2012年12月04日

胃腸風邪の漢方治療

月曜日からなんか調子が悪かった。

吐き気が上がってくるし、便は若干、軟便気味。

胃腸風邪が流行っているという話があったので、おそらくそれだなと思った。

胃腸風邪は、咳や喉痛、鼻水などから始まらないので、わかりにくい。
また、風邪症状も後半にしか出てこないことが多いので治療を始めるのが遅くなってしまう事も多く。やっかいだ。

また、漢方的には、直中の少陰といって、いきなり自分の城の中を攻撃される感じになるので、そういう意味でもやっかいなのです。

漢方では、病位といって外からの邪(ウィルス)などが身体の中に侵入していく過程を時間軸で示しています。

@太陽病 → A少陽病 → B(陽明病) → C太陰病 → D少陰病 → E厥陰病

6つの病気の進行時期や場所を示していて、@からEへと攻めすすんでいく。

ウィルス対身体の抵抗力の戦争の期間や場所だ。

太陽病は、風邪にかかったばっかりの時期で、
ウィルスは、肺から上で大暴れする。
破壊されるのは、頭、鼻、喉。

これは頭痛、発熱、鼻水、喉痛となって現れる。

こんな感じで、少陽病は太陽病から時期が少陽病に移って、
戦争の場所もみぞおちから胃のあたりまでと時期と場所が移っていく。

要するに身体の上部からウィルスが入ってきて、
だんだんと身体の下部へ攻め込んでくるのです。

六病位の詳しいことは、また今度書くとして、

胃腸風邪によくある直中の少陰というのは、本来、外堀や城壁など、
じょじょに攻め込まれるはずが、いきなり、城の中がやられるのです。

その場所が胃腸。

漢方では、もちろん、直中の少陰にあてはまる漢方薬はあるのですが、
同じ症状でも風邪からの場合と慢性病の場合は、
役割の違うお薬を使うことが多いので、やっかいなんです。

今回も漢方薬を選ぶのに迷いました。

咳、鼻水、喉痛はなかったけど、関節の痛みはあったので、
初回は桂麻各半湯をいきました。

この1服で関節の痛みはなくなったけど、吐き気は上がってくる。
そして、関節の痛みはなくなったけど、
咳が若干出てきました。背中の張りもあるので、
ここは参蘇飲。

これは当たった感じ。
吐き気はスッキリとして咳が止まり背中の張りもなくなりました。
さすが、葛根湯合六君子湯加減。

しかし、次の日。
再び、吐き気。なんだったら吐いてやろうかの手前。

咳はなかったので、ここは脾胃の熱として、
ベタですが、柴胡桂枝湯でいきましたが1服飲んでも反応なし。

これは思ったより深くて強いぞ。

そこで、香蘇散
胃腸を助けながら、発散するものです。
これをお湯でといてゆっくりと飲む。

これは、ストライク!
そして、次の日。治ったと思っていたら、
咳が出てきて、吐き気は若干復活。

そこで再び参蘇飲。
しかし2服以降から、吐き気がとりきれない。

で、再び香蘇散にしたら、すごくいい感じ。
以外と強い胃腸風邪だったようです。

しかし、急性の漢方治療はおもしろいです。


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2012年11月30日

間違って伝わっている「漢方薬が冷えに効く」という話 後編

間違って伝わっている「漢方薬が冷えに効く」という話 前編 はコチラから

前回にざっとあげると10種類の冷える要素があることをお話しました。
寒証、お血、水証、虚証、血虚、気証、腎虚、脾胃の虚証、上熱下寒証、上実下虚証などですね。

教科書的には、これらの原因が冷えの原因とされています。
がしかし、
実際の現場では、どれか1つだけが原因ということはないです。

これらが複雑に絡みあって冷えの体質をつくりだします。
また、冷える人はタイプによっては身体がただ、ひたすら冷えるのではなく、

顔などはのぼせて、足はすんごく冷えるとか(上熱下寒証)
手はすごく火照るのに足はすごく冷えるなど(上熱下寒証の違うパターン)
などいろいろあります。

例えば呉茱萸湯などはすごく冷える人にといって病名漢方で「冷え」という症状だけでマニュアル的に処方する先生がいますが、

呉茱萸湯は胃の中に水がたまり、その水が冷やされて嘔吐や頭痛、めまいが出てくるものに使います。呉茱萸湯の適応する症状にお腹や手足が冷えやすいという症状もありますが、メインは胃にたまった水が冷やされる胃寒の吐き気頭痛、めまいです。
だから、お腹と手足が冷えるだけではイコール呉茱萸湯とはなりません。

次に強い冷え性の方がなりそうなイメージのある「しもやけ」

マニュアル漢方では「しもやけ=当帰四逆加呉茱萸生姜湯」
当帰四逆加呉茱萸生姜湯はめっちゃ温めてくれるから、しもやけにいいという考えで処方する先生もいますが、当然、しもやけ=当帰四逆加呉茱萸生姜湯ではありません。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は内久寒(長い間冷えているもの)に使いますし、確かに適応する体質にしもやけがあります。

手足だけめっちゃ冷えるものは他にも気(ストレス)の問題から手足が冷える四逆散とか、当帰四逆加呉茱萸生姜湯とよく似た適応の当帰四逆湯なども含まれます。

そして「しもやけ」には他にも当帰芍薬散、キュウ帰膠艾湯、麻杏ヨク甘湯、(あの風邪に使う)葛根湯などがあります。

また、当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、お腹が冷えていることを目標にすることが多いのですが、手足が冷えて、お腹が冷えるのであれば、先ほどの呉茱萸湯や人参湯もよく似た適応症状をもっているので、こちらも同時に考えていかなければいけません。冷え度合いがやや弱ければ六君子湯なども入ってきますね。

実は「前編」を書いている時は、10種類の冷えの要素とそれに合う漢方薬を順番に紹介しようと思ったのですが、現実的に考えたら1つ原因だけでなく、要素が複数重なって1つの体質、1つの漢方薬を構成しているので、1つの要素ごとに紹介するのが難しいし、膨大な漢方薬の数になることに気づいたのでここらでやめます。

よーするに言いたい事は、

「冷え=温めりゃいい」
というような、そんな単純なものではないです。

血の巡りや胃の働き、ストレスの影響など、いろいろな要素が絡み合った末に「冷えという1つの症状」があるということですね。

だから、結局漢方では冷え症状だけでなく、いろいろな症状も全部含めて考えて、冷え症状をとっていくのです。

なんか、前編の時に考えていた内容じゃなくなっちゃいました。
すみません。

まーそれくらい冷えは複雑ってことです。
無理矢理チャンチャンッ!


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2012年11月19日

間違って伝わっている「漢方薬が冷えに効くという話」 前編

最近、冷えに漢方薬がいいということが流行っているらしい。
患者さんから教えてもらいました。

漢方を知らない一般の方や漢方薬を処方しているだけで、漢方の医学理論のことを知らない病院は、冷えは温めるだけでよいと考えているのかもしれない。

確かに冷えとり系グッズで外側からでも温めれば冷えはましになるが、漢方の場合は、

「冷えてる → 温めたら治る」
と子どもでも考えつくような単純な問題ではないです。


病院系のマニュアル漢方では、冷えは当帰四逆加呉茱萸生姜湯か、呉茱萸湯をよく使う。

これらの処方の中に呉茱萸といわれる生薬が含まれていて、

呉茱萸は、ある本では性質が「大熱・小毒あり」といって、簡単に言うと「ちょっと毒になるくらいメッチャ温める」というもの。

だから、病名系漢方だったら、「冷えならめっちゃ温めたら治るやん」的発想なのかどうかは知りませんが、この呉茱萸が入っている当帰四逆加呉茱萸生姜湯か、呉茱萸湯をよく使う。というか、多分この2つ以外あまり使わない。

しもやけと言われてもパブロフの犬のごとく
「しもやけ=ものすごい冷えてる」
だから当帰四逆加呉茱萸生姜湯か、呉茱萸湯という先生もいます。

呉茱萸が大熱と「ある本に書いてある」と書きましたが、
漢方の場合、1つの本に呉茱萸が大熱と書いてあるから呉茱萸は絶対に「大熱」に決定とはなりません。

僕が愛読している本では、呉茱萸は大熱とはなっていません。
(多分、病名漢方程度の先生より、はるかに専門的な漢方の本)
ただの熱の性質で、熱の性質なら他の生薬でもいくらでもあります。

つまり、呉茱萸だけが特別めっちゃ温めるというわけではないのです。


ちょっと漢方を医学理論的にかじった人でも、ものすごく冷えがある場合は、「当帰四逆加呉茱萸生姜湯か、呉茱萸湯がよい」と単純に考えがち。
もしくは、もうちょっと考えて、附子剤(トリカブト)です。

ところが、漢方的に冷えを分析すると、すごく冷えているなら、「すごく温めさえすれば治る」といったものではないのです。

漢方では冷えは何からくるか?

ざっとあげると10種類の体質があります。
寒証、お血、水証、虚証、血虚、気証、腎虚、脾胃の虚証、上熱下寒証、上実下虚証。

これらは、体質を構成する証とよばれる要素です。
この要素が複雑に絡みあって、1つの体質を形づくります。

詳しくみていくのは次回に。

間違って伝わっている「漢方薬が冷えに効くという話」 後編はコチラから


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2012年11月06日

体質にあわせた漢方薬なら本当に治ると思います?

ほとんどの方は「漢方は初めに漢方薬を選んでもらったら、後は同じものを何ヶ月か飲んでいたら治っていくのだろう」と思っていると思います。

これ、困ったことに中には漢方薬を処方した当のお医者さんも、そう思ってます。

これは、大きな勘違いです。

このブログでは
「漢方は体質にあわせるもの」「病名や症状にあわせるんじゃないよ」
といつも叫んでおりますが、実は体質に合わせるというのも、ちゃんと漢方の医学理論にのっとって体質にあわせれば、それでOK!

というわけではないんです。

病院のお薬は、製造された時に作用や副作用が決まっています。
病院のお薬は、小さい子、大人の人、女性、男性、ごっつい人、虚弱な人。

どんな体質の人だろうと同じ作用、同じ副作用ですが、漢方は、飲んでもらう前から作用や副作用は決まっていません。

ある漢方薬、仮に当帰芍薬散としましょう。
は体質によって効果が変わるというように表現できます。

ある体質の人は、足が温もってきた。ある体質の人は、肩こりがとれてきた。
当帰芍薬散ならどんな人にでも絶対この効果というものはないのです。

「どんな体質の人でも女性ならホルモンを活性化してくれる」というような病院のマニュアル漢方のようにはいきません。「胃は痛くなるわ、ホルモン値は悪いままだわ」って状態も十分あります。

つまり、人それぞれの効果や副作用になるということですね。

更にその効果や副作用は結果論!

どういうことかというと、ある漢方の先生が、ある体質の人に「あなたは当帰芍薬散があってるよ」といって飲んでもらっても、現実は、かならず狙った通りの効果になるかどうかはわからないのです。

これは、世界一の漢方の腕をもっていても一緒。
飲まれる前は、どこまでいっても推測です。

そして、ある程度、飲んでいった時に漢方の先生の推測通りの変化が出ていれば、結果論的に「体質に合っていた」となります。

しかもこの症状の変化は、かならずしも、あなたの希望通りとはいきません。
アトピーで悩んでいても、軟便の状態から治ってくるときもある。

それは、漢方の先生がどういう変化になれば、治っていると判断するかどうかにかかっています。

だから、初めにビシッと体質にあっているものを選んでも、本当にそれが合っているかどうかは飲んでみないとわからないし、合っているかどうかは、最終的に、その漢方薬を選んだ人にしかわからない。

だから、病名や症状だけ、あてはめる病院によくある漢方では治らないのです。
だって、その処方した先生が「何が」「いつまで」に「どう変化するのか」わかってないから。

アトピーの人に消風散出しても、「かゆみがなくなるかどうか」だけで、飲み続けるしかないのです。消風散を柴胡桂枝湯に変えたって一緒、結局「かゆみがなくなるかどうか」しか見ないから。

ただ、よくなるか悪くなるかだけだったら、ステロイドと同じノリ。
そもそも漢方薬を選んでもらう必要がない。
今時は、ネット調べれば、アトピーに○○漢方薬ってのがわかるので、自分で飲めばいいんです。治るか、治らないかの「on/off 」け見るのであれば。

あっ、でも自分で飲む場合は気をつけください。
漢方は体質とあっていないことが副作用になり、症状がひどくなったり、悪い体質に切り替わったり、さらにその体質が定着することもありますので。
つまり選び間違ったら、こじれます。

漢方は症状全体をみながら、メインの症状もよくなる方向へすすんでいるのかをみていくのですね。

「初めに判断した体質」が「ある期間」飲む事によって「どのように変化」したか、そして、その変化にあわせて漢方薬を調整し種類を変えていきます。

良い変化であっても、悪い変化であっても、身体が変化しているので、漢方薬も変化した体質にあわせていかないといけないのです。
だから500種類あります。

ちょっと長くなったので、詳しくは書きませんが、漢方では養生も大切で、この養生は、その人の体質とライフスタイルにあわせてしていかないといけないのです。

漢方では、そういった一人一人にあわせた生活上のアドバイスもします。

だから、僕は「患者さんに最適な漢方薬を販売する仕事」をしているとは考えていません。

根本的に治るまで漢方薬を調整し、生活上のアドバイスをする。
東洋医学アドバイザーだと考えています。
「漢方薬」は手段の1つでしかないですね。

残念ながら「根本治療」は初めに選んだ漢方薬を飲み続ければ半年くらいで「治る」というような甘いものではないです。

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2012年11月02日

自分の耳鳴りの漢方治療 その2

自分の耳鳴りの漢方治療 その1 はコチラから

昭和の漢方の大家の先生達の本を読んでたら、耳鳴りや他の病気になったら、ちょっとだけ治したり、治さないで残したりってやってるのを読んだことがあります。

僕も今までは、全力で短期間で治してきましたが、ちょっと、漢方の大先生のまねごとをやってやろうと思いました。

柴胡桂枝湯で、どうやら治まることはわかりました。

そしたら、現在の症状や状況から考えられる漢方薬をためしていこう!

現在の証は気の上衝、上焦の熱証、脾の熱証、ここから脾の熱証を抜いて、気の上衝、上焦の熱証に特化した黄連解毒湯ならどうだ。

また、黄連解毒湯なら急性の耳鳴りのマニュアル的な感じで、それをためすのもおもしろそうだと。(ツムラのマニュアルには耳鳴りがなかったですが・・・)

黄連解毒湯を飲んで30分。
あいかわらず、「ピーン」って鳴ってる。

でも、のぼせ感はとれた感じ。

これは続けてもダメそう。
ダメ押しにも1回飲んだけど、同じような感じでした。

次に漢方、勉強している先生ならベタやなぁ〜と言われそうですが、熱証系で急性であわせてみて、葛根湯加川キュウ辛夷を飲んでみた。

これは、肩のこわばりはゆるまったが、耳鳴りは「ピーン」

そして、念のため2回飲んでみたとこで、いつもの葛根湯との相性の悪さが出てきた。

そう、僕はいつも葛根湯は3服いくと胃がやられる。

今回も、それが出つつある感じ。これは3回目はいけない。

今まで耳鳴りなんて、年に何回かで’連続したことなどない。

なぜ、急に鳴り始めたのか、病因(漢方的、病気の原因、因果関係)を考えてみた。

急性で上焦の熱の証となれば、近いのは風邪。

家族はきつい風邪で全滅していたが、今回はうつっていない。

しかし、いつもなら絶対にうつっている。

ということは、風邪にはなっていないが、風邪状態が耳鳴りに変わっているのではないか?
だから、風邪の少陽病(風邪から何日か経過した状態)で使う柴胡桂枝湯が効いたのかもしれない。

だったら、小柴胡湯だけならどうだろうか。と思って、小柴胡湯を1服。

なんか、耳鳴りが若干、小さくなった感じ。
ニアーだ。やはり柴胡桂枝湯。

ちなみに僕が風邪の時によく効くのは、桂枝湯もしくは、桂麻各半湯。

そして、小柴胡湯に桂枝湯を合わせたのが柴胡桂枝湯。

だから、柴胡桂枝湯で1発で止まった。

ということで、もうちょっと、いろいろやってみようと思ったが、今度は、速攻で治るのか知りたくて他の処方はやめました。

それに、3日目には、「このまま治らないんじゃないかな・・・」なんて不安も出てきて・・・耳鳴りの患者さんの不安感がなんとなくですが、理解できたように思います。

そして、柴胡桂枝湯、2日間で完全に耳鳴りはとれました。

この理屈がつながっていく時がめっちゃ好きです。
漢方やってて、おもしろいところですね。

また、なんか症状出てきたら、いろいろためしてみよっ!

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2012年11月01日

自分の耳鳴りの漢方治療 その1

家族の病気や自分の病気は漢方家にとって大チャンス!

普段、自分が考えている漢方が実際に専門的にみていったらどうなっているかわかるからです。

患者さんは、僕の事を先生として気に入ってくれていれば、中には、はっきりと「効いていない」というのを遠慮してしまう人もいると思う。

ところが、家族は、はっきりと言ってくれる。
「全然、効いてないよ」

うちの母親なんて、急性病で漢方薬、飲んでる時は3日で効かなかったらブゥブゥ文句言ってきます。

そして、治すのが自分だったら、なおさらいい。
効いている、効いていないだけでなく、細かな症状の変化もわかるからです。

また、実際に長くその症状で悩んでいる人の気持ちもわかります。

ということで、先日、耳鳴りになった。
右の耳でピーンと鳴り続けている。

さて何で治そうか?
いつもならすぐに何かの漢方薬を飲み始めるのだけど、はっと気づいた!

自分が漢方家じゃないとして、病院にいったら病院ではどんな漢方薬を出してくれるのだろうか?

ツムラのマニュアルは持っているので、早速、病名「耳鳴り」で調べてみた。

???  耳鳴りがない。

めまいはあるのだが、耳鳴りがない。

全部読んでると高血圧の随伴症状に耳鳴りがでてくる。
でも高血圧じゃないので、この耳鳴りは関係ない。

一応、耳鳴りでよく使われる処方の方も、いくつか詳しくみてみたが、耳鳴りの文字がない。

どうやら、病院的には、耳鳴りはメインの病気にはならないらしい。
鼻炎はあるのにね。

どうせ、おもしろ半分で「医者のマニュアル漢方だったら何かな?」位にしか思ってなかったので、「いいやっ」てことで、自分で考えました。

普段から病気はしないので、全体的にみていくと特に耳鳴り以外症状はありません。

う〜んこれだと、症状から体質を分析することはできない。

症状はたった3つだけ。

・耳鳴りは高い音だということ。
・のぼせ感と同時に耳鳴りが強くなってきていること。
・なんとなく胃が詰まっている感じ。

症状はこれだけ。

ベタな教科書通りにいったら黄連解毒湯が有力候補だけど、それじゃあ面白くない。

その時に最近の自分の周りの環境に行き当たりました。

・家族がひどい風邪で全滅していたこと。
・いつもなら、チビの風邪はうつされるのにうつされていないこと。
・耳鳴りは突然MAXの大きさで始まったこと。

となると、漢方の証でいう、気の上衝、上焦の熱証、脾の熱証で、柴胡桂枝湯です。

さっそく柴胡桂枝湯を1服飲んだら、20分くらいして耳鳴りがやみました。

おぉー1発、ストライク!

これ、漢方家で気持ちいい瞬間ですね。

ところが、3、4時間したら、また何事もなかったように復活。
「へ、漢方薬飲みましたっけ?」って感じ。

こりゃ、どうも、急性だけど、いつもの「1日くらい飲んだら治る」ってパターンじゃなさそうだ。

それなら、それで漢方家らしく、ちょっと遊んでやろうと思いました。

続きの 自分の耳鳴りの漢方治療 その2 はコチラから


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2012年10月29日

「良い病院が見つからない」悩み 続き

前回の 「良い病院が見つからない」悩み はこちらから

先日、母の蕁麻疹が漢方でもなかなか治らないので、一度、病院で検査してもらいたいとお願いした。

それは、「病院で治してくれ」という意味ではなくて、病院の検査でしか知り得ない何かがわかれば漢方治療の参考になると思いお願いした。

僕の経験上、周りはヤブばっかだけど、その中で質問をちゃんと理解してちゃんと答えてくれて、上から目線でないというめずらしい病院があるので、そこに行ってもらうことになった。

で、結局、

「蕁麻疹が続いたからといって何かの病気が隠れていることはない」とのこと。
あえて、探すのであれば、肝臓の数値くらいで、それだったら血液検査で済むからと血液検査をした。

後、アレルギー反応の検査もできるよとのことだけど、

母が「何かの反応が出たら、それが確実に原因なのですか?」と聞くと、
「現状は正直、そこまで精度は高くない。ざっくりした参考程度です」とのこと。

「だったら、いいですわ」とそちらはお断りしました。

で検査は終わって治療ということになったのだけど、
まースタンダードに「抗ヒスタミンで」ということになった。

ここで、いつも「診察と治療ってどういうつながりなのかな?」と気になる。
なんで、検査の結果が次なのに治療ができるのだろう。
検査で分析して、その結果、対応するのが治療じゃないのだろうか?

ま、それはおいといて、
抗ヒスタミンはすでに飲んでいる。

「じゃあ、それでもいいですけど、抗ヒスタミンで、どれくらいで治りますか?臨床上の薬効の事ではなく、先生の知識と経験で教えてください」と食いついたらしい。

そしたら「個人差があってわからない。治るまで飲むしかない」

そこで母は更に「でも対症療法だったら、やめたら出てくることもありますよね。どこで薬を飲まなくても治った、と判断するのですか?」

「それはわからない、やめたら出てくるのなら、また飲まないと」と先生。

「だったら、対症療法のお薬を飲み続けるということですか?」と母は更に質問。

そしたら、先生「治る期間はわからないから飲み続けるしかない」

ちなみに急性蕁麻疹で1日だけ飲んでやめても再発しない人もいるし、僕のところに相談に来た人では最高18年間飲み続けて、やめても、また出るから漢方にしますという人もいた。
この1日〜18年のどれかがわからないらしい。範囲ひろっ!

蕁麻疹で一生、飲み続けないと治らないって、「どんな不治の病ですかっ!」て思ったけど、対症療法ってそんなもんですね。

結局、病院はマイナスの期待通りの答えでした。

最近はネットの発達で、薬の種類や効能なんかは、調べればわかるようになった。
また、スイッチOTCといって昔なら処方箋で扱っていた強めの薬を一般的に買えるようになってきている。

対症療法の薬を飲み続けて「はい治った」っていうのであれば、医者の診察の意義ってどこにあるのだろう・・・。
はじめっから、蕁麻疹なら自分で店で抗アレルギー剤を買って飲み続ければいいだけではないのだろうか?
だって検査の結果の前に抗ヒスタミン処方しようとしてるんだから、診察いらないでしょ。

別にいつ治るかの保証をしてくれと言ってるのではないです。
先生のすばらしい知識と経験で「今回の結果がこうだったら、次回はこうする。期間はこういった形で区切って様子をみていく」といったような今後の治療戦略を相談させてほしいものだ。

あっちなみに結局、蕁麻疹は漢方薬をいろいろ変えて4種類目にドンピシャッ!
今んとこ、出てないです。
後、1週間で廃薬したら、それでもう、出ないと思います。

そして検査結果は「特に異常なし」

今回の蕁麻疹は原因不明の不治の病でした(笑)

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2012年10月22日

「良い病院が見つからない」悩み

うちの母親が蕁麻疹になってからししばらく経っている。

漢方をいろいろと変えながらやっているのだが、ちょっと良くなったり、また戻ったりの繰り返し・・・。

急性の蕁麻疹は結構、治しているのだが、一向によくならない。

別に自惚れるわけではないが、母は、今までいろいろな漢方を飲んできてある程度、健康な状態から起こった今回の蕁麻疹。

今までの経験なら漢方薬だけですぐに治っていてもおかしくないのだ。
実際、今までの何回かの急性蕁麻疹やヘルペスは5日以内に治してきた。
今回は、間で一度、病院に行き、2週間ほど薬(抗ヒスタミン剤)も飲んだが小指の先ほども変わらない。

そこで、
「蕁麻疹は、急性であっても、食べ物だけでなるもんじゃないから、一度、検査してみたらどうだろうか?」
という話してみた。

それで、母から「じゃあ、どこの病院に行けばいい?」と聞かれたが、
「あっと、えっと・・・」と答えられない。

実は、回りの病院はうちの家族的には、「ヤブ」しかいないのだ。

一番近くの病院は、僕が40℃以上の熱を出して入院した時に1日であらゆる血液検査の項目が異常になり、心電図でも異常が出たが、その診断結果が「不明」

おまけに僕は3日目にして病院から脱走し、結局、自分で指定した解熱鎮痛剤と漢方薬の併用で治した。病院が考えて処方してくれたお薬は全てゴミ箱行き。(病院の最低入院期間は3週間。治った期間は10日間)

一番近くの病院は自分の経験から絶対にすすめられない。
その病院は僕だけでなく、嫁さん、うちのチビの時もやらかしている。

ただ、先生は「イイ人」だった。腕はからきしなかったけど。


そもそも、今回の病院に行ってもらう主旨は、「治療してもらう」わけではない。

すでに一度言ってる病院から、薬は出て飲んだ。
「治療してもらおう」として病院に行ったって、どうせ次は強めの抗ヒスタミン剤か、ステロイドを出すだけだ。

すでに慢性化し、一度は処方もしてもらっているので、今さら同じ対症療法をされても、こちらも困るのである。

母も薬には詳しいので、「わかりきっていることで行ってどうするの?」って言われた。

僕が知りたいのは、病院の治療法ではなく、外側からはわからない、何かの病気が隠れていないかどうか?

それを参考にして、漢方薬を考えていきたいのだ。

「でも」と母が言うには、
「あんたが検査してもらった時は、あれだけ異常が出てて、結局、何も分からずじまいやん!」

(うぅ、それは最もな事。痛いとこつきよる・・・)

「もし、検査に行ったとしたら、詳しく検査して花粉やら卵、猫のアレルギーが強いって言うよね」

「はい」と僕。

「現在、蕁麻疹が出てるんやから、アレルギーの反応が出るのは当たり前やよね」

「はい」と僕。

「結局、抗ヒス出しましょうか、ステロイド出しときます、に落ち着くよね」

「はい」と僕。
反論のしようがない。


結局、ある程度、治療のガイドラインをこちらが知っていたら、病院でやってもらえることなどないことに気づいた。

そう、母の言う通り、今の現状を「評価」されるだけでは行く意味がない。

「どんな病気が隠れている可能性が考えられるか?」

「対症療法でダメだった人にはどう対応していくのか?」

それを知りたいのだ。

そうこう話していると今度は、嫁が、そういえば風邪でもないのに咳が2ヶ月続いたときにあんたが「肺炎やと思うけど、一応、病院に【確認】に行ってくれ」と言われて、病院に行ったら、「肺ガンかも・・」と病院で大袈裟にどんちゃん騒ぎになって、結局、肺ガンでもなんでもなく、あんたの漢方薬1週間で治ったやん!なんて過去の話を出してきた。

なんか知らんけど、病院のせいで僕が責められとる。

普通に診察に行ったら、対症療法の治療パターン。抗ヒス、ステロイド。
大袈裟にみてもらっても、ガンだなんだのどんちゃん騒ぎ。

で、結局、これまた近くに「自分はヤブでうちは検査病院です!」ともしかしら、認めているんじゃないかと思われる病院(2回誤診を僕が指摘してそれを認めている)があるので、そっちで、

「抗ヒスとステロイド処方はやってもダメだったので、それ以外で推察される検査などをしてください。原因を絞り込むために消去法を使いたいのです」と頼んでみてということになった。

誰か、医学、薬の専門知識を持ってる患者にも鮮やかにバシッと説明でき、結果が残せる病院、できれば堺市であれば教えてください!!
(ちなみにこういうの書くと素人が医学を聞きかじっただけのめんどくさいやっちゃなと思われるが、その医学の知識はかなりレベルの高い友達の医者にも確認しながらの知識です。)

まー今回は、僕が治せていないこともアカンのですけど・・・。

前回の 「良い病院が見つからない」悩み 続き  はこちらから


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2012年10月15日

アトピーを根本的に治すには、まず体質を知ること

子どもが1歳くらいの時に蕁麻疹なのか、アトピーなのか、よくわからない湿疹が出たので、病院に連れて行きました。

医者は、顔などの見える部分の湿疹だけ見て、「はいっこれです!」って感じでステロイドを処方しました。

実は、この診察、初めから漢方薬で治すつもりだったのですが、最近の医者は噂通りに小さな子の湿疹に対して手軽にステロイドを処方するのかどうかを知りたくて、あえて病院に連れて行きました。

その後にもう1件、ダメ押しで行った病院の対応は間抜けすぎて、あきれるやら、おもしろいやらでしたが、その話はまた今度にでも。

アトピーや蕁麻疹などは、湿疹だけをみて治せるものではありません。
厳密に言うと根本的には治せません。


例えば、アトピーや蕁麻疹は、食べたものや、身体に塗ったもの、服などの身につけるものなど、いろいろなものからの影響が考えられます。

なので、見える部分だけみて、治すことは難しいのです。

ではなぜ、医者は見える部分の湿疹だけをみて診断したのか。

それは、西洋医学の治療の性質にあります。

西洋医学の治療は、大半が対症療法とよばれるもので、悪くなった後の結果を治療するものです。西洋医学で病気の原因の話がありますが、あれは 「原因」 ではなく、出ている症状の 「体内のメカニズム」 を説明しているにすぎません。

例えば、湿疹のメカニズムは皮膚の炎症ですが、西洋医学では 「アトピーの原因は皮膚の炎症」 と説明し、炎症を即、抑えてくれるステロイドを治療薬として処方します。

ところが、よくよく考えてみるとアトピーの原因は皮膚の炎症ではなく、ある人は、食べ物の質であったり。ある人は、ストレス。ある人はホルモンバランスとそれぞれ違うのです。

そして、それが 「本当の病気の原因」 ですね。

病院の場合は、男性や女性、子どもやおじさん、どんな体質の人だろうが、湿疹にはステロイドを処方します。
そういったことから患部だけみてお薬を処方できるのです。

だって、いろいろ聞いて問診したって、最終的に治療薬としてステロイドを出すことに変わりないのですから。

外科的にはこの対症療法的な発想はおかしくありません。

だって、折れた骨や心臓のバイパス手術などは、悪くなりきった後に、にっちもさっちもいかなくなって、手術に踏み切るのですから。

元々の原因がどうかなんて関係ありません。だって折れた骨は自動車事故が原因かもしれませんが、自動車事故という原因自体を治す薬や手術なんてないのですから。

ということで、アトピーや蕁麻疹に限らず、外科的なものやインフルエンザのような感染症以外は、その人の生活の中に 「病気になる根本的な原因」 がかならずあるのですね。

漢方は、基本的には、根本治療です。
元々の原因を探し出し、それがどんな体質にしたかを推測するのです。

そして、その体質が元にもどるよう漢方薬を 「合わせます」

だから、飲めば、すぐにかゆみが治まるとかそんなんじゃないのですね。
自分の体内のバランスがじょじょに整えられていって、結果的にかゆみや湿疹がなくなります。

ところで、漢方薬も体質にあわせたものを処方しますが、 「体質=原因」 ではありませんね。
原因があって、その悪影響が今の体質にしているのです。

西洋医学だろうが、漢方だろうが、結局、病気の本当の原因は、あなたの生活の中にあるのです。

「じゃあ、漢方でも原因は関係ないの?」

そんな事はありません。漢方では 「なぜ、そんな体質になったのか?」 根本的に考えるので、その原因を考えます。だから、詳しくいろいろな事をお聞きするのです。

ひょっとしたら何気ない会話の中に病気になる原因があるかもしれないのです。

そうして、本当の原因を探し出し 「自分の体質にあわせた養生」 をしてもらいます。

この養生は、身体にいいからやった方がいいという「どっちでもいいよ」的なものではなく、今のあなたの病的体質になった原因を治すものです。

だから、あなたのための養生は、漢方薬を飲むことと両輪でやっていかないと本当の意味では治らないのですね。

それが、達成できたとき、病院のお薬も漢方薬も飲まなくても健康を保てる身体になっていますよ。


今度、一般の方向けに「漢方セミナー」を行うこととなりました!
お題は「病院漢方と漢方薬局のちがい」と「薬用酒のつくり方」それと治療のこと、検査のこと、漢方薬のこと、なんでも答えちゃう 「なんでも質問コーナー」です。

★日時:11月4日 13:30〜16:30  
★会場:堺市産業振興センター/4Fセミナー室3(http://bit.ly/QnM1NQ) 
〒591-8025 大阪府堺市北区長曽根町183番地5 
※先着30名様まで(要予約)参加は無料。漢方に興味ある方はぜひぜひお越しくださいませ。
参加ご希望の方は、info@magocoro-kanpou.comにご連絡ください。


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2012年09月29日

全体を見渡さない狭い治療

アルツハイマーはある物質がたまることによって起こるらしいです。
(僕はテレビを見ませんのでネットで読みました)

(まさかコイツが原因!? アルツハイマー新予防 : ためしてガッテン http://bit.ly/UW7RO3

このテレビの内容によると、アルツハイマーの原因になるのはアミロイドβと呼ばれるもので、その物質は、インスリンが処理する。

なので、糖が多い食事だとインスリンは血糖処理に大忙しになるので、アミロイドβは、ほったらかしになり、それがアルツハイマーにつながるとのこと。

インスリンとの関連が深いので糖尿病の人は気をつけないといけないらしいです。

この番組で「中華」「和食」「洋食」と食べてみて、どれが一番よくなかったでしょうか?
みたいな実験をしたらしい。

そして、犯人は「和食」
炭水化物の重ね食いがあるからがその理由。

なんてバカな番組なんだろうと思った。(僕は見てませんが・・・)
未だにこの手のパターンで身体にいいとか、悪いとかをやってるんだな。

「炭水化物」と「タンパク質」と「ミネラル」
栄養を単純にわけた西洋の考え方です。

もちろん野菜や魚などをバリエーション豊かに食べるのは重要です。

しかし身体にガソリンをいれるような、この考え方はどうなのかと漢方医としては思います。

そもそも、ここで問題になっている糖尿病は、炭水化物ばかり摂るとなりやすいといわれていますが、糖尿病の元々の原因は和食の炭水化物がメインの問題ではなく、間食で甘いもの、油物そしてお酒をとるからです。

朝昼晩3回、腹8分目の和食のみなら少々、炭水化物が多くても糖尿病になるわけがない。

3度の食事以外で余計なことしてきたのは、糖尿病の本人が一番よく知ってますよ。
糖尿病の人は、3度の食事内容より、それ以外の余計なことをどうするか考えたほうがいいです。

また実験で中華、和食、洋食とした意味がよくわからない。
炭水化物が犯人だと出したいからこういった比較になったのだと思いますが・・・。

こういったテレビ番組に限らず、サプリメントを売る時もこの手のやり方が好きですね。
狭くて小さい部分だけ注目して、あれが足りていないから、こうしたほうがいい。みたいな。

【和食の炭水化物の重ね食い → 糖が増える → アミロイドβが増えてアルツハイマー】

そんな単純ではないですよ。

「●●が原因だった!」

原因を1つに絞れば対策しやすいですが、病気や体調の悪さはそんな単純な1つの原因ではありません。

いろいろな要因が一辺に起こっているのです。

まーテレビ的には、「原因を突きとめた!」的な方が受けがいいと思っていて、本当に健康としてどうなのかはどうでもいいことですが・・・未だにテレビの情報を信じていることがあるので問題です。

だから、全体的に整える漢方がいいのです(と宣伝してみました)

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2012年09月27日

漢方薬を劇的に効かせる方法

プラシーボ効果を科学的に研究している結果を記した記事があった。
(プラシーボ効果の謎を進化論が説明する http://wired.jp/2012/09/27/placebo/

プラシーボ効果とは、お医者さんなど治療の専門家から、何の効果もない小麦粉を薬と偽って貰っても効くことがあるというもの。

上記の記事は、そのメカニズムがなんとなくわかってきた的な記事です。

ちなみにどうでもいいことですが、僕のMyサーフボードはプラシーボ。
性能も気に入っているが、名前も気に入っている。

それはさておき、プラシーボ効果とは、ちょっと違うかもしれないけど漢方薬と精神的な関わりの不思議な話があります。

元々、僕は西洋医学の外科医に医学を教わった。
当時は、漢方の事など一切知らず、西洋医学のメカニズムでもってすれば、どんな病気でも治す事ができるんじゃないか!

そんな西洋医学のメカニズムやエビデンスを取り入れながら、尚かつ化学的な人工物を使わないサプリメントって最強ですよね。と心から思っていた。
もちろん、その時期は漢方なんて時代遅れの占いの類いかなんか位にしか考えていませんでした。

それっくらい化学的なメカニズム信奉者だったのですが、それは母や今の嫁さんが病院の薬や高価で質のよいサプリメントで小指の先ほどもよくならなかった事がきっかけで粉々に打ち砕かれます。
それから漢方の世界に入ることになるのですが、まーその話はおいといて、要は科学理論やメカニズム、エビデンスが大好きなタイプなんです。

その僕が漢方の勉強をし始めてしばらくした頃、慢性病の人にあわせた漢方薬で1ヶ月もすれば効かせることができるようになってきました。

それから深く、深く漢方を勉強するにしたがって、だんだんと効くまでの期間が短くなってきたのです。

1ヶ月が3週間になり、2週間になりで、今は慢性病の人でも最低2、3週間で効かせるようになってきました。

そして、急性の病気に対しては、今は体質に合えば1服とか2服で効かせることができるようになったのです。

この話、僕は腕がいいですと言いたいのではないです。
効果を早く出せることと、ある法則があることがわかったのです。

それは、「漢方ってほんと効くんだな」っ心から思っている人ほど、実際によく効くということ。

その事に気づいたのは、家族に漢方薬を処方していてです。

修行時代から家族に何かあれば、ささいな症状でも、漢方薬を処方していました。
でも、はじめは効果が出るまでに時間がかかっていたのです。

ところが何度も出しているうちに家族も「漢方ってほんと効くんだな」的な経験が積み重なって、それから、すごく敏感に早く効くようになってきたのです。

不思議なんですが、漢方に対する認識が心の中で深くなると効果が高くなるようなんですね。

この効果、変化とも言い換えられます。
というのも患者さんの中には、漢方薬が合っていなくて、1日ですごく悪くなった人がいます。
その後、すぐに漢方薬を変更して、またよくなりました。

そんな経験の後、患者さんは、すごく漢方に敏感になったのです。

すごく効く、すごく変化する、すごく敏感になる。
そんな身体に変わったのですね。

話を聞いてみたら、悪くなった日を境に心の中で「なんとなく漢方ってよさそう」から「漢方ってほんと効くんだな」に変わったそうです。

科学的な関わりがあるのかわかりませんが、漢方に対する理解度と効果は比例するような感じがします。

ただし、この漢方に対する理解は、処方する先生がほんとうに理解し、信じていないと発動しないような気が・・・
つまり、上辺だけ漢方を知ったかぶりしたり、体質とか無視して東洋医学の不思議さみたいなのを患者さんにアピールしてもダメだと思います。

なので、うちでは僕がどう体質を判断したかを説明し、その体質を漢方医学的にどう調整していきたいと考えているかを説明します。

そうして、漢方の理解を深めていただくことによって「効果が早くあればいいな〜」と考えています。

漢方は一方的に処方しても効かないような気がします。
だから、そういったコミュニケーションをとらない病名だけで選ぶ漢方や、症状だけをあてはめる漢方は効かないのかな?


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2012年09月24日

漢方サイトのよかった体験談は嘘も結構ある

不妊症で悩んでる。
ニキビで悩んでる。
アトピーで悩んでる。

そんな時、漢方ってどうなんだろうって調べますよね。

真っ先に何を読みます?

多分、体験談、治験例、よーするに「これで成功しました」的話。

うちでも患者さんから「どこどこのサイトにこんな例がありましたが、その漢方薬でこんなに早く治りますか?」みたいな質問をよく受けます。

サイト見てて、いかにも簡単にスパッと成功している例を読んだら、
「それいいじゃない!」と思うのが人情ってもんです。

しかし、こういった体験談、自分がそれをすべきかどうかを判断する情報を探すときに問題になるものがあります。

それは心理的バイアスです。

心理的バイアスとは、簡単にいったら思い込み、偏った見方。

かのローマのユリウス・カエサル・シーザーは『人間は現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない』という名言残している通り、自分が客観的事実を見ていると思っているものでも、実は自分の都合でみています。

心理的バイアスには、プロスペクト理論というのがあります。

○得に関しては低い確率を高く見積もる。
○損に関しては高い確率を低く見積もる。
という傾向。

要は、成功も失敗も客観的パーセンテージで50%ずつだったとしても、
成功したいと思っている人はその50%を勝手に70%とか、80%とかに見積もろうとします。

逆に損するかもしれないパーセンテージに関しては失敗の確率を勝手に低く見積もろうとします。
「失敗するのが嫌だから失敗確率は20%にしとこう!」みたいな

また、自分がかけたコストにあわせて確率を変えてしまう傾向もあります。

例えば、体外受精で高い金額を払っている人は高い金額というコストを支払っているので、成功確率が高いだろうと考えるわけです。

ところが、事実は、全国平均で病院治療全ての治療確率でおよそ30%というのは変わらないのです。

また、より身近で、より新しいよい情報を高く評価しようとします。

友達が○○でよくなったというのは、全く知らない人の話より自分の中で勝手に確率が高くなるのですね。
でも、真実は身近だろうが、遠い人だろうが関係ありません。

より新しい情報を信じるのは以前に悪い情報を聞いていても、新しいよい情報で上書きされてしまうためです。

そして、ここからが本題ですが、
その体験談が本当なのかどうかを冷静に判断しようと思ったら、
同じ数だけ、うまくいかなかった例。ひどくなった例も集めないといけません。

(ただ悪い例はネットでは出てきません。これがおかしいと気づかないといけません)

そうしないとバイアスの罠にかかってしまいます。

不妊治療の病院や漢方薬局などのサイトに載っている体験談は、普通は悪いことは一切書きません。当たり前ですね。

仮に、よいも悪いもどちらも事実に基づいて客観的に書いてあったら、よい体験談30例に対して、70例の悪くなった体験談があるのです。

さて、そんな状態を読んだ場合、あなたはどうします?

漢方の原理原則は「世の中は陰陽で成り立っている」と教えてくれます。

よいものだけといったものは存在しません。

体験談を読む時は、「反対に悪くなった人はどんな状態なんだろう?」
と考えましょう。

病院やお店選びに冷静になれます。
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2012年09月19日

複数の漢方薬を組み合わせるのは無駄!な時もある

「先生は不妊専門だから、儲かるね」
他のお店の先生から言われたことがあります。

「なんで??」
その理由がうちに来る患者さんからわかりました。

他の店では、不妊治療で3万円位とっているみたいです。
ひどい時なんか、ご主人とあわせて7万円にもなるとか・・・

何でそんなに高くなるかというと漢方薬を数種類あわせたりするからです。

実はこれは処方している先生が漢方を誤解していることがあります。


漢方薬は、基本的には、いろいろな症状を聞き出し、それにあわせてなるべく1つの処方を選びます。

なぜ、なるべく1つの処方を選ぶかというと、日本漢方や古方では、

「漢方薬=体質」

だからです。

ちなみに中医学とよばれる方法では、また考え方が違います。
それはまた今度にでもお話します。

西洋医学のお薬は効果が単一です。
鎮痛剤なら体内の痛みになる物質を止める効果とか、大体、1つの薬は1つの働きです。

漢方薬の場合は、決まった効果ではなく、1つの漢方薬にいろいろな働きがあります。
「水の流れをよくし、中焦の余分な熱を取り去り、特に下半身を温める」など

「漢方薬=体質」
なので、1つの漢方薬が全身の状態を整えるようになっています。

足の冷えにはこの漢方薬。
疲れにはこの漢方薬。と症状バラバラに対応しません。

1つの漢方薬は何種類かの生薬で成り立っています。

当帰芍薬散なら当帰、芍薬、川芎、白朮、茯苓、澤瀉の6種類。

それぞれ違う生薬があわさって、体質を整えるのです。

当帰芍薬散はそれだけで絶妙なバランスで成り立っているので、むやみにいろいろな他の漢方薬とあわせるとそのバランスが崩れます。

ただし、体質は2つ、ないし多くて3つ位まで重なっていることがあります。
その場合は、合方といって、2つの漢方薬を使用する場合もあります。

でも、初回から複数の漢方薬にするのはよくないと僕は思います。

なぜなら、例えば不妊症で漢方薬を飲む場合、はじめに決めた漢方薬を何ヶ月か飲んだら「はい妊娠します」ではないのです。妊娠効果があるわけじゃないですから。

1ヶ月、2ヶ月とじょじょに体調を整えていくので、選んだ漢方薬がどう体調を調節しているかを観察しないといけないのです。

その時に2種類も3種類も漢方薬があったら、どの漢方薬がどう体質を調節しているのか判断するのが、すんごくややこしくなります。

1種類でもいろいろな働きがあるので、2種類になったら、どれがどう調節しているのかわからなくなるはずなんですね。

まず根本的な体質を見極める。

体質を見極めるというのは1つの漢方薬まで絞り込むこと。

それから、変化に応じて漢方薬の種類を増やすのはいいかもしれません。

うちでは、体質を総合的に判断して、なるべく1つの漢方薬に絞りに絞り込むので、不妊症専門だからって儲かりません。



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2012年09月12日

漢方薬と病院の新薬の作用の違い

対症療法ってご存知でしょうか?

Wikipediaから引用すると

<対症療法>
表面的な症状の消失あるいは緩和を主目的とする治療法。一般的にはあまり望ましいものではないともされる。
(引用ここまで)

とあります。

よーするにその場しのぎって事ですね。

病院のお薬の事を詳しく調べると、大概「このお薬は対症療法です」と書かれています。

そう、病院でもらうほとんどのお薬は、対症療法なのです。

お薬の効果時間は決まっていて、毎回飲む度に効果時間だけ効いて、効果時間すぎたら元に戻って・・・
後は初めに戻って延々繰り返しです。

新薬の場合は、「飲んでいる間だけ治ってる」ので、理論上、新薬を飲むのを死ぬまでやめなければ、治ったってことになるのでしょうが・・・
現実は、ずっと同じようには効かず、だんだん効かなくなったり、肝臓が弱ってきたり、実際は、長期服用になるほど、いろいろ問題が起こってきます。

長く同じお薬を飲んでる方は実感されていると思います。

漢方薬は対症療法ではありません。

漢方はお薬を選ぶ段階から新薬のように部分的な症状などにあわせず、身体全体の不調をみてその全体の不調を整えるように漢方薬を選びます。

だから、症状もよくなるのもあったり、よくならないのもあったりといろんな変化を見せながら少しずつよくなってきます。

そして、飲み続けたお薬は、対症療法の新薬のように、やめたら効果は「はい、おしまい」ではありません。

飲んでいる間に整えられてきた体質は、自分のものになっているのです。

この対症療法の事がよくわかるのが、アトピーの治療です。
ステロイドは強烈に炎症をとってくれるので、どんな体質のアトピーの方でも関係なく一律、赤みやかゆみをとってくれます。

そして、効果の時間が終われば見事に元に戻すか、なんだったら前より悪くしてくれます。
後はエンドレスにそれの繰り返し。

このステロイドほど、体質と全く関係のないはっきりとした対症療法はありませんね。

漢方でアトピーの治療をする場合。
飲み続けて治ってくれば、それは自分の体質が変わっているので、自分のものになっています。

アトピーの治療中でも生活環境の変化で、急激に悪くなることがあります。
でも、元の悪いのまで戻るのではなく、漢方薬を2週間も飲んでいれば、急激に悪くなる前まですぐに戻るのですね。

飲み続けてきた分はしっかりと、あなたのものになっています。


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2012年09月10日

これを知れば損しないで済む!漢方治療 その3

前回まで偽物漢方とか紹介していましたが、僕の漢方が特に本物だと言っているわけではありません。

前回の これを知れば損しないで済む!漢方治療 その2 はコチラ

「えっあれだけ言っといて」と思うかもしれませんが、

漢方は西洋医学のように決まった方法がなく
「これだったら本物!」「これだったら間違いない!」
といったものがないのです。

では、なぜ、それなのに偽物漢方と言い切ったかというと、
いくら方法がないといっても、漢方の医学的理論はあるわけで・・・

最低限、漢方治療の原理原則があるわけです。
逆に原理原則を押さえていれば、治療戦略の組み立て方は自由!

西洋医学的な考えから、
有効成分で漢方薬を選んだり、
西洋医学の病名からマニュアル的に漢方薬を選んだり、
症状をあてはめて漢方薬を選んだり、

といった方法は、いくら決まりきった治療マニュアルがない漢方でも、「漢方の医学理論を勉強していないか」「勉強したけど理解できなかった人」の悪用レベルだからです。

漢方では、治療の考え方によって3種類の流派があり、それぞれの流派で、体質の判断や漢方薬の選び方は違います。

中医学の流派では、弁証論治とよばれる診断を使って漢方薬を選び。
日本漢方では、証を組み立てて漢方薬を選びます。
古方では、古典に書いてある古文を解釈して漢方薬を選びます。

ただし、日本漢方は、古方と考え方は同じなので両者はどちらの方法も含んでいます。

この流派のうち、どれかの方法を選ばないといけないということはありません。

僕は古方と日本漢方を考えの幹においていますが、国際中医師なので、中医学の事も理解しているので、中医学の理論も混ぜたりして、体質を判断し漢方薬を選びます。

どの流派にも共通する漢方の方法とは、

症状や取り巻く環境、既往歴、身内の方の病気などから
・気・血・水の状態(健康を保つための要素)
・五臓六腑の状態(漢方の設定する臓器)
・八綱弁証 2つで1組×4つの状態で体質を分析 
@虚実(体力抗病力の度合い)
A表裏(身体の表面や深い部分)
B寒熱(冷えや熱)
C燥湿(乾燥や湿気)
・陰陽(全体的に陰、陽どちらの傾向があるか)
・三陰三陽(病気が経過してどんな変化を辿っているか、体質と使える漢方薬のレベル)
・治法(発表、和解などどういった治療方法を選択するか)
・生薬配当(生薬ごとに効果を考え、その組み合わせと体質を合わせる)
・五行論(自然の法則から病気を分析する)
などなど

これらの診断要素を絡みあわせて「あなたの体質」を分析し、それに見合った漢方薬を選びます。

病名で漢方薬を選ぶ人は「病気名」だけで漢方薬を選び。
症状で漢方薬を選ぶ先生は「症状」だけで漢方薬を選び。
有効成分で漢方薬を選ぶ先生は、「1つ2つだけわかった有効成分」だけで漢方薬を選びます。

「診断された病気の名前」や「症状」はこれから体質を判断する作業にうつるための情報の一部にしかすぎません。

確かに僕も漢方を勉強し初めた頃は、病名でマニュアル的に漢方薬を選んで、次にそれがやや発展して、症状を占いみたいにあてはめていって選んで、漢方理論をおぼえていきました。

そして、それでは治らない現実を突きつけられ、更に勉強を続け、漢方医学の理論で体質を組み立てていく方法になりました。


よーするに病名で選ぶ漢方薬や症状をあてはめる漢方薬は、素人に毛が生えた程度でプロのやることではない!ということ。
だから、それで「漢方相談やってます」と言ってる人は偽物なんです。

漢方相談で損しないためには、体質や選んだ漢方薬を東洋医学の理論に基づいてしっかりと組み立てていて説明できる先生にしたほうが得です。

なので、西洋医学の問診や検査と別で漢方の問診をとらないところは、漢方の事を知りません。完全にマニュアル処方です。

初回で30分未満で相談が終了するところは、ちゃんとしているところもあるかもしれませんが、深い分析をしていない可能性が高いです。

症状や悩みを聞くことより、「東洋医学は不思議なんだよ〜」って神秘トークを一方的にしたり、「五行論」を一方的に説明するところは、漢方を医学理論的にわかっていないところが多いです。

漢方理論の事を書いてきましたが、漢方は治ればその方法が正解だったという結果論でもあるので理論がりっぱであればいいわけではありません。

短い時間でパッパと処方してもらって、数撃ちゃ当たるが好きな患者さんもいるかもしれません。

自分の希望に見合った漢方相談をしてくださいね〜〜

長くなってすみません。めげずに読んでみてね!
posted by 華陀 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月05日

これを知れば損しないで済む!漢方治療 その2

前回の これを知れば損しないで済む!漢方治療 その1 はコチラから。

病院では、「検査や症状が、こう出たら → こういう病気だから」
という「診断」の部分が先生によって変わることって、あまりありません。

こんな症状だったら、こんな病気。
こんな検査数値だったら、こんな病気。

あからじめ、ガイドラインが決まっているので、それに沿って診断していくといった感じでしょうか。

だから、漢方の理論を知らない病院の先生が漢方薬を処方する場合、西洋医学と同じ方法で処方しようとします。

偽物漢方 その@
漢方の事を知らない先生は、病名などで漢方薬を選びます。
だから、同じ病名の人は体質が違っても同じ漢方薬が処方されます。

こんな病気だったら、この漢方薬。
風邪に葛根湯。不妊症に当帰芍薬散などです。
○ムラさんなどのメーカーさんがそんなマニュアルと作ってくれていたり、勉強会などで、「この病気にはこの漢方薬を処方してください」みたいなことを教えています。

西洋医学の病名は漢方の理論が確率してから約1800年後に出てきているので、当然、漢方と病名など関係ありません。

漢方では、そんな単純なガイドラインに沿って診断しません。

また、たまに「漢方薬は症状をあてはめていって選んでいく」と勘違いされている方がいらっしゃいますが、症状をあてはめて選びません。

簡単に言ったら、症状を組み合わせて、体質を判断していくと考えたほうがいいです。

症状の組み合わせは自由です。

例えば、頭痛なんかは可能性として、冷えから起こるし、正反対の熱状態からも起こる、胃の冷えからも起こるし、血が足りないから起こることがあります。

つまり、頭痛だけで、「この漢方薬」なんて決めることができません。

「夜に頭痛が起こるし、冬に頻発するし、冷たいものを食べたり飲んだりすると起こるから【冷え】から起こるんじゃないか」と漢方医が予想を立てるのです。

見ていく症状は一つじゃありません。
いろいろな症状があり、組み合わせも2つだけ組み合わせて考えればいいのではありません。

いくつかの症状があてはまったから → この漢方薬!
そんな単純なものじゃありません。


偽物漢方 そのA
漢方の事をちょこっとカジった人は、症状をあてはめていって漢方薬を選びます。

あなたは「○○タイプの体質」なんかの「タイプ」が出てくれば占い系の当てもの漢方ですね。

偽物漢方はまだまだあります。
勉強、嫌いな人はあの手、この手でいろいろ考えますね〜

偽物漢方 そのB
五行論といって肝・心・脾・肺・腎は病気とどうつながっているか?とか、木は土の栄養に育てられ・・・など木と土、水などを身体に例えたり、説明が一見、漢方らしい感じがするのですが、よく考えたら、その人自身の体質の事なんてなーんにも言ってません。

それは、ざっくりと東洋医学の考え方を言ってるだけです。
患者さんは自分の体質が知りたいッ!
「う〜ん、話をすりかえないでッ!」って思われますよ。

おまけにこの説明はある程度、マニュアル化していて、誰にでも同じ話をします。
これを僕は勝手にア○ウェイ式漢方と呼んでます。

後、怪しげな気功エネルギーがどうとか、ありますが、漢方は理論がしっかりと確立した医学なので、ここらのジャンルは論外です。
「趣味でやってください」って感じです。

では、患者さんが損しない、ちゃんとした漢方の方法とはどんなのでしょう?
また長くなったので、続きます。

続きはコチラから これを知れば損しないで済む!漢方治療 その3
posted by 華陀 at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月03日

これを知れば損しないで済む!漢方治療 その1

最近、漢方って世間で流行ってる感じですね。
女性誌でも時々、とりあげられているのを見ます。

でも、漢方は流行っているけれど、業界では漢方家がいなくて、
昔から人材不足が悩みなんです。

「漢方薬を扱う先生」は増えているのですが、「漢方を扱う先生」は、あいかわらずいないのです。

「えっどういうこと??」

つまり、大半の先生は、漢方の医学理論や漢方独自の体質判断などをせずに「自分勝手」にやりやすいように漢方薬を処方しているのです。

「病院や漢方専門薬局が・・・そんなバカな!」

と思われるかもしれませんが、これが日本の漢方の現状です。


西洋医学には、ちゃんと医学理論があります。(当たり前ですが・・・)
検査などの結果をどう判断するか、病態をどう判断するか、が理論として決まっています。

そんな、いろんな理論を勉強して医師になるのですね。

ところが、漢方には、理論を正式に習う学校とか資格はありません。

一部、学校や僕が持ってる国際中医師という認定証はありますが、そんなのは表向きのバッヂになるだけで、形はなんとなく分かっても、実践では何の役にも立ちません。
そういった背景もあって、本当に治す漢方治療は挫折してあきらめる先生が多いのです。

漢方は、医学といっても、西洋医学とは全くちがうものなんです。

まず、西洋医学では、どんな検査数値がでれば、どんな病気なのか、どんな症状があれば、どんな病気なのかを診断するガイドラインが決まっています。

「検査や症状が、こう出たら → こういう病気だから → この薬」

って流れが決まっているのです。

だから、ある病気の人は、どの病院にいっても、大体、治療や処方されるお薬は大体同じになります。(薬の名前は扱うメーカーさんによって変わりますが)

ところが、漢方は、西洋医学のような、
「検査や症状が、こう出たら → こういう病気だから → この薬」ってルールが通用できません。

漢方の場合、西洋医学の化学的検査は関係ありません。
患者さんの「既往歴」「身内の方の病気」「現在の症状」「どう症状が起こったか」「どんな時に症状が強くなったりするか」「どんな食生活か」「どんな仕事や環境なのか」などなど。

いろいろ、その人の関連することを聞かせていただいて、総合的に体質を分析します。

その時に漢方では、「気血水弁証」とか「臓腑弁証」「八綱弁証」「治法」など西洋医学には存在しない、独特の理論で分析します。

西洋医学のようなガイドラインなんて存在しないのですね。
その漢方の先生の考え方次第です。

次回は、具体的にどんな方法のところは偽物漢方の可能性が高いのかを検証してみます。

続きは これを知れば損しないで済む!漢方治療 その2 コチラから
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2012年08月29日

漢方の知恵で夏バテにならない方法

お盆すぎくらいから、うちの患者さんの中でポツポツ、調子の悪い人がでてきました。

ずっと、同じ漢方薬で調子よかったのに、急に悪くなってきたという感じ。


「夏バテなんでしょうか?」


夏バテは、夏から秋の季節の変わり目に起こります。

夏の暑さに疲れてというのもありますが、特に暑さに負けた感覚がなくとも、変わり目がきたら、誰でも調子を崩す可能性があるのですね。

夏バテといっても、毎日、まだまだ夏真っ盛りくらいの気温ですね。
しかし、周りをよくみてみると、お盆すぎあたりから、トンボが飛んで、夜には鈴虫が鳴いてます。

雲、秋のちぎれ雲。

自然はすっかり秋なんですね。

ところが、今、町は、緑がなくなって、コンクリートのカゴみたいな状態。ヒートアイランド現象やらなんやらで、気温が高いままなので、秋と感じることがないのですね。

自然界全体は秋に突入し、町はまだ夏。

完全にズレを起こしています。

漢方の治療の原則は、

「自然の流れに逆らわなければ健康でいられる」

実はこの夏バテ、町に住んでると自然とお盆すぎくらいからズレが出て、自然の流れに逆らっちゃってるんですね。

あと、体内の水の流れがおかしくなってることも関係します。

だから、夏バテにならないようにしようと思ったら、暑くとも、だんだんと秋モードの生活をしないといけません。

例え暑くても、少しずつ冷たいものを一気にたくさん飲むのは控えたほうがよいです。

町は暑いので、冷たいものを飲むときは少しずつ、少しずつですね。
量も心持ち減らし気味にする。

クーラーも朝晩と日中は温度を意識して使い分けてください。

朝昼晩と同じようにクーラーの温度設定をしていると、夏バテになっちゃいます。

喘息の方は気をつけてください。
涼しくなりはじめた風に当たると喘息が悪化します。

夏と秋のズレに注意しましょう。



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2012年08月16日

漢方薬のジェネリック品!?

ジェネリック医薬品というのをご存知でしょうか?

新薬は莫大な資金と膨大な時間をもって開発します。

その際に有効成分、製造方法、効能効果、用法用量などいろいろな特許を取得します。

はじめに開発された医薬品は、特許権が発生するので、自分の会社だけで売れるのです。

ジェネリック医薬品というのは、後発医薬品とも呼ばれ、特許が切れた医薬品を簡単な試験などで製造した医薬品の事をいいます。

特許が切れているので元々、開発した会社でなくとも売れます。
また一から研究し開発するわけではないので、費用も一から製造するよりは安く済みます。

政府はこのジェネリック医薬品を推してます!

なぜなら、日本の健康保険の資金は空っぽなので、医師が少しでも安い医薬品(ジェネリック医薬品)を使ってくれれば、その分、健康保険から負担するお金が減らせるからです。

健康のためと言うより国のお金のためですね。

このジェネリック医薬品に関する面白いアンケートがあります。
実は半数以上の医師が「一から開発された先発薬より効果などが劣ると感じる」と答えているのです。

(約6割の医師が「ジェネリック医薬品は先発薬より劣るものもある」と回答 - Ameba News [アメーバニュース]http://amba.to/SqbAh9

よく考えたらそりゃそうだろうなって思います。
だって、薬をつくるレシピは一緒でも製造工程や添加物などは、全く一緒ではない場合もあるからです。

特に安く売るのがジェネリック医薬品の使命。
安くつくるものに高級でいい材料や製造コストをかけるでしょうか?

これって、料理でも一緒ですね。
銀座で一番の高級イタリアンレストランのレシピを知ってるからといって全く同じものはできません。

作り方を文字などの情報だけがわかっても同じ物はできないのですね。

成分や効果などがはっきりとし、人工的につくれる新薬ですら、こんな状態。

一方、漢方薬は、新薬と違って人工的につくれません。
生薬は生の植物などで、この生薬の品質と漢方薬も煎じ薬でない場合は、エキスにする製造工程が重要になってきます。

葛根湯や当帰芍薬散などは、大昔の文献に製造工程が書かれているのですが、料理と一緒で、レシピだけ、材料や製造工程はそれこそ、メーカーさんによってまちまちです。

漢方薬を構成する生薬は食材と一緒なので、ピンからキリまであります。

同じ生薬でも

「激安の薬効なんかないんじゃないの?」から
「高いだけあって効果にキレがあるね〜」っていうものまで。

なので、同じ漢方薬の名前でも、製造メーカーによって、効果の差がすんごく出るんですね。

ここからは、僕の経験と考えからの完全な私的な意見ですが、

基本大企業ほど材料(生薬)は、より安いものを使っていると思います。
まさに漢方薬のジェネリック品!
だって、健康より売り上げを第一に考えないと大企業になれませんよ。

後、大企業で一部上場だったら更に粗悪な漢方薬になるんではないでしょうか?

だって、会社の考えというより、株主さんの意見を尊重しないといけませんからね。
そして、株主さんは、病気の人が治るか、どうかよりも自分の株が儲かるかどうかが重要。

前に書いた 漢方相談室: ツムラの漢方薬は、なぜ効かないと言われるのか? はこういった事も含めて思ったことです。

効かないジェネリックは必要ないけど、かとって健康保険のお金もない。
これからどうするんでしょうか。
posted by 華陀 at 17:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月10日

食べ物、それぞれの効果の違い

食べ物には、食性といって食べ物1つ1つに性質があります。
その性質とは、トマトにダイエットの成分があるといった西洋医学のものではなく、漢方的な性質のもの。

食べるとなんらかの影響をおよぼします。

その影響には、「寒」「温」「昇」「降」「収」「散」があり、どの臓腑「肝、心、脾、肺、腎」の五臓と「胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦」の六腑に影響するのかがあります。

それに毒性があるかどうか。

これらを季節や体質、環境にあわせて食べ物をチョイスするのが理想的な食事方法。

こういった事を踏まえて最近ちょっと気になる’記事がよく目につきます。

それは、砂糖は陰性食べ物だといったよう説明や、熱帯の環境のものは冷やす効果があるといった説明。

これ厳密には間違い。

例えば「寒」は陰性です。その他、陰性には「降」なども含まれ、効果が穏やかなものも陰性と言えます。

反対に「温」や「昇」は陰性の反対の陽性ですね。
つまり、陰性、陽性というのは、ざっくりとしたグループを表すものです。

一人一人の体質にあわせていこうと思ったら、そこから更に詳しく踏み込まないといけないですね。

熱帯でできるものは冷やす性質というのも間違いです。
確かに自然はうまくできていて、熱帯系のものは身体を冷やすものが多いですが、もちろん冷やすものもあります。

砂糖は身体を冷やすという記事がありました。
砂糖の原料であるサトウキビは沖縄などにたくさんできるので、「身体を冷やす」と書いてあった記事がありましたが、サトウキビからできる黒糖は「温」の性質です。

また、熱帯といってもできる季節によっても食性は変わってきます。

漢方の理屈はけっこう複雑です。

手軽にわかるようにまとめるのは分かりますが、それでは本当の効果を得ることができないと思います。

ということで漢方の理論は非常に複雑ですが、日々勉強で乗り越えていきます。
posted by 華陀 at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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