモンをたくさん足せばホルモンが活性化するという考え方。
直線的で直接的な考え方ですね。
わかりやすくいえば単純で単細胞的な発想。
ところが漢方治療は、頭痛の痛みの物質を止める効果で頭痛をなくすわけじゃありません。
頭痛でも人によって、水の巡りの悪さが原因であったり、血の巡りの悪さが原因であったり、気の巡りが原因の悪さであったり(実際はもっと複雑にいろいろな要因が考えられます)があり、頭痛に対して直接的に痛み物質を止めればいいというものではありません。
水毒という水の巡りが問題の頭痛であれば、頭痛というメインの症状から治らずに、オシッコの回数や汗のかきかたなどが良くなった後、頭痛も良くなってくるなんてことは、漢方治療では、めずらいいことじゃありません。
これを「漢方薬も病院の薬と同じで頭痛の痛みを直接的に止めるもの」と単純に考えてしまうと「他に良くなったところがあるけど、頭痛は良くならない」と考えてしまい→「この漢方薬は効かない」と考えてしまうこともあるのです。
昨日や今日、発生した頭痛で無い限り、漢方治療は中長期で捉えて、先を見据えた投資のように治療していかなければいけません。
ただし、なんでもかんでも少し長めに見た方がいいとは限りません。
直接的にメインの症状が良くならないといけない場合もあるし、逆に漢方薬を飲んで体調が悪くなったのであれば、すぐに変更を検討したほうがよい場合もあり個人の体質によってケースバイケースですね。
「どっちか」という狭いデジタル思考は漢方では危険です。
先を見据えた中長期な投資となると「いつ治るかわかんないのは嫌」となるかもしれませんが、皮肉なことに現場の傾向をみていると中長期的に先を見据えている人ほど、結果、治るのが早かったりします。
また、思考的には中長期と言ってますが、実際の身体の変化は、そんなに時間はかかりませんし、時間がかかる場合は、処方した先生は漢方薬を見直したほうがいいと思います。
僕は、そうしています。
だから漢方薬の場合は単純に「自分の気になってる症状がどうなるか?」だけを気にするのでなく、身体全体の状態が「治る方向に向かっているのかどうか?」を常に考えていく必要があるのですね。
漢方の問診で、たくさんの症状をお聞きするのは、そういった意味があるのです。
漢方治療を効果的にするためには処方する先生も処方される患者さんも西洋医学的な発想を棄てること。
(ただし、西洋医学の生理学や病態生理、検査、薬理は体質判断の参考にはなります)
そして漢方薬の効果を直接的、単純に考えない事。
飲んだらすぐに、わかりやすい部分がどうにかなる。と考えずに中長期的に少し先をみておくこと。
これが双方にとっての治療のコツだと漢方人生の中で思いました。
僕も治療する側として、いつもこの事を肝に命じています。
僕の勝手な考えではありますが、この考えからいくと西洋医学でバリバリやってる先生ほど【漢方治療をうまくできない】じゃないかなと思いますよ。
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まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年07月02日
漢方薬が効かないタイプの本当の原因は子供からわかる
以前に漢方薬が効かない体質はないという記事を書きました。
漢方薬自体は数百種類あり、何かしら、あなたに合う漢方薬はあります。
ただ、体質判断も、それに合わせる漢方薬も処方する先生が推測することなので、その根元になる先生の推測が間違っていれば、漢方薬は効いてくれませんので、あなた自身が「漢方薬が効かない体質」と考えてしまってもしょうがないんですね。
でも、それは実は処方した先生の責任なんですよ。
探せば、きっとあなたにあった漢方薬はあるはずなんです。
あなたに合った漢方薬は、かならず、ドコかに存在すると思うのですが、例え、漢方の達人が選んだ漢方薬でも、漢方薬が効かない体質。というよりも漢方治療自体に向いていないタイプというものはあります。
8年間、実際に相談してくると、「どうやっても治せない人」が出て来ます。
それらの方々の統計データをとっていくと、あるパターンが浮かび上がってくるのです。
(単純にあなたの腕が悪いと言われればそれまですが・・・)
漢方治療は、体質の推測、そして推測した体質から漢方薬を選ぶので、漢方薬が効くか効かないかは、漢方薬の効果よりも優先的に考えないといけないのは、先生の漢方の腕です。
ということは「あなたは漢方薬が合わない人」ということは、先生側からは決めることができないのです。
あなたが、どうやっても漢方薬の効果がわからない場合、患者さん側から先生に向かって、「あなたは漢方薬が選べない先生」ということは正しい見方です。
では、なぜ、漢方治療に向いていないタイプというのがわかるようになったのか?
それは、こどもの治療です。
うちでは、こどもの治療を結構、やってます。
アトピーや喘息、蕁麻疹やてんかん発作、慢性便秘など。
いろいろな、こどもの病気を漢方で治療しているのですが、過去2人を除いて、全部、治しています。
(現在、治療中の方は除いてます。単純に僕の腕が悪くて治せてない人が今後は出てくる可能性もあります)
過去、治せなかった2人のうち1人は遠隔地の方で、直接お会いせず、お母さんと電話でお話するだけの状態。
子供さんも新生児に近い年齢で湿疹(アトピー?)も日々、変わっていく上に、子供さんからの意見は一切、聞けません。
2人目は、苦い!といって飲めなかった人。これは飲んでいないので・・・漢方薬では治らないですね。
というわけで、こどもの治癒率は大人に比べて9割はいってんじゃないでしょうか。
この話し、別に「すごいでしょう!」という話しではありません。
何が不思議かって大人の治癒率とこどもの治癒率が異常に違うのです。
治癒率から考えると、大人とこどもという要素自体に何か、漢方薬が思うように効かないヒントがあるんじゃないかと思って、今も研究しています。
安易に考えれば、こどもの代謝と大人の代謝が違うとも言えますが、こどもの病気自体が様々で中には入退院を繰り返すほどの子供さんもいました。
このケースだと代謝が高いから。という理由は違うような感じです。
では、一体、どこに違いがあるのでしょうか?
正直、今も研究中ですが、現時点での考察を進めていきましょう。
西洋医学は客観的治療です。
問診で症状などを聞き取りする時もなるべく本人の主張よりも検査などの本人以外の他覚的な症状を尊重します。
患者さんが「よく微熱を感じる」と主張したとしても西洋医学では体温計で計った時に熱がなければ、その微熱は「気のせい」扱いですが、漢方では「上焦に熱がある」と捉えます。
西洋医学のお薬はお薬として病院などから処方される段階では、効果というものが決まっています。
この効果は漢方薬のように体質によって効果が変わる事はないのです。
そして、この薬を選ぶのも体質ではなく、できるだけ、検査数値などの自覚的でない客観的なデータに基づいて診断されて処方されます。
本人がどう思おうが薬の効果はあらかじめ決まっていて、その効果以外はありません。
人間である限り「設定した効果が効くようになっている」ということが前提になっています。
ところが漢方薬を選ぶ際は検査数値や心電図などの客観的なデータはとりません。(僕は参考にはしますが)
最初から最後まで、患者さんの主張する自覚症状を元に体質を分析して、その体質を元に漢方薬を選びます。
だから自覚症状の意識や主張の表現が間違っていたら、体質分析する際の情報自体が間違っていることになります。
そのままいっちゃうと間違っているかもしれない体質を分析し、間違っているかもしれない漢方薬を処方することになります。
なので漢方薬が効かない体質なんてのはないですが、自覚症状の捉え方や表現の方法によっては、漢方治療が効果的でないという事態は起こることが考えられます。
どうも、ここら辺りが、こどもと大人の違いのような気がしてきました。
こどもは症状を聞いた時に思ったまま答えます。
わからなければ、わからないと。
そして、そのわからない部分はママが客観的にフォローしてくれます。
「私が見た感じでは・・・」と。
つまり、主観性と客観性が混ざっているのですね。
漢方治療ではめずらしい状態です。
漢方治療で体質を分析する際に本人の主張。
つまり自覚症状を元にしますが、100%の純度の自覚症状の情報が良いとは限りません。
なぜなら、例えば年配の人になるほど、また寂しい思いをしている人ほど、自分の自覚症状の主張が大袈裟になる傾向があります。
逆に男性なんかで、それなりに地位のある人や僕は見た目が若いので、それを見て「この先生、大丈夫かな?」なんて思ってしまう人は、強がって症状を過小に申告する傾向があったりします。
どちらも体質を分析する情報としては、曖昧で不安定になりがちな情報なんですね。
ところが、こどもは、そんな、しがらみなどは一切、関係ありません。
気にしているのは、漢方薬が苦いかどうかだけ!(笑)
それにママのフォローで第三者的な客観的な症状も教えてもらえるのです。
だから、こどもの場合の問診は、主観性と客観性の入り交じった、バランスの良い情報です。
こう考えると、どうも心理学的な側面が体質の診断などに影響してそうです。
大人はオトナの社会的な事情やらなんやらで、問診のコミュニケーションが誰もが同じようにとれないのが、ネックになっているのかもしれません。
そこから発展させて考えると、どうも一定の思考の大人の人は、漢方薬が効かないんじゃないかという考えも出てきました。
漢方薬が効かない一定の思考の大人の人の問題は、もう少し、研究してみたいと思います。
ちなみに医者の選ぶ、保険適用の漢方薬は処方された方はご存知のように、一切、体質を判断するための問診もコミュニケーションもありません。
つまりマニュアル(漢方理論的にはあてずっぽう)で処方しているだけなので、効かなくて当然!
となると、漢方薬が効かない。
●アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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漢方薬自体は数百種類あり、何かしら、あなたに合う漢方薬はあります。
ただ、体質判断も、それに合わせる漢方薬も処方する先生が推測することなので、その根元になる先生の推測が間違っていれば、漢方薬は効いてくれませんので、あなた自身が「漢方薬が効かない体質」と考えてしまってもしょうがないんですね。
でも、それは実は処方した先生の責任なんですよ。
探せば、きっとあなたにあった漢方薬はあるはずなんです。
あなたに合った漢方薬は、かならず、ドコかに存在すると思うのですが、例え、漢方の達人が選んだ漢方薬でも、漢方薬が効かない体質。というよりも漢方治療自体に向いていないタイプというものはあります。
8年間、実際に相談してくると、「どうやっても治せない人」が出て来ます。
それらの方々の統計データをとっていくと、あるパターンが浮かび上がってくるのです。
(単純にあなたの腕が悪いと言われればそれまですが・・・)
漢方治療は、体質の推測、そして推測した体質から漢方薬を選ぶので、漢方薬が効くか効かないかは、漢方薬の効果よりも優先的に考えないといけないのは、先生の漢方の腕です。
ということは「あなたは漢方薬が合わない人」ということは、先生側からは決めることができないのです。
あなたが、どうやっても漢方薬の効果がわからない場合、患者さん側から先生に向かって、「あなたは漢方薬が選べない先生」ということは正しい見方です。
では、なぜ、漢方治療に向いていないタイプというのがわかるようになったのか?
それは、こどもの治療です。
うちでは、こどもの治療を結構、やってます。
アトピーや喘息、蕁麻疹やてんかん発作、慢性便秘など。
いろいろな、こどもの病気を漢方で治療しているのですが、過去2人を除いて、全部、治しています。
(現在、治療中の方は除いてます。単純に僕の腕が悪くて治せてない人が今後は出てくる可能性もあります)
過去、治せなかった2人のうち1人は遠隔地の方で、直接お会いせず、お母さんと電話でお話するだけの状態。
子供さんも新生児に近い年齢で湿疹(アトピー?)も日々、変わっていく上に、子供さんからの意見は一切、聞けません。
2人目は、苦い!といって飲めなかった人。これは飲んでいないので・・・漢方薬では治らないですね。
というわけで、こどもの治癒率は大人に比べて9割はいってんじゃないでしょうか。
この話し、別に「すごいでしょう!」という話しではありません。
何が不思議かって大人の治癒率とこどもの治癒率が異常に違うのです。
治癒率から考えると、大人とこどもという要素自体に何か、漢方薬が思うように効かないヒントがあるんじゃないかと思って、今も研究しています。
安易に考えれば、こどもの代謝と大人の代謝が違うとも言えますが、こどもの病気自体が様々で中には入退院を繰り返すほどの子供さんもいました。
このケースだと代謝が高いから。という理由は違うような感じです。
では、一体、どこに違いがあるのでしょうか?
正直、今も研究中ですが、現時点での考察を進めていきましょう。
西洋医学は客観的治療です。
問診で症状などを聞き取りする時もなるべく本人の主張よりも検査などの本人以外の他覚的な症状を尊重します。
患者さんが「よく微熱を感じる」と主張したとしても西洋医学では体温計で計った時に熱がなければ、その微熱は「気のせい」扱いですが、漢方では「上焦に熱がある」と捉えます。
西洋医学のお薬はお薬として病院などから処方される段階では、効果というものが決まっています。
この効果は漢方薬のように体質によって効果が変わる事はないのです。
そして、この薬を選ぶのも体質ではなく、できるだけ、検査数値などの自覚的でない客観的なデータに基づいて診断されて処方されます。
本人がどう思おうが薬の効果はあらかじめ決まっていて、その効果以外はありません。
人間である限り「設定した効果が効くようになっている」ということが前提になっています。
ところが漢方薬を選ぶ際は検査数値や心電図などの客観的なデータはとりません。(僕は参考にはしますが)
最初から最後まで、患者さんの主張する自覚症状を元に体質を分析して、その体質を元に漢方薬を選びます。
だから自覚症状の意識や主張の表現が間違っていたら、体質分析する際の情報自体が間違っていることになります。
そのままいっちゃうと間違っているかもしれない体質を分析し、間違っているかもしれない漢方薬を処方することになります。
なので漢方薬が効かない体質なんてのはないですが、自覚症状の捉え方や表現の方法によっては、漢方治療が効果的でないという事態は起こることが考えられます。
どうも、ここら辺りが、こどもと大人の違いのような気がしてきました。
こどもは症状を聞いた時に思ったまま答えます。
わからなければ、わからないと。
そして、そのわからない部分はママが客観的にフォローしてくれます。
「私が見た感じでは・・・」と。
つまり、主観性と客観性が混ざっているのですね。
漢方治療ではめずらしい状態です。
漢方治療で体質を分析する際に本人の主張。
つまり自覚症状を元にしますが、100%の純度の自覚症状の情報が良いとは限りません。
なぜなら、例えば年配の人になるほど、また寂しい思いをしている人ほど、自分の自覚症状の主張が大袈裟になる傾向があります。
逆に男性なんかで、それなりに地位のある人や僕は見た目が若いので、それを見て「この先生、大丈夫かな?」なんて思ってしまう人は、強がって症状を過小に申告する傾向があったりします。
どちらも体質を分析する情報としては、曖昧で不安定になりがちな情報なんですね。
ところが、こどもは、そんな、しがらみなどは一切、関係ありません。
気にしているのは、漢方薬が苦いかどうかだけ!(笑)
それにママのフォローで第三者的な客観的な症状も教えてもらえるのです。
だから、こどもの場合の問診は、主観性と客観性の入り交じった、バランスの良い情報です。
こう考えると、どうも心理学的な側面が体質の診断などに影響してそうです。
大人はオトナの社会的な事情やらなんやらで、問診のコミュニケーションが誰もが同じようにとれないのが、ネックになっているのかもしれません。
そこから発展させて考えると、どうも一定の思考の大人の人は、漢方薬が効かないんじゃないかという考えも出てきました。
漢方薬が効かない一定の思考の大人の人の問題は、もう少し、研究してみたいと思います。
ちなみに医者の選ぶ、保険適用の漢方薬は処方された方はご存知のように、一切、体質を判断するための問診もコミュニケーションもありません。
つまりマニュアル(漢方理論的にはあてずっぽう)で処方しているだけなので、効かなくて当然!
となると、漢方薬が効かない。
●アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年06月11日
漢方薬は長く続けても治らないこともある。
漢方薬って体質に合わせて処方します。
この辺りは知ってる!知ってる!って感じですよね。
この「体質に合わせる」という意味が、一般的には誤解されているようなので、漢方治療で体質に合わせていくとはどういうことなのかを詳しくみてみましょう。
「体質に合わせる」という意味合いは病院でも誤解されていることがあります。
どんな誤解かというと体質に合った漢方薬を飲み続けていけば、いつか自動的に治っていくんじゃないかということ。
だから、よく同じ種類の漢方薬を何ヶ月も飲み続けている人がいます。
で「飲んでいてどんな感じでしょうか?」って聞いてみても「よくわからない」という答えが返ってきます。
何年も飲んでるのに。
病院などは漢方薬って、どれくらい飲み続けないといけないのかわかっていないことが多いので、ただ漠然と処方し続けているのです。
でも、いくら飲み続けても漢方薬ってダメな時はダメなことがあります。
これには2つのパターンがありますよ。
1つは単純に漢方薬と体質が合っていない。
病院などは最適な漢方薬を選ぶための体質診断をしませんので、必然的に自分に合っている漢方薬を選んでもらう確率が非常に低くなります。
こうなると、もともとが合っていないので、いくら何年続けても、良くならないものは良くならないのです。
漢方薬が効いてくるのに時間がかかることはありますが、あくまで体質と漢方薬が合っていればの話しです。
「合っていないものも時間をかければ、いつか効いてくる」なんて漢方薬はファンタージーに出てくる魔法の薬ではありません。
何百種類の中から、ピタッと体質に合ったものを選ばないといけないのです。
そんな超現実的な治療の漢方ですが初めに体質を分析していない方法(漢方的な問診をとらないでマニュアルで処方する)で処方しちゃうと、良くならなくっても、次にどの漢方薬に変更していっていいか、ぶっちゃけ先生自身がわからなかったりするのですね。
こうなったら悲惨。
ただ、ただ、合ってるかどうかもわからない漢方薬を永遠と続けていくだけです。
今の漢方薬を続けてもダメなパターンの2つ目は、その漢方薬の治療範囲が終わっている場合。
ちゃんと漢方治療をするところは、全身の症状や状態をみて、体質を分析し最適な漢方薬を選びます。
漢方は全身の症状などをお聞きしているので、治る時も1つの症状ではなく、いろいろな症状が良くなっていくことが多いです。
でも、漢方薬だからって、どれもが全身の症状の改善全てをカバーしているとは限らないのです。
漢方薬は、その漢方薬が持っている治療の守備範囲というものがあります。
全ての症状を良くできるわけではないのですね。
ただし基本的には全身全ての症状が治るように漢方薬を選ぶようにはします。
でも漢方薬も万能ではないのです。
漢方薬ごとに特異な治療範囲や役割があるのですね。
この治療範囲はマニュアル的にはっきりとは決まっていません。
治療している中で漢方の先生が分析していくしかありません。
初めに劇的に腰の痛みが良くなった。
しかし、まだ4割位、腰の痛みが残っている。
この場合、単純に飲み続けていけば良くなることもありますが、具合の悪いレベルと漢方薬の治療範囲が合っていなければ、どれだけ飲み続けても、初めに良くなったレベルから進まないのです。
そこで治療終了。
この状態に陥ったら、今、飲んでいる漢方薬は直ちに変更しなければいけません。
ダラダラと治療の止まった漢方薬を飲み続けても事態は変わらないのです。
事態が変わらなければ、漢方薬事態を変更し、次のステージに治療を進めなければいけません。
一般的には漢方薬は長く続けないといけないと思われていますが、身体の様子をマメにチェックしながら、漢方薬はどんどん変更していく場合も必要なんですね。
漢方薬自体が持っている守備範囲。
自分の体調の変化がどこ辺りで止まってしまったか、チェックしてみてください。
●アトピーや不妊症など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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この辺りは知ってる!知ってる!って感じですよね。
この「体質に合わせる」という意味が、一般的には誤解されているようなので、漢方治療で体質に合わせていくとはどういうことなのかを詳しくみてみましょう。
「体質に合わせる」という意味合いは病院でも誤解されていることがあります。
どんな誤解かというと体質に合った漢方薬を飲み続けていけば、いつか自動的に治っていくんじゃないかということ。
だから、よく同じ種類の漢方薬を何ヶ月も飲み続けている人がいます。
で「飲んでいてどんな感じでしょうか?」って聞いてみても「よくわからない」という答えが返ってきます。
何年も飲んでるのに。
病院などは漢方薬って、どれくらい飲み続けないといけないのかわかっていないことが多いので、ただ漠然と処方し続けているのです。
でも、いくら飲み続けても漢方薬ってダメな時はダメなことがあります。
これには2つのパターンがありますよ。
1つは単純に漢方薬と体質が合っていない。
病院などは最適な漢方薬を選ぶための体質診断をしませんので、必然的に自分に合っている漢方薬を選んでもらう確率が非常に低くなります。
こうなると、もともとが合っていないので、いくら何年続けても、良くならないものは良くならないのです。
漢方薬が効いてくるのに時間がかかることはありますが、あくまで体質と漢方薬が合っていればの話しです。
「合っていないものも時間をかければ、いつか効いてくる」なんて漢方薬はファンタージーに出てくる魔法の薬ではありません。
何百種類の中から、ピタッと体質に合ったものを選ばないといけないのです。
そんな超現実的な治療の漢方ですが初めに体質を分析していない方法(漢方的な問診をとらないでマニュアルで処方する)で処方しちゃうと、良くならなくっても、次にどの漢方薬に変更していっていいか、ぶっちゃけ先生自身がわからなかったりするのですね。
こうなったら悲惨。
ただ、ただ、合ってるかどうかもわからない漢方薬を永遠と続けていくだけです。
今の漢方薬を続けてもダメなパターンの2つ目は、その漢方薬の治療範囲が終わっている場合。
ちゃんと漢方治療をするところは、全身の症状や状態をみて、体質を分析し最適な漢方薬を選びます。
漢方は全身の症状などをお聞きしているので、治る時も1つの症状ではなく、いろいろな症状が良くなっていくことが多いです。
でも、漢方薬だからって、どれもが全身の症状の改善全てをカバーしているとは限らないのです。
漢方薬は、その漢方薬が持っている治療の守備範囲というものがあります。
全ての症状を良くできるわけではないのですね。
ただし基本的には全身全ての症状が治るように漢方薬を選ぶようにはします。
でも漢方薬も万能ではないのです。
漢方薬ごとに特異な治療範囲や役割があるのですね。
この治療範囲はマニュアル的にはっきりとは決まっていません。
治療している中で漢方の先生が分析していくしかありません。
初めに劇的に腰の痛みが良くなった。
しかし、まだ4割位、腰の痛みが残っている。
この場合、単純に飲み続けていけば良くなることもありますが、具合の悪いレベルと漢方薬の治療範囲が合っていなければ、どれだけ飲み続けても、初めに良くなったレベルから進まないのです。
そこで治療終了。
この状態に陥ったら、今、飲んでいる漢方薬は直ちに変更しなければいけません。
ダラダラと治療の止まった漢方薬を飲み続けても事態は変わらないのです。
事態が変わらなければ、漢方薬事態を変更し、次のステージに治療を進めなければいけません。
一般的には漢方薬は長く続けないといけないと思われていますが、身体の様子をマメにチェックしながら、漢方薬はどんどん変更していく場合も必要なんですね。
漢方薬自体が持っている守備範囲。
自分の体調の変化がどこ辺りで止まってしまったか、チェックしてみてください。
●アトピーや不妊症など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年05月30日
粉末代替食品は不健康!の記事とサプリメント
サイエンス系の記事で粉末代替食品だけを食べていると不健康だというものがありました。
粉末のものだけで食事代わりになる「Soylent」などが近未来の食事として注目されていますが、栄養バランスのことを考えてつくられた粉末食材だけを食べたマウスは通常の食べ物を噛みながら食べたマウスよりも健康状態が悪いという結果です。
17週間後に両者を比べてみると粉末代替食品だけを食べていたマウスは血糖値や血圧、血液中のストレスを示すホルモンの値が増加していました。
その記事をみて、昔のある実験を思い出しました。
それはあるサプリメント会社の社長と募集した人たちで、サプリメントだけで健康を保てるかといったものを実験していました。
これはマウスではなく人間です。
サプリメントは牡蠣肉エキスです。
成分的にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、グリコーゲンなどとサプリメント会社のやり手営業マンがお年寄りを騙す時の殺し文句のような成分が盛りだくさんです。
要は今回のマウスの実験と同じで理論的に健康を保つ為の必要な成分が含まれていますよ。といった感じですね。
何日、実験したか忘れましたが、結構な期間やってました。
結果、血圧や血糖などが特に病気に関わるような異常な数値にはなりませんでした。
逆にコレステロールや体重が下がっていました。激減。
いわゆる軽い栄養失調状態。
まー「検査系数値だけ」見れば、もう1回言うと「検査系数値だけ」を見れば、成功です。
人間として全体的にみれば失敗です。
この実験で何十年も前のものだったと記憶しているのですが、人間ってこりないなと思います。
未だにネズミで実験し理論的な栄養だけでなんとかなるのか検討しているのです。
到来するかもしれない食料問題を解決するなら簡易的な食事の開発ではなく農業を視野に入れた食品開発を考えればいいと思うのですが、人間は自然にかえっていくのが嫌なようです。
そもそも、この健康を保つために必要な栄養成分だと考えられているものは誰がモデルなのでしょうか?
まさか、老若男女、皆同じ成分と同じ分量が必要だとは考えづらいです。
そして、それが本当に健康を保つのに最適な成分なのかもわかりません。
西洋医学が現時点で勝手に健康であろう栄養成分を出しているだけですね。
元から全然的はずれのことも考えられます。
また、どう考えても、年齢、性別、体格、運動能力、生きている環境で人それぞれ、必要な栄養素や分量が微妙に違うように思います。
現にその西洋医学で、ひと昔前までガンに良いとかされていたβカロチンやビタミンEについて「不用意に飲まないでほしい。却ってガンを酷くする可能性があります」なんて、日新月歩で自分で自分の理論を否定して回っています。
また漢方では毒物のトリカブトはある体質の人にとって少量なら、とっても良い薬になるのですが分量を増やしていけば、誰でも死にます。
だから、絶対普遍の誰にでも良い成分と分量なんてないと思うのですよね。
サプリメントがこの粉末食品と同じようなものです。
●●成分が簡単にたくさん摂れます!みたいな。
サプリメントだって何かの成分をたくさん摂ったからって、その時だけ都合よく良いように働くわけがないのです。
いいとこ、身体にいらない分は身体が棄てているんじゃないでしょうか。
大量に。
うちでは、サプリメントなんか飲む必要ないっていってます。
だって漢方ではバランスを大切にしていますから。
だから、食事もバランスです。
サプリメントのように何かのエキスをたくさん摂れるということは、ものすごくバランスが崩れているとも言えるのです。
そんな偏ったものを摂り続けて身体がよくなるわけがありません。
誤解しないでもらいたいのですが、なんらかの効果がないってわけじゃないですよ。
むしろ、偏ったものなんだから効果があると思います。
良い効果かどうかはわかりませんが・・・
効果というのは良いとか悪いを選びませんから。
結果的に自分が良いととったか、悪いととったかです。
偏った成分のものなど、一時、良い感じの効果があったとしても、長い目でみれば、かならずバランスを崩すようになります。
だから、サプリメントとか、健康食品なんてやめたほうがいいです。
お金の無駄。
バランスの良い食事を心がけて、いつもよりもちょっと野菜の多い生活にしてみればいいのです。お金もサプリメントほどかかりません。
漢方薬はその時の体質に合わせて体質を調整します。
サプリメントや健康食品みたいに飲み続ければ良くなりますよってものではありません。
だから、体調が悪くなったらその時の体質をみてもらって、最適な漢方薬を合わせてもらいましょう・・・と最後はちょっと宣伝です。
粉末のものだけで食事代わりになる「Soylent」などが近未来の食事として注目されていますが、栄養バランスのことを考えてつくられた粉末食材だけを食べたマウスは通常の食べ物を噛みながら食べたマウスよりも健康状態が悪いという結果です。
17週間後に両者を比べてみると粉末代替食品だけを食べていたマウスは血糖値や血圧、血液中のストレスを示すホルモンの値が増加していました。
その記事をみて、昔のある実験を思い出しました。
それはあるサプリメント会社の社長と募集した人たちで、サプリメントだけで健康を保てるかといったものを実験していました。
これはマウスではなく人間です。
サプリメントは牡蠣肉エキスです。
成分的にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、グリコーゲンなどとサプリメント会社のやり手営業マンがお年寄りを騙す時の殺し文句のような成分が盛りだくさんです。
要は今回のマウスの実験と同じで理論的に健康を保つ為の必要な成分が含まれていますよ。といった感じですね。
何日、実験したか忘れましたが、結構な期間やってました。
結果、血圧や血糖などが特に病気に関わるような異常な数値にはなりませんでした。
逆にコレステロールや体重が下がっていました。激減。
いわゆる軽い栄養失調状態。
まー「検査系数値だけ」見れば、もう1回言うと「検査系数値だけ」を見れば、成功です。
人間として全体的にみれば失敗です。
この実験で何十年も前のものだったと記憶しているのですが、人間ってこりないなと思います。
未だにネズミで実験し理論的な栄養だけでなんとかなるのか検討しているのです。
到来するかもしれない食料問題を解決するなら簡易的な食事の開発ではなく農業を視野に入れた食品開発を考えればいいと思うのですが、人間は自然にかえっていくのが嫌なようです。
そもそも、この健康を保つために必要な栄養成分だと考えられているものは誰がモデルなのでしょうか?
まさか、老若男女、皆同じ成分と同じ分量が必要だとは考えづらいです。
そして、それが本当に健康を保つのに最適な成分なのかもわかりません。
西洋医学が現時点で勝手に健康であろう栄養成分を出しているだけですね。
元から全然的はずれのことも考えられます。
また、どう考えても、年齢、性別、体格、運動能力、生きている環境で人それぞれ、必要な栄養素や分量が微妙に違うように思います。
現にその西洋医学で、ひと昔前までガンに良いとかされていたβカロチンやビタミンEについて「不用意に飲まないでほしい。却ってガンを酷くする可能性があります」なんて、日新月歩で自分で自分の理論を否定して回っています。
また漢方では毒物のトリカブトはある体質の人にとって少量なら、とっても良い薬になるのですが分量を増やしていけば、誰でも死にます。
だから、絶対普遍の誰にでも良い成分と分量なんてないと思うのですよね。
サプリメントがこの粉末食品と同じようなものです。
●●成分が簡単にたくさん摂れます!みたいな。
サプリメントだって何かの成分をたくさん摂ったからって、その時だけ都合よく良いように働くわけがないのです。
いいとこ、身体にいらない分は身体が棄てているんじゃないでしょうか。
大量に。
うちでは、サプリメントなんか飲む必要ないっていってます。
だって漢方ではバランスを大切にしていますから。
だから、食事もバランスです。
サプリメントのように何かのエキスをたくさん摂れるということは、ものすごくバランスが崩れているとも言えるのです。
そんな偏ったものを摂り続けて身体がよくなるわけがありません。
誤解しないでもらいたいのですが、なんらかの効果がないってわけじゃないですよ。
むしろ、偏ったものなんだから効果があると思います。
良い効果かどうかはわかりませんが・・・
効果というのは良いとか悪いを選びませんから。
結果的に自分が良いととったか、悪いととったかです。
偏った成分のものなど、一時、良い感じの効果があったとしても、長い目でみれば、かならずバランスを崩すようになります。
だから、サプリメントとか、健康食品なんてやめたほうがいいです。
お金の無駄。
バランスの良い食事を心がけて、いつもよりもちょっと野菜の多い生活にしてみればいいのです。お金もサプリメントほどかかりません。
漢方薬はその時の体質に合わせて体質を調整します。
サプリメントや健康食品みたいに飲み続ければ良くなりますよってものではありません。
だから、体調が悪くなったらその時の体質をみてもらって、最適な漢方薬を合わせてもらいましょう・・・と最後はちょっと宣伝です。
2014年05月27日
以前に飲んで効かなかった漢方薬はもう効かないのか?
漢方相談をやっていると、
よく「過去にはこんな漢方薬を飲みました」「これこれの漢方薬は全然、効きませんでした」
と話されます。
多分「以前に、これこれという漢方薬を飲んだから、今回はそれ以外で効くようなものを選んでほしい」ということで書いてくれているのだと思います。
「前に全然、効かなかったから、そりゃ違うのを飲まないと同じことをしても治らないだろう」
誰でもそう思いますよね。
しかし漢方薬では、そうとは限らないのです。
なんでか?
漢方薬では以前に飲んだけど何も変わらなかったものをもう一度飲んでよくなることがあります。
もちろん、ただやみくもに、また同じ漢方薬に再チャレンジすれば、よくなるといったものではありません。
再び、同じ漢方薬を選んで飲むケースにはいろいろな条件が必要です。
西洋医学のお薬は処方する先生によって効果に対する考え方が変わることがありません。
効果に対する考え方とはなんだと思います?
漢方薬は診断の方法や効果の考え方が西洋医学と根本的に違います。
例えば、西洋医学の頭痛などに使う鎮痛薬は誰が飲んでも痛みを止める効果です。
西洋医学では体質の違いを考えないので「人間」であれば、皆、同じ効果があるということになります。
漢方で頭痛を治療する場合は、おおまかに芍薬甘草湯、桂枝人参湯、五苓散などがあります。
(他にも体質別で20種類以上あります)
頭痛だったらどれを飲んでも良いというわけではありません。
どんな体質、原因の頭痛なのか?を分析することが重要です。
なぜなら、漢方薬は頭痛薬でも鎮痛効果でもないからです。
芍薬甘草湯は筋肉や気の緊張からくる頭痛に効果を発揮します。
桂枝人参湯はお腹から下の下半身が冷えて頭痛がある時に効果を発揮します。
五苓散はオシッコが出づらく汗が出過ぎているときの頭痛に効果を発揮します。
頭痛を治すための漢方薬は他にもいろいろありますが、これらのどれかを飲めば頭痛が治るというものではありません。
漢方の先生がどの漢方薬が合う体質かを考える必要があります。
つまり、同じ頭痛で悩んでいる患者さんでも漢方の先生によって診断する体質やそれに合わせる漢方薬が異なってくるのです。
だから漢方薬に対する効果が変わるとも言えます。
芍薬甘草湯は、筋肉や気の緊張を緩める効果です。
桂枝人参湯は下腹や下半身を温めて頭の気を降ろす効果です。
五苓散は水の巡りの悪さを整える効果です。
漢方では頭痛1つとっても体質によって原因や治し方が変わります。
漢方の先生が、患者さんをどの体質と判断するかで効果が変わるとも言えます。
ちなみに病院で体質から漢方薬を選べる先生って、ほぼいないので、効果が変わることはないです。
そもそも、どんな効果を根拠しているのかさえ、考えてないと思います。
西洋医学の薬を選ぶ時と同じような方式で頭痛に対してマニュアルで選んでいるので「先生の考えによって効果が変わる」なんてことはありません。
そのかわり、効いたと感じる人も少なくなります。だって、あてずっぽうみたいなものになりますからね。
で、ここから更に複雑になっていきますが漢方治療って1つの症状に対して1つの漢方薬を選んで治していくのではないのですね。
頭痛に限らず、冷えや胃もたれ、夜中に目が覚める、便秘などなど、身体全体の症状を総合的に考えて、できるだけ1つの漢方薬を選ぶわけです。
そうやって選んだ漢方薬が体質と合っていれば、いろいろと良くなってきます。
しかし、いろいろな症状が例えば1ヶ月後に一辺に全部良くなっていると思います?
残念ながら、そんな都合が良いわけがありません。
良くなった症状があったり、変わらない症状があったり、逆に悪くなった症状が新たに出てきたりとカオスな状態を示すこともあるのです。
その時に「いろいろあってややこしいから、全部まるっとひっくるめて、この漢方薬は効いていない」としますか?
そういうわけにもいきません。
漢方の場合は1つ1つの症状がどうなったかなどをみていくのではなく、全体的に体質が良い方向に向かっているのかを漢方の先生が総合的に判断していくのです。
めっちゃ、前置きが長くて、すでに主題がなんだったのかすら危ういですが、だから、以前に飲んだ漢方薬は何がどう効いていなかったのかを体質から判断していかないと「ただ自分自身の気になる症状がよくならなかった」という判断では、本当に自分にとって効かない漢方薬だったのかどうかがわからないのです。
また、飲む期間の問題もあります。
漢方薬はどれくらい飲んだら効いてくるなんて設定はありません。
それこそ体質によりけり。
どれくらい飲めば変化があるのか?ないのか?は、自分が勝手に1ヶ月とか3ヶ月とか決めるものではありません。
体質を判断した先生が設定して区切りを設けて、効いたか?効いていないか?をその都度、判断していきます。
これも病院は、そもそもが体質を判断しないでマニュアル処方しているので、一定の期間や区切りで、みることができません。
ただ、ただ、いつか効いてくるのを待つか、「漢方薬はジワジワと穏やかに効いてくるから」と言い訳して逃げるかです。
漢方の先生の体質の判断によって、同じ漢方薬でも「どう効いたか?」の判断が違うのですね。
だから以前に効かなかった漢方薬も「どんな体質だと判断して」「それがどれくらいの期間でどう変化すると推測し」「結果、どれくらいの期間でどうなったのか?」これらのデータが全部ないと、本当に効いていなかったのかが判断できないのです。
以前に効かなかったからといって「もう、効かない」とは限らないのです。
逆に医者のあてずっぽうに近い漢方薬の処方で効かなかったと思い込み、実はその漢方薬をじっくり飲めば、治る場合、効かないと思った漢方薬は2度と飲まない可能性があるので、2度と漢方薬では治らない場合もあります。
ちなみに漢方薬の場合、前に効いたけど、今は効かなくなったというケースもありますよ。
●片頭痛、群発頭痛など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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よく「過去にはこんな漢方薬を飲みました」「これこれの漢方薬は全然、効きませんでした」
と話されます。
多分「以前に、これこれという漢方薬を飲んだから、今回はそれ以外で効くようなものを選んでほしい」ということで書いてくれているのだと思います。
「前に全然、効かなかったから、そりゃ違うのを飲まないと同じことをしても治らないだろう」
誰でもそう思いますよね。
しかし漢方薬では、そうとは限らないのです。
なんでか?
漢方薬では以前に飲んだけど何も変わらなかったものをもう一度飲んでよくなることがあります。
もちろん、ただやみくもに、また同じ漢方薬に再チャレンジすれば、よくなるといったものではありません。
再び、同じ漢方薬を選んで飲むケースにはいろいろな条件が必要です。
西洋医学のお薬は処方する先生によって効果に対する考え方が変わることがありません。
効果に対する考え方とはなんだと思います?
漢方薬は診断の方法や効果の考え方が西洋医学と根本的に違います。
例えば、西洋医学の頭痛などに使う鎮痛薬は誰が飲んでも痛みを止める効果です。
西洋医学では体質の違いを考えないので「人間」であれば、皆、同じ効果があるということになります。
漢方で頭痛を治療する場合は、おおまかに芍薬甘草湯、桂枝人参湯、五苓散などがあります。
(他にも体質別で20種類以上あります)
頭痛だったらどれを飲んでも良いというわけではありません。
どんな体質、原因の頭痛なのか?を分析することが重要です。
なぜなら、漢方薬は頭痛薬でも鎮痛効果でもないからです。
芍薬甘草湯は筋肉や気の緊張からくる頭痛に効果を発揮します。
桂枝人参湯はお腹から下の下半身が冷えて頭痛がある時に効果を発揮します。
五苓散はオシッコが出づらく汗が出過ぎているときの頭痛に効果を発揮します。
頭痛を治すための漢方薬は他にもいろいろありますが、これらのどれかを飲めば頭痛が治るというものではありません。
漢方の先生がどの漢方薬が合う体質かを考える必要があります。
つまり、同じ頭痛で悩んでいる患者さんでも漢方の先生によって診断する体質やそれに合わせる漢方薬が異なってくるのです。
だから漢方薬に対する効果が変わるとも言えます。
芍薬甘草湯は、筋肉や気の緊張を緩める効果です。
桂枝人参湯は下腹や下半身を温めて頭の気を降ろす効果です。
五苓散は水の巡りの悪さを整える効果です。
漢方では頭痛1つとっても体質によって原因や治し方が変わります。
漢方の先生が、患者さんをどの体質と判断するかで効果が変わるとも言えます。
ちなみに病院で体質から漢方薬を選べる先生って、ほぼいないので、効果が変わることはないです。
そもそも、どんな効果を根拠しているのかさえ、考えてないと思います。
西洋医学の薬を選ぶ時と同じような方式で頭痛に対してマニュアルで選んでいるので「先生の考えによって効果が変わる」なんてことはありません。
そのかわり、効いたと感じる人も少なくなります。だって、あてずっぽうみたいなものになりますからね。
で、ここから更に複雑になっていきますが漢方治療って1つの症状に対して1つの漢方薬を選んで治していくのではないのですね。
頭痛に限らず、冷えや胃もたれ、夜中に目が覚める、便秘などなど、身体全体の症状を総合的に考えて、できるだけ1つの漢方薬を選ぶわけです。
そうやって選んだ漢方薬が体質と合っていれば、いろいろと良くなってきます。
しかし、いろいろな症状が例えば1ヶ月後に一辺に全部良くなっていると思います?
残念ながら、そんな都合が良いわけがありません。
良くなった症状があったり、変わらない症状があったり、逆に悪くなった症状が新たに出てきたりとカオスな状態を示すこともあるのです。
その時に「いろいろあってややこしいから、全部まるっとひっくるめて、この漢方薬は効いていない」としますか?
そういうわけにもいきません。
漢方の場合は1つ1つの症状がどうなったかなどをみていくのではなく、全体的に体質が良い方向に向かっているのかを漢方の先生が総合的に判断していくのです。
めっちゃ、前置きが長くて、すでに主題がなんだったのかすら危ういですが、だから、以前に飲んだ漢方薬は何がどう効いていなかったのかを体質から判断していかないと「ただ自分自身の気になる症状がよくならなかった」という判断では、本当に自分にとって効かない漢方薬だったのかどうかがわからないのです。
また、飲む期間の問題もあります。
漢方薬はどれくらい飲んだら効いてくるなんて設定はありません。
それこそ体質によりけり。
どれくらい飲めば変化があるのか?ないのか?は、自分が勝手に1ヶ月とか3ヶ月とか決めるものではありません。
体質を判断した先生が設定して区切りを設けて、効いたか?効いていないか?をその都度、判断していきます。
これも病院は、そもそもが体質を判断しないでマニュアル処方しているので、一定の期間や区切りで、みることができません。
ただ、ただ、いつか効いてくるのを待つか、「漢方薬はジワジワと穏やかに効いてくるから」と言い訳して逃げるかです。
漢方の先生の体質の判断によって、同じ漢方薬でも「どう効いたか?」の判断が違うのですね。
だから以前に効かなかった漢方薬も「どんな体質だと判断して」「それがどれくらいの期間でどう変化すると推測し」「結果、どれくらいの期間でどうなったのか?」これらのデータが全部ないと、本当に効いていなかったのかが判断できないのです。
以前に効かなかったからといって「もう、効かない」とは限らないのです。
逆に医者のあてずっぽうに近い漢方薬の処方で効かなかったと思い込み、実はその漢方薬をじっくり飲めば、治る場合、効かないと思った漢方薬は2度と飲まない可能性があるので、2度と漢方薬では治らない場合もあります。
ちなみに漢方薬の場合、前に効いたけど、今は効かなくなったというケースもありますよ。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年03月27日
漢方薬がなかなか効いてこない時はどうする?
漢方ほど誤解されながら、広く一般に知られているものってないんじゃないかなと思います。
本来なら、ロクに勉強もせずにとりかかることなどないはずの医者が、実は漢方に関しては医学理論的には、ほとんど知らずに漢方薬を処方していることが更に一般的に誤解を生み出すことに拍車をかけていますね。
その中で、もっともらしいけれど、大間違いのウソは「漢方薬は半年位かけてジワジワ効いてくる」だと思います。
「漢方薬は3ヶ月〜6ヶ月ほど経つとジワジワと効いてきますよ」というのは大ウソ!と言う話しはこのブログでよく書いていますが、具体的にそれがなぜウソと言えるのでしょうか?
そのことを説明したいと思います。
漢方薬は、体質を分析しその体質に合わせて漢方薬を処方します。
病院のお薬の場合は、体質と関係ありません。
「人間」だったら後は病気が何かを判別するだけ。
そこに体質がどうだとか、こうだ、という条件はありません。
ボルタレンなどの鎮痛剤は頭痛がするなら「人間」であれば同じように効くようにつくられています。
だから病院の薬はいちいち体質なんかを判断する必要なありません。
その病気や症状さえ決めることができれば体格のよいスポーツマンのような人も病弱で、華奢なおばあちゃんも同じ薬が処方されます。
薬の効いてくる時間は「人間」であればどれくらいで効いてくるのかを製薬会社が実験して事前に調べてあります。
だから、病院のお薬で3ヶ月とか6ヶ月くらい飲み続ければジワジワ効いてくるなんてことはありえません。
漢方は薬を処方する前に体質を分析します。
当然ですが、みんなの顔が違うように体質もそれぞれ違うのですね。
そして体質が違うのだから、当然、選ぶ漢方薬も違ってきます。
病院の薬は「人間」であること「同じ病気や症状」であれば「同じお薬」が処方されますが、漢方の場合は病気が同じでも体質が違えばそれに合わせる漢方薬は違ってきます。
ちなみに漢方では「症状=体質」ではありません。症状は体質を考える上での1つのピースですね。
そして、ここからがミソ。
みんな体質が違い、それに合わせる漢方薬も違うので効いてくる時間も当然、変わってきます。
人それぞれ。
はい、終わり。
ってわけではありません。
体質には大まかに陽証と陰証というものがあります。
陽証とは充満した状態、体内のシステムがうまく噛み合ない状態。
充満した状態とは例えば便秘とか。アトピーも体質によっては毒の充満があります。
陰証とは不足の状態。体内のシステムが根本的に弱った状態。
下痢とか疲れやすいとか、弱った感じのものは陰証です。
そして、陽証は比較的、早く効果が現れます。
陰証は反対に時間がかかります。
で、この陽証か陰証かっていうのは、その人の体質なので、僕や患者さんが選ぶものではありません。
今、現在の体質がそうなのです。
早く治りたいからといって陽証にしたいとかというのは無理。
体質が決まっています。
僕らは体質に従うしかないのですね。
漢方は西洋医学のお薬と違って、体質に従うことこそが根本的治癒への早道なのです。
ただ陰証だからって3ヶ月も半年もかかりません。
根本的に治るまでには体質によってそれなりの時間はかかるかもしれませんが、効果や変化は陰証の人でも1ヶ月くらいもすれば、なにかしら現れてきます。
1ヶ月してもなーーーんにも効果や変化が感じられなかったら?
それは単純に漢方薬が合っていないのかも。
なにせ漢方薬は500種類以上もありますので、合ってなければ3ヶ月も6ヶ月も待たないで1ヶ月で漢方薬の種類をサッと変えてしまいましょう。
1つの処方を半年も飲んでたら、本当に合っている漢方薬にいつ出会えるかわかりませんから。
500種類目だったらとんでもない時間がかかっちゃいます。
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【このブログの著者】
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本来なら、ロクに勉強もせずにとりかかることなどないはずの医者が、実は漢方に関しては医学理論的には、ほとんど知らずに漢方薬を処方していることが更に一般的に誤解を生み出すことに拍車をかけていますね。
その中で、もっともらしいけれど、大間違いのウソは「漢方薬は半年位かけてジワジワ効いてくる」だと思います。
「漢方薬は3ヶ月〜6ヶ月ほど経つとジワジワと効いてきますよ」というのは大ウソ!と言う話しはこのブログでよく書いていますが、具体的にそれがなぜウソと言えるのでしょうか?
そのことを説明したいと思います。
漢方薬は、体質を分析しその体質に合わせて漢方薬を処方します。
病院のお薬の場合は、体質と関係ありません。
「人間」だったら後は病気が何かを判別するだけ。
そこに体質がどうだとか、こうだ、という条件はありません。
ボルタレンなどの鎮痛剤は頭痛がするなら「人間」であれば同じように効くようにつくられています。
だから病院の薬はいちいち体質なんかを判断する必要なありません。
その病気や症状さえ決めることができれば体格のよいスポーツマンのような人も病弱で、華奢なおばあちゃんも同じ薬が処方されます。
薬の効いてくる時間は「人間」であればどれくらいで効いてくるのかを製薬会社が実験して事前に調べてあります。
だから、病院のお薬で3ヶ月とか6ヶ月くらい飲み続ければジワジワ効いてくるなんてことはありえません。
漢方は薬を処方する前に体質を分析します。
当然ですが、みんなの顔が違うように体質もそれぞれ違うのですね。
そして体質が違うのだから、当然、選ぶ漢方薬も違ってきます。
病院の薬は「人間」であること「同じ病気や症状」であれば「同じお薬」が処方されますが、漢方の場合は病気が同じでも体質が違えばそれに合わせる漢方薬は違ってきます。
ちなみに漢方では「症状=体質」ではありません。症状は体質を考える上での1つのピースですね。
そして、ここからがミソ。
みんな体質が違い、それに合わせる漢方薬も違うので効いてくる時間も当然、変わってきます。
人それぞれ。
はい、終わり。
ってわけではありません。
体質には大まかに陽証と陰証というものがあります。
陽証とは充満した状態、体内のシステムがうまく噛み合ない状態。
充満した状態とは例えば便秘とか。アトピーも体質によっては毒の充満があります。
陰証とは不足の状態。体内のシステムが根本的に弱った状態。
下痢とか疲れやすいとか、弱った感じのものは陰証です。
そして、陽証は比較的、早く効果が現れます。
陰証は反対に時間がかかります。
で、この陽証か陰証かっていうのは、その人の体質なので、僕や患者さんが選ぶものではありません。
今、現在の体質がそうなのです。
早く治りたいからといって陽証にしたいとかというのは無理。
体質が決まっています。
僕らは体質に従うしかないのですね。
漢方は西洋医学のお薬と違って、体質に従うことこそが根本的治癒への早道なのです。
ただ陰証だからって3ヶ月も半年もかかりません。
根本的に治るまでには体質によってそれなりの時間はかかるかもしれませんが、効果や変化は陰証の人でも1ヶ月くらいもすれば、なにかしら現れてきます。
1ヶ月してもなーーーんにも効果や変化が感じられなかったら?
それは単純に漢方薬が合っていないのかも。
なにせ漢方薬は500種類以上もありますので、合ってなければ3ヶ月も6ヶ月も待たないで1ヶ月で漢方薬の種類をサッと変えてしまいましょう。
1つの処方を半年も飲んでたら、本当に合っている漢方薬にいつ出会えるかわかりませんから。
500種類目だったらとんでもない時間がかかっちゃいます。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年03月25日
ナウシカと漢方治療の共通性
患者さんといろんな話しをしていて「ジブリの作品って漢方と考えが同じなんですよ」という話題になりました。
ジブリ作品と一緒?
自分でも昔からなんとなくそれは思っていました。
最近のジブリの作品って作品のテーマが変わってきたので、漢方と考えが一緒か?と言われるとそうとも言えませんが昔の作品は結構、漢方的テイストを含んでいると思います。
最近、病院で漢方が処方されるようになりましたが、ほとんどの病院は漢方薬の処方の方法というか、根本的な治療の考え方を理解せずに西洋医学の治療の考え方だけで最後に処方するのが新薬か漢方薬かの違い位しかありません。
そんなヘンテコな漢方治療の方法が一般的になっちゃってるのでそれを基準に考えると、この記事は「何言ってんだ?」的な感じになりますが、そもそも東洋医学と西洋医学は根本的な治療の思想からして違うということを念頭においていただいたら、なんとなーく漢方の考え方がお分かりいただけるのではないかと思います。
昔のジブリ作品は一貫したテーマがありました。
「自然を科学によってないがしろにするとロクなことにならない」
「自然に逆らってはいけない」
これが作品の底流に流れているテーマなんじゃないかと勝手に考えています。
コナン、ナウシカ、ラピュタ、宮崎駿作品の中では群を抜いて人気の作品です。
どれも近代的な発展やそこからの戦争によって文明が一旦滅びたという設定。
もののけ姫やトトロなんかも全く同じテーマではないですが「自然をないがしろにするとダメだよ」的なテーマがあると思います。
宮崎駿氏は、地球という大きな問題からこういったテーマにしていると思うのですが、これが漢方の考えと非常に似ていると思います。
医療の世界では近代文明や兵器、滅びた文明が西洋医学。
科学的で合理的な産物ですね。
現在もどんどん新しい薬の開発がすすんでいます。
西洋医学は自然の理とは逆行しています。
全面的に悪いものではありませんが身体の自然なメカニズムに沿って治療していこうとするものではありません。
どちらかというと科学(化学)の薬の力で強引に身体のメカニズムをねじ曲げて治療しようとします。
それが西洋医学も公言している対症療法の治療ですね。
(大半の西洋医学のお薬は対症療法とよばれる、その場の症状だけを取り除き根本的には治療できないものです)
大自然も人間の身体も自然に逆らった動きには反動があるのですね。
一旦、便利になった!よくなった!というものは自然の歪みに溜まったエネルギーで台無しにされます。
ジブリ作品なら科学的に強引に突っ走った結果、自然は失われ、当の科学文明自体が自分たちの行動によって滅びるのです。
で、結局「本当の救済は自然にあるじゃん!」みたいなメッセージを残して終わり。
科学的な産物は便利で合理的ですが、科学的に優秀であれば、あるほど自然には存在しない法則やモノになっていくのですね。
漢方治療の根本的な考えは、その人の自然治癒力を高めて治癒に向かわせること。
体質に合わせた漢方薬というのは、その人の身体の自然の営みを見つけて、それに漢方薬を沿わせるのですね。
決して「漢方薬を新薬の代わりに使う副作用のないもの」ではありません。
「その人の身体の自然の営み=体質」
東洋医学的に体質を判断しないで漢方薬を使用するのは一度も漢方治療がはじまっていないのです。
それは、あてずっぽうで新薬の代わりに漢方薬をただ、飲んでいるだけ。
ナウシカのトルメキア軍、ラピュタのムスカ大佐ですね。
結局、やっていることは同じ過ちの繰り返し。
漢方って言い換えれば自然治療そのものなのです。
そこには体質に合った漢方薬を飲む事だけでなく、自分の身体の自然の営みにあった生活をしないといけないことも含まれます。
ちょっと宗教じみていますが、漢方治療ってそういう側面もあるのですね。
ジブリ作品と一緒?
自分でも昔からなんとなくそれは思っていました。
最近のジブリの作品って作品のテーマが変わってきたので、漢方と考えが一緒か?と言われるとそうとも言えませんが昔の作品は結構、漢方的テイストを含んでいると思います。
最近、病院で漢方が処方されるようになりましたが、ほとんどの病院は漢方薬の処方の方法というか、根本的な治療の考え方を理解せずに西洋医学の治療の考え方だけで最後に処方するのが新薬か漢方薬かの違い位しかありません。
そんなヘンテコな漢方治療の方法が一般的になっちゃってるのでそれを基準に考えると、この記事は「何言ってんだ?」的な感じになりますが、そもそも東洋医学と西洋医学は根本的な治療の思想からして違うということを念頭においていただいたら、なんとなーく漢方の考え方がお分かりいただけるのではないかと思います。
昔のジブリ作品は一貫したテーマがありました。
「自然を科学によってないがしろにするとロクなことにならない」
「自然に逆らってはいけない」
これが作品の底流に流れているテーマなんじゃないかと勝手に考えています。
コナン、ナウシカ、ラピュタ、宮崎駿作品の中では群を抜いて人気の作品です。
どれも近代的な発展やそこからの戦争によって文明が一旦滅びたという設定。
もののけ姫やトトロなんかも全く同じテーマではないですが「自然をないがしろにするとダメだよ」的なテーマがあると思います。
宮崎駿氏は、地球という大きな問題からこういったテーマにしていると思うのですが、これが漢方の考えと非常に似ていると思います。
医療の世界では近代文明や兵器、滅びた文明が西洋医学。
科学的で合理的な産物ですね。
現在もどんどん新しい薬の開発がすすんでいます。
西洋医学は自然の理とは逆行しています。
全面的に悪いものではありませんが身体の自然なメカニズムに沿って治療していこうとするものではありません。
どちらかというと科学(化学)の薬の力で強引に身体のメカニズムをねじ曲げて治療しようとします。
それが西洋医学も公言している対症療法の治療ですね。
(大半の西洋医学のお薬は対症療法とよばれる、その場の症状だけを取り除き根本的には治療できないものです)
大自然も人間の身体も自然に逆らった動きには反動があるのですね。
一旦、便利になった!よくなった!というものは自然の歪みに溜まったエネルギーで台無しにされます。
ジブリ作品なら科学的に強引に突っ走った結果、自然は失われ、当の科学文明自体が自分たちの行動によって滅びるのです。
で、結局「本当の救済は自然にあるじゃん!」みたいなメッセージを残して終わり。
科学的な産物は便利で合理的ですが、科学的に優秀であれば、あるほど自然には存在しない法則やモノになっていくのですね。
漢方治療の根本的な考えは、その人の自然治癒力を高めて治癒に向かわせること。
体質に合わせた漢方薬というのは、その人の身体の自然の営みを見つけて、それに漢方薬を沿わせるのですね。
決して「漢方薬を新薬の代わりに使う副作用のないもの」ではありません。
「その人の身体の自然の営み=体質」
東洋医学的に体質を判断しないで漢方薬を使用するのは一度も漢方治療がはじまっていないのです。
それは、あてずっぽうで新薬の代わりに漢方薬をただ、飲んでいるだけ。
ナウシカのトルメキア軍、ラピュタのムスカ大佐ですね。
結局、やっていることは同じ過ちの繰り返し。
漢方って言い換えれば自然治療そのものなのです。
そこには体質に合った漢方薬を飲む事だけでなく、自分の身体の自然の営みにあった生活をしないといけないことも含まれます。
ちょっと宗教じみていますが、漢方治療ってそういう側面もあるのですね。
2014年03月12日
病院の薬と漢方薬の併用は効果的なのか?
よく患者さんからこんな質問されることがあります。
「病院で漢方薬を処方されると病院の薬も一緒に処方されますがアレってありなんですか?」
僕は「ナシ」だと思います。
厳密には病気や状態によるかな。
どんな病気でも併用はナーーーッシ!ということもないし、病院の薬と併用すれば、どんな場合も、より治りやすいとも思っていません。
(医者は大は小を兼ねると思っているような節がありますので、薬はたくさんあればいいと思っているかもしれませんが)
なぜ僕は併用しないほうが良いと考えているか、その理由を聞いてもらえますか。
それは病院の薬と漢方薬の治療の考え方や方向性の違いにあります。
ここで、まごころ漢方お約束のおことわり。
この両者の治療の違いという考えを適用できるのは、あくまで漢方薬を東洋医学的な体質を見極めて東洋医学的に治療できる先生に限ります。
大半の医者や薬剤師は東洋医学的な体質を判断しないで、西洋医学の理屈でマニュアルをみて漢方薬を処方しています。
この方法は、漢方医学理論にないデタラメ処方なので、この考えの限りではありません。おことわりここまで。
病院の薬というのは薬の説明書にも書いてありますが対症療法といって、薬の成分の効果が続いている時間だけある目的の症状を抑えたり遮断します。
効果の時間が切れれば、身体の状態はまた元通りになります。
原則的には根本的に治療するものではありません。
漢方薬は症状などを遮断したり、抑制したりしてその場だけしのぐものではありません。
また、ある症状。例えば頭痛を止めるとか、咳と止めるとかの1つの症状を目的として治療するものでもありません。
両者は全く治療の考え方が違うのですね。
病院の薬はその薬が効くはずのターゲット。
つまり頭痛なら頭の痛みなど、どの症状にどう効くかがあらかじめわかっています。
その効き始める時間や薬の効果が続く時間も飲む前からわかっています。
これは製薬会社がそう設定してつくっているからです。
漢方薬は薬が効くはずのターゲットは決まっていません。
だから漢方薬で頭痛のみをピタっと止めることは難しいです。
急性病の1つの症状に対して頓服的に効かせることはできますが、かなりの腕が必要です。
基本的には全身のバランスを整えて、その結果、ターゲットとなる症状が自然になくなっていくように導く感じです。
例えば頭痛が水毒という水の巡りの問題からきていたらオシッコを出させることによって頭の痛みをなくします。
だから漢方薬は具体的に頭痛を止めるとか、咳と止めるといった効果ではないし、そんな成分も含まれていません。
どんなタイプの頭痛なのか体質を見極めて、それに合わせて漢方薬を処方します。
漢方薬自体は新薬のように絶対に目的の症状を止める設定がされているわけではないので、実際に良くなるかどうかは漢方薬を飲んだ後にしかわかりません。
要するに狙い通りに治ったら、漢方薬と体質が合っていたことになるし、狙い通りに治らなければ、体質と漢方薬が合ってなかった。
ということになります。
また漢方薬の場合は効いてくる時間や期間は体質や合わせる漢方薬によって変わります。
病院の薬と違って、これくらいで効いてくるという設定が全くないのです。
そこは先生の経験などからの判断に頼るしかありません。
いつ効いてくるかがはっきりとわからない。
そして効果はターゲットとする症状に限らず、全身が整えられた結果、よくなってくる。
だから、すぐに効いてまた再発する病院の薬と一緒に併用すると、病院の薬か漢方薬のどっちが効いているのかがわからないのです。
「でも、どっちも飲んで治ればよりいいじゃん!」
そう思いますよね。
ところが病院の薬はそのターゲットである症状を治すことがあらかじめわかっていますが、漢方薬は体質と合っていなければ全く効果を発揮しません。
効果を発揮しない場合は、同じ漢方薬をゴリ押しで飲み続けるのではなく、変更していかないといけないのです。
その際に考えないといけないのが漢方薬を飲んで症状がどのように変化したか?
病院の薬と併用した場合、例えばアトピーならステロイドでかゆみや湿疹は抑えられるのです。
この場合、漢方薬が効いたかどうかは全くわからないですね。
では、このケースでは、「漢方薬は効いてない」として違う種類の漢方薬に変更したほうがいいでしょうか?
それもわかりません。
効いているかどうかがわからないので、ただ、漠然と続けるしかないです。
それが病院などで「漢方薬は3ヶ月〜6ヶ月かかる」というウソを説明することにつながっているのかもしれません。
本当に根本から治そうと思い、自然治療を使おうと思っているなら、できたら漢方薬のみで勝負しないといけないのですね。
でないと病院の薬が、症状を抑えることはもうわかっていることなので、その治療はただ根本的な治療を先延ばしにしているかもしれないのです。
ただし、どんな状況でも併用しないほうがいいということではありません。
併用したほうがどちらの治療も邪魔せずに相乗効果を上げることもあります。
そこはケースバイケースですね。
●アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
「病院で漢方薬を処方されると病院の薬も一緒に処方されますがアレってありなんですか?」
僕は「ナシ」だと思います。
厳密には病気や状態によるかな。
どんな病気でも併用はナーーーッシ!ということもないし、病院の薬と併用すれば、どんな場合も、より治りやすいとも思っていません。
(医者は大は小を兼ねると思っているような節がありますので、薬はたくさんあればいいと思っているかもしれませんが)
なぜ僕は併用しないほうが良いと考えているか、その理由を聞いてもらえますか。
それは病院の薬と漢方薬の治療の考え方や方向性の違いにあります。
ここで、まごころ漢方お約束のおことわり。
この両者の治療の違いという考えを適用できるのは、あくまで漢方薬を東洋医学的な体質を見極めて東洋医学的に治療できる先生に限ります。
大半の医者や薬剤師は東洋医学的な体質を判断しないで、西洋医学の理屈でマニュアルをみて漢方薬を処方しています。
この方法は、漢方医学理論にないデタラメ処方なので、この考えの限りではありません。おことわりここまで。
病院の薬というのは薬の説明書にも書いてありますが対症療法といって、薬の成分の効果が続いている時間だけある目的の症状を抑えたり遮断します。
効果の時間が切れれば、身体の状態はまた元通りになります。
原則的には根本的に治療するものではありません。
漢方薬は症状などを遮断したり、抑制したりしてその場だけしのぐものではありません。
また、ある症状。例えば頭痛を止めるとか、咳と止めるとかの1つの症状を目的として治療するものでもありません。
両者は全く治療の考え方が違うのですね。
病院の薬はその薬が効くはずのターゲット。
つまり頭痛なら頭の痛みなど、どの症状にどう効くかがあらかじめわかっています。
その効き始める時間や薬の効果が続く時間も飲む前からわかっています。
これは製薬会社がそう設定してつくっているからです。
漢方薬は薬が効くはずのターゲットは決まっていません。
だから漢方薬で頭痛のみをピタっと止めることは難しいです。
急性病の1つの症状に対して頓服的に効かせることはできますが、かなりの腕が必要です。
基本的には全身のバランスを整えて、その結果、ターゲットとなる症状が自然になくなっていくように導く感じです。
例えば頭痛が水毒という水の巡りの問題からきていたらオシッコを出させることによって頭の痛みをなくします。
だから漢方薬は具体的に頭痛を止めるとか、咳と止めるといった効果ではないし、そんな成分も含まれていません。
どんなタイプの頭痛なのか体質を見極めて、それに合わせて漢方薬を処方します。
漢方薬自体は新薬のように絶対に目的の症状を止める設定がされているわけではないので、実際に良くなるかどうかは漢方薬を飲んだ後にしかわかりません。
要するに狙い通りに治ったら、漢方薬と体質が合っていたことになるし、狙い通りに治らなければ、体質と漢方薬が合ってなかった。
ということになります。
また漢方薬の場合は効いてくる時間や期間は体質や合わせる漢方薬によって変わります。
病院の薬と違って、これくらいで効いてくるという設定が全くないのです。
そこは先生の経験などからの判断に頼るしかありません。
いつ効いてくるかがはっきりとわからない。
そして効果はターゲットとする症状に限らず、全身が整えられた結果、よくなってくる。
だから、すぐに効いてまた再発する病院の薬と一緒に併用すると、病院の薬か漢方薬のどっちが効いているのかがわからないのです。
「でも、どっちも飲んで治ればよりいいじゃん!」
そう思いますよね。
ところが病院の薬はそのターゲットである症状を治すことがあらかじめわかっていますが、漢方薬は体質と合っていなければ全く効果を発揮しません。
効果を発揮しない場合は、同じ漢方薬をゴリ押しで飲み続けるのではなく、変更していかないといけないのです。
その際に考えないといけないのが漢方薬を飲んで症状がどのように変化したか?
病院の薬と併用した場合、例えばアトピーならステロイドでかゆみや湿疹は抑えられるのです。
この場合、漢方薬が効いたかどうかは全くわからないですね。
では、このケースでは、「漢方薬は効いてない」として違う種類の漢方薬に変更したほうがいいでしょうか?
それもわかりません。
効いているかどうかがわからないので、ただ、漠然と続けるしかないです。
それが病院などで「漢方薬は3ヶ月〜6ヶ月かかる」というウソを説明することにつながっているのかもしれません。
本当に根本から治そうと思い、自然治療を使おうと思っているなら、できたら漢方薬のみで勝負しないといけないのですね。
でないと病院の薬が、症状を抑えることはもうわかっていることなので、その治療はただ根本的な治療を先延ばしにしているかもしれないのです。
ただし、どんな状況でも併用しないほうがいいということではありません。
併用したほうがどちらの治療も邪魔せずに相乗効果を上げることもあります。
そこはケースバイケースですね。
●アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2014年02月25日
漢方薬を選ぶ時に必要な自覚症状と他覚症状
病気の診断の際に西洋医学は他覚的症状や見方を重視します。
他覚症状とは自分の感じている症状や状態ではなく、医者などの第三者や検査などで確認される症状や状態です。
例えば、熱っぽいから熱があるという自覚があるとします。
この「熱があるんじゃないか」という症状は自覚している症状です。
で、実際に体温計で熱を計ってみたら平熱だった。
実際に平熱だったという見方は他覚症状ですね。
客観的にみたら熱はなかったわけです。
病院の場合は、実際に熱がなければ、解熱剤などは処方しません。
例え、あなたが熱があるように感じていたって、体温計では熱がなかったから。
いろいろな症状があるのに検査で何もなければ「何も異常ないです」とか、ひどい先生になると精神的な問題にしてしまいます。
客観的にみて何もなかったので、あなたが何を感じていようが健康ってことですね。
あれってすごい誤解を与えていると思います。
医者が西洋医学が万能だと勘違いしている節があるので、上からあんな風に言ってるのかもしれませんが、あれ、言い方を変えたら「現時点の西洋医学の検査や僕の医学レベルではわかりません」というのが本来、説明として正しいと思います。
そうやって、ちゃんと説明してもらえば、自分に不快な症状があった上で、医者に「異常ないですから何も治療できません」という風になったら、それは「異常なく健康です」ではなく「医者の僕にはわかりません」って言ってるのと同じなので、そこでの治療はあきらるという選択ができます。
漢方ではどちらかといえば自覚症状を重視します。
つまり、患者さんが熱があるようだと言えば、実際に体温計で熱が平熱でも、熱証という体質になっていると判断して身体に熱がこもっていると考え、余分な熱をさます漢方薬を処方します。
体温計で平熱だから「熱っぽいのは気のせい」にはしません。
体温計の温度を無視するわけではないですが、漢方では、そもそも温度が何度あるかを知りたいのではなく、熱の度合いを「本人はどう感じているか」を知りたいのです。
それで、本人が症状をどう自覚しているのかを聞くのですね。
しかしここで、病院のような他覚的な見方と漢方のような自覚症状的な判断に利点と欠点が見えてきます。
病院の検査などは誰が検査しても基本的には変わりません。
体温計を渡す先生によって温度が変わるなんてことはないのです。
他覚的な見方は先生などによって見方が変わったり、ぶれたりすることがないのです。
熱があれば38℃は38℃なんですね。
患者さんや先生の考え方によって36℃になったり38℃になったりはしません。
こういった冷徹な客観性は治療をすすめていく上で利点です。
しかし欠点は検査で出ないような要素のもの以外だと途端に太刀打ちできなくなることです。
それが、いろいろな症状に苦しめられているのに現時点の化学検査で何かの異常が出なければ、精神的な問題にされたりするのです。
漢方が重視する自覚症状は、これとは逆に検査で何の異常がなくとも治療することができる点が利点です。
漢方は、その人が感じている自覚症状を元に体質を考え、それに対応した漢方薬を処方します。
あッ!そう言えば大半の病院の漢方って漢方薬を処方する前に体質を判断するための自覚症状を聞かないか、聞いても体質を判断できないようなレベルの少ない質問をチョコチョコするだけだから、病院の漢方に関してはまともに漢方薬を扱えるレベルにすら達していないですね。
話しは逸れましたが、漢方は他覚症状よりは自覚症状を重視して漢方薬を選びます。
しかしこれには欠点もあります。
自覚症状とは自分自身が感じている症状です。
症状は人によって、それほどでない症状でもひどく悲観的に訴えたり、逆にがまん強く、症状がないかのように強がって主張しない人もいて、症状に対する価値観がいろいろなんですね。
ここが客観的な見方との違いです。
また、これに合わせて先生自身も患者さんの訴えを「大袈裟に捉えたり」、逆に「軽くみたり」とある2人の先生が1人の患者さんから症状の訴えを聞いても2人とも捉え方が簡単に変わったりします。
だから僕が思うのは漢方は症状だけを聞けばいいのではないです。
病院の検査などの客観的な他覚症状と今、実際に感じておられる自覚症状をいったり来たり、一見、関係のなさそうな症状をいろいろ聞いて、なるべく冷静なその人の本質的な症状を捉えて体質を考えていかないといけないと思うのです。
ただ漠然と「冷えてますか?」とか「疲れがひどいですか?」ではダメなんですね。
そんな単発の受け答えでは本当のところは、どうなのかわかりません。
同じ症状を確認するのでも、いろいろな聞き方で症状を確認しないといけないのです。
だから、漢方を処方する先生でコミュニケーション能力に欠ける人は、それだけで漢方の治療の腕はヘタクソだと言えると思います。
「なんか、この先生苦手・・・」「なんか、この先生話しにくい・・・」
たったこれだけで、漢方治療はうまくいかなくなるのです。
●PMS(月経前症候群)、無月経、卵巣嚢腫など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。
【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
他覚症状とは自分の感じている症状や状態ではなく、医者などの第三者や検査などで確認される症状や状態です。
例えば、熱っぽいから熱があるという自覚があるとします。
この「熱があるんじゃないか」という症状は自覚している症状です。
で、実際に体温計で熱を計ってみたら平熱だった。
実際に平熱だったという見方は他覚症状ですね。
客観的にみたら熱はなかったわけです。
病院の場合は、実際に熱がなければ、解熱剤などは処方しません。
例え、あなたが熱があるように感じていたって、体温計では熱がなかったから。
いろいろな症状があるのに検査で何もなければ「何も異常ないです」とか、ひどい先生になると精神的な問題にしてしまいます。
客観的にみて何もなかったので、あなたが何を感じていようが健康ってことですね。
あれってすごい誤解を与えていると思います。
医者が西洋医学が万能だと勘違いしている節があるので、上からあんな風に言ってるのかもしれませんが、あれ、言い方を変えたら「現時点の西洋医学の検査や僕の医学レベルではわかりません」というのが本来、説明として正しいと思います。
そうやって、ちゃんと説明してもらえば、自分に不快な症状があった上で、医者に「異常ないですから何も治療できません」という風になったら、それは「異常なく健康です」ではなく「医者の僕にはわかりません」って言ってるのと同じなので、そこでの治療はあきらるという選択ができます。
漢方ではどちらかといえば自覚症状を重視します。
つまり、患者さんが熱があるようだと言えば、実際に体温計で熱が平熱でも、熱証という体質になっていると判断して身体に熱がこもっていると考え、余分な熱をさます漢方薬を処方します。
体温計で平熱だから「熱っぽいのは気のせい」にはしません。
体温計の温度を無視するわけではないですが、漢方では、そもそも温度が何度あるかを知りたいのではなく、熱の度合いを「本人はどう感じているか」を知りたいのです。
それで、本人が症状をどう自覚しているのかを聞くのですね。
しかしここで、病院のような他覚的な見方と漢方のような自覚症状的な判断に利点と欠点が見えてきます。
病院の検査などは誰が検査しても基本的には変わりません。
体温計を渡す先生によって温度が変わるなんてことはないのです。
他覚的な見方は先生などによって見方が変わったり、ぶれたりすることがないのです。
熱があれば38℃は38℃なんですね。
患者さんや先生の考え方によって36℃になったり38℃になったりはしません。
こういった冷徹な客観性は治療をすすめていく上で利点です。
しかし欠点は検査で出ないような要素のもの以外だと途端に太刀打ちできなくなることです。
それが、いろいろな症状に苦しめられているのに現時点の化学検査で何かの異常が出なければ、精神的な問題にされたりするのです。
漢方が重視する自覚症状は、これとは逆に検査で何の異常がなくとも治療することができる点が利点です。
漢方は、その人が感じている自覚症状を元に体質を考え、それに対応した漢方薬を処方します。
あッ!そう言えば大半の病院の漢方って漢方薬を処方する前に体質を判断するための自覚症状を聞かないか、聞いても体質を判断できないようなレベルの少ない質問をチョコチョコするだけだから、病院の漢方に関してはまともに漢方薬を扱えるレベルにすら達していないですね。
話しは逸れましたが、漢方は他覚症状よりは自覚症状を重視して漢方薬を選びます。
しかしこれには欠点もあります。
自覚症状とは自分自身が感じている症状です。
症状は人によって、それほどでない症状でもひどく悲観的に訴えたり、逆にがまん強く、症状がないかのように強がって主張しない人もいて、症状に対する価値観がいろいろなんですね。
ここが客観的な見方との違いです。
また、これに合わせて先生自身も患者さんの訴えを「大袈裟に捉えたり」、逆に「軽くみたり」とある2人の先生が1人の患者さんから症状の訴えを聞いても2人とも捉え方が簡単に変わったりします。
だから僕が思うのは漢方は症状だけを聞けばいいのではないです。
病院の検査などの客観的な他覚症状と今、実際に感じておられる自覚症状をいったり来たり、一見、関係のなさそうな症状をいろいろ聞いて、なるべく冷静なその人の本質的な症状を捉えて体質を考えていかないといけないと思うのです。
ただ漠然と「冷えてますか?」とか「疲れがひどいですか?」ではダメなんですね。
そんな単発の受け答えでは本当のところは、どうなのかわかりません。
同じ症状を確認するのでも、いろいろな聞き方で症状を確認しないといけないのです。
だから、漢方を処方する先生でコミュニケーション能力に欠ける人は、それだけで漢方の治療の腕はヘタクソだと言えると思います。
「なんか、この先生苦手・・・」「なんか、この先生話しにくい・・・」
たったこれだけで、漢方治療はうまくいかなくなるのです。
●PMS(月経前症候群)、無月経、卵巣嚢腫など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。
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まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
2013年12月12日
漢方は西洋医学の薬より上かもしれない件
西洋医学のお薬は即効で効いてきますが、そのほとんどが対症療法のお薬です。
対症療法とは薬の効果のある時間は症状などが、なくなったりしていますが効果の時間が切れれば症状は元通りになります。
慢性的な病気や症状だと薬を飲んだり塗ったら治って、薬が切れたら元に戻って、また飲んだり、塗ったりしたら治って・・・
と無限ループで繰り返します。
「まー、皆さん実際に経験していますよね」
それでも、薬が即効で効いてくるのは確かで急性の病気や症状だったら、結構、良かったりします。
西洋医学の薬は慢性病には太刀打ちできないと思うけど急性だと「やっぱ、西洋薬パねぇ〜」なんて思ってました。
今までは。
漢方相談をやり初めた頃は慢性病を中心に治療していました。
ま、風邪なんかは、自信あったので急性でも治療してたけど。
「風邪なら急性でも漢方薬でなんとかなるよ」とやっていましたが、うちの家族は僕の影響もあってか、大の病院、医者嫌い。
できたら、一生お世話になりたくないって感じなんです。
その流れから風邪だけでなく「いろいろな急性の治療も漢方薬で」というのが当たり前になってきていました。
特に子供ができてからは「小さい子に化学人工物を飲ますのもなぁ〜」なんて考えていたので、自然、なんでも漢方薬でという風になってきたのです。
僕自身も「化学人工物の対症療法で一時的に抑えてもなぁ〜」なんて考えなので、日々のちょっとした症状は全て漢方薬で治療していました。
急性の頭痛、下痢、吐き気や胸焼け、二日酔い、肩などの関節の痛み、蕁麻疹、やる気が出ない、疲れがとれない、ものもらい、耳鳴り、夜中に目が覚める、風邪、インフルエンザ。
家族は下痢、頭痛、ぎっくり腰、ヘルペス、膀胱炎、便秘、みずぼうそう、月経痛、水イボ、むくみ、風邪、インフルエンザ等々。
これらは、全部1、2包か、長くて3日以内に治してきています。
症状に気づいてから3日以内のものとお考えください。
だからうちは家に結構な種類の漢方薬をおいています。
後、旅行にもってく用とかもあります。
いつのまにか、3日以内の治療というのを普通にやってるのですが冷静に考えてみると今まで漠然と急性は西洋薬の方が上と思っていましたが、漢方薬も結構、やるなー!と思いました。
ちなみに4年前に原因不明の高熱で死にかけたことがあったのですが、その時も病院ははっきりと原因不明なので「点滴と解熱剤くらいしか治療がない」と言ってましたが、結局、点滴はやめて、解熱剤と漢方薬で治りました。(解熱剤は根本治療にはなっていないと思う)
そう、漢方薬は結構やる子なのです。
できる子です。
徐々に効いてくるとかウソです。
医者の中には「漢方薬は補助的なもの」みたいな位置づけで処方している人がいますが、漢方薬自体は何百種類とあり、その中には急性に使えるものから、ジワジワと効く慢性に効くものまでいろいろと取り揃えられているのですね。
漢方薬自体が「即効で効いてこない」のではなく、選ぶ人、体質を判断する人が悪いから、下手だから、急性に効かせられないのです。
これからは漢方薬が補助的な治療とか何ヶ月かたつと徐々に効いてくるといったウソを言うのをやめて「実はよくわかってないんですよ。ごめんね」と正直に言いましょう。
でないと漢方薬がかわいそう。完全な濡れ衣です。
ということで、うちでは病院にいかなくていいので気楽です。
新薬は効果があるので、あまり身体に悪いイメージがないですが、100%化学人工物!!
治療を別としてモノとして考えた時に身体にいるか、いらないかっていうと「いらない!勘弁してくれ」って方になります。だから、飲まないに越したことがありません。
新薬がダメってことじゃないですが、新薬は抗菌と解熱鎮痛くらいあれば十分じゃないかと思います。
後の新薬は結局、一時しのぎなだけで治療でなく問題の先延ばしかも。
ただし2、3日単位でなく時間単位で急速に悪くなる症状や病気は「やっぱ新薬さん、パねぇーっす」
対症療法とは薬の効果のある時間は症状などが、なくなったりしていますが効果の時間が切れれば症状は元通りになります。
慢性的な病気や症状だと薬を飲んだり塗ったら治って、薬が切れたら元に戻って、また飲んだり、塗ったりしたら治って・・・
と無限ループで繰り返します。
「まー、皆さん実際に経験していますよね」
それでも、薬が即効で効いてくるのは確かで急性の病気や症状だったら、結構、良かったりします。
西洋医学の薬は慢性病には太刀打ちできないと思うけど急性だと「やっぱ、西洋薬パねぇ〜」なんて思ってました。
今までは。
漢方相談をやり初めた頃は慢性病を中心に治療していました。
ま、風邪なんかは、自信あったので急性でも治療してたけど。
「風邪なら急性でも漢方薬でなんとかなるよ」とやっていましたが、うちの家族は僕の影響もあってか、大の病院、医者嫌い。
できたら、一生お世話になりたくないって感じなんです。
その流れから風邪だけでなく「いろいろな急性の治療も漢方薬で」というのが当たり前になってきていました。
特に子供ができてからは「小さい子に化学人工物を飲ますのもなぁ〜」なんて考えていたので、自然、なんでも漢方薬でという風になってきたのです。
僕自身も「化学人工物の対症療法で一時的に抑えてもなぁ〜」なんて考えなので、日々のちょっとした症状は全て漢方薬で治療していました。
急性の頭痛、下痢、吐き気や胸焼け、二日酔い、肩などの関節の痛み、蕁麻疹、やる気が出ない、疲れがとれない、ものもらい、耳鳴り、夜中に目が覚める、風邪、インフルエンザ。
家族は下痢、頭痛、ぎっくり腰、ヘルペス、膀胱炎、便秘、みずぼうそう、月経痛、水イボ、むくみ、風邪、インフルエンザ等々。
これらは、全部1、2包か、長くて3日以内に治してきています。
症状に気づいてから3日以内のものとお考えください。
だからうちは家に結構な種類の漢方薬をおいています。
後、旅行にもってく用とかもあります。
いつのまにか、3日以内の治療というのを普通にやってるのですが冷静に考えてみると今まで漠然と急性は西洋薬の方が上と思っていましたが、漢方薬も結構、やるなー!と思いました。
ちなみに4年前に原因不明の高熱で死にかけたことがあったのですが、その時も病院ははっきりと原因不明なので「点滴と解熱剤くらいしか治療がない」と言ってましたが、結局、点滴はやめて、解熱剤と漢方薬で治りました。(解熱剤は根本治療にはなっていないと思う)
そう、漢方薬は結構やる子なのです。
できる子です。
徐々に効いてくるとかウソです。
医者の中には「漢方薬は補助的なもの」みたいな位置づけで処方している人がいますが、漢方薬自体は何百種類とあり、その中には急性に使えるものから、ジワジワと効く慢性に効くものまでいろいろと取り揃えられているのですね。
漢方薬自体が「即効で効いてこない」のではなく、選ぶ人、体質を判断する人が悪いから、下手だから、急性に効かせられないのです。
これからは漢方薬が補助的な治療とか何ヶ月かたつと徐々に効いてくるといったウソを言うのをやめて「実はよくわかってないんですよ。ごめんね」と正直に言いましょう。
でないと漢方薬がかわいそう。完全な濡れ衣です。
ということで、うちでは病院にいかなくていいので気楽です。
新薬は効果があるので、あまり身体に悪いイメージがないですが、100%化学人工物!!
治療を別としてモノとして考えた時に身体にいるか、いらないかっていうと「いらない!勘弁してくれ」って方になります。だから、飲まないに越したことがありません。
新薬がダメってことじゃないですが、新薬は抗菌と解熱鎮痛くらいあれば十分じゃないかと思います。
後の新薬は結局、一時しのぎなだけで治療でなく問題の先延ばしかも。
ただし2、3日単位でなく時間単位で急速に悪くなる症状や病気は「やっぱ新薬さん、パねぇーっす」
2013年10月01日
漢方薬の効果をアトピーを例に具体的に考えてみる。
一般的に漢方薬の効果というのは誤解されているんじゃないかと思います。
病気で悩んでいる患者さんだけでなく、その患者さんに実際に漢方薬を処方している病院や薬局の先生も含めて。
そこで、うちでよく相談するアトピーから具体的に漢方薬の効果を考えてみましょう。
アトピーの治療目的は、身体の湿疹やかゆみがなくなること。
でも漢方薬に直接、かゆみを止める効果はありません。
ここで西洋医学の治療目的を考えてみましょう。
アトピーで受診された患者さんをどう治療しようとするのか。を考えてみます。
西洋医学は基本的に原因を特定し、その原因に対して治療効果のある薬を処方します。
アトピーの場合なら、治療薬としてはステロイド剤や非ステロイド剤です。
非ステロイド剤は、ステロイドが含まれない、かゆみ止めです。
それに対して、よく使われるのはステロイド剤です。
ステロイド剤は、免疫抑制が中心となっている炎症を抑える抗炎症剤です。
湿疹は皮膚の炎症ですので、抗炎症とは湿疹とかゆみを直接抑える効果ですね。
元々、身体はステロイド剤のような抗炎症の効果のあるステロイドを自前で持っています。
病院のステロイド剤はそれを何十倍、何百倍にした人工ステロイドです。
本来なら自前のステロイドで、湿疹(皮膚の炎症)を抑えてしまうのですが、それがなんらかの原因(原因不明)で炎症が抑えられなくなって、だんだんとひどくなっていくのがアトピーです。
抗炎症のステロイドを人工的に塗る事によって強制的に炎症を抑えるのですね。
ただし、自分の身体が持っているステロイドよりも、はるかに強力な効果がなので、副作用もそれなりに強くなります。
最も、大変な副作用は、免疫抑制によって、感染系の湿疹にかかりやすくなること。
白癬菌などの菌系の湿疹はステロイドを使うことによって、よりひどくなります。
なぜなら、感染系の菌などは免疫の働きによって、抑えられますが、ステロイドはその免疫を抑えますので。他にも皮膚の透過性やらなんやらといろんな副作用がありますが、ここでは割愛します。
次の問題は外部からステロイドを長期間使っていると、自分の身体の中のステロイドは使わなくなってしまうこと。
これによって、外部のステロイドをやめると、自前のステロイドが使われないため、湿疹はよりひどくなります。
後、非ステロイド系のかゆみ止めは、うまくいけばかゆみが止まりますが、大体、効かない人が多いです。だから、ほぼ、アトピーの人は、非ステロイド系の薬からステロイド剤へと治療が変わっていきます。
簡単に言えば、ほとんどの人はステロイドを飲む、もしくは塗るということが西洋医学でのアトピーの治療です。
ステロイドで治る人は、ごく初期で治るはずなので、慢性化している人は、ステロイドの治療方法では治りずらいと考えもいいんじゃないかと思います。
そうなると「漢方薬」ってどうなんだろう?
って思いますよね。
だって、西洋医学のアトピー治療って結局、ステロイド剤、一択ですもの。
これは、僕の勝手な思い込みかもしれませんが、病院のステロイド治療の失敗から漢方薬なら治るんじゃないかと考えた人は、漢方薬もステロイドと同じように、かゆみを止める効果があって、湿疹をなくしてくれて、なおかつ、自然のものだから副作用がないという風にイメージしているのではないでしょうか?
残念ながら、漢方薬は、そんな都合の良いものではありません。
漢方薬は「副作用のないステロイド剤のような働き」ではありません。
漢方薬は治療の根元の考え方自体が違います。
冒頭でお話したように漢方薬は体質に合わせます。
じゃあ、体質って何?ってことです。
アトピーがある → 体質 ではありません。
アトピー(湿疹)は体質を形づくる一部のパーツでしかありません。
日本漢方では、体質はいくつかの「証」というものから成り立っていると考えます。
その「証」は症状と症状の組み合わせなどから成り立っています。
ちょっと、ややこしくなってきますよ。
【体質】 ← 【いくつかの証】 ← 【病気のなった期間や症状と症状の組み合わせ】
例えば。風邪の時によく飲まれる葛根湯は【表の寒証】と【表の実証】【脾胃の熱証】と【太陽病】【実証】という1つの病位と4つの証からなりたっている「体質」に合うとされています。
【表の寒証】とは悪寒、発熱、頭痛、首のこわばり、身体の痛み、関節痛、のぼせ、喉痛、鼻汁などです。
【表の実証】とは 汗をかきづらい、分泌液が少ない、硬い腫瘤、痛みを伴う発疹、鼻の詰まり などです。
【脾胃の熱証】とは 下痢などです。
【太陽病】とは 病気状態になってから初期の状態を示し。
【実証】とは それなりに強い薬を使える体力がある。ことを示します。(こんな単純ではないですがこれを書き出すとブログで書ききれないので簡略します)
これらの「証」の条件にあえば葛根湯が効果的に働く体質だということです。
漢方が難しいところはここから。
各【証】にある症状はかならず、全部が一致するわけではありません。
大体この体質なんじゃないか。と判断するのは、漢方医のセンスと経験です。マニュアルなんてりません。
また【表の実証】に「痛みを伴う発疹」という条件がありますね。
風邪にそんな症状はありません。
これは、葛根湯を風邪だけでなく、イボや炎症で腫れた状態にも使うことを示しています。
話が大分、それちゃいましたが、要するに漢方の治療目的は、アトピーの湿疹をなくすとか、かゆみを直接止める効果ではないということです。
一見、関係のない症状をそれぞれフォローし、身体が正常に働くようにしむけるのです。
これを踏まえて考えると病院などで東洋医学的な問診をとらずにアトピーなら消風散みたいな処方をしていることが、いかにマヌケな行為しているかがわかります。
そして、効果というのは、先程のいくつかの「証」を正常化していくことが「漢方薬の効果」になります。
「証」ごとに対応する効果があるので、1つの漢方薬に4つ、5つの効果があるということですね。
しかも、その効果はあくまで、予測した体質と合えば効果が発動するという条件があります。
うちでも初回は「私の漢方薬の効果って何か教えてください」って言われて、上記のように細かに説明しますが、2回目になると、漢方薬の効果が複雑すぎて、「私に合うものをみつくろってください」みたいになって、効果に対する質問はなくなることが多いです。
もちろん、毎回、お聞きいただいて結構ですが。
そんなわけで漢方薬の効果は西洋医学ような1つの問題に対する1つの効果というような単純な構造で成り立っているわけではないということですね。
病気で悩んでいる患者さんだけでなく、その患者さんに実際に漢方薬を処方している病院や薬局の先生も含めて。
そこで、うちでよく相談するアトピーから具体的に漢方薬の効果を考えてみましょう。
アトピーの治療目的は、身体の湿疹やかゆみがなくなること。
でも漢方薬に直接、かゆみを止める効果はありません。
ここで西洋医学の治療目的を考えてみましょう。
アトピーで受診された患者さんをどう治療しようとするのか。を考えてみます。
西洋医学は基本的に原因を特定し、その原因に対して治療効果のある薬を処方します。
アトピーの場合なら、治療薬としてはステロイド剤や非ステロイド剤です。
非ステロイド剤は、ステロイドが含まれない、かゆみ止めです。
それに対して、よく使われるのはステロイド剤です。
ステロイド剤は、免疫抑制が中心となっている炎症を抑える抗炎症剤です。
湿疹は皮膚の炎症ですので、抗炎症とは湿疹とかゆみを直接抑える効果ですね。
元々、身体はステロイド剤のような抗炎症の効果のあるステロイドを自前で持っています。
病院のステロイド剤はそれを何十倍、何百倍にした人工ステロイドです。
本来なら自前のステロイドで、湿疹(皮膚の炎症)を抑えてしまうのですが、それがなんらかの原因(原因不明)で炎症が抑えられなくなって、だんだんとひどくなっていくのがアトピーです。
抗炎症のステロイドを人工的に塗る事によって強制的に炎症を抑えるのですね。
ただし、自分の身体が持っているステロイドよりも、はるかに強力な効果がなので、副作用もそれなりに強くなります。
最も、大変な副作用は、免疫抑制によって、感染系の湿疹にかかりやすくなること。
白癬菌などの菌系の湿疹はステロイドを使うことによって、よりひどくなります。
なぜなら、感染系の菌などは免疫の働きによって、抑えられますが、ステロイドはその免疫を抑えますので。他にも皮膚の透過性やらなんやらといろんな副作用がありますが、ここでは割愛します。
次の問題は外部からステロイドを長期間使っていると、自分の身体の中のステロイドは使わなくなってしまうこと。
これによって、外部のステロイドをやめると、自前のステロイドが使われないため、湿疹はよりひどくなります。
後、非ステロイド系のかゆみ止めは、うまくいけばかゆみが止まりますが、大体、効かない人が多いです。だから、ほぼ、アトピーの人は、非ステロイド系の薬からステロイド剤へと治療が変わっていきます。
簡単に言えば、ほとんどの人はステロイドを飲む、もしくは塗るということが西洋医学でのアトピーの治療です。
ステロイドで治る人は、ごく初期で治るはずなので、慢性化している人は、ステロイドの治療方法では治りずらいと考えもいいんじゃないかと思います。
そうなると「漢方薬」ってどうなんだろう?
って思いますよね。
だって、西洋医学のアトピー治療って結局、ステロイド剤、一択ですもの。
これは、僕の勝手な思い込みかもしれませんが、病院のステロイド治療の失敗から漢方薬なら治るんじゃないかと考えた人は、漢方薬もステロイドと同じように、かゆみを止める効果があって、湿疹をなくしてくれて、なおかつ、自然のものだから副作用がないという風にイメージしているのではないでしょうか?
残念ながら、漢方薬は、そんな都合の良いものではありません。
漢方薬は「副作用のないステロイド剤のような働き」ではありません。
漢方薬は治療の根元の考え方自体が違います。
冒頭でお話したように漢方薬は体質に合わせます。
じゃあ、体質って何?ってことです。
アトピーがある → 体質 ではありません。
アトピー(湿疹)は体質を形づくる一部のパーツでしかありません。
日本漢方では、体質はいくつかの「証」というものから成り立っていると考えます。
その「証」は症状と症状の組み合わせなどから成り立っています。
ちょっと、ややこしくなってきますよ。
【体質】 ← 【いくつかの証】 ← 【病気のなった期間や症状と症状の組み合わせ】
例えば。風邪の時によく飲まれる葛根湯は【表の寒証】と【表の実証】【脾胃の熱証】と【太陽病】【実証】という1つの病位と4つの証からなりたっている「体質」に合うとされています。
【表の寒証】とは悪寒、発熱、頭痛、首のこわばり、身体の痛み、関節痛、のぼせ、喉痛、鼻汁などです。
【表の実証】とは 汗をかきづらい、分泌液が少ない、硬い腫瘤、痛みを伴う発疹、鼻の詰まり などです。
【脾胃の熱証】とは 下痢などです。
【太陽病】とは 病気状態になってから初期の状態を示し。
【実証】とは それなりに強い薬を使える体力がある。ことを示します。(こんな単純ではないですがこれを書き出すとブログで書ききれないので簡略します)
これらの「証」の条件にあえば葛根湯が効果的に働く体質だということです。
漢方が難しいところはここから。
各【証】にある症状はかならず、全部が一致するわけではありません。
大体この体質なんじゃないか。と判断するのは、漢方医のセンスと経験です。マニュアルなんてりません。
また【表の実証】に「痛みを伴う発疹」という条件がありますね。
風邪にそんな症状はありません。
これは、葛根湯を風邪だけでなく、イボや炎症で腫れた状態にも使うことを示しています。
話が大分、それちゃいましたが、要するに漢方の治療目的は、アトピーの湿疹をなくすとか、かゆみを直接止める効果ではないということです。
一見、関係のない症状をそれぞれフォローし、身体が正常に働くようにしむけるのです。
これを踏まえて考えると病院などで東洋医学的な問診をとらずにアトピーなら消風散みたいな処方をしていることが、いかにマヌケな行為しているかがわかります。
そして、効果というのは、先程のいくつかの「証」を正常化していくことが「漢方薬の効果」になります。
「証」ごとに対応する効果があるので、1つの漢方薬に4つ、5つの効果があるということですね。
しかも、その効果はあくまで、予測した体質と合えば効果が発動するという条件があります。
うちでも初回は「私の漢方薬の効果って何か教えてください」って言われて、上記のように細かに説明しますが、2回目になると、漢方薬の効果が複雑すぎて、「私に合うものをみつくろってください」みたいになって、効果に対する質問はなくなることが多いです。
もちろん、毎回、お聞きいただいて結構ですが。
そんなわけで漢方薬の効果は西洋医学ような1つの問題に対する1つの効果というような単純な構造で成り立っているわけではないということですね。
2013年09月17日
漢方薬の値段と治療効果
漢方で治療するにしろ、なんにしろ、値段が安いことは嬉しいことです。
ですが、金額の比較だけで考えると逆にとても損をしていることもあります。
日本人は経済的な観点から見るとサービスの値段や価値などを含めて考えることが苦手だと言われています。
どういうことかというと、何かを買う時にモノなどの自分の推し量りやすい見えているモノの値段だけで比較するクセがついている人が多いのです。
最近、ネットが普及するにつれ、その傾向はますます強くなっています。
例えば、食べるもの。
イタリアンなどの店を探す時にまず、どの店が安いかを探しますよね。
誰でも安くおいしいものを食べたいです。
ここで問題は、ただ、ただ値段が安いところを探すのか、違う要素も含めて値段という価値を考えるのかが問題です。
とにかく、安ければいいということで、値段の安いところは、当然、味なんて期待しちゃいけません。
店内も汚いかもしれません。
料理が盛りつけられているお皿だってどこにでもありそうなセンスの悪いものを使っている可能性もあります。
店員の態度だって洗練されていないこともあるでしょう。
でも、値段は安いです。
この時に考えなければいけないのは、自分の目的と払ってもいいお金とのバランスです。
とにかくイタリアンっぽいものをできるだけ安く食べたいのか?
おいしいイタリアンを食べたいのか?
大事な人を誘っていくので、料理の味、店内の雰囲気、食器、店員の態度などトータルで良いところを探しているのか?
自分の目的で選ぶ店も変わってきます。
その時に考えてしまうのが、安いのに料理の味、店内の雰囲気、食器、店員の態度などトータルで良いところを探すこと。
ちょっとキツイ言い方かもしれませんが、相場に対してかなり安いところに全ての要素が揃っている店なんて存在しません。
あるとしたら、それは宣伝でそう思わせているだけ。
経営は所詮、売上げがちゃんと上がらなければ潰れます。
この事は目に見えないサービスの度合いが大きくなるほど強まります。
漢方など治療でも一緒です。
漢方薬というモノが高いか安いかではありません。
漢方治療は漢方薬自体の効果ではなく、体質と合わせることによって初めて効果を発揮するので、その価値はほとんどがカウンセリングです。
漢方は4タイプのお店があると考えていただいたらいいと思います。
@ 漢方専門の病院
病院ですが、一般の西洋医学の診察などは行っていません。
漢方薬のみの治療が基本です。
保険適応で処方することができますが、保険適応にすると法律上の制約などで、自分の能力をフルに発揮できないのであえて保険適応をやめて実費で治療しています。
当たり前の話ですが、東洋医学的な診察に基づいて診断、処方します。
難点は漢方治療1本でやっている病院はほとんどありません。
見つけることが大変です。
A 漢方薬も処方する一般の病院
一般の西洋医学の診察を行いながら、漢方薬も処方してくれます。
よくある病院です。
治療の中心は西洋医学です。
漢方は西洋医学の補助的なものだと勘違いしている先生が多いです。
おかしな話ですが、東洋医学的な診察をしないで漢方薬を処方します。
要するに東洋医学的な問診などをとりません。
メーカーの資料や勉強会で得たマニュアルを元に漢方薬を処方します。
B 漢方専門の薬局などのお店
@と同じです。漢方専門のお店です。
基本はサプリメントなども治療の邪魔になるのでそれほど多くは扱っていません。
漢方薬1本で勝負です。
言うまでもないですが、東洋医学的な診察に基づいて診断、処方します。
個人店などは手取り足取り、一緒に治療していく感じです。
C 漢方薬も処方する薬局などのお店
漢方薬は処方しますが、サプリメントも加えようとします。
漢方薬のみで治療をやっていくほど東洋医学に精通していません。
先生は上辺の漢方の知識があるので、一般の方には本当に詳しいのか、知らないのかが判断しずらいです。
特徴的にはサプリメントも漢方薬と同じようにメイン治療で、すすめてくるといった感じです。
ここで誤解してはいけないのは、高い値段だから効果が高いとは限りません。
安いものにいいモノたサービスはありませんが、同じように高いモノやサービスがいいとも限りません。
先程のイタリアンではないですが、あなたの目的がどこにあるかで、どのタイプを選ぶかが変わってきます。
治るために選ぶのであれば@とBです。
相談に時間がかかり、養生などでやっていった方がいいこともアドバイスされます。
もちろん、お一人、お一人にじっくり時間をかけて相談するこのタイプのところで金額が安いところはないと思います。
ただし値段が安くないというのは、保険適応などの一番安いモノと比べての値段です。
値段の価値観に関しては先生とじっくり話して、自分の目的と値段が見合っているかを考える必要があります。
Aは治りたいけど、ギャンブルでもいいという人向けです。
このタイプの病院は先生自身が体質や漢方薬のことを理解していません。
しかし漢方薬はあてずっぽうで出していっても、中にはその体質に当たることもあります。
保険適応で値段が安いので、あてずっぽうでもいいから漢方薬をためしてみたいという目的ならばこのタイプの病院です。
ただし3ヶ月とか半年飲んでも、よくわからないからといって、不満を言ってはいけません。
初めから、あてずっぽうというサービスであることを理解して、当たるまでじっと待ちましょう。
Cのタイプはなんとなく何かに頼りたいという目的の人向けです。
高いお金を払ったり、いろいろなバリエーションのモノを飲んでいると安心するという人の目的にかなっています。
このタイプの店の先生は治療理論は怪しいですが、良くなるための説明は抜群にうまいです。
行く度になんか励まされた感じになり、モチベーションが上がることが多いです。
結果は先生が説明しているほど、ついてきません。
本格的な漢方治療の場合は、自分の体質を観察しながら先生と一緒に進めないといけない部分があります。
全面的に何かに頼りたくて、能動的に治療しようと思わない人は漢方治療には向いていません。
そういう人は、このCのタイプのお店が合います。
どちらにしても誰もが高いとか安いと感じる絶対的な値段があるわけではありません。
保険適応の漢方薬は支払う値段は安いです。
しかし、漢方のルールを無視して漢方薬を処方し治療が順調に進んでいることを確認もせずに、ただ漫然と同じ漢方薬を処方し続ける病院の値段は僕の価値観からすると、とても高いです。
だって、要は診察ではなく病院で漢方薬を販売しているだけなんだから、それだったら高いです。見えないサービスはゼロですから。
ネットで値段比較が簡単になったからこそ、見えないサービスに対してどうなのか、本来の価値観を考えてみてはいかがでしょうか。
ですが、金額の比較だけで考えると逆にとても損をしていることもあります。
日本人は経済的な観点から見るとサービスの値段や価値などを含めて考えることが苦手だと言われています。
どういうことかというと、何かを買う時にモノなどの自分の推し量りやすい見えているモノの値段だけで比較するクセがついている人が多いのです。
最近、ネットが普及するにつれ、その傾向はますます強くなっています。
例えば、食べるもの。
イタリアンなどの店を探す時にまず、どの店が安いかを探しますよね。
誰でも安くおいしいものを食べたいです。
ここで問題は、ただ、ただ値段が安いところを探すのか、違う要素も含めて値段という価値を考えるのかが問題です。
とにかく、安ければいいということで、値段の安いところは、当然、味なんて期待しちゃいけません。
店内も汚いかもしれません。
料理が盛りつけられているお皿だってどこにでもありそうなセンスの悪いものを使っている可能性もあります。
店員の態度だって洗練されていないこともあるでしょう。
でも、値段は安いです。
この時に考えなければいけないのは、自分の目的と払ってもいいお金とのバランスです。
とにかくイタリアンっぽいものをできるだけ安く食べたいのか?
おいしいイタリアンを食べたいのか?
大事な人を誘っていくので、料理の味、店内の雰囲気、食器、店員の態度などトータルで良いところを探しているのか?
自分の目的で選ぶ店も変わってきます。
その時に考えてしまうのが、安いのに料理の味、店内の雰囲気、食器、店員の態度などトータルで良いところを探すこと。
ちょっとキツイ言い方かもしれませんが、相場に対してかなり安いところに全ての要素が揃っている店なんて存在しません。
あるとしたら、それは宣伝でそう思わせているだけ。
経営は所詮、売上げがちゃんと上がらなければ潰れます。
この事は目に見えないサービスの度合いが大きくなるほど強まります。
漢方など治療でも一緒です。
漢方薬というモノが高いか安いかではありません。
漢方治療は漢方薬自体の効果ではなく、体質と合わせることによって初めて効果を発揮するので、その価値はほとんどがカウンセリングです。
漢方は4タイプのお店があると考えていただいたらいいと思います。
@ 漢方専門の病院
病院ですが、一般の西洋医学の診察などは行っていません。
漢方薬のみの治療が基本です。
保険適応で処方することができますが、保険適応にすると法律上の制約などで、自分の能力をフルに発揮できないのであえて保険適応をやめて実費で治療しています。
当たり前の話ですが、東洋医学的な診察に基づいて診断、処方します。
難点は漢方治療1本でやっている病院はほとんどありません。
見つけることが大変です。
A 漢方薬も処方する一般の病院
一般の西洋医学の診察を行いながら、漢方薬も処方してくれます。
よくある病院です。
治療の中心は西洋医学です。
漢方は西洋医学の補助的なものだと勘違いしている先生が多いです。
おかしな話ですが、東洋医学的な診察をしないで漢方薬を処方します。
要するに東洋医学的な問診などをとりません。
メーカーの資料や勉強会で得たマニュアルを元に漢方薬を処方します。
B 漢方専門の薬局などのお店
@と同じです。漢方専門のお店です。
基本はサプリメントなども治療の邪魔になるのでそれほど多くは扱っていません。
漢方薬1本で勝負です。
言うまでもないですが、東洋医学的な診察に基づいて診断、処方します。
個人店などは手取り足取り、一緒に治療していく感じです。
C 漢方薬も処方する薬局などのお店
漢方薬は処方しますが、サプリメントも加えようとします。
漢方薬のみで治療をやっていくほど東洋医学に精通していません。
先生は上辺の漢方の知識があるので、一般の方には本当に詳しいのか、知らないのかが判断しずらいです。
特徴的にはサプリメントも漢方薬と同じようにメイン治療で、すすめてくるといった感じです。
ここで誤解してはいけないのは、高い値段だから効果が高いとは限りません。
安いものにいいモノたサービスはありませんが、同じように高いモノやサービスがいいとも限りません。
先程のイタリアンではないですが、あなたの目的がどこにあるかで、どのタイプを選ぶかが変わってきます。
治るために選ぶのであれば@とBです。
相談に時間がかかり、養生などでやっていった方がいいこともアドバイスされます。
もちろん、お一人、お一人にじっくり時間をかけて相談するこのタイプのところで金額が安いところはないと思います。
ただし値段が安くないというのは、保険適応などの一番安いモノと比べての値段です。
値段の価値観に関しては先生とじっくり話して、自分の目的と値段が見合っているかを考える必要があります。
Aは治りたいけど、ギャンブルでもいいという人向けです。
このタイプの病院は先生自身が体質や漢方薬のことを理解していません。
しかし漢方薬はあてずっぽうで出していっても、中にはその体質に当たることもあります。
保険適応で値段が安いので、あてずっぽうでもいいから漢方薬をためしてみたいという目的ならばこのタイプの病院です。
ただし3ヶ月とか半年飲んでも、よくわからないからといって、不満を言ってはいけません。
初めから、あてずっぽうというサービスであることを理解して、当たるまでじっと待ちましょう。
Cのタイプはなんとなく何かに頼りたいという目的の人向けです。
高いお金を払ったり、いろいろなバリエーションのモノを飲んでいると安心するという人の目的にかなっています。
このタイプの店の先生は治療理論は怪しいですが、良くなるための説明は抜群にうまいです。
行く度になんか励まされた感じになり、モチベーションが上がることが多いです。
結果は先生が説明しているほど、ついてきません。
本格的な漢方治療の場合は、自分の体質を観察しながら先生と一緒に進めないといけない部分があります。
全面的に何かに頼りたくて、能動的に治療しようと思わない人は漢方治療には向いていません。
そういう人は、このCのタイプのお店が合います。
どちらにしても誰もが高いとか安いと感じる絶対的な値段があるわけではありません。
保険適応の漢方薬は支払う値段は安いです。
しかし、漢方のルールを無視して漢方薬を処方し治療が順調に進んでいることを確認もせずに、ただ漫然と同じ漢方薬を処方し続ける病院の値段は僕の価値観からすると、とても高いです。
だって、要は診察ではなく病院で漢方薬を販売しているだけなんだから、それだったら高いです。見えないサービスはゼロですから。
ネットで値段比較が簡単になったからこそ、見えないサービスに対してどうなのか、本来の価値観を考えてみてはいかがでしょうか。
2013年09月04日
サプリメントで治すコツは「思い込み」
日本人は、いつのまにかサプリメントが大好きになりました。
サプリメントがアメリカから渡って来た時、当初は怪しくてキワ物系の扱いでしたが、そのうち、儲かると見るとサントリーなどの大企業が次々に参入し、より飲まれる人が増えました。
今では、どのサプリメントが良くってどのサプリメントが粗悪なものなのか?
ほとんど見分けがつかないくらい、いろいろなものが混ざったカオス状態です。
僕らのような業界の人間から見れば、どこの企業も有名人を使ったり体験談の多さでアピール!
どこも同じような方法でアピールしているので、良い物を当てることすらできない感じです。
こういったブームの中で僕ら漢方家にとって、非常に困った問題があります。
それは、サプリメントと漢方をごっちゃにされていること。
「どちらも自然のもの」
かなり広くていいかげんなカテゴリーでくくっています。
でも両者は全然、違うものです。
そこでまず、漢方とサプリメントの違いを知ってもらいたいと思います。
最も大きな違いは成分や効果ではありません。
サプリメントには医学理論がありません。
大体のサプリメントが栄養学的なことを医学的な根拠としています。
○○の成分が□□に効くみたいな。
そこには飲む人の体質などは関係ありません。
サプリメントは、本来、本当のところはどうなるかわからないけど、良いものを補充していればよくなるだろう・・・というもの。
だから、物量的に明らかに足りていないというものなら効果的です。
例えば、カップラーメンしか食べない人が青汁で野菜系のビタミンやミネラルを補給するとか、うちでもやってる、年齢が高くホルモンが減少している人の不妊症に天然の生薬由来のプラセンタを補給してもらうとか。
残念ながら病気になると何かの成分を補給するだけでは治りません。
なので、漢方薬は体質に合わせて補給することもあるし、水や熱を抜いたり、ある臓器の気を巡らせたりといろいろな方法があります。
体質に合わせた最適な方法をとるために漢方には東洋医学理論があるのです。
「ちょっと食生活が悪くって」「最近、年をとって疲れた」
はっきりとした病気の原因はないけれど、なんとな〜く体調が悪いくらいならサプリメントでも十分ですが、不妊症を克服するとか、アトピーを克服するなどのレベルになると、サプリメントでは治すための理論がないので治療の方針が立てる事ができません。
そうなると「治る人もいるし、治らない人もいる」という状態になりがちです。
すすめた当の先生も医学的根拠が乏しいので「治るかもしれない」という、あてずっぽうに頼らざるえないです。
サプリメントは、そのサプリを売りたい会社が独自で根拠になるデータをとることが多いです。
ちゃんと大学病院に何百万払ってデータをとることもあるし、誰かに飲んでもらった近所レベルの感想を並べ立てて良い根拠とする場合もあります。
サプリメントは医薬品ではないので、そこに厳格なルールはありません。
サプリを売りたい会社がどこまでやるかです。
めっちゃ、そのサプリの良さを分析してもいいし、ちょー適当でもOK!
さっき、業界人でも良いサプリを見つけるのが難しいというのは、こういう性質があるからです。
医薬品の場合は、効能効果や副作用をちゃんと出さないといけません。
何百万なんかの予算ではなく何十億レベルです。
漢方の場合は「体質や効能効果のことをどこまで考えて治療方針を立てるか」です。
病院によっては、サプリメントと変わらんようなノリで漢方薬を処方していますが、漢方は勉強しようと思えば、いくらでも医学理論を勉強でき、自分のレベルを上げていくことができます。
どちらも医学理論的な根拠をしっかりと立ててそれを方針として治療をすすめます。
サプリメントの場合は、会社が出したデータを信じるしかありません。
後、体験談ですね。
実際に医学的根拠があったのかどうかは、その利益を上げたがっているサプリの会社を信じるしかありません。
体験談だって、どこまで本当かわからないし、そこに医学的根拠はありません。
「あの人がそう言ってた」レベルです。
「信じる者は救われる」ある種の宗教レベルです。
だから、サプリメントを効かそうと思ったら、医学的理論の根拠に頼ってはいけません。
「きっと良くなるはず!!」
これがサプリメントを効かせるコツです。
実際に効くかどうかはわかりませんが。
健康維持ならサプリでいいと思いますが、治療で考えるなら、西洋医学の薬か漢方にしたほうがいいと思います。
ちなみに僕がサプリメントを治療に使わない理由があります。
それは、サプリメントは「あれに良い」「これに良い」とは言いますが「誰だったらダメなのか」「どの体質だったら合わないのか」が言えないところ。
漢方はこの体質には良いけど、反対にこの体質にはダメという理論があります。
「誰にでも良い」なんて都合の良いものは存在しないと思いますよ。
サプリメントがアメリカから渡って来た時、当初は怪しくてキワ物系の扱いでしたが、そのうち、儲かると見るとサントリーなどの大企業が次々に参入し、より飲まれる人が増えました。
今では、どのサプリメントが良くってどのサプリメントが粗悪なものなのか?
ほとんど見分けがつかないくらい、いろいろなものが混ざったカオス状態です。
僕らのような業界の人間から見れば、どこの企業も有名人を使ったり体験談の多さでアピール!
どこも同じような方法でアピールしているので、良い物を当てることすらできない感じです。
こういったブームの中で僕ら漢方家にとって、非常に困った問題があります。
それは、サプリメントと漢方をごっちゃにされていること。
「どちらも自然のもの」
かなり広くていいかげんなカテゴリーでくくっています。
でも両者は全然、違うものです。
そこでまず、漢方とサプリメントの違いを知ってもらいたいと思います。
最も大きな違いは成分や効果ではありません。
サプリメントには医学理論がありません。
大体のサプリメントが栄養学的なことを医学的な根拠としています。
○○の成分が□□に効くみたいな。
そこには飲む人の体質などは関係ありません。
サプリメントは、本来、本当のところはどうなるかわからないけど、良いものを補充していればよくなるだろう・・・というもの。
だから、物量的に明らかに足りていないというものなら効果的です。
例えば、カップラーメンしか食べない人が青汁で野菜系のビタミンやミネラルを補給するとか、うちでもやってる、年齢が高くホルモンが減少している人の不妊症に天然の生薬由来のプラセンタを補給してもらうとか。
残念ながら病気になると何かの成分を補給するだけでは治りません。
なので、漢方薬は体質に合わせて補給することもあるし、水や熱を抜いたり、ある臓器の気を巡らせたりといろいろな方法があります。
体質に合わせた最適な方法をとるために漢方には東洋医学理論があるのです。
「ちょっと食生活が悪くって」「最近、年をとって疲れた」
はっきりとした病気の原因はないけれど、なんとな〜く体調が悪いくらいならサプリメントでも十分ですが、不妊症を克服するとか、アトピーを克服するなどのレベルになると、サプリメントでは治すための理論がないので治療の方針が立てる事ができません。
そうなると「治る人もいるし、治らない人もいる」という状態になりがちです。
すすめた当の先生も医学的根拠が乏しいので「治るかもしれない」という、あてずっぽうに頼らざるえないです。
サプリメントは、そのサプリを売りたい会社が独自で根拠になるデータをとることが多いです。
ちゃんと大学病院に何百万払ってデータをとることもあるし、誰かに飲んでもらった近所レベルの感想を並べ立てて良い根拠とする場合もあります。
サプリメントは医薬品ではないので、そこに厳格なルールはありません。
サプリを売りたい会社がどこまでやるかです。
めっちゃ、そのサプリの良さを分析してもいいし、ちょー適当でもOK!
さっき、業界人でも良いサプリを見つけるのが難しいというのは、こういう性質があるからです。
医薬品の場合は、効能効果や副作用をちゃんと出さないといけません。
何百万なんかの予算ではなく何十億レベルです。
漢方の場合は「体質や効能効果のことをどこまで考えて治療方針を立てるか」です。
病院によっては、サプリメントと変わらんようなノリで漢方薬を処方していますが、漢方は勉強しようと思えば、いくらでも医学理論を勉強でき、自分のレベルを上げていくことができます。
どちらも医学理論的な根拠をしっかりと立ててそれを方針として治療をすすめます。
サプリメントの場合は、会社が出したデータを信じるしかありません。
後、体験談ですね。
実際に医学的根拠があったのかどうかは、その利益を上げたがっているサプリの会社を信じるしかありません。
体験談だって、どこまで本当かわからないし、そこに医学的根拠はありません。
「あの人がそう言ってた」レベルです。
「信じる者は救われる」ある種の宗教レベルです。
だから、サプリメントを効かそうと思ったら、医学的理論の根拠に頼ってはいけません。
「きっと良くなるはず!!」
これがサプリメントを効かせるコツです。
実際に効くかどうかはわかりませんが。
健康維持ならサプリでいいと思いますが、治療で考えるなら、西洋医学の薬か漢方にしたほうがいいと思います。
ちなみに僕がサプリメントを治療に使わない理由があります。
それは、サプリメントは「あれに良い」「これに良い」とは言いますが「誰だったらダメなのか」「どの体質だったら合わないのか」が言えないところ。
漢方はこの体質には良いけど、反対にこの体質にはダメという理論があります。
「誰にでも良い」なんて都合の良いものは存在しないと思いますよ。
2013年08月30日
漢方薬の副作用情報ほどあてにならないものはない。
時々、漢方薬をつくっているメーカーさんから貰う副作用情報。
どんなヤツかって言うと「ある漢方薬で新たな副作用が発見されたので、各医薬品を扱っている期間に広く告知します」ってものです。
これ、新薬だったらめっちゃ重要。
新薬は莫大なお金をかけて臨床試験をして安全性を確かめて販売していますが、それでも実践で使いはじめたら、予期せぬ副作用が出てきます。
そういう事実が発覚すれば、次には以前まで、なんかよくわからなかった副作用に注意して2次被害を防げるのですね。
こういった後から出てくる副作用って新薬ではめずらしくないです。
薬によったら、後から後から副作用報告が出てきて、薬自体の承認取り消しだってあります。
「せっかく作ったけど、テヘッ!毒薬でした!」みたいな感じですね。
業界にいるとそんなケースも聞きます。
そんな同じようなノリで漢方薬でも時々「こんな副作用があったので、今度の使用に注意してください」って告知がくるのですね。
「そっか、そんな副作用があるから、こんどから処方を気をつけないと・・・」って漢方ではなりません。
実はこれ漢方医学的には、とてもおかしいことです。
(医薬品の法律上はおかしくないのですが)
漢方は西洋医学と根本的に違います。
医薬品の副作用というのは、あらかじめ決められている効果などと違う変化や症状などが出た場合のことをいいます。
良いとされる目的の作用があって、その裏の反作用として副作用があります。
漢方薬の場合は、こういった理屈とは全く違ってきます。
漢方薬の場合の副作用は実に簡単!
「体質と合っていなければ副作用を起こす可能性」があります。
または「副作用的な症状があれば、体質と合っていないとみる」
今回の医者からの漢方薬の副作用情報は、黄連解毒湯という漢方薬が、長期服用すると腸間膜静脈硬化症を引き起こす可能性があるということ。
病院において、この漢方薬を飲んで副作用が出たかもという資料を見て、もう笑いました。
えっこれって、お笑いのネタじゃないですよね?
黄連解毒湯を10年服用って!
なんか、もう、お医者さん、おもしろすぎ!!
大体、10年も同じ処方を飲まないといけない体質なんてないです。
しかも黄連解毒湯は漢方薬の中でも比較的長期連用しない急性的な方向性で使うもの。
それに黄連解毒湯と併用している漢方薬に五苓散もあったのですが、こちらも長期連用は慎重に考えないといけない処方。
特に五苓散は体質とのミスマッチを起こしやすい漢方薬です。
大体、なぜ、黄連解毒湯の副作用とわかったのでしょうか?
10年も経って・・・
もし、最近、五苓散を併用し始めたのなら、五苓散も疑うべきだと思います。
五苓散は強い利水力を持っているので、それこそ腸に関わります。
なによりも漢方では、どんな細かな症状の変化でも、おかしいなと判断したら、漢方薬を変更します。
だから「マジメ」に漢方をやっていれば、長期連用による副作用なんて起こりっこないのです。
だって、患者さんが、なんとなく不調だって言った時点で、次の処方に変えるかどうか考えますから。
なんせ漢方薬は体質に合わせて500種類以上あります。
どんどん変えていく手があります。
なので、これって、漢方薬の副作用ではなく、無知な医師が起こした事故なんじゃないの?と思いました。それを厚生労働省を巻き込んで副作用情報って派手な茶番です。
(ま、医薬品の法的問題としては必要なんでしょうが。)
もう少し漢方の概念を勉強したほうが患者さんのためなんじゃないのと思いました。
ということで、漢方薬の場合は、副作用になった場合は、漢方薬が悪いのではありません。
選んだ先生が悪いのです。
選んだ先生が副作用の原因をつくっているのですね。
そこが新薬と全く違うところです。
どんなヤツかって言うと「ある漢方薬で新たな副作用が発見されたので、各医薬品を扱っている期間に広く告知します」ってものです。
これ、新薬だったらめっちゃ重要。
新薬は莫大なお金をかけて臨床試験をして安全性を確かめて販売していますが、それでも実践で使いはじめたら、予期せぬ副作用が出てきます。
そういう事実が発覚すれば、次には以前まで、なんかよくわからなかった副作用に注意して2次被害を防げるのですね。
こういった後から出てくる副作用って新薬ではめずらしくないです。
薬によったら、後から後から副作用報告が出てきて、薬自体の承認取り消しだってあります。
「せっかく作ったけど、テヘッ!毒薬でした!」みたいな感じですね。
業界にいるとそんなケースも聞きます。
そんな同じようなノリで漢方薬でも時々「こんな副作用があったので、今度の使用に注意してください」って告知がくるのですね。
「そっか、そんな副作用があるから、こんどから処方を気をつけないと・・・」って漢方ではなりません。
実はこれ漢方医学的には、とてもおかしいことです。
(医薬品の法律上はおかしくないのですが)
漢方は西洋医学と根本的に違います。
医薬品の副作用というのは、あらかじめ決められている効果などと違う変化や症状などが出た場合のことをいいます。
良いとされる目的の作用があって、その裏の反作用として副作用があります。
漢方薬の場合は、こういった理屈とは全く違ってきます。
漢方薬の場合の副作用は実に簡単!
「体質と合っていなければ副作用を起こす可能性」があります。
または「副作用的な症状があれば、体質と合っていないとみる」
今回の医者からの漢方薬の副作用情報は、黄連解毒湯という漢方薬が、長期服用すると腸間膜静脈硬化症を引き起こす可能性があるということ。
病院において、この漢方薬を飲んで副作用が出たかもという資料を見て、もう笑いました。
えっこれって、お笑いのネタじゃないですよね?
黄連解毒湯を10年服用って!
なんか、もう、お医者さん、おもしろすぎ!!
大体、10年も同じ処方を飲まないといけない体質なんてないです。
しかも黄連解毒湯は漢方薬の中でも比較的長期連用しない急性的な方向性で使うもの。
それに黄連解毒湯と併用している漢方薬に五苓散もあったのですが、こちらも長期連用は慎重に考えないといけない処方。
特に五苓散は体質とのミスマッチを起こしやすい漢方薬です。
大体、なぜ、黄連解毒湯の副作用とわかったのでしょうか?
10年も経って・・・
もし、最近、五苓散を併用し始めたのなら、五苓散も疑うべきだと思います。
五苓散は強い利水力を持っているので、それこそ腸に関わります。
なによりも漢方では、どんな細かな症状の変化でも、おかしいなと判断したら、漢方薬を変更します。
だから「マジメ」に漢方をやっていれば、長期連用による副作用なんて起こりっこないのです。
だって、患者さんが、なんとなく不調だって言った時点で、次の処方に変えるかどうか考えますから。
なんせ漢方薬は体質に合わせて500種類以上あります。
どんどん変えていく手があります。
なので、これって、漢方薬の副作用ではなく、無知な医師が起こした事故なんじゃないの?と思いました。それを厚生労働省を巻き込んで副作用情報って派手な茶番です。
(ま、医薬品の法的問題としては必要なんでしょうが。)
もう少し漢方の概念を勉強したほうが患者さんのためなんじゃないのと思いました。
ということで、漢方薬の場合は、副作用になった場合は、漢方薬が悪いのではありません。
選んだ先生が悪いのです。
選んだ先生が副作用の原因をつくっているのですね。
そこが新薬と全く違うところです。
2013年08月28日
どんな病院で治療するのが自分にとって最適か?
西洋医学と東洋医学は、全然、違うものです。
医学という文字が同じなだけで、治療の根本的な考え方。
薬の考え方など、なにもかもが別物です。
そんな、全く別ものの医学も病院では、一緒のように考えているところが多いです。
どういうことかというと、西洋医学の診断で処方薬を新薬ではなく、漢方薬で処方する。
そんなデタラメな漢方処方が横行しています。
また、漢方だけでなく、西洋医学の治療を受けるに当たっても知っておかなければいけないこともあると思います。
うちに相談に来る患者さんによくあるのですが、結構、大変な病気や症状で、何件も何件も病院を変えて通っている患者さんがいらっしゃいます。
これ、実はいくら通う病院を変えてもあまり効果的でないことがあります。
西洋医学は、治療のガイドラインが決まっています。
病気を調べるための検査。
検査から診断。
診断からの投薬。
現在は、このガイドラインがほぼマニュアル化されています。
僕はうちの家族や僕が西洋医学の病院にどうしてもかからないといけない場合は「今日の治療指針」というWebサービスの会員になっているので、その医療マニュアルを徹底的に調べて、どんな検査をして、どんな診断をして、どんな投薬をするのかを頭に叩き込んでからいきます。
そんなマニュアルが誰でも勉強できる時代。
便利になりましたねぇ〜
多分、これを書くと「治療は経験だ!マニュアルは所詮、マニュアルでしかない!」なんて言い出しそうですが、残念ながら、少なくとも僕の近くの病院は全部、マニュアル通りか、ヘタすると古いマニュアル通りな感じです。
病院で診断される前から何を処方するかわかるのです。
何が言いたいかというと、西洋医学の場合は、ある程度、ガイドラインに沿って治療するようになっている医学なんです。
個人の治療方針よりもグローバルなガイドラインを優先しないといけない性質をもっているのです。
薬の効果や副作用はあらかじめ製薬会社が決めていますから。
だから、ある病院で治療がうまくいかないからといって、次の病院に変えても、大筋の検査方法や診断方法、処方する薬は変わらないのです。
よくあるパターンは前の病院の治療結果を聞いて、その時になかった新たな薬を埋めていくパターン。
要するに薬の種類が増えていくか、前の病院で出ていた薬よりも強いのだすだけ。
結局、薬がどんどん増えて、ややこしくなるだけ!ということもあります。
だから、西洋医学で病院を変える場合は、よっぽど、自分の病気に対して、それ専門だけでやってるか、病院業界の中でも変わった治療や考え方で浮いている(業界人じゃないと情報がとりずらいかもしれませんが)くらいの病院でないと、そこらの家の近くの病院だと対して、治療方法は変わりません。
ガイドラインが一緒ですからね。
せいぜい、扱っている薬のメーカーの名前が変わるくらいです。(名前が違うだけ)
自分の自宅周辺という狭い範囲での検証ですが、内科、婦人科、皮膚科、眼科、整形外科はどこもほぼ治療方法が一緒でした。
だから、西洋医学の病院で次の病院を紹介してもらう場合は、ちゃんと専門で研究をしているところかどうかを確認したほうがいいです。
でないと、ただ単に難儀な患者だから「投げる」ってこともあるかもしれません。
一方、漢方の場合もどこにいっても治療方法は一緒か?というと漢方の場合は、全然違います。
ただし、東洋医学的な問診をとらず体質判断もしないで処方するようなマニュアル処方の病院や薬局などは別です。
これらは、さっきの西洋医学の病院と同じで、どこにいってもマニュアルで処方しているだけなので、どこに行っても治療は同じです。
違うのは、ちゃんと東洋医学的な問診をして体質を判断してから漢方薬を処方しているところ。
こういったところは、治療の考え方によって、いろいろ変わります。
極端に言えば別の医学くらい変わります。
ちゃんと東洋医学的に治療している先生は、みんな独特の漢方に対する考え方をもっています。だから、先生によって処方する漢方薬や、それをどれくらい飲めばよいのかなどがバラバラなんです。
そして漢方医学理論では、それが正しい方法!
さっきのマニュアルで処方するデタラメ漢方は別として、本来の漢方は、マニュアルに沿って、処方するわけではないので、その先生の東洋医学に対する考え方や知識、経験によって変わってくるのですね。
だから、漢方の場合は、自分がなんか合わないとか、納得がいかない場合は、病院やお店を変えていったほうがいいかもしれません。
医学という文字が同じなだけで、治療の根本的な考え方。
薬の考え方など、なにもかもが別物です。
そんな、全く別ものの医学も病院では、一緒のように考えているところが多いです。
どういうことかというと、西洋医学の診断で処方薬を新薬ではなく、漢方薬で処方する。
そんなデタラメな漢方処方が横行しています。
また、漢方だけでなく、西洋医学の治療を受けるに当たっても知っておかなければいけないこともあると思います。
うちに相談に来る患者さんによくあるのですが、結構、大変な病気や症状で、何件も何件も病院を変えて通っている患者さんがいらっしゃいます。
これ、実はいくら通う病院を変えてもあまり効果的でないことがあります。
西洋医学は、治療のガイドラインが決まっています。
病気を調べるための検査。
検査から診断。
診断からの投薬。
現在は、このガイドラインがほぼマニュアル化されています。
僕はうちの家族や僕が西洋医学の病院にどうしてもかからないといけない場合は「今日の治療指針」というWebサービスの会員になっているので、その医療マニュアルを徹底的に調べて、どんな検査をして、どんな診断をして、どんな投薬をするのかを頭に叩き込んでからいきます。
そんなマニュアルが誰でも勉強できる時代。
便利になりましたねぇ〜
多分、これを書くと「治療は経験だ!マニュアルは所詮、マニュアルでしかない!」なんて言い出しそうですが、残念ながら、少なくとも僕の近くの病院は全部、マニュアル通りか、ヘタすると古いマニュアル通りな感じです。
病院で診断される前から何を処方するかわかるのです。
何が言いたいかというと、西洋医学の場合は、ある程度、ガイドラインに沿って治療するようになっている医学なんです。
個人の治療方針よりもグローバルなガイドラインを優先しないといけない性質をもっているのです。
薬の効果や副作用はあらかじめ製薬会社が決めていますから。
だから、ある病院で治療がうまくいかないからといって、次の病院に変えても、大筋の検査方法や診断方法、処方する薬は変わらないのです。
よくあるパターンは前の病院の治療結果を聞いて、その時になかった新たな薬を埋めていくパターン。
要するに薬の種類が増えていくか、前の病院で出ていた薬よりも強いのだすだけ。
結局、薬がどんどん増えて、ややこしくなるだけ!ということもあります。
だから、西洋医学で病院を変える場合は、よっぽど、自分の病気に対して、それ専門だけでやってるか、病院業界の中でも変わった治療や考え方で浮いている(業界人じゃないと情報がとりずらいかもしれませんが)くらいの病院でないと、そこらの家の近くの病院だと対して、治療方法は変わりません。
ガイドラインが一緒ですからね。
せいぜい、扱っている薬のメーカーの名前が変わるくらいです。(名前が違うだけ)
自分の自宅周辺という狭い範囲での検証ですが、内科、婦人科、皮膚科、眼科、整形外科はどこもほぼ治療方法が一緒でした。
だから、西洋医学の病院で次の病院を紹介してもらう場合は、ちゃんと専門で研究をしているところかどうかを確認したほうがいいです。
でないと、ただ単に難儀な患者だから「投げる」ってこともあるかもしれません。
一方、漢方の場合もどこにいっても治療方法は一緒か?というと漢方の場合は、全然違います。
ただし、東洋医学的な問診をとらず体質判断もしないで処方するようなマニュアル処方の病院や薬局などは別です。
これらは、さっきの西洋医学の病院と同じで、どこにいってもマニュアルで処方しているだけなので、どこに行っても治療は同じです。
違うのは、ちゃんと東洋医学的な問診をして体質を判断してから漢方薬を処方しているところ。
こういったところは、治療の考え方によって、いろいろ変わります。
極端に言えば別の医学くらい変わります。
ちゃんと東洋医学的に治療している先生は、みんな独特の漢方に対する考え方をもっています。だから、先生によって処方する漢方薬や、それをどれくらい飲めばよいのかなどがバラバラなんです。
そして漢方医学理論では、それが正しい方法!
さっきのマニュアルで処方するデタラメ漢方は別として、本来の漢方は、マニュアルに沿って、処方するわけではないので、その先生の東洋医学に対する考え方や知識、経験によって変わってくるのですね。
だから、漢方の場合は、自分がなんか合わないとか、納得がいかない場合は、病院やお店を変えていったほうがいいかもしれません。



