2015年04月21日

自分の意見を自分で否定する医師

先日、怪我をしました。

趣味でスケートボードをやっていて、子供とぶつかり、子供をかばってコケた時に人差し指をやっちゃいました。

スケートプールってとこに滑り降りてすごいスピードで走らせます。

この中でいろいろなアクションをするので、基本的に1人がプール内に入ったら、その人が出るまでは他の誰かが入ってはいけないルールなのですが、ここに突然、「子供が入ってきてぶつかりました。

僕はぶつかった時に咄嗟に子供を抱え込んでコケて、その時に指をやっちゃったのですね。

今回の話って趣味の話じゃないので、できたら最後まで読んでくださいね。

この時点では突き指か骨折かわからないので、当然、病院に行くしかありません。

僕は病院が大嫌いで、自宅周辺の徒歩15分圏内の病院は大概、揉めていまして(揉めている理由は後述します)今回は、新たな行ったことのない病院に行きました。

実は病院には治療を期待していません。

なぜなら、病院で治してもらった記憶がないから

もちろん、病院に行って何も治らなかったという意味ではなく厳密に言えば医者に治してもらった記憶がありません

過去に小指の骨を折った時も病院に行く前に添え木をして行きましたが、病院が行った処置も結局、自分がやったのと同じこと。

レントゲンは病院でしかできませんがあれは「医者が考える治療」ではないですよ。

機械が自分で使えるなら自分でも検査できます。

その時に骨折の治癒とは直接関係ない痛み止めと湿布は断ったので、医者にしてもらったのは、誰が見ても折れてるってわかるレントゲン写真を一緒に眺めて、僕が病院に行く前に自分でしていった添え木を看護師さんがやってくれただけ。

その後も通いましたが、添え木を看護師さんが交換しただけ。

治ったのは自然治癒力で勝手に治っただけです。

その他で家族が咳が止まらないとか謎の発熱とかで病院に行ってますが、毎回、こちらで事前にネットで調べた薬を寸分狂わずマニュアル的に処方していただけです。

医者に相談するというよりも処方箋を書いてもらうために行ってるようなものですね。

市役所の手続きみたいなものです。

とにかく僕が死にかけた時も含めて、医者自身の知恵や機転で治してもらったという記憶が一度もありません。

治してくれたのは医者に行く前から処方手順も効果も知っている薬です。

手術はしたことないですが手術は医者が「治してくれる」と思うのですが。

というわけで、病院には元から治療を全く期待していません。

今回もレントゲン屋さんに行くつもりで病院に行きました。

レントゲン写真を見たら折れてません。

でも、その医者曰く「中節骨にうすーい筋がなんとなく見えています。こういうパターンって3日後とかに折れていることがあるので1週間後にもう1回みましょう」という診断でした。

実は非常に驚きました。医者が自分の考えと経験則、未来の予想を言ってる!

こんな医者初めてです。

いつも、その場の事と「今日の診療指針」に書かれているようなマニュアル診断と製薬会社の薬のマニュアルしか説明しない医者が。

「そうか、3日後とかに折れていることがわかることもあるのか・・・」医者って治療に関しては無能だと思っていたので、ほんの少し見直しました。

(ちなみに知識だけはあると思いますが)

そして、折れているかもしれないので、1週間は折れているかもしれない想定で固定していました。

それから1週間経ったので同じ病院へ。

当初の腫れは引きましたが、まだ腫れていて関節付近にも痛みがあります。

医者はちょっと触って「これは靭帯が傷ついてるね。湿布を出しときます」

「えっ!」レントゲンは?

意味不明です。

ちょっと触っただけで、今度は靭帯が傷ついているとのこと。

そのまま終わろうとするので「今日はレントゲンを撮った方がいいですよね?」と言いましたが、「次は3週間後でいいよ」とのこと。

これは医者特有の超能力診断が発動???

触っただけでわかった?

そして、どうも1週間前に「骨に薄い線が見えるので折れているかも」と自分が言ったことも忘れてるっぽい。

カルテはチラッとしか見えてませんがほとんど何も書き込んでない。

実は僕が医者と揉めるのは、いつもこの問題。

どの医者もそうだけど、自分が前に言ったことと次の時に違うことを言い出すのです。

これはみんな一度は経験していると思います。

仮に経験的に「これは折れていない」と考えたとしても、なぜ初回はレントゲンで確認したのに次はしないのか?

医者自身が骨に薄い線があると3日後に折れていることがあるといったのです。

しかもその骨の線の話ってレントゲン写真を何度も見て、「かなり、診断が難しい」と自分が言ってました。

そしたら、レントゲンで確認しなくちゃいけないでしょう。

治療以前に普通は医療者として気になると思うのですが。

要するに、記憶力も悪いし、その場、その場の思いつきで治療方針がブレブレなんですよ。

よく病院はたくさんの患者さんが来るから臨床例が多く経験豊富と言いますが、僕は前から病院はいくら患者さんを見ても経験則にならないと考えていました。

それは今回のような前回の経験を生かせないブレブレの診察をするからです。

骨折だろうが、靭帯の損傷だろうが病院に行かなくてもいずれは治ります。

だから、逆に医者としては昨日の時点で骨折だったかどうかをちゃんと確かめないと臨床例やちゃんとした経験則としてのデータは蓄えることができないのです。

このまま治ったら、骨折だったかも。靭帯損傷だったかも。

「だったかも・・・」で終わり。科学的な確認をとっていないから、その医者のただの思い込み

その後も、もう一度「レントゲン」を撮って欲しいとお願いしましたが結局、「撮る必要がないとのこと」

これで、確実に前に僕に説明した骨折の可能性の件を忘れていて、骨折じゃない患者が2回目の診察に来た。

みたいな感じになっているようです。

いつもだと「そちらが骨折してるかもしれないと言ったのだから、ちゃんとレントゲンで確認するべきじゃないですか?」と言いますが、そうすると医者は子供のように拗ねます

それで揉めます。

オッサンが、拗ねるほど、気持ち悪いものはないです。

今回は、もうそんな医者に慣れっこ(というかそんな医者にしか会ったことがない)なので、黙っていました。

ちなみにその病院はすごく暇そうなので、レントゲンを撮る時間がないわけではありません。

そして、最後の医者からのオマケですが「前回に痛みは感じていないから痛み止めはいらない。湿布は家に腐るほどあるからいらない」と言って前回は何もでませんでしが、今回はなぜか、何も聞かずにシレッと湿布を処方。

「何これ?こっちがキレるかどうか試してんの?それともホントのバカ?」

なんか揉めるより、診察の顛末を考えると医者の方の頭が気の毒になって何も言わずに帰りました。

そして、その事をいつも治してもらっている整体の先生に言ったら、その先生も足の指の骨を折って、治ったか治っていないかのタイミングのときに最後にレントゲンを撮ってほしいといったら、見ただけで「もう治ってますよ」とのこと。

整体の先生もプロなので、多分治っているんだろうとはわかっていますが、活動してもいいかの確認のために頼んでいるのですよ。

医療というかトラブルの解決って観察、分析、検証、判断、仮説、実行が必要です。

そして再び、観察、分析、検証、判断、仮説、実行。を繰り返していくものだと思います。

それから考えると医者は治療には向いていない思考回路の人種なんだと思いました。

また手続きしかできない病院と医者が増えました。

絶望的です。

誰か「手続き」じゃなく「治療」ができる能力をもった医者を紹介してもらえませんか。

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【このブログの著者】
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2015年03月31日

花粉症や鼻炎の薬から考える漢方の考え方

花粉症薬、危険で医師も飲まない?脳出血、不整脈、内臓機能抑制、感染症の恐れ

こんな記事がありました。

「病院の薬は結構、危ないよ!」的に煽る記事ですね。

ネットが普及するようになって、こういった考え方って、一般の方の間でも、ますます強くなっているような気がします。

こんな時、よく誤解されるのが「先生は漢方の自然治療だから同じように考えてますよね?」というような期待。

確かに実際、漢方相談やサプリメントを強く推している店って、病院の薬は化学物だから毒物。

漢方薬は自然のものだから良い薬みたいな考えの人って多いです。

実際、「人工物・化学品 対 自然物」という見方をすれば、おっしゃっていることは、もっともなのですが、人間の身体の治療って、それだけで見るんじゃないと思うのですよ。

僕はちょっと考えが違います。

化学物は毒で悪者。自然物は自然にあるものだから良い者。

というどっちが良いか?悪いか?という2つに1つみたいな見方ではなく、どちらも使い方次第じゃないかと考えてます。

特に花粉症の薬は。

病院の薬にもいいところがあります。

それは、自然体としての身体には作用が強すぎるけど、逆に強い作用だからこそ短時間で身体の働きを変えることができることです。

更に体質を選びません。

漢方だとその方の体質によって合う、あわない、という条件が厳しいですが、病院の薬は人間だったら効きます。あと、ネズミもね。

病院の薬には目的の作用に対して、その目的でない作用も存在します。

これが副作用ですね。

病院の薬の副作用って「運が悪ければ出る人もいる」的に捉えられているように思いますが、抗ヒスタミン剤などの眠気は、たまたま運の悪い人に起こる作用ではなく、花粉症の症状を止めると同時にもう一つ存在する、りっぱな効果です。

病院の薬の難儀なところの1つはこの副作用と呼ばれる、もう一つの作用です。

これがリンクの記事にあるように、肉体的に良い作用ではないので、注意したほうがいいとなるわけですね。

次に自然治療の漢方薬を見てみましょう。

漢方を医学として理解できてなさそうな医者は、花粉症には小青竜湯というマニュアル処方が好きですが、小青竜湯は別に漢方薬においての花粉症の薬ではありません。

本来の漢方では病名や症状で漢方薬を選ぶことはありませんので、小青竜湯は、日本漢方的には太陽病、または太陰病の虚実間から虚証に適応し、表の寒証、肺の水毒の証、表の水毒の証。太陰病と捉える場合はこれに脾胃の水毒の証と虚証が加わった体質を持った人に合う処方です。

小青竜湯の合う体質というのは本来はこんな感じです。

ざっくりとみれば風邪などに使いますので、風邪の時の鼻水を応用して安易に小青竜湯と考えたのが多分、今のマニュアル処方です。

マニュアルでやってる先生、すみません。

「花粉症の鼻水=小青竜湯」なんて漢方ってそんな素人臭い誰でもできる低レベルなものではないと思うんです。

漢方薬では花粉症に対して、目のかゆみを止める効果とか、鼻水を止める効果なんてありません。

体質とし見ると水の巡りが悪い水毒の証とよばれる状態で、慢性鼻炎が花粉症に関わる病態です。

この鼻炎体質が実は非常に深くて重い体質です。

症状自体は命に関わるものではないですが、その分、体質的に治そうとと思ったら、かなり時間がかかります。

根本的に花粉に耐える体質はつくれるのですが、この治療は非常に時間がかかります。

今現在の鼻水、目のかゆみをとろうと思ったら体質的に治す目的の漢方薬と今の症状に対して効かせる漢方薬は分けて考えないといけないのです。

ただし今の鼻水や目のかゆみを早く止める漢方薬も、やはりそれなりに体質をごとに選ばないといけません。

さっきの小青竜湯じゃないですが、漢方の現実は「花粉症に小青竜湯出しときゃ、誰にでも効く」というものではないのです。

対処的に効かせいようと思っても、漢方薬はどこまでいっても体質別の「鼻水」「目のかゆみ」に合わせないと効きません。

ここが漢方薬の問題。

短期間の間、飲むもので短期間で効かなくちゃいけないのに体質と漢方薬が合ってなければ効かないのです。

かといって、慢性病治すように様子をみて調整していたら、花粉症の時期はすぎちゃいます。

僕もどれほど、本当に「小青竜湯が誰の花粉症にでも聞いてくれたらなぁ〜」と思ったことか。

小青竜湯は水鼻系の鼻水なら割合、誰にでも効くのですが、とにかく効果の時間が短すぎるのです。

こんな時は僕は新薬の方がいいと思うのです。

理由は効かせるまでの時間や体質を選ばないこと、お金などのコストを考えると短期間なら新薬の方が治療として合っているからです。

逆に新薬をダラダラ飲んで花粉症の体質を治そうと思うのもおかしいと思います。

なぜなら新薬はその時に一定時間、効くだけだから。

飲み続けたって徐々に治るわけではありません。

そういった目的や研究でつくられた薬ではないからです。

ついでに小青竜湯も誰の花粉症体質も治すものではないですよ。

体質的に花粉症を脱出したければ、ちゃんと「証」を分析してもらって漢方薬を選んでもらいましょう。

なので、新薬と漢方薬がどっちが良いとか悪いではないと思います。

要は使い方。

即効でその場だけしのぐなら新薬ほど向いているものはありません。

漢方薬も即効でその場をしのぐような使い方はできますが、体質と合っていなければ合っていなかった人は一切、効かないのです。

病院の薬と漢方薬はうまく使い分けるのが良いかと思います。

●花粉症、副鼻腔炎など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

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【このブログの著者】
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2015年03月17日

葛根湯で治らない風邪

うちの患者さんの中にずっと診させていただいているプロのオペラの歌姫さんがいらっしゃいます。

その方からガラガラの声で電話がありました。

なんでも家族が風邪をひいたみたいで、それがうつったとのこと。

ここまでなら、今の時期なら誰にでもある話ですよね。

大問題は公演の2日前だということ。

プロのオペラの歌手さんなので、喉は特殊な楽器そのものなのです。

それが風邪で傷ついていて、しかも公演が迫っている。

僕もしょぼいですが、ギターやピアノで弾き語りをしたりするので、しょぼいながら、これはマズイなと感じました。

2日間しか治療期間が残されていない。

こんな時によく登場するのが葛根湯

病院が「風邪に葛根湯」ってヤブ漢方医の代表みたいな処方を定着させているので一般的には”葛根湯は風邪を治すことができる薬”みたいに思われがちですが、別に葛根湯は風邪を治す効果があるわけではありません。

風邪の治療も、やはりその時の一人一人のそれぞれの体質を見なくてはいけません。

しかも風邪の時に判断する体質って、情報が少ないので、経験によるところが大きく慢性病よりも体質に合わせる精度も難しくなるのです。

幸か不幸か、この方、もともと、病気の治療ではありませんが身体のケアで葛根湯を飲んでいました。

これは逆に役に立ちました。

つまり、今回の風邪は葛根湯証(葛根湯が合う体質)ではないということ。

もしくは「葛根湯は今回の風邪の治療では使えない」ということです。

消去法ですね。

病院では風邪は葛根湯か麻黄湯か麦門冬湯の3種類だけ考えてマニュアルで出してりゃいいでしょうが、本来は、絞りに絞っても候補は10種類もあります。

(こういう時は病院のマニュアル処方は何も考えなくていいから、ある種うらやましいですね。)

消去法で候補が1つでも減らせたら、その分、選びやすくはなります。

この時に「普段、葛根湯を飲んでいたのに風邪になったの?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

そう、これこそ、「葛根湯は風邪を治す薬ではない」ということです。

2通りの可能性があるのですが、1つはベタに今回の風邪は葛根湯で治せる風邪じゃなかったってことです。

(今回の風邪体質は葛根湯が合う体質ではなかった)

もう一つは、漢方薬はその人の体質に合わせて、その体質を調整するものです。

葛根湯は、咳止めや喉痛止め、ウィルスを殺す効果ではないのですね。

(葛根湯というか漢方薬にそんなものがないですね)

普段から葛根湯を飲んでいるということは、葛根湯で調整されている体質ということなのですが、その葛根湯で調整されていた体質の人が風邪になった。という可能性もあります。

この場合は「突発的に急激に調整しないといけない風邪の治療」に対して「葛根湯は、普段から飲んでいるから急激に体質調整できない」のです。

また、風邪はウィルスが侵入して炎症を起こす病気なので、普段から葛根湯を飲んでいたって予防にはなりません。

さっきも書いたように葛根湯にウィルスをやっつける効果があるわけではないからです。

漢方薬の風邪治療は、ウィルスをどう追い出すか?

またはウィルスの力にどう打ち克つかを考えます。

風邪ウィルスをそものものを攻撃するかどうかではなく、「いかに自分の身体を風邪ウィルスに対して対応させるか」ですね。

西洋医学と発想が正反対です。

その治療経路が人それぞれの体質で違うのですね。

風邪治療の候補になる漢方薬を絞りに絞ってもまだ10種類あるのはそのためです。

この場合は、単純にみれば葛根湯以外の変化を与えないと治せないということですね。

しかも早急に。

二次的な感染も防ぎたいので今回は病院の薬も飲んだほうがいいとお話しました。

そしたら、でましたね。麦門冬湯。

さすが病院の異次元処方

おじいさん、おばあさん、もしくはそれに相当する体力のない人の乾咳に処方するという麦門冬湯。

若い人には、ほぼ処方することのない麦門冬湯。

ちなみに僕は麦門冬湯を滅多に選びませんが、お年寄りのひどい肺炎を麦門冬湯で治したことがありますので、麦門冬湯を使わないわけではありません。

僕らからするとほとんど選ぶことのない幻の処方

病院のいつもながらの安定感に2人して苦笑いです。

結局、いろいろ考えて、ある漢方薬を処方しました。

処方は内緒。

結果的に1日でほぼ改善。

公演も問題なく終えられたようです。

1袋で良くなっていくのがわかったとのことでした。

いやーよかったです。僕も勝手にライブ関係者のつもりになって焦っていました。

後日譚があるのですが、ご自身がすごくよく効いたので、同じ風邪であろうご家族に同じ処方を飲ませてみたようですが、効かなかったようです。

なぜなら、普段の体質が全然、違うから。

今回のこの治療って漢方の法則というか西洋医学と漢方は全然別物という教訓がいろいろありますね。

・葛根湯だけが風邪の処方ではない。

・葛根湯は風邪やその症状を治す薬ではないので、普段から葛根湯を飲んでいる場合は、葛根湯以外の効果や変化を与える必要がある。

・同時期にうつった同じ風邪でも体質が違えば同じ漢方薬は通用しない。

・病院の喉や咳に処方する麦門冬湯はマニュアル処方のせいか全国どこも同じ(あっこれは漢方の教訓ではないですね。このご相談は関東とうちの関西の店でのやり取りです)

確かに風邪の初期に葛根湯は誰もが合いやすい確率が高い処方であるのは事実です。

ただし、この初期というのは、自分が風邪とは思っていないような初期です。

風邪の治療の場合、漢方薬は「徐々に効いてくる」というルールではなくなるので、1日3回飲んでみて、治らなかったから、葛根湯を飲み続けても治りません。

その時は違う種類の漢方薬に変えていきましょう。

漢方薬の風邪の治療効果は咳止めでも鼻水止めでも解熱剤でもないので。

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2015年02月17日

抗ヒスタミンなどの対症療法の治せる範囲

久々に師匠の勉強会に参加しました。

僕は西洋医学と東洋医学の師匠が別々に2人いるのですが、今回は西洋医学の師匠の勉強会。

西洋医学の師匠という呼び方をしていますが、西洋医学だけにとどまらず、キレっ!キレっ!の頭の賢い使い方を僕に教えてくれた先生です。

先生曰く、

「生理学やら薬理学などの西洋医学の「知識」はネットでも本でも、今は誰でも勝手に勉強できるから、それは適当に勝手にやってくれ、大事なのは西洋医学の論理的思考法や身体の捉え方や原理原則だよ」とのことです。

実は僕は薬剤師が大好きな漢方メーカーやサプリメーカーの勉強会が大っ嫌いなんですが、師匠の勉強会だけは別です。

その他の勉強会がなぜ、嫌いかというと単純に時間の無駄だから。

漢方相談や健康相談を主体としているお店を対象にした勉強会のほとんどは「どうやって説明すれば売れるか」的なものが多く、まじめに勉強している会もありますが、それはそれで「自分で本読めばいいやん!」ってものを無駄にやってる感じで全く時間の無駄なのです。

まーそれはおいといて、一応、1年に1回は師匠とは会うようにしています。

会った時は、自分の相談の中で疑問に思った西洋医学のことなどを僕が相談します。

最近は患者さんから聞かれた西洋医学的な難しいことや現場の先生じゃないとわからないことは、即、師匠に電話して教えてもらっているので、まとめて聞くってことはないので、今回、質問したのは患者さんの事と関係のないお話し。

去年は、師匠に「西洋医学のお薬は対症療法の薬なのに、それを長期間、続けたら慢性病が治るとする理論的かつ科学的根拠はあるのか?」と質問したところ、「対症療法の薬を続けたら慢性病が治るという科学的且つ理論的な根拠はない!」と断言されました。

対症療法の薬を続けたら慢性病が治ることに疑問を持ったのは、「日本の医療の現場では薬を出し続けているので、なぜ、対症療法の薬を長期間、処方し続けるのか?が不明だから」と説明すると「それこそ、その治療行為が意味不明!」だと言われました。

師匠は日本人ではないので、日本で対症療法の病院の薬だけをダラダラと長期間、処方している意味がわからないと言っておられました。

西洋医学の治療薬である薬は薬理的に細かく紐解いていけば、身体の中の酵素やホルモン、内臓機能等を化学成分の力で無理やり遮断したり、抑えたりするわけです。

症状などを外部の化学成分で無理やり抑え込むのですね。

それを全体的にファンタジーで捉えたら「治療」となります。

師匠が言っておられるのは「薬理的に考えて対症療法の薬を飲み続けて慢性病が治るわけないやん!」というわけです。

その根拠がありません。

なぜなら慢性病の原因は1つの問題だけで引き起こされていないからです。

例えば、花粉症によく使う抗ヒスタミン剤(アレロック、ザイザル、ザジテンなど)は鼻水や涙の原因になるヒスタミンを抑えるものですが、薬理的には、鼻水や涙の原因になるヒスタミンが持っている肥満細胞の反応を抑えてしまいます。

鼻水や涙の原因になる細胞の働きを抑えてしまうので、症状は出ないわけです。

でも、ここでちょっと考えてみましょう。

「なぜ、肥満細胞は鼻水や涙を出させようとしたのか?」

身体が気分的に嫌がらせをした?そんなわけありません。

身体に無駄な働きはないのです。

体内にたくさん入ってきた邪魔者である花粉を取り除くために鼻水や涙で追い出そうとした結果、肥満細胞が反応したのです。

鼻水や涙は実はよい働きだったのですね。

ただ、それが強すぎるだけ

なので花粉症の原因は、鼻水や涙が出ることが真の原因ではなく「反応が強すぎること」真の原因なのです。

それに対して西洋医学がとる治療?が花粉を追い出そうとちょっとがんばっている肥満細胞を「弱らせること」

これは反応が強すぎた後に起こった「結果」にしか対応できていません。

解決策が表面的で付け焼刃的なのです。

ようするに誤魔化しているだけ。

抗ヒスタミン剤が悪いという話ではありません。

鼻水やくしゃみなどの炎症反応は身体に元から備わっている反応の一部なのです。

抗ヒスタミン剤は構造的に「その場をしのぐ薬理しか持っていない」ということです。

花粉に対して反応が強すぎる原因はもっと深い部分にあるのです。

しかも1つではなく、複数のいろいろな要因が絡み合ってる。

師匠が病院の薬で慢性病が治る根拠が不明というのがここですね。

鼻水や涙が出て、眠れなかったり、まともな生活ができなければ、病院の薬でしのぐのは悪いことではありません。

しかし、対症療法の薬を飲み続けても元より慢性病を治す道理がないということですね。

最近は、その言い訳に漢方薬を使っている病院が多くなりました。

病院はそもそも東洋医学的な体質をみることができないので西洋医学の理屈だけで、漢方薬を使おうとするものだから、「マニュアルを見て処方するだけ」という意味不明な漢方薬の使い方がされていますが。

これを踏まえて、今度は「逆にそうは言っても、病院の薬を1週間ほど飲んだだけで、ずっと治っている人もいる。あれはなぜか?」と問いました。

漢方家の僕と外科医の先生が逆転したような質問です。

そうしたら師匠は、2つのタイプにわかれると。

1つは、症状がごく初期で、それほどひどくない。だから、病院の薬は無理やりな作用かもしれないが、その刺激ときっかけで後は身体の恒常性と自然治癒力(結局、自然治癒力なのね)が治してくれた。というタイプ。

もうひとつは、治ったように見えるが、一時期、治ったように見えるだけ。

症状が治っている期間が長いから一見、治ったように見えるが、長期間、観察すると、結局、同じ症状が発現している。

つまり「その場しのぎ」の「その場」が、ちょっと長いだけ。

やはり、慢性病は、基本は体質や生活との掛け合わせで作られているから、真の原因をなんとかしない限り、終わらないとのことです。

僕が常々、病院の薬は急性にしか使えない。ただ急性では威力を発揮する。という考えが化学的、理論的にも合っているようですね。

日本人の医者に聞いても、こんな冷静には答えてくれなかったと思います。

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2014年12月02日

病院の風邪治療は無意味かも!?

さてさて、寒くなると風邪やらインフルエンザが流行ってきます。
風邪になると皆さん、病院に行きますが、アレ僕ら日々、現場で病気を治療している人間からみると無意味です。

実際に僕の意見だけでなく、今、制度的にも風邪の治療の保険適応はやめようという動きになっています。
「風邪薬は無意味」は医療界の常識?保険適用除外の動き 医療費削減議論が本格化

そもそも、西洋医学で風邪を治療する薬や治療方法は存在しません。
「でも、この時期に病院に行ったら治療してくれるよ」

はい、これ治療の内容をよーく見てみましょう。抗菌剤が中心になっていて、後は、咳止め、喉の炎症止め、痰を出すものなどです。
病院では抗菌剤が処方される事が多いですが、抗菌剤に至っては、「風邪で弱って二次的に菌が強くなって、症状が悪化しないよう」にと、ややこしい処方になっています。

要するに病院で風邪を治してもらいに行ったけど、風邪ウィルスそのものを治す治療薬や方法はないので、病院が勝手におせっかいに、次になるかもしれない菌による炎症に対して薬を処方しているという図です。

「でも、体力が弱って風邪のせいで菌が繁殖して炎症も起こしちゃうんじゃない?」

はい、その可能性はあります。
しかし、抗菌剤は効果だけでノーリスクとうものではありません。
西洋医学は人工化合物ゆえに常に効果とリスクが、つきまといます。
抗菌剤は、喉や鼻そのものに効くのではなく、全身に効きます。
喉や鼻が菌による炎症を起こしていれば確かに炎症は治りますが、腸の良い菌もやられて下痢になったり、胃もやたれたりします。

僕はだいたい、どっちもやられますので、風邪では、まず飲まないです。
そもそも、忘れてはいけないのは、抗菌剤は風邪を根本的に治すために処方されたものではありません。

あくまで二次的な菌による炎症に対しての治療です。
肝心の風邪に対しては治療薬も治療方法も何もないのです。無力!

風邪で病院に行く利点があるとすれば、体力がなく食欲もなくなり、胃腸もダメになっちゃった場合の点滴ですね。

これも風邪には効きませんが、自分の体力はカバーできます。
消極的な治療ではありますが、これだったら、100歩譲って、風邪で病院に行く意味があるかもしれません。

それでもリスクはあります。
それは病院に行くことによって、より風邪がひどくなる可能性。

風邪は感染症です。
風邪って、ここからは「風邪って病気ですよ」なんて境界線はありません。
身体の中を見てみると風邪ウィルスと自分の免疫が戦っています。

自分の免疫が勝てば、風邪にならないし、自分の免疫が風邪ウィルスに負ければ、いろいろな症状がジャンジャン、出てきます。

つまり、風邪は自分の免疫軍と風邪ウィルス軍の戦いです。
単純にどちらが多いかという数からも強さをみることができます。

風邪の時期に病院に行ったら、風邪ウィルスを持った人が集まっています。
そんなところに滞在していたらどうなるでしょうか?

風邪は非常に感染力の高い病気です。
もし、実は、それほど風邪ウィルスが体内にいなかったのに、病院に治療に行ったら・・・
治療に行ったのにわざわざ、風邪ウィルス軍団の応援をしに行くようなものです。

点滴は、体力をなくしてしまいがちの人には、有効ですが、風邪ウィルスを強くしてしまうことと、天秤にかけないと、より悪くなることもあります。
ただし「自分が行く病院は、めずらしく自分しか風邪の患者がいない!」なんてところだったら、治療に行くのも1つの方法ですね。

では、抗菌剤以外の治療薬はどうか?
これはケースバイケースです。

西洋医学でも漢方でも、風邪を治すのは自分の自然治癒力です。
なので、風邪を治療する時ってのは、自分の自然治癒力の使い方で決まります。
漢方薬は、この自然治癒力を効率よく発揮できるように体質に合わせて処方します。

そして、病院で抗菌剤と点滴以外の風邪の治療といえば、咳止めや鼻水を止めるもの、去痰薬ですね。
これらは不快な症状を止めるもの。

「不快な症状を止めてくれるから、この薬は悪くないんじゃないの?」って思います?

そう、悪くはないです。
しかし使い方を誤ると、さっきの抗菌剤のように悪者に早変わりします。

風邪をひくと発熱や咳や鼻水が出るのは、不快な思いをさせてやろうとしてやってるのではありません。
体内に入ったウィルスを体外に追い出そうとして、咳や鼻水が出るのですね。
つまり、これらを薬で強制的に止めてしまうと、ウィルスは体内に残ることになります。
解熱は、安易にやっちゃいけないのは、今は病院でもわかるようになってきたようですが、咳や鼻水は、まだ単純に止めればいいと考えているようですね。

それでは、止めないで放っておくのがいいのか?
それもダメ!なぜなら、体力が奪われて、風邪ウィルスが強くなるから。
ここで、漢方得意のバランスをとるという考えが出てきます。

答えは症状は止めてもダメだし、放っておいてもダメ。
適度にウィルスを追い出すようにしむけながら、体力を奪われないように症状を止めるのです。
漢方薬は体質を見ながらするので、これが可能ですが、

西洋医学はオンオフの融通の効かない治療なので、症状は止めるか、放っておくかの2択しかありません。
症状を一切止めていまったらどうなるか?
自分的には楽ですが、要するに体内が風邪ウィルスと戦うのをやめさせますから、結果、風邪をダラダラを長引かせます。

病院での風邪治療、政策的にも無駄だと考えられつつありますので、病院に行く前にちょっと考えてみましょう。ちなみに病院のマニュアル漢方治療だと風邪に通用しないと思いますが、体質からみてしっかりと治療すれば、漢方は風邪治療に最適です。


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2014年11月18日

冷えの原因=抹消の血の巡りが悪いではない

今年はなんか、急激に寒くなりましたね。

僕はサーフィンが趣味なので、楽しい半分、辛い半分の時期でもあります。

さて、この時期になると冷えを解消する食べ物とか、冷えを克服するライフハック系の記事などが、ちらほらと目立ちます。

冷えを解消するための食べ物や料理、克服の方法は、記事ごとにそれぞれの事が書かれているのですが、どの記事にも共通していることがあります。

それは「冷えの原因」です。

どの記事も冷えの原因が「末端の血の巡りが悪いから冷える」という感じ。

更に「血の巡りが悪くなると代謝も落ちて熱がつくれなくなるから」といった感じ。

対策はどの記事でも、それぞれですが、原因はどの記事も同じです。

なので、一般的にも「冷え=末端の血の巡りが悪い」が常識化しているようです。

漢方で冷えを考える場合、漢方は東洋医学なので、末端の血流うんぬんは関係ありません。

もし、漢方相談しているのに「あなたの冷えの原因は末端の血流がどうたらこうたら」と説明しだしたら「あっこの人、漢方の医学理論の事、知らないな」って思ってもらって差し支えないです。

「末端の血流が悪い」は、西洋医学的に考える「冷えの原因」であって、漢方が考える「冷えの原因」ではありません。

ちなみに西洋医学では「冷え=血流悪い」みたいに考えるので、血流を良くする薬だとか、血流を邪魔しているコレステロールや血糖を下げるみたいな治療になりますが、血流を良くする薬なんて、薬理的なカラクリをみれば「血の中の出血を防ぐ血小板などを少なくして血流を良くしよう!」みたいな「それ、なんか違うだろ!」みたいな治療です。

コレステロールや血糖を下げるのも、血に混ざっているものを下げるだけで、甘い物や油もの食べて、即効に冷えてくるわけではないので、「その治療だったら、いつ治るんだよ!」って思います。

西洋医学やサプリメントだと「冷えの原因=血流悪い」になりますが、漢方では違います。

漢方が考える冷えの原因は1つではありません。

だって、漢方って人それぞれの体質に合わせて治療しますから。

当然、「冷え」だって人それぞれ!

1つの原因ではないのです。

漢方では、冷えの原因は何パターンもあります。

一般的になじみ深い「血流が悪いから冷える」という原因も漢方にはあります。

漢方では「お血証」と言います。

でも、こっからが漢方らしいのですが「お血」というのは「血がドロドロ、だから血流悪い」といったものではありません。

「お血証」もおおまかに2種類に別れます。
※〜証の「証」とは体質の構成要素を現すものです。

陽のお血と陰のお血です。

陽のお血とは「肝熱+お血証」というもの。

肝臓の機能がうまくいっていなくてお血になるタイプ。

このタイプは、足はすごく冷えますが、手はそれほどだったり、全身の寒さを感じる感覚は、周りの人とそれほど変わらなかったりします。

陰のお血とは「血虚+お血証」というもの。

血虚とは、血が不足している状態。

これも貧血と同じではありません。

血虚の事はまたの機会に詳しく説明するとして、血が足りていないこととお血が関わります。

漢方では血はエネルギーそのものとしても捉えるので、血が不足すると巡っていく力も衰えます。

これが寒証につながっていきます。

お血だけでも、どんどん記事が長くなってしまいそうです。

とにかく漢方では冷えの原因は「お血証」だけではないので、次にいきますね。

次の冷えの原因は虚証です。

体力や抵抗力が全体的に落ちている状態です。

漢方では肉体と精神を分離して考えないので、気疲れなどもここに含まれます。

とにかく身体全体が疲れているので、熱を作り出す力が弱く、外からの冷えを受けやすいです。

次の冷えの原因は水毒水証

身体に余分な水がたまっている状態です。

衣服でイメージしてもらえばわかりますが、濡れている服を着ているとすごく冷えますよね。

体内であの状態。

いらない余分な水がたまっているので身体が冷えます。

次の冷えの原因は気証

漢方では気は血を巡らせることと関わっています。

いわゆる漢方での推動作用というものです。

原因はまだまだあります。裏の寒証というものです。

わかりやすく言うと腸が冷えている状態ですね。

そして、脾虚証

脾とは漢方で消化器の事です。

さっきの裏の寒証の腸と胃も含まれます。

食べたものからエネルギーがとれずに熱を思うように作り出すことができません。

脾虚証は血虚証や虚証などとも結びつきます。

後、腎の虚証です。
老人など腎の臓が衰えた状態。腎は火と水を司る臓器なので、腎が衰えると体温の調整が難しくなります。

よく漢方の事を書いてあるサイトで「冷えの原因→お血証パターン」などがあります。

今回も冷えの体質をパターン的に紹介しましたが、これは教科書上の理論で、実際は「お血証+水毒証+気虚証」など、それぞれのパターンが複雑に絡みあっていることが多いですよ。

なので、「冷えている=当帰四逆加呉茱萸生姜湯」なんて、漢方では、こんな単純なマニュアル脳では考えません。

一般の方は、なかなか難しいかもしれませんが、冷え対策は自分の体質に合った対策が良いと思います。

●冷え性、レイノー病など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。

【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2014年10月21日

医者がよく聞く「他で何の漢方薬を飲んでいますか?」は意味不明!

よく患者さんから「病院の方からどんな漢方薬を飲んでいますか?って聞かれたのですが、どんな名前ですか?」という質問があります。

これ、僕は意味がわかんないのです。

病院が他で飲んでいる病院の薬を気にかけるのはわかります。

副作用とか、飲み合わせとかがありますからね。

「漢方薬だって、それで聞いているんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、何がおかしいって、漢方治療や漢方薬の事を本当の意味で理解していない医者が聞いているのですよ。

漢方のことをよくわかっていない医者が、漢方薬名を聞いたからなんなの?と。

この前も堺市で人気のある、とある不妊治療病院で、うちの患者さんが「当院で治療されるのなら、他で漢方薬などを飲まれていると困ります」と言われました。

そして「一応、どんな漢方薬を飲まれているのか教えてください」と言われたので「どうしましょう?」と僕に相談がありました。

もちろん、いつでも説明は、させていただくので漢方薬の説明書というのか処方箋というのでしょうか・・・を書きました。

僕は、医者があまり好きでないので、ちょっと意地悪してやろうと思い、ほぼ「ひらがな」がない位、漢字だけで説明を埋め尽くしました。

おそらく、10年位やってる漢方専門の先生でなんとか理解できるくらい。

ほぼ漢方の専門用語。

タテマエ的に「医療の専門家として尊重して専門家向けに書きました!」みたいな一切、手加減なしの説明文。

患者さんは、そのままそれを向こうの不妊治療の先生にお渡ししたそうです。

そして、結果・・・

「スルー」

それがどうだという反応は一切なし。

なかったかのように次の話しに移ったそうです(笑)

患者さんにしたら「???」

「他での漢方薬を飲まれていたら当院では困る」とかまで言いながら、超漢方医療的な説明書を渡したらオールスルー。

患者さんからしたら「なんだったの?」って感じですよね。

これが僕は意味がわかんないのです。

病院は漢方薬の名前や「ただのマニュアル的な効果」はツムラなどから資料をもらっていたり、勉強会に出ているから、表向きのことくらいはギリギリ知っています。

しかし、漢方治療としての漢方の医学理論や漢方治療としての漢方薬の事はわかっていないはずです。

八綱弁証とか三陰三陽とかで診断しませんよね。

要するに医者は、マニュアルを見ながら「漢方薬の販売」はできますが、漢方薬を使って治療はできないと思うのです。

そんな状態で他で飲んでいる漢方薬の名前を聞いてどうすんの?って思うのです。

さっきの病院みたいに、わざわざ恥をかくために聞くのでしょうか?

それだったら、かなりのマゾっぷりですね。

大体、病院の薬同士でも、最近は1つの病院でたくさん薬を処方するので、複数、病院に通っている人なんて、いろいろと飲んでいます。

それらの飲み合わせの身体への害はありますが、はっきりいって、多数の病院の薬を長期連用した場合の害なんて、病院も医者も、把握できていません。

おまけに厳密に調べようと思っても、当の本人が、他の病院で貰った処方薬を忘れていたり、よくわからなかったりするので、自己申告性なんて意味ないと思う次第ですよ。

それに病院の薬と病院の薬、病院の薬と漢方薬だけでなく、病院の薬とグレープフルーツを始めとした様々な食べ物との飲み合わせの害もいろいろと出てきています。

こんな要素もいれたら、聞いたって意味がないんじゃないのと思うのです。

自分も実は意味がわかってないのに専門家ぶりたいの?

それに病院に勤めている薬剤師さんが言ってましたが、医者は個々の薬の詳しい薬理を理解していないことが多いと言っていました。

薬理を理解していなかったら、自分で組み合わせの害を考えることができませんので、更に聞いても意味がないように思うのです。

病院の薬と病院の薬や病院の薬と食べ物でもこの有様です。

漢方薬の場合は、これより更に厄介です。

なぜなら、漢方薬はツムラなどのマニュアルに書いてある効果が、そのまま効果になっているわけではありません。

漢方薬は西洋医学のように特定の決まった効果を目標にして処方するのではなく、その人それぞれの体質を見極めて、その体質を調整するように漢方薬を合わせます。

病院はマニュアル漢方しか知らないから、マニュアルの書いてある通りの副作用など参照するつもりかもしれませんが、あれは漢方薬は法令上、医薬品になっているので、その法令上、西洋医学のルールにのっとって表記しているタテマエの副作用です。

タテマエ上の副作用を参照したって何の意味もないのです。

本来の漢方は体質に合わせて処方し、体質と漢方薬が合わなければ、どの漢方薬でも副作用を起こしますので、メーカーのタテマエ副作用は現場では通用しません。

また、漢方薬は同じものでも、体質によって「方意・方格」といって治療効果の捉え方を変えて考えるのが常識です。

例えば、加味逍遙散はある体質の人(ある病気じゃないでよ)には清熱効果として処方し、ある体質の人は同じ加味逍遙散を発散効果として処方するのです。

どっちが正しいではなく、どちらも体質に合っていれば治るし、治れば正しいのです。

いわば、1つの漢方薬に異なる方向性の効果がいくつもあるのです。

そして、その効果の方向性を決めて、効果を確認するのは処方する先生です。

西洋医学とは根本的に世界が違います。

だから、自分の処方する病院の薬と他で飲んでいる漢方薬の兼ね合いを知りたかったら「漢方薬の名前」を聞くのではなく、漢方薬を処方した先生自身に、その患者さんの体質をどのように判断し、どういう方針で治療しようと思っているのか「治療の方針」を聞かないと意味がないのです。

と言っても、医者は漢方薬の「販売知識」しか持っていないから、「治療の方針」を聞いたところで「???」となって「飲まない方がいい」という一択しか言えません。

だから、いつも「何のために聞くんだよ?ただのポーズ?」と思うわけです。

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2014年09月16日

根本的に治るための養生は厳しくアドバイスするべきか?

西洋医学では病気の原因を1つに絞ろうとしますが、急性病、感染症、外科的治療以外の慢性病はその病気の原因が1つではないと思います。

感染症は、いろいろな症状を引き起こしますが、原因は全てウィルスや菌という1つの原因に集約されます。

菌やウィルスがなくなれば、頭痛や発熱、下痢などは、全てなくなります。

外科的なものも、症状の発端となった身体の器質的な原因があります。

骨折や腫瘍ができているなどです。

症状と原因の関係ははっきりとしていて、その原因を手術なりで取り除けば治ります。

急性的な症状は原因がわからなくても、病院の薬の強い作用で一時的にでも変えてあげれば、すぐに治ります。

急激になったものは、急激に治せるのですね。

これも症状の起こる原因が単純だったりするからです。

問題は慢性病です。

どれくらいから慢性かというのは病態別に変わってくると思いますが、病院の治療から逆算して考えてみましょう。

病院の薬は対症療法といって、飲んだその場、その場で効いて、何時間かして薬効成分が身体からなくなれば、再び病気の状態に戻るので、飲み続けたからといって、だんだんと治っていくものではありません。

なので、そういった病院の薬独特の性質から2週間も飲んだり塗ったりを続けても、やめた時に2週間前に戻っていれば、後はいくら飲んだり塗ったりしても、同じことの繰り返しだと思います。

これは、よくアトピーの方の治療の話しでさせてもらっています。

ステロイドは炎症を強力に止めるものですが、薬効時間が切れれば、元の状態に戻ります。

塗れば、炎症がなくなって、薬効が切れれば、また元の状態に戻って・・・

理屈からみれば、長期間、使うことによって、だんだんと治っていく道理はありません。

(最近、ステロイドの長期連用でよくなる臨床例などが紹介されていますが、生理学、薬理学的に長期連用で何がどう変わって慢性湿疹が治るのかは一切解明されていません。つまり大して証拠がないということ)

毎度、同じことを繰り返していくだけです。

つまり、症状や病気がある程度、長く続いて慢性状態に突入すると、その場の薬効で治療しようとする対症療法の薬は適正な治療ではなくなってくるのではないかと考えられます。

だったら、慢性病の原因は何でしょうか?

最初の出だしは1つの原因だったかもしれません。

でも、症状が治らずに続くうちに他の身体の部分なども病的状態に陥っていきます。

慢性病になると原因1つでは語れません。

いろいろな要素が全部、原因として存在しているのです。

西洋医学の治療の基本は因果関係のない1つの病的状態に対して1つの治療なので、複数の病的状態になると実質、治療できません。

そのいろいろな病気の原因は何かというと、あなたを取り巻く全てです。

住んでいる環境や食事、睡眠、運動、ストレスなど、その人を取り巻く全ての要素の中に病気になってしまう原因があるのです。

だから、元の健康な状態に戻そうと思ったら、生活習慣なども変えていく必要があります。

「できたら生活を変えたほうがいいかも」ではなく、漢方では生活を変えていくことも治療の1つになるのですね。

漢方薬が得意なのは、慢性病の治療です。

なぜなら、漢方薬は身体全体を整えて、体全体のバランスを整えるからです。

慢性病は病的な状態が身体全体に散らばっているので、1つ1つの症状に薬を対応させても治せません。全体でバランスをとっていかないといけないのです。

それにプラス、もう一つの治療「養生」ですね。

生活習慣を病気にならない状態に整えていくことです。

この時に難しいのが、習慣を変えて行く事。

今のある習慣が身体にとってダメなことは皆さん、十分に分かっているのでね。

だから習慣なんです。

でも、その習慣をやめないと治療は片手落ちです。

根本的に治ろうと思ったら、身体のバランスを整える漢方薬と原因になっている生活習慣を整える養生の2つの治療を揃えることが必要ですから。

でも、習慣なんてなかなか変えられません。

僕の立場上、理想論を理論的にぶちかまして「生活をちゃんとしなくちゃ治らないよ」と言うのは簡単。それで変われば誰も苦労しませんよね。

しかし、自分もそうですが、言われて簡単に「ハイハイ」と変えられるものではありません。

漢方治療の難しさはここにあるのかもしれません。

厳しく指導するべきか、嫌なら「今までの感じで良いよ」と流すべきか・・・

僕自身もあんまりルールに縛られるのは嫌いなので、これは漢方治療の永遠のテーマですね。

今、うちで実践しているのは、どちらでもありません。

要は養生という治療も、どう取り組んで行くのか、話し合うといった感じ。

だから人によって、取り組み方がみんな違います。

漢方は人それぞれの体質に合わせるものだから、養生もそんな感じでいいんじゃないかと思います。


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2014年08月05日

漢方治療の真髄は体質診断にある(夏の養生編)

一般的に漢方治療は病院の補助的な治療とか、病院で処方される人工化学薬に対して、自然の穏やかな、ゆっくり効くやさしい薬というようなイメージがあるようです。

このイメージは漢方治療の本質から、かなりズレているように思います。

漢方治療は西洋医学の補助的治療どころか、一部の急性病は西洋医学のお薬より、早くよく効くことがあります。

現にうちでは、近所に耳鼻咽喉科がありますが、そこで副鼻腔炎の治療を受けていた人が3週間、全然、よくならなかった人も、うちの漢方薬で1週間で鼻詰まりとれたりしています。

ちなみに、その耳鼻咽喉科、病院の薬と一緒に漢方薬も処方していましたが、僕からみたらまるで的ハズレな漢方処方でした。

慢性病の治療に関しては、遥かに西洋医学を凌いでいると思いますよ。

漢方治療って皆さんが思っているよりも補助的でなく、積極的な治療なんですね。

そして、漢方治療は、実は漢方薬が凄いというわけではないのです。

漢方治療ってまず、その人の体質を判断してから、その体質に合わせて漢方薬を選びます。

だから、漢方薬って頭痛を止める効果とか、湿疹のかゆみを止める効果ではないのですね。

体質のアンバランスを調整した結果、頭痛がとれたり、湿疹のかゆみがとれるのです。

自分に合った漢方薬を選ぶためには東洋医学的な自分の体質を知る事から始めなければいけません。

そして、この体質を調べることは、漢方薬を選ぶだけのデータではありません。

自分固有の体質がわかれば、どんなものを食べて、どんな生活を送ればいいのかが、自ずとわかるのですね。

漢方治療は漢方薬の処方よりも、こちらの方がよほど重要です。

なぜなら、自分の体質がわかって、その体質がおかしくならないように気をつけていれば、病気になりづらいからです。

体質は、生まれつき持っている体質もありますし、周りの環境の変化でつくられる体質もあります。

例えば、ここのところ猛暑が続いていますね。

外にいるだけで汗がダラダラ。

汗は元々、身体表面を濡らすことによって体表の温度を下げようとしますが、今のような高温が続くと、最早、汗は体表の温度を下げることができません。

そうなると身体の中に発生した熱が発散できないのです。

熱は身体の中でどんどん溜まっていきます。

一般的には、これを熱中症と呼びますが、漢方では身体の中に余分な熱が溜まって発散できない状態を「熱証」といいます。

熱証の症状は、それこそ、その人の体質によって様々です。

また、熱が身体のどこの部分に滞るかで症状も変わってきます。

よくあるのは、熱証が首から上に溜まってしまう上焦の熱証というもの。

症状は頭痛や口内炎、吐き気などが起こります。

顔の湿疹なども熱証で起こることもありますし、乾いた咳が止まらなくなることもあります。

胸の辺りに熱が滞ると胸脇の熱証です。

不眠気味になったり、気の巡りも邪魔されるので、悩みから抜けづらくなったり、急激にイライラ感に襲われたりします。

心下の熱証は動悸が激しくなったり、みぞおちの痛みや詰まり感なども起こったりします。

これらの症状は熱証になったら、全部起こるわけではなく、元の持っている体質や他にもってる証(体質的要素)によって、人それぞれ、いろいろな症状が出たりするのですね。

他にも表熱の証や肺の熱証、下焦の熱証など、熱証にもいろいろとありますが、夏に起こりやすいのは先程の上焦の熱証や心下の熱証、胸脇の熱証です。

漢方薬では、熱証を治療する場合、肝の臓の熱をしずめるものや熱そのものをしずめるを使用します。

生活で気をつけることは、お風呂で全身を温めないことです。

上半身に熱が溜まっているので、下半身をちょこっと温めるのがよいです。

熱を循環させてやるのですね。

激し過ぎたらよりひどくなりますが、運動も良い熱の発散となります。

またピーマンやセロリは身体の中の内熱を取り去ってくれますよ。

冷たい水分は身体を冷やしてくれますが、急激に冷やし過ぎると身体中の熱の巡りがおかしくなります。

また水分は、とれば、とるほど、胃腸や腎臓に負担がかかるので、冷たい飲み物は一気にとらずに、チョコチョコと少ない量を回数に分けて飲むようにしましょう。

漢方治療は漢方薬を選ぶことだけでなく、自分的にはどんな生活をすれば良いのかがわかるようになります。

ただし、病院がやっているような病名だけでマニュアル的に漢方薬を処方する方法は、体質を分析していませんので、その場合、体質が判明していないので生活上で気をつけることのアドバイスはできません。

もし、医者がアドバイスしてくれた場合は、それはあなたの病気や体質に対してのアドバイスではなく、テレビの健康番組のような、ただの一般論です。

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2014年07月30日

病院の薬の副作用を甘く見ないほうがいいですよ

薬の恐いところは副作用です。

だけど、この副作用、処方する先生も飲む側の患者さんもイマイチ、ピン!ときてない部分もあるんじゃないかと思い、今回は薬の副作用について考えてみたいと思います。

昔、友達のいわゆる超優秀なエリート薬剤師に「ステロイドの副作用ってなんだと思う?」って聞いたことがあるのですが、その時に「ステロイドの添付文書に書いてあるよ」と教科書まるおぼえな答えが帰ってきて、固まった記憶があります。

そんなことは聞いてないっ

僕が聞きたかったのは、製薬会社が定めた副作用の条件を聞いているのではなく、「生理学的に、この薬の薬理は身体にどんな影響をおよぼすと考えられる?」と聞いたつもりだったのですが、調べたら、素人でもわかるような答えを言われてしまいました。

病院の薬においての副作用は確かに添付文書に書いてあります。

大体、どの薬の副作用も同じで、なぜか「頭痛、吐き気、発疹」と書いてあります。

病院はよく「副作用なんて滅多に起こらないから」的な感じで、「そんなに心配することはない」的なことを言います。

あの感覚って、まさに製薬会社の添付文書に書いてある感じの「副作用なんて滅多に起こらないから」的な単純な部分だけで考えて言ってるように感じます。

それは患者さんも同じで「副作用なんて滅多におこらないもの」「たまにおこる嫌な症状」みたいに考えている人が多いのではないでしょうか。

しかし、僕が西洋医学の師匠から教えていただいた副作用は、考え方が全く違います。

ちなみに師匠は、元外科医のバリバリの西洋医でしたので、師匠に教わったのは、漢方的な考え方ではなく、西洋医学としての考え方です。

師匠から教わったのは副作用は「たまに起こる悪い作用」ではなく「副作用」なのです。

サブの作用ですね。

たまに起こるのではなく、メインの作用の裏側にあるれっきとした2つ目の作用です。

つまり、良い効果を感じているなら、裏で悪い効果もきっちりと効いているということです。

逆に副作用的な悪い作用をどうしても避けたいなら、良い作用があってはいけないのです。

僕が先程、友達になぜ副作用の考え方を聞いたかというと、僕ら、体質から治療をしているものは製薬会社が設定した副作用だけでなく、実際にその薬の「副」の作用は身体にどんな影響をおよぼすかをメカニズム的にみていかなければいけないからです。

ちなみにわかりやすくいえば、薬に2つの作用があるのですが、僕らから見た時に「都合の良い作用」通常の薬の効果「都合の悪い作用」副作用です。

例えば、鎮痛剤は胃腸薬と一緒に出されることが多いです。

また、鎮痛剤を飲むと、かならず胃が悪くなる方もいらっしゃいます。

僕がそうです。鎮痛剤は強いものだと大体、1日2回が限度で、その後、2日ほどおかないと胃がめちゃめちゃになります。

鎮痛剤の効果は痛みを止めることですが、もう1つの効果が、「胃粘膜を保護しない効果」です。

鎮痛剤はプロスタグランジンという痛みの元となる物質を働けなくして痛みを止めますが、この物質は、同時に胃粘膜の血流などをよくしている効果も、もっています。

この非ステロイド系の鎮痛剤とよばれているものは、このプロスタグランジンを阻害してしまうので、正確には「痛みを止める効果」「胃を悪くする効果」の2つが同時に起こります。

「胃を悪くする効果」は「運が悪ければそうなる」というものではなく、薬理学的にみれば、胃を悪くするのも、りっぱな効果です。

ひっくり返して、考えれば、鎮痛剤は「胃粘膜を荒らす薬」といってもいいのです。

この場合、副作用が「痛みを止める」ですね。

だから、鎮痛剤は胃腸薬とセットで出されるのですね。

この状況、冷静に考えてみましょう。

僕は「熱を下げたい。痛みをなくしてほしい。そこを治してください」といって病院に相談するわけですよ。

そうしたら、なぜか、頼みもしないのに胃を悪くされるわけですね。

つまり、病院に治療に行ったつもりなんですが、痛みという病気を1つ治してもらって、胃腸を悪くする病気を1つもらってくるのです。

「だから、胃腸薬を出してるじゃないか!」と言うかもしれません。

でも、それもよく考えてみましょう。

保険で僕ら自身が払う金額が安いから「なんか、つけてもらっちゃった」みたいに勘違いしがちですが、胃腸薬だって余分にお金がかかっているのです。

普通のお店で考えたら、わざわざ、体を悪くされた分のいらない薬を付け足して売られたのと一緒ですよ。

「いや、胃腸薬ほしいなんて一言も言ってないから。」

だって、こっちの相談は「痛みを止めてほしい」だけなんだから、素直に痛みだけ止めるお薬をくれたらいいのに「なんで胃腸薬も買わなくちゃいけないの?」状態ですよ。

しかし、西洋医学のお薬は大体、こういった副作用というか、裏作用があるのです。

西洋医学の治療の考え自体が、こういった状況をひきおこしています。

鎮痛剤だけでなく、排卵誘発剤のクロミッドやセキソビットも同じですね。

「まれに内膜が薄くなる副作用がある」ではなく「排卵を促す効果」「内膜を薄くする効果」の2つの効果がバッチリ身体に効くようになっているのです。

クロミッドは排卵させることができて、着床しない効果ですね。

これを本末転倒といいます。

メカニズムはここでは割愛しますが、薬理学と生理学からみれば、なぜそうなるのかがわかります。

その他にも菌にかかりやすくなるステロイドや眠くなる抗ヒスタミン剤など、薬はどれも良い「表の作用」と嫌な「裏の作用の」2つ作用があるのですね。

大きな病気を治すことだけに注目していると気づきませんが、漢方のように全身の症状を見回すと、何かしら悪いことも起こっているのがよくわかります。

でも、なぜか、医者は薬をこういう見方をしません。

れっきとした西洋医学のメカニズムなのに・・・

西洋医学は「身体全体のバランスをとる」とか、「人それぞれの体質ごとに調整する」という、とっても大事な2つの考え方が、完全に抜け落ちているのですね。

だから、医者は副作用をもう一つの効果として説明せずに、たまにしか起こらない、気にする必要のない作用として半分詐欺みたいに勝手に胃腸薬もセットにするわけです。

急性の一部分の治療には、この作用は効果を発揮しますが、慢性病でじっくり治していこうと思ったら、もう一つのダメな方の裏作用がどんどん身体を悪くしちゃって、全然治らなくなるのです。

ステロイド剤などが典型的ですね。

炎症は抑えますが、免疫も抑えられるので、菌の繁殖による湿疹が広がっていきます。

ギッコンバッタン、薬を使うたびにシーソーゲームです。

この「身体全体のバランスをとる」という感覚が、西洋医学にはないから、医者が漢方薬を処方する場合も全身の問診をとらないで、特定の病名や、ある症状だけを聞いて、マニュアルを見るだけの処方をしてしまうのだと思います。

漢方理論を全く知らないというのももう一つの理由でしょうが。


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2014年07月22日

病院の検査を活かすも殺すも医者次第!?

西洋医学は診断の前に化学的検査をすることが多いです。

血液検査、レントゲン、胃カメラ、心電図、アレルギー検査などなど。

漢方では、身体の中を見る事ができないので、身体の中の状態を知る方法としては非常に有効的ですね。

しかし、これもハードとソフトが揃って初めて、威力を発揮するものです。

ハードとは検査機械から分かる結果ですね。

ソフトはそれを判断する医者の能力。

身体の中を調べる検査技術はすばらしいのですが、どうもソフト側(医者)は頼りなく、うまくバランスがとれていないようです。

日本の医者は僕の経験上、検査の結果が極端な結果(極端に高いとか極端に低いなど)か、ある病気のベタベタな条件に検査数値がモロあてはまるような結果(マニュアルに当てはまる)でないと診断できない人が多いように思います。

僕の実体験で2つおもしろい結果があります。

1つは毎日、胃の激痛で悩まされて病院に行った時。

「検査しないとわからない」ということだったので、血液検査と腹部エコーと胃カメラの検査をしました。

結果は、どれも異常ナシ。

胃に関しては、かなりキレイな状態だったそうです。

で、検査をした結果の診断が「特に問題ない」らしいです。

胃痛の症状が出るまで、胃腸系の症状なんて、ほぼなかったし、うつ等で心療内科系にかかろうと思うほどのストレスを抱えたこともありません。

今まで胃のトラブルがなかったけど、痛みが続いたから、数年に1度行くか行かないかの病院に行ったのですが、検査で異常がなかったから「問題ナシ」ですって。

別に「僕は検査してほしい」と希望したわけではなく「胃の痛みの原因を検査して説明してほしい」と言ったわけでもありません。

「胃の痛みが連日、続くので治してほしい」とお願いしたのですが、検査をして、異常がなかったから「何も問題ない!」って決めつけていました。

検査で異常があろうがなかろうが、痛みがあるから病院に行ったんですけどね。

これが検査で何も問題なかった時の医者側の能力の問題ですね。

こういう検査で異常がない場合に、よくあるのが「検査異常がないから異常ないですよ」ってやつ。

この状態から更に食い下がると「気のせい」とか「思い込み」にされて心療内科に回そうとします。

心療内科に紹介すると行ったら聞こえがいいですが、言い換えたら検査で異常がなかったら「自分はもう、何もわからない」から他の科へ責任転嫁しているようなものです。

僕は当時、若かったし、ストレスも抱えていなかったので、他に説明のしようがなかったようです。

次は逆の経験。

検査で異常な数値が出たのに「よくわからない」で終わったやつ。

5年前に突然40℃以上の熱、嘔吐、全身の痛みと痺れ、幻覚に襲われたことがあります。

「なんかしんどいな〜」から1日後に、この状態になりました。

病院でみてもらったら「即、入院してください!ヤバいですよ!」とのこと。

さっそく、血液検査、エコー、心電図、生検(ウィルスや菌系)の検査をしました。

エコー、心電図と生検は異常なし。

つまり気質的な異常はないし、心臓は直接関係ないし、なんらかの感染症でもないということです。

でも、血液検査の結果が異常だらけ!!

身体の炎症反応を示すCRPは基準値が通常は0.3ですが、それが27でした。

小数点がありません。2桁違います。

ちなみにリウマチのひどい痛みの人でも20を越えないことが多いようです。

その他、肝臓系、腎臓系の数値もむちゃくちゃ。

白血球も6倍位だったと思います。

さっきのケースと反対ですね。

今度は、ほぼ全てが異常値。

それも微妙な異常値じゃなくて、極端な異常値。

前は異常がなかったので、身体も異常ナシという診断?でしたが、今回は異常値しかないといっても過言ではありません。

これは結果が楽しみです。

そして結果は「原因不明」「全くわからない」

わからんのに入院って!? 病院って不思議な施設です。

何をするんでしょう。

この2つの正反対のことで僕は「病院は異常があっても、なかっても検査を活かした治療はできない」という実体験をしました。

同時に検査をしてもそれを判断する医者が、頼りなさ過ぎるので、結局、検査が無駄になっちゃうのですよね。

お医者さんって多分、検査で異常を見つけだせるんじゃなくて、教科書的で模範的な異常にあてはまったら、ちゃんと診断?できるんだろうな〜と思いましたよ。

教科書パターンしかできなかったりして。

ちなみにどっちのケースも病院の検査も治療も、ただの時間とお金の無駄使い。

で結局、漢方薬で治しました。

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2014年07月18日

アレルギー科って何するところなの?

今日、真っ赤な湿疹になっている赤ちゃんが、うちの近くの皮膚科に入っていくのを見ました。

「うわっ!どうせ、ステロイド一択なんだろうな・・・赤ちゃん、かわいそう」と思いました。

「うちに来たら、赤ちゃんなんて、スキンケア品だけで治せるし、お金だってかからないのにな」と思いましたが、世の中の一般的な常識は「病院が治してくれる」という、うちとは正反対のものなので、しょうがないですね。

うちが非常識な常識をもっているので。

僕的には、「病院は治すフリをして、結局、治らないところ」ですから。

そこでふと、不思議に思いました。

そういえば最近、皮膚科や耳鼻咽喉科でアレルギー科なんてのを付け加えるようになったんですね。

アレルギー科、その事を深く考えてみたら、ちょっと変に思いました。

アトピーとか蕁麻疹とか、喘息、花粉症などは、一応、病気のメカニズムがわかっています。

(病気の原因じゃなくてメカニズムね)

その病気の状態に対して、一時的に症状を抑える治療をします。

治療なんて書きましたが、病院ではステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤をマニュアル的に処方するだけですけれど。

「薬を配ってるだけ」と表現したほうがわかりやすいかも。

それはさておき、アレルギーという状態は、それらと違ってメカニズムがはっきりとわかっている病気ではないのですね。

そして、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症なんかは、アレルギー反応が主に関わっている病気です。

だから、アレルギー病というのはないのですね。

免疫系の病気、免疫系の病気になりやすい体質とでもいうのでしょうか。

モヤモヤした感じのものです。

現時点では、アレルギーから起こっている、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症などは、どれもほぼ、ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤位しか治療しか、手がありません。

もちろん、僕は皮膚科でも耳鼻咽喉科でもないので、ひょっとしたら、もっと画期的な治療方法があるのかもしれませんが、実はうちの近くの皮膚科や耳鼻咽喉科に通っていて治らなかった人が何人も、うちにおとずれているので、どんな診断して、どの病気に何の薬を処方しているのか、具体的に薬の名前やメーカーもわかっています。

それらをみていると、やっぱり、ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤の処方です。

3種の神器というか「これしかないのかよ!」と言う感じ。

(これしかないのですが)

現状で、一応、病態生理がわかっているアトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症でも、その場しのぎの対症療法的な治療しか手がないのです。

つまり「根本的に治す術はない」ということ。

なのにアレルギー科。

アレルギーの治療となると病気の治療というよりも体質を変えていかないといけなくなります。

なぜなら、どの病気と特定できないですからね。

「なんとなく免疫がうまくいかない状態」がアレルギーの正体です。

アレルギー系のメカニズムが一応わかっている病気ですら、その場しのぎのステロイドで治療しているのに、それよりも、つかみどころのないアレルギーを治療するってアレルギー科ってどんな治療をするのでしょうか?

漢方薬を使うのでしょうか?

でも、うちの近くの皮膚科も耳鼻咽喉科もうちの患者さんで、そこを受診した人に聞いたところによると、問診もとらない、いわゆるベタベタな病名マニュアルで漢方薬を処方しています。

つまり、体質を分析してないから、アレルギー体質に対して漢方薬を処方していません。

いろいろな病院の薬でうまくいかなくて、最後に苦し紛れに「漢方薬を飲んでみますか?」なんて、医者自身が不安げに聞くような処方の方法だったと患者さんご本人から聞いています。

おそらく、漢方の医学理論なんて、小指の先ほども知らないと思います。

この状態では漢方薬の「販売」はできても「治療」としては使えない。ということですね。

となると、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症よりも更に病態生理や原因がはっきりとしないアレルギー反応をどう治すのでしょうか???

すごく不思議です。

まさかアレルギー体質をその場しのぎの対症療法のステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤で治るとでも考えているのでしょうか。

さすがに、そこまでバカではないと思いますが・・・

ちなみに師匠の元外科医の先生に「ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤で身体って根本的に治るのですか?」と聞いた事がありますが「人間の身体の生理学上、薬の薬理学上、根本的に治る理屈はない!」と言い切っておられました。

ひょっとしたら、僕も知らないような治療をしているのかもしれません。

今度、漢方相談やってることを隠して、治療を受けにいってみようかな。

おもしろい話しが聞けそうです。

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2014年07月08日

病院の薬で慢性病を治すことができない理由

僕は昔っから病院の治療って病気に対して、そもそも対応を勘違いしているんじゃないかと感じていました。

その思いは漢方をこころざし、漢方薬がジワジワとなんとなく効くものではないことが、分かってから確信に変わりました。

僕が「病院は何を勘違いしている」と思っているかというと、慢性病をその場しのぎの対症療法で治療しようとしていることです。

ネットがなかった時代は、専門的な知識はある種のブラックボックスでした。

しかし知識は知識でしかなく、医療に限らず人の持っている問題を解決するのは、重要なのは知恵と想像力です。

知識は知恵と想像力を動かすための道具だと思うのです。

そう、知識は、ただの道具

ネットがなかった時代は、専門的な知識を「知っているだけ」で専門家を気取ることができていたのだと思います。

ところが、現在のネットの時代になれば、専門的な「知識」はただ単に「知識」でしかなく、この「知識」は誰もが平等に持つ事ができるようになりました。

確かにネットにはデマが多く、どんな専門知識の分野も自分が正しく選り分ける能力が必要ですが、選り分ける選択眼があれば、どんな専門的な知識も平等に手に入るのです。

多分、そんな風潮もあってか、最近の病院は「一時しのぎの薬でしかないからね」なんて自嘲気味に処方していたりします。

そう言うしかないですけどね。

事実、一時しのぎの対症療法でしかないし、ネットで調べれば、薬の説明自体に「原因を治すものではありません」と明記してあります。

そもそも、病院も製薬会社の資料に基づいて処方しているわけですから、そのつくった会社が「一時的に対処するものです。原因を治すものではありません」と説明していたら、そう説明せざるえないですからね。

自分がつくったんじゃないんだから。

専門的知識を得る事が一部の者のしか許されていない環境だった昔は、専門的な知識はブラックボックスだったので「なんとなく病気は病院の薬で治る」と思っていましたが、平等に情報を見る事ができる状態になってみると、病院で処方するほとんどの薬は対症療法で、対症療法は、症状を「一時的に緩和すること」でしかない事が分かったわけです。

つまり、昔っから慢性病を根本的に治す方法は、病院にはなかったのです。

まーでも、高血圧なんかは「薬を一生飲み続けなさい」とか言ってるので「誰が薬に頼らなくてもよいように治すって言った?」って言われそうですが。

しかし西洋医学はこの対症療法、つまり一時的に部分的に良く効く治療が利点でもあるのです。

なぜなら、西洋医学の役割は外科的な処置、救急の処置が得意分野だからです。

薬を飲んでいるだけじゃ、いつまで経っても治らない手術が必要なケガなどの病気。

放っておいたら分単位で危なくなる病気。

薬を飲み続けなければ死に至る難病。

これは、西洋医学ならではの治療ですね。

漢方でも急性的に対応することはありますが、外科的には無理です。

これは「西洋医学ならでは」です。

西洋医学の歴史自体も外科的治療や急性の治療。

つまり対症療法的な背景で発展してきたと思います。

だから個人個人ごとに無数の原因が絡み合って発生している慢性病に対して、無理矢理1つの原因に絞って一時しのぎの薬を処方したからって治るわけがありません。

病気の枝である症状を良くしたり、復活させたりとそれを永遠と繰り返すだけです。

でも所詮、枝は枝。

根本が変わらないから、いつまで経っても薬が離せないわけです。

特にステロイドを使用した治療なんてステロイドを万能だと勘違いしてんじゃないの?と思うことが相談をしていて多々、あります。

うちに来る患者さんの話しを聞いていたら、最近の治療ってなんでもステロイドを処方しているような感じです。

近くの医院なんて、「ステロイドと抗ヒスタミン剤の自動販売機でも置いとけばいいんじゃないの」なんて思ったりしますよ。

ステロイドによる副作用がどうとか、言うかもしれませんが、現実は医者に延々とステロイドを処方されて、何年も一向によくならない患者さんにただ、ただ、出し続けているだけなので、自動販売機で支障あるのかな?なんて思ったりします。

僕自身は今の時代、その場しのぎの対症療法で慢性病を治そうとするのには、無理がきてるというか、みんなに治らないってバレちゃっているんじゃないかと思うのですが、僕だけでしょうか。

ちなみに漢方は漢方薬を処方することだけが治療ではありません。

漢方薬を処方する事だけが治療だと勘違いしている人がいますが。

漢方は一人一人、異なる体質をみて、漢方薬を処方するだけでなく、生活そのものも、一人一人の体質に合わせて見直し再発しない身体つくりをアドバイスしなくてはいけません。

漢方薬の処方よりも、むしろ一人、一人の生活の中の複数の原因を探しだすことが漢方治療のミソだと思うし、それをするから長年の慢性病も最終的には再発しないようにできるのです。

漢方薬の効果のみが再発しない治療をしているわけでありません。

これからの時代は、西洋医学の利点と東洋医学の利点を使い分けた治療を患者さんが選択できるようになればいいんじゃないかと思います。

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2014年06月20日

漢方薬は常に「今」の体質に対応しなければいけない

体質というとなんとなく血液型や性格みたいな生まれつきのもの。

という感じがありませんか?

確かに持って生まれた体質というものはありますが、漢方では2つの体質の考え方があります。

そう、もう一つの体質があるのですね。

1つ目の「体質」のイメージは、皆さんが持っているような、持って生まれた「体質」です。

これは、血液型や性格みたいなものですね。

遺伝とも言えるかもしれません。

100%健康という人は漢方では存在しません。

身体が冷えやすい人がいれば、身体に熱がこもりやすい人がいます。

身体が冷えやすい人から見れば、身体が温かい人は手足なんかは冷えませんが、すぐに体の中に熱がこもりやすい状態があったりします。

身体がやたら暑く、冷え知らずの人がより健康ではなく、暑ければ身体を冷やし、冷えていれば身体を温める。

どっちかが「健康」とうわけではなく、即座に柔軟に対応できる調整力の高い人が健康だと言えます。

でも、この調整力も遺伝などの影響でクセがあって、どちらかというと冷えやすいとか、どちらかというと熱がこもりやすいという、偏りがあります。

身体が冷えたり、熱がこもったりだけでなく、胃がどちらかというと弱い方とか、腎臓がちょっと悪くなりがちなど、身体全体にクセがあったりするのですね。

皆さんが「体質」でよくイメージするのは、この潜在的な「生まれつきの体質」です。

そして、今、悩んでいる症状や病気は、潜在的な「生まれつきの体質」を踏まえつつ、今、現在の環境によって「今の体質」が日々、つくられています。

漢方薬は体質を分析し、その体質に合わせて選びますが、この2つの体質をどちらも見ながら考えていかないといけません

遺伝的な持って生まれた体質の弱点は、若い時には出てきません。

健康の力とは環境に合わせる調整力なので、若い時は調整がうまいので、表には症状などが出にくいのです。

皆さん、気づいていました?

葬式って、急激に暑くなったり、寒くなったりすると多くなるのって。

あれって、歳をとると調整力がなくなってくるので、急激な環境変化についていけないのですね。

もう一つの体質は、環境変化によって起こる症状や病気の体質です。

これは、遺伝的な体質と関係なく、いろいろと起こる可能性があります。

しかし、いろいろな病気や症状になる可能性があるといっても、ベースは持って生まれた体質の弱点を踏まえていることが多いです。

遺伝的な持って生まれた体質は漢方では身体の中の深い体質だとみます。

深い体質からの病気は、深い部分にあるので、文字通り、治るのに時間がかかります。

対して、もう一つの環境変化によって起こる体質は、浅い部分に起こるので、深い部分の体質よりも早く治せます。

だから、通常の漢方治療は、その人独自の深い体質を見つつ、今の2つ目の体質(病位や不快な症状)の治療を同時に考えていかなければいけません。

環境変化によって、なってしまった浅い体質を優先的に考えて治療しなければ、効率のよい治療とは言えないのです。

この環境変化とは、季節による寒暖差だけでなく「仕事の時間が長くなった」「ストレスを常に受ける生活になった」なども含まれます。

こういった環境は、常々、変わっていきますので、持って生まれた体質でない、今の体質って、どんどん変化していくのです。

例えば、生まれつき胃腸の弱い人がアトピーになった場合、胃腸の弱さからきています。

2つの体質を考えない漢方治療の場合、胃腸だけを治す漢方薬を選ぼうとします。

しかし、アトピー自体は、胃腸が悪いから起こったわけではなく、胃腸がの調子が慢性的に悪く、水の吸収が悪くなり、皮膚表面の水の巡りが悪くなり、それが湿疹の炎症につながり、炎症が皮膚の熱感を生み出し、かゆさがひどくなって・・・

と、現在の体質で優先的に治療しないといけないのは、胃腸ではなく「皮膚の熱感をとる」ということが始めに取り掛かる治療となります。

これを「胃腸が悪いから胃腸を治す漢方薬を選ぶ」なんて、やってたら、治療の方向性や順序が、ズレているので、いつまで経っても治りません。

ちなみに、こういった治療方針の流れからいけば、医者のアトピーだから十味敗毒湯とか消風散というのは、なんの根拠もない適当で低レベルな漢方薬の処方の方法です。

その時々の状況に合わせた結果の体質(病気や不快な症状)を分析する必要があるのですね。

だから「私は、昔から●●体質だから」といって、ずっと同じ漢方薬を飲み続けることなんてあり得ません。

自分の元の体質を踏まえつつ、今なっている2つ目の体質に常に対応した漢方薬が必要なんですね。

だから、うちでは3ヶ月とか半年間、同じ種類の漢方薬を飲み続けるなんて、あり得ません。

そんな長期で同じ種類の漢方薬を飲むのは本当に弱った体力のない方か、高齢の方だけ。

でも、実際は漢方薬って結構、同じものを処方され続けてますよね。

なぜか?

それは、処方する人が体質に合わせて漢方薬を変更したくても、体質をみる能力がない人が処方しているからできないんですね。

漢方薬の変更をやらないのじゃなく、できない!

漢方薬を選ぶ時は、まず「今」の自分の体質を考えないと、なかなか効果を感じないし、治りませんよ。

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2014年06月13日

薬は飲む種類が多ければ多いほど、治療効率が悪い

現在の先進国って、戦後などと違ってモノが溢れていますね。

何かが足りないというよりも、モノが多過ぎてどうしたらいいかわからない状態です。

ちょっと前にネットの記事で見たのですが、日本人は狭い家に住んでいるというイメージがありますが、実は持ち家の平均床面積は世界で2位の広さであるということがデータからわかりました。

でも、実際は狭いと感じますよね。

お金持ちで豪邸に住んでいる人はそう感じないかもしれませんが・・・

あれって、モノが多すぎるかららしいです。

多分、いらないものが敷き詰められているのですね。

ちょっと本題から外れそうなので、戻したいと思いますが、このモノが溢れている状態って医薬品や化粧品、サプリメントにも現れていると思うのです。

化粧品なんかだと、うちもスキンケアを扱っているからわかるのですが、最近のスキンケアってやたら種類があります。

基礎ローション、なんとかローション、基礎クリーム、なんとかクリームとか・・・。

うちはアトピーの治療なんかもやってるので、肌を医学的な面からみると「あんなに種類いらないだろ」と思うのです。

(スキンケアを扱ってるのに言うのもなんですが)

じゃあ、なんであんなに種類があるのか?

ズバリ!化粧品の製造メーカーが儲けるためですね。

本当にいいものを厳選していたって、あきられちゃうのです。

そうなると、メーカーは困ります。

会社って売上げの目標を立てる時に、去年よりも今年は儲けの目標を高くするのですけど、それを年々高くしていきます。

そこで、毎年、余分に儲けていこうと思ったら無理矢理にでも新製品が必要なんですね。

新しい商品分を去年の売上げ分に上乗せするわけです。

そしたら、儲けの目標は、去年よりも高くできそうですね。

そうなると、より肌がキレイになるものよりも、どうやったら買ってもらえるか?になるので流行の成分いれたりして「実は今までの商品と大差ないじゃん!」みたいな商品を次々に販売し始めます。

そういうのが毎年、どんどん積み重なってくると新しくできたもの同士をグループ分けして●●シリーズとか言って、ごまかします。

うちは、スキンケアをアトピーの治療で使っていますが、あるメーカーさんの数あるラインナップの数十種類ある中の数種類しか使っていません。

そのモノ達も多分、初めの方に開発されたものです。

要するに途中から次々、出て来た新製品はシビアに治療として見たときはイラナイモノなんですね。

この状態って化粧品だけではありません。

医薬品もそんな傾向があるんじゃないかと思います。

年々、たいしたことない病気でも、処方される薬が増えています。

たかだか、風邪に5種類とか。

細かにいろいろな作用のものを処方しているのでしょうが、昔はそんなにたくさんの種類を処方していなかったように記憶しています。

ああいうのも、薬理からみれば、同じような成分に、何か少し加えたものだったりとAという薬とBという薬にそれほどの大差がなかったりします。

ガンや難病などの一部の治療薬は別ですが、一般的な病気に使うお薬って本質的な治療効果を見たら、そんなにたくさんの種類は必要ではなく、本質的に必要な薬って、とうの昔に出揃っていて、もう打ち止めなんじゃないの?と思ったりします。

ようするに化粧品のノリで、ちょこっとだけ改良された種類のモノが増えてるだけ。

サプリメントだってそうですよね。

あれは身体のこの部分にいい。

これは身体のあの部分にいい。

とまるで身体が部品ごとに動く機械のように考えていますが、人間の身体は全部つながっていますので、あれやこれやといろいろと飲む必要はないと思うのですよ。

サプリメントなんて、ほんと化粧品のノリですよ。

売上げ苦しいからなんか新しいの出そう!みたいな。

ところで漢方薬は何百年、何千年と変わっていません。

次々に新しいものが増えていってないですよ。

だって、どっかのメーカーが処方構成を考えているわけではないですから。

儲けを考えなくてもいいからです。

西洋医学といえども、結局は製薬会社や医者の儲けが、その裏に隠れていたりしますね。

漢方薬の構成は漢方の歴史の中に記されているのです。

いわば、儲けが一切、関係ない公共的なものです。

それに漢方薬は、全身のいろいろな症状をお聞きして原則は1種類の漢方薬を選び抜きます。

中には漢方の腕が悪くて、症状ごとに、病名ごとに漢方薬を複数処方する人がいますが、漢方の医学理論から考えれば、種類が増えるほど今後の治療がややこしくなるし、漢方の医学理論がわかっていないほど、複数の処方で複雑になっていくように思います。

漢方薬の良いところは、様々な全身症状が1つの漢方薬で治療できるところが魅力なんですね。

病院の薬と比べると儲けなどの後ろ暗い要素もないし、いろいろな症状が一辺に治って、一見、いいことづくめですが、漢方薬の弱点は、体質を分析する能力や治療方針を組み立てる能力が低い人が選ぶと、ちっとも効かないという弱点もあります。
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2014年03月07日

皮膚科で更にひどくなった赤ちゃんの湿疹

なんというかいきなりですが、最近の皮膚科ってどうなってんの?って思います。

昔の皮膚科がよかったのかどうか知りませんが・・・。

患者さんの病院の治療の様子をお聞きしていると、赤ちゃんの湿疹に限らず、大人の皮膚トラブルでも皮膚科って、本当に役に立ってんの?と感じることが多々あります。

健康保険を使って税金を垂れ流しているだけなんじゃないだろうか・・・

そういうとステロイド剤で治った人がたくさんいるとか言いそうだけど、ステロイド剤なんて今や誰でも【一時的】に湿疹を抑えて誤魔化すことを知っています。

厳密には、医者が治したんじゃなくて、湿疹を抑えたのは、ステロイドを納品した製薬会社ですよね。

同じ西洋医でステロイドを断って何もしないことを治療としている医者が、有名だったりして、西洋医学ってコントかいな!と思います。

診断して、ステロイドの強さを選ぶったって、治療ガイドライン(要するにマニュアル)に沿って、まず強めのランクから始めるか、慎重に弱めからはじめるか位の単純な2択位しかないでしょ。

そんなの医者じゃなくても、考えられるよ。

「治った」というのも、ステロイドを使ってキレイになったことじゃなく、「ステロイドをやめた後がどうか」だと思います。

「どれくらい塗ってやめれば出なくなるのか」←皆が求めているのはココ!

その辺の治癒の価値観は僕らとズレてそうなので、いろいろ言っても無駄そうですね。

ごちゃごちゃと、いろいろ話しましたが、最近の実例でお話しましょう。

相談の子は生後3ヶ月の男の子。

体中に湿疹が出たので、皮膚科に連れて行きました。

その方はステロイドを塗りたくなかったので、初めにそのことを医者に伝えました。

そうしたら、その医者「ステロイドは悪いものではないし【ずっと塗り続けない】のでステロイドを使っても大丈夫ですよ。どうしても嫌だったら、うちでは、それ以外の治療ができないので、ステロイドを使わない病院を紹介します」とのこと。

この時点でツッコミどころ満載ですね。

「うちではステロイド以外の治療ができない」ってさっきも書いたけど、ステロイド自体は塗ればキレイになるのは誰でも知ってるし、それは製薬会社が設定したものです。

「ステロイド以外の治療ができない」って、それって、もはや治療じゃなくて、ただのステロイド屋さん?じゃないの。

いっその事【治療】なんて言葉を使わないで、ハッキリとうちでは「ステロイドという商品しか置いておりません」ってやったほうがわかりやすい。

それに、紹介するったって、9割、どこの病院も湿疹には自動的にステロイドを処方するだけでしょ。

結局、どこの病院に行っても同じ治療のステロイド剤を処方されました。

そしたらステロイドで1日でキレイになりました。

医者スゲー! 1日で治った・・・すみません。ステロイド塗ればキレイになるのは、医者じゃなくても、今や誰でも知ってましたね。

はい、誰もの予想通り、キレイになりました。

ただ、一発でキレイになったのを見て、その方は気持ち悪いと感じました。

ごく当たり前の反応ですね。

これが常識的な人の反応です。

そして医者に「1週間、塗ってキレイになったのでやめてもいいですか?」と聞きました。

そしたら、「ステロイドをやめたらまた再発しますよ」

でたーッ!

初めに「ずっと塗り続けないのでステロイドを使っても大丈夫ですよ。」って言ってるにも関わらず、今度は「塗り続けないとダメ」

医者って、自分でも気づかずにナチュラルにウソをつきますよね。

そもそも、「ずっと塗り続けなくてもいい」なんて言いながら、具体的に「どれくらいの期間塗ってから、やめればいいのか」の指示やアドバイスはナシ! 放りっぱなし!!

本来は、ステロイドの塗る期間をリアルに予想し、廃薬の日を検討することこそ、医者の役割だと思います。

なのに、誰でも湿疹が一時的にキレイになることを知ってるステロイドを売る(処方?)だけ。

医者に聞いても、しょうがないから2週間くらいでステロイドを塗るのをやめたそうです。

そしたら、初期のステロイドを塗らなかった時よりも状態は1.5倍くらいヒドクなりました。

まー、よくある「皮膚科あるある」ですね。

湿疹を治すフリして、こじれた湿疹の人を増やしていくやつです。

その後、うちを思い出してくれて漢方相談。

さすがに生後3ヶ月の子に漢方薬はあまりおすすめできません。

そんな場合は、うちでは美肌になるための刺激のないスキンケアを皮膚治療に応用します。

それと日々の生活の中での赤ちゃんとの接し方のアドバイス。

これで1週間後に湿疹は、かなりひいてきた感じです。

そして3週間後には、ほぼ完治。

ちなみに治療に使用したスキンケア品は医薬品でもないし、漢方薬でもない、薬理効果はありません。

治った後はいつ、やめたってステロイドみたいに再発しません。←ココが重要ですよね。

おまけにオムツかぶれがひどかったらしいのですが、それも強くなってかぶれなくなったそうです。よかったね。

今回のうちの治療は漢方でもなんでもありません。スキンケア品も薬理効果のないもの。

ポイントは日々の生活をお母さんと赤ちゃんの体質や状態に合わせて適切にアドバイスしてあげること。
(これは東洋医学の医学理論と西洋医学理論を融合させて考えます)

僕はこれが本来の治療じゃないかなと思ってます。

薬ブローカーじゃないんだから、右から左にステロイドを売る(処方?)ことが、治療ではないでしょ。お医者さん?

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2014年02月20日

赤ちゃんの湿疹すら治せない病院の勘違い

うちの家族は病院に行きません。

全く行かないわけではないですが、行くとしても検査をしてもらうだけ。

近くの病院は自分の診断や意見を言わないで、検査だけしたり書類だけ書いてくれる、うちからするとイイ病院なので、行ってるのはソコくらい。

病院の治療としては4年前に僕が死にかけた時に点滴だけしかできなかった時に、治療のレベルにあきれはてたきり、行ってません。

当時、医者に胸を張って言われましたよ。「原因不明で点滴くらいしか手がない」って。

最近、思うのは「病院って何だったら治せるのだろう?」という疑問。

(根治のことです。対症療法の新薬で症状が一時的に抑制されるのは知ってます)

ただし手術をされる外科医や救急対応される先生は、この話しとは関係ありません。

内科系全般と手術を必要としないケースですね。

治療できる薬はありますよ。

でも全部、一時的に症状をごまかす対症療法のお薬です。

それって、根本治療をゴールとしている、うちからすると治療とはいえません。

その場の症状を薬の有効時間だけ、無理矢理抑えたり誤摩化したりするだけ。

どんな病気でも内科系だと大体これ。

先日も「なんじゃそりゃ!」って話しがあったので、こういった記事を書こうと思いました。

友達の赤ちゃん(生後3ヶ月)の子が湿疹になったので、病院に行ったらステロイドを処方されました。

ステロイドで肌がキレイになったので「生後3ヶ月の子にステロイドを使い続けたくない」ということを医者に伝えたら「ステロイドをやめたらひどくなりますよ。だから使い続けないと」と説明されました。

ここまできたら、この医者はバカとしか言いようがないですね。

生後3ヶ月の子にステロイドを使い続けて治療するとか、あまりの高等技術に感動すらおぼえます。

大体、この湿疹は乳児湿疹ですよ。

養生でも治せるレベル。というか生後3ヶ月なんだから常識的に考えて養生で治せるように指導しないと。

対症療法の王様であるステロイドとか・・・

医者は治療に対して2点、勘違いしてると思います。

おそらく一般の大半の人は「治してほしい」という意味が医者と違っています。

僕らは、ある一定の期間治療したら再発しないように治してほしいと思って、病院に行っているのです。

病院の薬も身体にいいものと思っていません。

人工化合物は嫌だけど治療中は、しかたなく飲んでいるのです。

そもそも、症状をその場だけ抑える薬で、治療するのであれば、わざわざ病院に行かなくても、ドラッグで事足ります。

今だったらネットだけで。

最近はスイッチOTCでドラッグの医薬品も病院の処方箋薬と同等だったりしますので。

それに、ただ、「病院の薬を処方するだけ」では治療に値しないですよね。

医者がやっていることは、治療ではなく、買い物レベル。

昔ならいざ知らず、今はAppleとGoogleのおかげで、手のひらにおさまる携帯端末で、医療の専門的情報なんていくらでも手に入ります。

勘違いの1点目はその場しのぎの薬を続けている間は治っていて、やめたら再発する治療は、患者さんは、求めていないということです。

「医者は専門知識と経験から診断し処方するよ」って?

それだったら、乳児にステロイドって、どこの素人やねんっ!て知恵のレベルですよね。

そもそも僕が行った事のある病院で、製薬会社のマニュアルから、おおきく外れて考え出された治療や処方なんて見た事ないです。

診断もマニュアル、ベタベタ。

それに対する処方もマニュアル、ベタベタ。

どんな専門情報でも知る事のできる世の中で、「こんなお粗末な医療でいいの?」って思います。

知識ではなく知恵をお借りしたい。知識はiPhoneにまかせましょう。

勘違いの2点目は治療期間。

いつ頃治るの?

薬を使い続けている間は治まるのは、今や誰でも知ってますよ。

薬は、そういうメカニズムですから。

知りたいのは・・・

「ステロイドをいつ頃やめたら再発しないと考えているのか?」

「どれくらいなら使い続けるとよいと考えているのか?」

全部、知恵の部分です。

別にいつまでに治るかを保証してくれといってるわけではありません。

専門的な見解からの「目安」、「目処」、「未来の治療方針」を知りたいのです。

また、どんな風に症状が変化したら薬を減らしてもよいのか。など、その変化予測などを知りたいのです。

僕らは薬を使ったら対症療法で治まることを望んでいるのではなく、その薬をどういう風に使っていけばいいのか、どうつきあっていけば、「根治治療」になるのかを知りたいのです。

ステロイドを塗ったら湿疹がなくなる。

そんなの今や素人でも知ってますよ。

そんな当たり前のことを聞くために病院にあんな高額な治療をお支払いしているわけではありません。
(健康保険で僕らが支払う金額は少ないですが、病院自体は治療費に対して僕らが支払う約3.3倍の料金をとっています。安く済んでいるのは病院ではなく国の税金のおかげです。病院側は3.3倍した100%の金額をとっています)

漢方治療は違いますよ。

漢方薬はマニュアル的に選びません。対症療法にも対応しますが、基本、対症療法ではありません。目指すのは根治治療。

(悲しいかな、医者は漢方薬に対しても、勘違いして西洋医学と同じようにマニュアル的に病名や症状にあてはめて選んでいます)

本来の漢方は体質をみて、その経過と変化を予測、観測していくことが最も重要です。

「ある症状がどう変化したら、いつ漢方薬を変えていくのか?」

「どんな漢方薬に変更するのか?」

「いつやめるのか?」

常に身体の変化をみて漢方薬を調整します。

「ずっと飲んでないと再発するよ」とか「長く飲まないと効かないよ」なんてウソっぱち。

それは漢方を医学的に全然分かっていない人の逃げの決めゼリフ!

大人の治療はあきらめますから、せめて、赤ちゃん位は自分自身が、考えた治療の計画と目処を立ててやりましょうよ。

製薬会社、医学のガイドラインに、ばっかりまかせずに。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2014年02月18日

風邪や菌の漢方治療は病気との戦争

漢方は治療を病気と戦う戦争に例えて考えます。

また漢方は西洋医学とは全く違うものなので、この考え方や感覚をもっていないと、体質にあった漢方薬は選べません。

この感覚がない場合は、素人と同様に症状や病名にあてはめてマニュアルをみて漢方薬を選ぶしかありません。

そういった使い方だと一般的に思われているような漢方薬は病院の治療の補助的なものんに成り下がってしまい、思ったより効かないものになります。

漢方薬を効かないものにしてしまっているのは薬自体の効果が強い、弱い以前に、処方する使い手がヘタだからです。

使い手、つまり処方する先生の腕が、ヘタクソだと漢方薬は一向に言う事を聞いてくれません。

僕も含めて漢方家はヘタクソにならないように日々、勉強が怠れないのですね。

話しが逸れましたが、特に風邪などの急性治療は西洋医学的な治療感覚を全部捨て去り、漢方的な感覚が必要になります。

漢方では風邪などの感染症系は戦争と同じように考えます。

いわば「病気」と「体内」の攻城戦です。

治療が戦いのストーリーになります。

病気を漢方では「邪」と呼びます。

「邪」はイメージで言えばウィルスとか菌系の感じですね。

ただ漢方の場合はイメージ医学なので「邪=ウィルス」ではありません。

カゼではない「風邪(ふうじゃ)」という邪は風の病気の元となるもので、風にふかれると骨に影響するなど、病気の原因になります。

今回は急性の話しなので、カゼなどのウィルスや菌のイメージです。

その邪は身体の上部から攻め込んでくると考えられます。

漢方では肺から上の部分を上焦というのですが、その上焦が自分の陣地(体内)の城郭ですね。

鼻や口が最初の城郭です。

ここから邪は侵入を開始します。

この邪を免疫がどうたらこうたらという西洋医学の話しにはなりません。

漢方では急性の場合はまず、どこまで攻め込まれているかを考えます。

喉まで症状が来てなければ邪の侵入は浅いとみて漢方薬を考えます。

太陽病というランクに属している漢方薬から選びます。

風邪なら葛根湯ではないのですね。

初期ほど、侵入度合いは浅く強めの漢方薬を使います。

ちなみに漢方薬の場合は「強めのお薬=効果が高い」ではありません。

強いお薬はそれなりの体力が必要になりますので、あくまで現状の体質と合っているかどうかが重要です。

強いお薬は効けば早いです。

戦と同じで城への侵入が浅いほどやっつけやすい。

つまり治療しやすいです。

この時もどんな強さの武器(漢方薬)を使うか選ばないといけません。

この時点で数種類の武器(漢方薬)があります。

武器の使い方を誤れば、自分の陣地もダメージを受けます。

そしたら敵方有利です。

漢方薬は慎重に選ばないといけません。

急性の病気の初期の漢方治療は1回ずつが勝負です。

急性の場合は見誤れば、敵は一気になだれこみます。

邪がさらに攻め込んでくると、戦いの場は中焦という肺からおへそまでの位置に移ります。

まずは上から順番なので、喉。そして気管支。

それと同時に病気を分析する時、漢方では身体の表面に邪がいるのか、裏にいるのかということもみます。

3次元的な見方ですね。

なんか漢方っておもしろくないですか?

僕だけかな治療で、ワクワクしながら戦略を考えてるのって。

医者みたいにマニュアル見て、自動的い漢方薬を選ぶのってもったいないと思います。

おもしろくもないし、効きもしないし。

喉や気管支系は中焦の位置の病気でもあり、半分が表面で半分が裏面の半表半裏という位置に病がいるとも見ます。

敵は喉から胃、腸、膀胱へと下へ下へと侵入していきます。

漢方的は下にいくほど病が深いとみます。

それと胃腸などの消化器は漢方では補給基地です。

補給基地がやられたら、いくら強い武器をもっていても戦えません。

だから食欲があれば戦えますが、食欲がなくなると戦は圧倒的不利になります。

漢方薬を吸収するのも胃腸ですからね。

なんか順番に書いていったら、おそろしく長くなりそうなので重要なポイントだけ。

なぜ病気の軍隊がどの位置にいるのかとか、病気の軍隊がどれくらい侵略しているかを知る必要があるのでしょうか?

それは各戦場の場所や侵入の度合いごとに使える漢方薬が決められているからです。

その状況に合わせた武器(漢方薬)を使わないといけないのですね。

漢方は「カゼ=葛根湯」や「インフルエンザ=麻黄湯」といった幼稚な考え方で処方はしませんよ。

治療戦略を自分で考えるのです。

漢方においては、マニュアルは参考にはしても、それに従うものではありません。

それは、おバカでヘタクソな先生の処方です。

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2014年02月12日

自分の腸炎の漢方治療の方法

一昨日、強烈な腸炎になり、それを漢方薬のみで治したときのお話です。

漢方は症状の微妙な感じで処方が変わるものなので生々しく語っています。

閲覧注意!また食事中も注意です。

朝起きると腰が抜けた感じでした。

と同時に急な便意。急いで便所へいきました。

下痢だったけど、水みたいな下痢ではなくベチャベチャな感じ。

元々、普通便もやや軟っぽさもあるので、あまり気にかけませんでした。

起きた時からやや吐き気があり、食欲はゼロ。

休みだし、無理して食べなくてもいいか!と思って朝ご飯はやめました。

その時は朝から iPhone5s に機種変更する予定だったので、腰が抜けるような脱力感がありましたが、そのまま電気屋さんへいきました。

機種の変更手続きが思ったよりも時間がかかり、1時間くらい経った頃から、手足に全く温かさがないことに気づきました。

僕は冬でも手足はかなり温かいので、こりゃおかしいと気づきました。

しかし、もうちょっとで登録が終わる・・・。

後、ちょっとでゴールをきれるとこで「体調、悪いんで次にします!」なんて言えない。

そんなことを思っている間に、膝が痺れて胃と腸を雑巾絞りされたような痛みも参戦してきました。

まぬけなことにここでやっと「こりゃ結構、ひどい腸炎だな」と思い至りました。

気づくのが、おそいッ!

登録終わって、いつもなら存分にiPhoneをいじり倒すのですが、触る余裕もないほどツライ。

腹痛は「普通に痛い」位になっていたのですが、膝や肘の痺れが、今度は痛みに変わってきています。

これは誤解されるとダメなので一応、説明しとくと腸炎になったからといって膝や肘に痛みは走りません。

原因はわからないのですが、炎症系の症状が強くなると、僕は、どうも関節や頭に痛みが走る、僕の持病みたいです。

急いで漢方薬を飲まないと!

漢方薬は急性の強い病気でも十分に効果を発揮してくれますが、とにかく初動が遅れると後手後手に回ってどんどん病にやられます。

今のタイミングはやや遅れていますが、まだまだ初期治療。

まだ間に合いそう。

問題は何を飲むか。

頭の中で症状を時系列に整理します。

まずは腰が抜けた脱力感。起き抜けの吐き気。

→ ベチャッとした軟便。食欲不振。

→ 手足の冷え。

→ 腹痛。

→ 肘、膝と頭の痛み

→ 便は後から水様性。

ツムラなどのマニュアルからいけば、急性腸炎や大腸炎は桂枝加芍薬大黄湯となっています。

腰が抜けている感覚がある時点で、大黄が入っている漢方薬などあり得ません。

あぁ、マニュアルだけみて、漢方薬を処方できる医者のお気楽さが、ある種、うらやましい!

次にツムラのマニュアルからいけば、下痢に使うメニューが五苓散、猪苓湯、四君子湯、啓脾湯、清暑益気湯です。

五苓散は腰が抜けた脱力感や手も冷えているところからあり得ない。

猪苓湯は薬性が強いので今の僕の体質の状態で受けきれません。

飲んだら更に悪くなるでしょう。

四君子湯、啓脾湯は慢性の下痢症などの人に対してえっちらおっちらとゆっくりと治すもの。

急速にすすむ腸炎に対抗できるはずもない。

それに啓脾湯は血虚という血の少ない体質の人に使用するので女性に使うことが多いです。

清暑益気湯に至っては、夏の熱さで汗をかきすぎて水分代謝がおかしくなった時に出てくる下痢に使うので論外。

後、水の下痢ならツムラだと柴苓湯がマニュアルにのってます。

これは五苓散と小柴胡湯を合わせたものですが冷やして水の巡りを整える五苓散に強烈に肝の臓の熱を抑える小柴胡湯という時点でこれも論外。

病院のマニュアル漢方なんてこんなものです。

病名だけでみていたら、どれもなんとなく治せそうな感じにみえますが、こまかな体質をみていけば。どれもまーーーったく!あてはまりません。

僕は初めに吐き気があって、便がベッチャっとしていたところから半夏瀉心湯と考えました。

原因は、上焦の熱証と下痢の混合ですね。

しかし、半夏瀉心湯は病気の亜急性期に使うもの。

つまり急性から、少し時間がたった慢性期までいかないところで使うことが多いです。

ここら辺りだろうと思いました。

やや胸脇の熱証(胸に余分な熱がたまる)があり、脾気虚の証(消化器の気が落ちてる)

それに水毒にやや腎虚の証(水の巡りが悪いと腰の脱力)。

手足の冷えは温めるよりも炎症が治まり「気」が戻れば自然に戻るものだとみたので、温める必要はありません。

それに加えて亜急性期または急性期に使う処方。

これだ!とある処方に決定。(処方名は秘密。腸炎イコールの病名処方と誤解されたくないので)

それをとにかく2時間ごとに服用。

飲めば20分もすれば吐き気が治まります。

よし!はまったなと。

しかしここから大変。

しばらくして、きょーれつな下痢。

20分ごとにシャーみたいな。予告ナシな下痢です。

肘、膝、頭の痛みもさっきの3倍増し。

漢方薬が合っていないか?はたまた合っているか?どっち???

迷いに迷いましたが、このままいこうと思いました。

夜は普通通りに寝て次の朝には治っていました。

いやー早かった!

自分でもまさかあれだけひどい腸炎が1日で治るとは思いませんでした。

今回も自分の臨床はおもしろかったです。

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2014年02月05日

漢方が効いているかどうかの確認方法

「以前に漢方薬を飲みましたが効いているかどうかわからないのでやめました」

うちに相談に来た人からよく聞く話しです。

以前、効かなかった漢方薬をうちの店で再チャレンジしてもらえるのはありがたい話しです。

さて、ここでよく誤解しがちなのが「前に飲んだ漢方薬が効かなかったのはモノが良くなかったから」と思われていること。

確かにそれはあります。

でも漢方の場合は西洋医学とは違うので、その前にもっと重要なことがあります。

それは「今、飲んでいる漢方薬が体質と合っているかどうか」

漢方薬の場合は体質と合っていなければ効果を発揮しません。

だから世界一の品質と効果をもった漢方薬であっても、処方する先生の体質の判断が間違っていれば、効かないのです。

逆に、そこそこの品質の漢方薬でも、体質と合っていれば効果を発揮してくれます。

最も重要なのは、良い成分だとか成分濃度が濃いとか、漢方薬自体の効果の高さではなく処方する先生の体質を分析する力です。

「体質を分析する力=漢方薬の効果」といってもいいと思います。

以前に漢方薬を飲んでもよくわからなかったという人の大半は、病院で処方された漢方薬を飲んでいたことが多いです。

病院はマニュアルをみながら漢方薬を処方していることが多いので、大体のところが体質を判断せずに処方します。

おまけに病院で処方するのは3倍量は飲まないと効かないと業界的にも、まことしやかに噂になっているツムラの漢方薬。

体質を分析しない。

効かなさそうな品質の漢方薬。

こんなダブルパンチなので、逆に効いたほうがラッキーですよ。

僕的には「東洋医学的な問診をとらない」「体質判断もしないで漢方薬の処方をする」病院の漢方なんて治療ではなく、漢方薬のお試し体験だと思ったほうがいいと思うくらいです。

多分、出してる医者本人も「漢方薬が新薬よりもシャープに効くことがある」なんて思ってないですから。

漢方薬が効いているかどうかというのは、それを確認するより前に「体質をちゃんとみて、効くように出してくれているのか?」という問題があるということですね。

それにもう一つは「その薬が効いたか?」「効いていないか?」の考え方の違い。

漢方を東洋医学理論的にわかっていない医者も一般の人も、漢方薬の効果を考える時って西洋医学のお薬と同じように考えちゃっているのですね。

通常の新薬までの処方の流れは・・・

@頭痛で悩んでいる患者さんがいる。

Aだから痛みを止める鎮痛剤を処方した。

B鎮痛剤は体内の痛みの物質を止めるので頭痛がなくなる。

といった流れです。

西洋医学の薬の効果の考え方は直接的で単純なものが多いです。

→ 痛みがあるから体内の痛み物質を止める。

→ 胃酸が出過ぎているから胃酸を止める。

→ 血圧が高いから血管を広げる。

→ 湿疹があるから皮膚の炎症を抑える。

大体どれも「止める」「抑える」「切り替える」といった働きです。

その効果は単純で基本的には1つの症状を1つの薬で治す感じです。

しかも新薬は設計上、20分位で体内に吸収されて効果を発揮して、その後は排泄されて体内に成分がなくなれば効果もなくなります。

「飲んだら治って、薬の効果時間が切れたら、また症状が復活して、飲んだら治って・・・」

と繰り返すのはこういった新薬の性質上からきます。

漢方薬の効果は、これと同じように考えることができません。

なぜなら漢方薬は痛みの発する体内の物質を止めるとか、直接的に効かせるわけではないからです。

「漢方薬の中の●●という成分が痛みを止めているんじゃないか?」

とか、必死で研究しているところもありますが、漢方薬を使うに当たっての東洋医学のルールの中にそんな考えはありません。

それはそれで「まー趣味でやってればいいんじゃないの」と思います。

漢方薬は体質をみて「血が不足しているから」とか、「水がうまく流れていないから」とか、そういう東洋医学的な病気の原因で、頭痛という症状が出ていると考えます。

体内の痛みの物質を直接抑えるわけではありません。

「血」からくる頭痛。「水」からくる頭痛。だから漢方薬は同じ頭痛でも漢方薬が変わります。

漢方薬の効果は、直接的に働きかけるわけじゃないので「自分の気になる症状が良くならない。だから漢方薬は効いていない」ではないのですね。

全身の身体の状態の変化をみて、気になる症状の改善につながるかどうかを見ていかないといけないのです。

漢方薬でも急性に発生した咳をなんとかしたいとか、頭痛をなんとかしたいなどの時は漢方薬で咳が治まったか?頭痛がなくなったか?と目的の症状自体が直接的にどうなったか?をみていきます。

それ以外は、体を全体的にみないといけないのです。

だからひょっとしたら、今の漢方薬を飲んでからの不快な症状も治っていく途中なのかもしれません。

はたまた、単純に漢方薬が体質と合っていなくて効いていないだけなのかも。

気になる人は漢方薬を処方してくれた先生に直接、聞いてみましょう!


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