2017年08月05日

関東漢方相談会

お店の宣伝です。

まごころ漢方では3ヶ月に1度、定期的に東京で漢方相談会を行っています。
すでにネット相談などで飲まれている方と実際にお会いして相談させてもらったり、うちで相談したことがないけれど、相談してみたいという方。

東京方面の方で漢方相談をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
東北や関東甲信越方面からもお越しいただいています。

ご相談当日は漢方薬はお渡しできません。ご相談のみです。
漢方治療や漢方薬の事だけでなく現在の病院の治療のことの疑問、処方された薬などの疑問、飲まれている健康食品の疑問など、気になることはなんでもご相談ください。
相談は無料です。事前の完全予約制です。

僕自身、元々、話好きなので、お気軽にお申し込みいただけたらと思います。

【日時】
・2017年 08/26(土) 11:10〜19:00(最終受付18:00)
・2017年 08/27(日) 10:00〜19:00(最終受付18:00)
・2017年 08/28(月) 14:30〜16:30(最終受付15:30) 
※いずれかのご希望の時間帯をお知らせください。相談時間は最長で50分位です。
場所:浜松町(詳しい場所は連絡をいただいた方にメールにてご連絡します)

これから、うちのネット漢方相談を検討されている方で、なおかつ直接会っての相談希望の場合は別途、漢方相談会の予約をこちらからご連絡ください。

予約はコチラから

ネットでのご相談はコチラから。

お待ちしております。
※予約は一杯になり次第締め切ります。連絡を頂いた際にすでに予約がとれない状況もありますがご了承ください。

ラベル:漢方 相談 東京 関東
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2017年06月08日

転載・引用について

このブログの記事、そのほかの情報に関しての転載と引用についてです。

◆引用について
このブログは、以下の条件のもと、引用を承諾します。
1 引用部分を「blockquoteタグ」で挟むこと。
2 エントリーのタイトルを併記してリンクすること。
3 引用部分が従であり、全体の2〜3割程度に抑えること。※文化庁の見解による

◆転載について
1 全文をそのまま転載するのは、事前承諾がない場合以外は一切許可しません。
2 無断転載の場合、原稿料として5万円を請求させていただきます。
3 こちらの文章に加筆しての転載、つまり文章を盗んで加工することについては著作権法違反のため、絶対に許可しません。

※薬局などの薬業界や医療業界は、パソコンやネットに疎い人が多く、他人がやっている方法や文などを盗むことが悪いことという意識が低い人が多い業界なので、うちの記事や文章と同じものを載せているブログやWebサイト等あれば、お手数ですが、 info@kanpoui.net までご一報いただけると幸いです。

◆写真転載について
写真は1枚3万円にて販売しております。無断転載の場合は3万円に2万円の損害金を加えた5万円を請求いたします。

絶対リンクでの写真使用は、こちらのサーバに負荷を掛けますので許諾しません。された場合は威力業務妨害として法的措置を採らせていただき、損害賠償を請求いたします。


※専門の弁護士の見解
MERYやWELQ問題を受けて押さえておきたい、画像直リンクと画像無断使用の違法性
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2017年04月26日

東京漢方相談会のお知らせ

お店の宣伝になります。

まごころ漢方では3ヶ月に1度、定期的に東京で漢方相談会を行っています。
関東方面の方で漢方相談をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
東北や関東甲信越方面からもお越しいただいています。

ご相談当日は漢方薬はお渡しできません。ご相談のみです。
漢方治療や漢方薬の事だけでなく現在の病院の治療のことや薬などの疑問。
飲まれている健康食品のことなど、
気になることは、なんでもご相談ください。
相談は無料です。事前の完全予約制です。

僕自身、元々、話好きなので、お気軽にお申し込みいただけたらと思います。

【日時】
・2017年 05/27(土) 11:10〜19:00(最終受付18:00)
・2017年 05/28(日) 10:00〜19:00(最終受付18:00)
・2017年 05/29(月) 14:30〜16:30(最終受付15:30) 
※いずれかのご希望の時間帯をお知らせください。相談時間は最長で50分位です。
場所:浜松町(詳しい場所は連絡をいただいた方にメールにてご連絡します)

これから、うちのネット漢方相談を検討されている方で、
なおかつ直接会っての相談希望の場合は、
別途、漢方相談会の予約をこちらからご連絡ください。

予約はコチラから。

ネットでのご相談はコチラから。


お待ちしております。
※予約は一杯になり次第締め切ります。連絡を頂いた際には、
すでに予約がとれない状況もありますがご了承ください。
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2017年01月13日

ネットの闇。Web検索の上位表示はアテにならない!?

ちょっと調べもので堺の漢方専門の店のことをネットで検索をしていて、変なサイトを見つけました。
http://www.o-kinikanpou.com/

一般の人が見れば「良くあるオススメランキングサイトじゃないか」と思うかもしれないですが、僕は、自分でWebサイトを製作したりもするので、内部構造などをよく知っているので、あることが気になりました。

1つは右側の「大阪版おすすめの漢方薬局」の下にある「コンテンツ一覧」その下に「トップページ」のリンクがあり、その下にある「【大阪編】真心の漢方薬局15選」というテキスト。

普通は「【大阪編】おすすめの漢方薬局15選」でいいと思うのです。
タイトルの「厳選の漢方薬局ガイド」を使うとか、単純に「おすすめの漢方薬局」とかでいいのに、なぜか「真心」という言葉が入ってます。

うちは「まごころ漢方」なので、店の名前を考えた時もそうですが、普通、「まごころ」を表現するときって、「真心」とは書きません。
なんか仏壇とかイメージしてしまいそうです。

しかも、あまり、こういう場合に使わないし、明らかにそぐわない。
それで、最初は、うちのファンが勝手に作ってくれたのかな・・・なんてお気楽なこと考えましたが、それだと、うちが3位以内に入っていないのがおかしい。
1位は漢方の葵堂薬局となっています。

でも、大阪の15選の中にはうちが入っています。

なんかおかしいと思い、漢方家から完全にWeb製作者の目に切り替えて、このサイトを分析していくと、1位葵堂漢方薬局となっていますが、そもそも、何によって1位に選ばれたのかがわかりません。

一般の人の投票か、他の何か?かとサイトをくまなく調べても、何で1位に選ばれたかもわからないし、一般の患者さんが投票しようとしても、どういった機関が、このサイトを作ったかも書いてないし、電話、メールなどの連絡先がないので連絡のしようがない。
つくりっぱなしの出入り口がないサイトなんです。

おまけに「【大阪編】真心の漢方薬局15選」と書いてあるのに、京都も東京もないのです。
うーん、調べれば調べるほど、うちのことも宣伝してくれてはいますが、うさん臭い・・・

そして、違うことで、ちょっと調べものをしていて、他のサイトを見つけたことによって、このサイトのカラクリがわかりました。

違うサイトというのはこちら。
http://xn--ickk0b6382czzwa.com/index.html

ここも先ほどのサイトと同じで、どれだけの種類の牡蠣肉エキス商材から選んだランキングなのか、誰に投票してもらったのか?全く不明。
6位に至っては、なんの基準で6位なのか意味不明。
こちらも一見、連絡先があるようにしていますが、外部のメールサービスを利用していて、やはり誰が責任者なのかわからなくしてあります。

こういうサイトって、Web業界では、いわゆるLPとか衛星サイトとよばれるもので、Webサイトって、他のWebサイトから自分のサイトにリンクを貼ってもらう数が多いほど上位に表示されやすいという法則があるのです。

本来は、「他のサイトの持ち主から良い評価されているからリンクを貼ってくれるので、そのサイトは良いサイトのはず」ということで検索で上位に表示する。という考えなのですが、それを「悪用」して自作自演するわけです。ステマの一種ですね。
自分たちで作って、自分のメインのサイトにリンクを貼るわけですね。

なぜ、そんなに詳しいかって?
なぜなら、恥ずかしながら、僕も昔に宣伝のために、この手法を業者さんに頼んで悪用したことがあるから。

でも、当時は、悪用のつもりはなかったのです(言い訳)。こういったサイトって大概が漢方薬局の先生ではなくWeb業者さんに製作を丸投げするのですが、Web業者さんは、医療や漢方のことなんか、良く分からないから、うちのサイトや他の漢方薬局のサイトから説明などをパクってきて製作、量産します。
だから、医療のド素人で「治す」ということに対してポリシーもクソもない人が部外者が、つくるので、非常に粗悪な紹介サイトが出来上がるのです。

ちなみにこういうのに類似した記事の作り方に関する問題が最近、社会問題にもなりました。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/08/welq-kuchiki-seiichiro_n_13510758.html
これも医療の専門家でない人間にお金を使って記事を作らせた結果、起こった問題です。

うちは「とにかく検索上位に上がって、薬がモノとして売れさえすればいい」という商売だけでやっているわけではないので、この手のサイトを作るのは一切、やめました。

今回の大阪の漢方薬局を紹介するサイトの場合、誰がつくったのでしょう?
目立っている人かな?はたまた、ウチ以外のここに掲載されている薬局が連合して作ったのでしょうか?

なぜか、うちだけのリンクがうちのメインのサイトでなく、ブログサイトだったり、なぜ、真心の漢方薬局15選という「真心」という言葉を使ったのかの謎は解けましたが、ここでは長くなるので割愛します。

もし、このサイトから、うちのリンクが外れたら、僕の予想は的中ということになります。
リンクから外された場合は、その謎解きの答えを記事にしたいと思います。
どうなるか、皆さん見ていてください。

未だに検索上位にあるのが「優良なお店」と思う人なんて、まさか、いないと思いますが、もはや、検索サイトは、こういう悪用がシステム化、ビジネス化していますので、治療のような重要なことを調べる場合は、むしろ、SNSやその薬局のサイトではなく、ブログ記事をしっかりと読み込んで、嘘かどうかを考えたほうがいいかもしれません。
ブログ記事もウェルクのように丸パクリはできますが、複数の記事を読んでいけば整合性が合わなかったり、矛盾点が見えてきます。

また、サイトを精査する際には、どこの誰がやっているのか?を真っ先に調べてください。
「このサイトの管理者」「どこの店、会社」「どんな立場の人」などをまず探してください。
それと「電話」「メール』「住所」の連絡先。これがないと、店や会社はテキストだけで騙せます。
なぜ、真っ先に調べないといけないかというと、ネット上では匿名のサイトは無責任になんでもやりたい放題なので、「どこの誰か」がわからない場合、匿名になるほど内容の信頼性が落ちます。

とりあえず、最近の検索ランクについては、何のアテにもならないし、有害で末期だなと感じます。


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2017年01月11日

東京漢方相談会のお知らせ

お店の宣伝です。
まごころ漢方は全国からの漢方相談をお受けしていますが、
特に関東の方が多いため、定期的に東京で漢方相談会を行っています。

漢方相談は都内の浜松町で行いますので、
関東方面で漢方相談を受けてみたいという方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、ご予約ください。

ご相談当日は漢方薬はお渡しできません。病気などの相談のみです。
他で受けられた漢方相談での疑問や不安。

漢方薬の事だけでなく、
現在の病院の検査や治療、薬などの疑問や不安。
現在、飲まれている健康食品のことなど、

気になることは、なんでもご相談ください。
相談は無料で相談だけでもOKです。
事前の完全予約制です。

僕自身、元々、話好きなので、お気軽にお申し込みいただけたらと思います。

【日時】
・2017年 02/04(土) 11:10〜19:00(最終受付18:00)
・2016年 02/05(日) 09:00〜19:00(最終受付18:00)
・2016年 02/06(月) 14:30〜16:30(最終受付15:30) 
※いずれか、ご希望の「日」をお知らせください。予約可能時間枠をメールいたします。
そちらからお選びください。(相談時間は最長で50分位です)

【場所】
浜松町(詳しい場所は連絡をいただいた方にメールにてご連絡します)

ご希望の方は、こちらからご連絡ください。

(予約はコチラから)

(ネットでのご相談はコチラから)

ぜひ、お待ちしております。
※予約は一杯になり次第締め切ります。連絡を頂いた際には、
すでに予約がとれない状況もありますがご了承ください。
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2016年10月08日

東京漢方相談会のお知らせ

お店の宣伝です。
まごころ漢方は全国からの漢方相談をお受けしていますが、
特に関東の方面の方が多いため、定期的に東京で漢方相談会を行っています。

漢方相談は都内の浜松町で行いますので、
関東方面で漢方相談を受けてみたいという方がいらっしゃいましたら、
ぜひご連絡ください。

ご相談当日は漢方薬はお渡しできません。相談のみです。
他で飲まれている漢方相談や漢方薬の疑問や不安。
漢方薬の事だけでなく現在の病院の治療や薬などの疑問や不安。
現在、飲まれている健康食品のことなど、
気になることは、なんでもご相談ください。
相談は無料で相談だけでもOKです。
相談は、事前の完全予約制です。

僕自身、元々、話好きなので、お気軽にお申し込みいただけたらと思います。

【日時】
・2016年 10/22(土) 11:10〜12:00 16:00~17:00
・2016年 10/23(日) 14:00〜19:00(最終受付18:00)
・2016年 10/24(月) 15:00〜16:00(最終受付15:00) 
※いずれか、ご希望の「日」をお知らせください。予約可能時間枠をメールいたします。
そちらからお選びください。
相談時間は最長で50分位です。
【場所】
浜松町(詳しい場所は連絡をいただいた方にメールにてご連絡します)

ご希望の方は、こちらからご連絡ください。

(予約)
http://www.magocoro-kanpou.com/contact/index.html

ネットでのご相談はコチラから。
(ネット漢方相談)
http://www.magocoro-kanpou.com/counsel/index.html

ぜひ、お待ちしております。
※予約は一杯になり次第締め切ります。連絡を頂いた際には、
すでに予約がとれない状況もありますがご了承ください。
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2016年08月13日

まごころ漢方薬店のお盆休みのお知らせ

まごころ漢方薬店からのお知らせです。

まごころ漢方薬店のお盆休みは【8/23(火)】のみです。
本日、【8/13(土)】、【8/16(火)〜20(土)】は通常通り営業しております。


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2016年07月04日

東京漢方相談会のお知らせ

まごころ漢方の東京相談会のお知らせです。(お店の宣伝です)

まごころ漢方では、定期的に関東方面の方向けに東京で漢方相談会を行っています。
今回で7回目です。

漢方薬の事だけでなく現在の病院の治療のことや処方されている薬などの疑問。
飲まれているサプリメントのことなど、
身体や薬のことで気になることは、なんでもご相談ください。
どんな相談であっても相談は無料です。
小さなお子様の相談も受け付けています。
漢方薬は1歳から飲めます。
事前の完全予約制です。

僕自身、元々、話好きなので、お気軽にお申し込みいただけたらと思います。

相談場所は浜松町です。

(日時)
・07/09(土) 
10:30〜19:00(12:00〜13:00除く)
※19:00〜20:00が最終枠です。

・07/10(日) 
10:00〜19:00(12:00〜13:00除く)
※19:00〜20:00が最終枠です。

・07/11(月) 
15:00〜17:00
※16:00〜17:00が最終枠です。

・相談時間は50分です。

漢方相談会の予約は、こちらからご連絡ください。
若干名、予約に空きがあります。

(予約)
http://www.magocoro-kanpou.com/contact/index.html

ネットでのご相談はコチラから。
(ネット漢方相談)
http://www.magocoro-kanpou.com/counsel/index.html

ぜひ、ご参加をお待ちしております。
※予約は一杯になり次第締め切ります。連絡を頂いた際には、
すでに予約がとれない状況もありますがご了承ください。


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2016年01月29日

東京漢方相談会を終えて。関東の漢方事情

先日の週末に東京の方で漢方相談会を行いました。

東京都内だけでなく、長野や茨城、岩手など、関東圏やそれより北のいろいろなところから来てもらえて、関東の地域の病院や今、通っている漢方薬局の現状をお聞かせいただきました。

去年1年間、東京で相談会をさせてもらい、
この間も関東の方の相談を受けていて、なんとなく思ったですが、
どうも、関東圏は漢方に限らず、病院の治療なども遅れているというか「ちょっと前で止まってる?」という感じがあります。

僕の店は大阪ですので、店頭では当然、関西圏の方がいらっしゃいますが、病院も漢方薬局も良いか悪いかを別として、どんどん新しいことに挑戦していってる感じがあるのですが、東京の方は何年か前で止まってる感じです。
止まっているというか、未だに商売的な感じが前面に出てると言えばいいのでしょうか。

別に大阪対東京といった感じで東京をdisるつもりではなく、大阪で漢方やってる人間が東京で相談をしてみたら、単純にそう思ったという感じです。

例えば不妊治療の病院なんかは、未だに妊娠するのに甲状腺が問題になるからとチーラジンを結構、処方していたり、サプリメントのAMHが未だに熱い感じだったり。

いや、もちろん、大阪でもやってるとこはやってるのですが、一応、こういった流行りは1年位前には終息した感じなので「まだ、そんなこと、やってるんだ」と印象でした。

漢方薬局の方は、大阪よりも中医学の先生が多い感じです。
漢方って実は複雑で、治療の考え方によって流派があって、一般的には今の漢方は中医学といって70年位前に再編された近代漢方なのです。

ちなみに大半の先生は、中医学とか日本漢方とか流派的なポリシーも持ってないと思います。週末に行ってる勉強会が中医学やってる。みたいなノリですね。
病院に至っては、漢方薬を処方していても流派の意味さえ知らないと思います。

そして、僕がやってるのは日本漢方。
日本漢方は中国古来の漢方を日本らしく細かなに繊細につくりかえた感じのもの。

中医学は当時、文化大革命で破壊された漢方を再興する目的があったので、効率よく学校で教えて広めることが目的であったため、一部では学校漢方とも言われています。

中国の中医学は、観念的な漢方理論を西洋医学理論とも融合させながら理論化して・・・といった感じなのですが、日本ではどこで間違ったのか、病名や症状ごとに漢方薬を複数処方していくといった感じが通例になっている感じがします。

中医学というよりは、簡易的なマニュアル中医学といった感じでしょうか。

関東の方の漢方薬局は数年前からの漢方薬3種類位と田七などの単生薬のサプリメントや腸内細菌を整えるサプリメントを抱き合わせで売っていく方法が未だ、されているようですね。

これらを飲まれて、何も変化がなければ、更に漢方薬かサプリメントか良くわからないものを次々足していくといった感じの売り方が多いようです。

この方法って、僕が昔、薬局さん相手に仕事をしていた頃と一緒なので、この数年間、全然、やり方が変わってないんだなと感じました。

漢方は、流行りでやっていくものではないので、同じやり方でもいいと思うのですが、僕は中医学から漢方の世界に入って中医学の漢方の先生であると認める国際中医師という認定もとりましたが、ぶっちゃけ、実際に自分で治療を始めた時に「僕は中医学では治せないわ」と思って、やめました。

数年間、変わっていないというのは良いとか悪いではなく、大阪人の気質かもしれないですね。
大阪人は飽き性で落ち着きがないみたいな。
僕もそうです。

僕は日本漢方一筋で古臭いやり方をやっていますが、年々、微妙にやり方が変わっていってます。
なんか「こうしてみたら、どうだろう?」って思うと変えずにはいられないのですね。

近代漢方の中医学をやってる先生があまりやり方を変えてなくて、古臭い日本漢方の僕がいろいろとやり方を変えていってると言うのがなんとも皮肉ですね。

何が言いたいんだと言われそうですが、要は最先端だと思っていた東京の病院や漢方薬局が、数年前でストップしている印象だったのが、去年1年間の印象だったので、なんとも不思議だなと思った次第です。

ちなみに次回は、4月に相談会行います。
2月に入ったら、とりあえず、新規の方の限定枠だけ募集いたしますので、ご予約いただければうれしいです!
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2015年06月23日

がんやアトピーの根治と理論破綻している不老不死

不老不死は人類の夢です。

昔々もお金も地位、権力も得た秦の始皇帝が求めたのは不老不死の仙薬でした。

そして、今、世界的な大企業であるGoogleも不老不死の研究を始めています。

今も昔もお金、地位、権力を得ると残りは不老不死なんですね。

先日、攻殻機動隊というアニメ映画を観に行ったきっかけで不老不死ってなんだろう?といろいろと考えてみました。

ついでに今まで見たいろいろな映画を織り交ぜて不老不死を考えてみました。

攻殻機動隊のアニメの世界の設定では、義体といって全身サイボーグに自分の脳だけを移植して生きていきます。

サイボーグなので、人間の身体のように歳をとりません。

病気にもなりません。

これは、ある種、不老不死です。

しかし、このアニメが人気なのはリアルに近い社会派アニメであるところ。

サイボーグは歳をとりませんが、機械部分はメンテナンスが必要なんですね。

だから、メンテナンスができなければ、命は終わってしまいます。

例えれば、古いiPhoneは、古いiPhoneはバージョンアップできないので、ポンコツの機械になってしまうのです。

つまり、常に新しい機種のサイボーグを買わないとまともに動かない。

リアルですね。

修理やバージョンアップに莫大なお金がかかります。

お金がなければ、自分の命が続きませんね。

次にトランセンデンスという映画のケースを考えてみました。

ある博士の脳の中身である記憶や経験、感情をまるごとパソコンやネットワークに移し替えてしまうお話です。

肉体的には死にますので不老不死ではないですが、自分の脳はネットワークの中で生き続けますのである種の不老不死です。

しかし、これも問題があります。

高速でいろいろなネットの中の知識にアクセスし、肉体的な感覚を持たない知の集合体みたいになると、おそらく、自分の感情などの個を保てなくなるかもしれない問題。

この辺の問題は「トランセンデンス」だけでなく「攻殻機動隊」、「her」という映画の中でもテーマとして取り上げられています。

よかったら観てください。こういった視点から見るとまたおもしろいですよ。

自分の「個」が保てなくなると自分自身でも他人でもあるわけだから不老不死ではないですね。

溶けてなくなっちゃいます。

これらは、すべて、肉体は失っている状態です。

寿命よりも長い時間を生き残れる可能性がありますが、肉体はないので死んでいるといえば死んじゃってます。

次にインターステラーって宇宙もの映画で考えてみました。

相対性理論が関連してきます。

「光速に近い速さで運動する物体は限りなく時間の進みがないことになる」という理論と「地球のような重力場の発生する惑星上では、重力の無い宇宙空間に比べて時間がゆっくり進むことになる」という理論。

インターステラーの内容から見ていくと宇宙空間や他の星に行くと、地球とは違う時間の進み方でこの状態は歳をとらないともいえるのです。いわゆるウラシマ効果です。

しかし、地球でみんなと一緒に暮らせないという問題が生じます。

この辺りはインターステラーでも語られています。

冷凍睡眠はどうでしょうか?

今のところ人体を冷凍すると水分が凍結した際に起こる体積膨張によって細胞を破壊してしまうため、生命を保ったまま人間を冷凍ができません。

卵子の冷凍保存などが行われていますが、実は科学的には空想科学の領域なんですね。

不妊治療では当たり前のようにしていますが、病院がやってるのに根拠のない空想科学的なところがすごいでしょ。

冷凍睡眠は例えば可能だったとしても結局、眠ったまま時間をすごすので、結局、皆さんが思っているような不老不死ではないですよね。

いつもの活動をしているままで、寿命なく生きて行く。

それが求めている不老不死だと思います。

となると細胞が時間とともに朽ちていかなければ、不老不死は実現するはずです。

でも、この朽ちない細胞って実は現代にも存在します。

なんだと思います?

答えはがん細胞。

増殖し続けて死にません。

でも、皮肉なことに、がんになったら寿命が長くなるどころか、短くなってしまいます。

なぜか?

それは一部の細胞だけが強くなり、他の体内の臓器に負担をかけてしまうからです。

要するにバランスが悪いのです。

では、肉体全部が一斉にがん細胞になれば不老不死になれるのか?

おそらく無理です。

まず、膨大なエネルギーが必要です。

強い細胞は大量のエネルギーを必要とします。

そこをクリアーできたとしても、身体全体のバランスをどうするか?

西洋医学や科学では人間の身体をバラバラに細胞単位でみますが、人間の身体は様々な代謝のリズムをもった細胞がつながった集合体なのです。

右足を捻挫して2週間ほど、かばって歩くだけで左足もやられたりします。

人間の身体は、常にバランスをとっていないと、次々に悪いところが広がっていき身体全体がおかしくなっていきます。

このバランスをどうするかがキーポイント。

今の西洋医学や科学の発想では、この先、将来も、がん細胞のような細胞をコントロールできないのではないかと思います。

それに老いの原因は、細胞だけの問題じゃなく、「単に使い痛み」なんですよ。

おそらく、同じペースで修復できても、時間が経つほど、生活のクセなどにより、結局、体のそこかしこのバランスが崩れます。

漢方治療のおもしろいところは、常に全身のバランスをとって治療していくところ

アトピーのある皮膚や胃の痛みだけなど、一部だけをなんと治そうとする治療ではないのです。

皮膚上のアトピーを治すために皮膚だけをステロイドでどうにかしようとしたり、胃だけを薬でなんとかしようとしたって、他の臓器や組織のバランスが崩れるのです。

不老不死は。まずはアトピーやがんなどを根治できる方法が成功しないと、夢のまた夢でしょう。

まずはいろいろな病気が治せるようになることでしょうか。

●アトピーなど、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

●お問い合わせなどは、こちらから送信してください。

【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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2015年05月26日

病院の痛み止めの薬のあまりの効かなさにビビった!

最近、事故で剥離骨折?(5つの病院で診断がバラバラなので謎)して、わざと複数の病院に行ったことをブログで書いていますが、病院に行った後に思う、いつもの結局「病院、治せないじゃん!」という思い。

(*友人の医師は別です。最初から診断が的確でした。詳しくは前の記事を読んでください)
無駄な病院多すぎ!選び方がわからない

今回の怪我では、僕が「治せないじゃん!」って思うよりも先に手指の専門家医が「これ、もう治らないよ」と向こうから保証してくださいました。

ちなみに病院以外の治療(漢方薬、鍼、整体)を駆使して1週間でガン!ガン!治ってきていますが。

「良くなってきている」という、この話を誤解されるといけないので、一応、ご説明しておくと単純に西洋医学よりも漢方薬、鍼、整体がいいと言ってるわけではありません。

漢方(漢方薬、鍼)に関しては、いつもこのブログで書いていますが、業界的には「治療」としてできる人は、ほぼいません。

漢方相談の看板を上げている8割か、ヘタしたら9割の店は東洋医学的な体質すら分析できません。

漢方薬を処方している病院は論外!で保険適用の漢方薬を出している医者は、ほぼちゃんとわかっていないとみて間違いないです。(素人同然)

偉そうに五行論を説明する割に結局「不妊症に当帰芍薬散」とか「アトピーに消風散」みたいな病名マニュアル処方しかできない店がほとんどです。

この話を僕を治療してくれている鍼灸医と整体の先生に話したら、鍼や整体は、それよりも状況はひどく、治療できる先生なんて数パーセントしかいないらしいです。

「鍼灸では、まず、まともに治療できる先生は見つからない」と思っても差し支えないそうですよ。

店、家の周りには山のように鍼灸や整体がありますが、患者さんやうちの家族の治療体験の話などを聞いていると、レベルが低すぎて行ってみようと思う発想すらなかったです。

ちなみに店の真横は鍼灸院なんですけどね。

とまぁ、この話からえらく変わるのですが、今回の治療での問題は病院の薬

調剤薬局でもらった薬の役立たなさにはビビリました。

昔、バリ島で肋骨を骨折しながらサーフィンをしてた時に、バファリンを飲みながら痛みをごまかしてやってた時は、すごく効いたような記憶がありました。

「やっぱり、いざという時は病院の薬は効くよね〜」と思っていたのですが、今回はグダグダ。

僕は、大概の病気は漢方薬で対応するので、病院の薬を飲むのは6年ぶりくらい。

今回、飲んだのは痛み止め

この痛み止めが、とにかく効かない!

対処療法(その場だけの症状に対する対応)でなんか治療に役立つのか?

要するに薬の存在もグダグダ。

最初に処方されたのは骨が細くなっているので薬を出しときますねと言われて出されたのがプレドニン。

ステロイドです。

薬理的にみれば、長期間の服用の場合、むしろカルシウムが減っていくと思うのですが、なぜか、カルシウムが減っているからプレドニン。

多分、ステロイドだと説明すると、患者が、うるさいから「カルシウムがどうたらこうたらと説明したきゃ丸く収まるわ」と思ったのでしょうね。(雑!)

でも、調剤薬局に取りに行った時に、そこの薬剤師が「炎症を鎮めるステロイドだ」と杓子定規に説明して、医者の言い訳的なごまかしを即座にぶっ壊しているのを聞いて、病院と薬局の関係って、おもしろいなーと思いました。

薬剤師はネットでも見ることのできる説明書をロボットみたいに説明してるだけですから、しょうがないですね。

まーこの薬が大して効かない。

なんだったら痛み止めとして飲んでいた漢方薬の方がよっぽど効いてました。

次の病院で処方されたのも痛み止め。

今度はステロイドじゃなく発痛物質を抑える系と痛み伝達を遮断する系の2つ。

ダブルですが、まーこれも効かない。

そして、この薬の事でおもしろかったのが、僕はリハビリに行く前に、この痛み止めを飲んだのですよ。

診察の時に「痛みは気になるほどじゃない」と言ったのですが、処方されたので、僕は勝手に、「この痛み止めはリハビリする時に薬でちょっとでも痛みを鈍くしている間にガンガン、リハビリやっちゃえ!」ということだと思ったのです。

そして、リハビリの先生に痛み止め飲んできたので、ガン!ガン!やっちゃってくださいと言ったら、リハビリの先生が「痛みを我慢して、リハビリをやっちゃダメですよ」だって。

じゃあ、あの痛み止めってなんのための処方だー!

痛み止めが効いたら、痛みがわからないから、痛いのを我慢しているかもわからないじゃないかっ!

とにかく、医者の考え方って、理論的でない!医学知識以前に思考が、理論がグダグダ。

いつものことですが、病院は最早コントです。

ちなみに僕が鈍いのかわかりませんが、痛み止めダブルコンボでも飲む前と飲んだ後の違いは、わかりませんでした。

薬はいつもの如く2日分位だけ飲んで後は余ってます。

漢方やってるからといって漢方薬贔屓ではないです。

冷静に病院の薬の効かなさにはビビリました。

もう、調剤薬局なんか廃止して、病院の横にドラッグ併設して、病院の薬自体をドラッグで売ればいいと思います。

こう言うと、「薬の副作用がどうたらこうたら」と言いますが、ステロイドで、めちゃくちゃにひどくなったアトピー患者さんに「脱ステが最も良い治療ですよ」とか当の医者が薬、否定していますから。

昔、処方箋が必要だったロキソニンもアレグラも今は一般医薬品としてドラッグで売ってます。

「なんであれだけドラッグで?既得権益?」そう、思っちゃいますよね。

まー既得権益なんですが。

なんで他の薬はダメなのか理屈に合わないので。

税金の無駄使いですよ。

とにかく自身の体験から、薬の効かなさには正直、驚きました。

昔は、もうちょっと効いた記憶があったので。

今回、自分が災難な目にあって東洋医学を治療としてやっててよかったと心から思いました。

自分が東洋医学に詳しくなかったら、鍼灸医の良し悪しの見極めができなかったと思うし、そんな人が、以前からの知り合いだったというのもなかったと思います。

ただ、最初の診察は優秀な医師に診てもらったほうがいいですよ。

小さな骨とか残っているのにガンガン、リハビリやったらもっとひどいことになりますから。

今回は、友人の医師のところにすぐに行かなかったことが事態をひどくしました。

病院、鍼、整体、漢方、これらは病院の権威や名前の売れ具合ではなく、正味、「先生自体の腕の良さ」を目指して相談してください。

調剤薬局は・・・製剤する物以外は早くドラッグで買えるようになるといいなと思います。

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【このブログの著者】
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2015年05月22日

病院の口コミってアテになるのか?

すみません。

自分が今、怪我をしていて病院に通っているので、病院ネタが続きます。

指の怪我であえて何件かの病院に行き、最終的には紹介状を書いてもらって、総合病院に行くことになりました。

紹介状を書いていただいたことと、近くの病院を紹介していただいたという点では、すごくありがたかったのですが、正直、患者が一杯いるんだろうなぁ〜とちょっと憂鬱でした。

その病院は以前も指の怪我で行ったことがあるのですが、当時、老人で溢れかえっていました。

よーし!朝一から行って「待つぞー!あー待ってやるとも!」という覚悟で行きましたが・・・

アレッ!

老人で溢れかえっているはずの病院の受付にはほとんど人がいません。

老人が一掃されています。

あっそうか!総合病院って紹介状がなかったら、診察と別でお金がいるんですよね。

そこも初診外来は3500円だったか(大体です)が別途、必要と書かれていました。

でも、ちょっと不思議に思いました。

いくらなんでも老人が少なすぎない?

うちの店って、自分で言うのもなんですが、東京や鹿児島からも新幹線や飛行機で来られます。

それは僕のブログなどを読んで共感してくださった方が「この先生に診てもらいたい!」と思っていただいているみたいです。

僕は治療してもらうのって、そうなものなんじゃないかと思うのですよ。

治療って、その人に自分の全てをおまかせするわけじゃないですか。

うちは、がん相談などもありますので、文字通り命を預けるわけです。

命を預けるとかになってくると病院が有名かとか、その病院の権威とかじゃないですよね。

その医者自身、つまりその「人」がどうなのか?

頼っていいのか?

全面的に自分を預けちゃていいのか?

でも以前の総合病院に行った時とは違う、現在の患者のガラガラ状況。

ちょっと金額が高くなったら、違うとこに行っちゃうの?

その先生ってそこにしかいないのですよ。

その「人」じゃなく「病院」に行ってたの?

これってなんか、逆に寂しいなと思いました。

そういえば、病院って「先生の名前」でおぼえてませんよね。

「◯◯病院」と代名詞的におぼえてますよね。

僕も今まで病院でかかった先生って名前なんて1人も覚えてませんし、個人の名前でおぼえておこうと思ったこともありません。(友人の医師は別ですが)

病院って僕らと違って「個人」ではなく「病院という場所」で記憶されているのかな。

アトピーの患者さんなどが「良いと有名なアトピーの病院に行ってきました!」とおっしゃられます。

そんな時、何が具体的に「良い」のかをお聞きしていくと、全員が決まって「人が一杯来ている」「病院の建物や待合室がキレイ」「先生の話し方がやさしい」などをおっしゃられます。

そして、その医者の名前をお聞きすると・・・おぼえていません。

「◯◯病院の医者」という代名詞。

ほぼ、これ。

で、肝心の治療の腕は?

患者さんは「???」

そう、治療を目的とした病院の中で「ソコは良い病院ですよ」と話してくれてるのに、具体的に聞くと、誰一人、そう誰一人として「治療の腕がいい!」という話をしてくれたことがありません。

おかしいですよね。

病院は「治療が目的」なのに肝心の治療が良かったという話を聞いたことがない。

食べ物屋さんでいったら「あのラーメン屋はめっちゃいいですよ!味はどうかわかりませんが・・・」って話ですよ。

だったら行かないよ。

まー、そもそも、その病院の治療の腕がよければ、漢方相談のうちに来て、こんな話をしていないはずですので。

そして、こういった「有名」な病院には1つ共通項があります。

それは、強い薬を処方していること。

強めの薬って、インパクトはあるんだと思います。

「わっ治った!」みたいな。

でも、所詮、対症療法の薬なので、その場しのぎ。

ステロイドなんかそうですが、何度か塗ってしばらく経ったら、結局、再発して何も治ってないことに気づきます。

そして、この話を僕のところでしているのですね。

「でも人がたくさん来られていましたよ」

ここで勘違いしてはいけないのは病院は健康保険があるので、試しで行ける金額だということ。

行くか、行かないかで大して悩まなくもいいのですよ。

最悪、治らなくたって痛くない金額なんです。

だから、極論で言えば、治っても治らなくても、どっちでも問題ないのです。

似たような病院なんて、いくらでもありますから。

だから、みんな気軽に行こうと思えば行けます。

それに、大体が対症療法しかなく、最初はすごく効果を感じます。

でも、その効果を感じた人が「この病院はいいよ」と言った後、やっぱり治らなくて、うちでこんな話をしていても、その人が、わざわざ「やっぱり、あの病院でよかったの最初だけだったわ」なんていい直しません。

ということで、申し訳ないですが、患者さんの話から病院の口コミは全くアテにならないなと思いました。

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2015年05月13日

東京漢方相談会(第2回)終了しました。

今年から3ヶ月ごとに東京で相談会をしようと思い、今回は第2回目!
東京に行ってまいりました。

もともと、東京で出張漢方相談をしようと思ったのは、大阪の堺という、やや田舎のちっぽけな、うちの店に北で一番遠い人は、宮城から。南では鹿児島。そして東京を中心とした関東からは直接、来店いただくことが多かったので、今度は僕が出張して相談してみようと思いはじめました。

第1回の2月の時は、相談だけでなく、僕自身が歌声のことで悩んでいました。
その悩みを相談したいと思い大阪でいいところはないかと検索していたのですが、ピンと来るところがどこにもなく。
よく考えたら患者さんの中にプロのオペラの歌姫さんがいることに気づき、それだったら、その方も身体の相談の際には、東京からうちに直接、来ていただいたので、今度は僕が相談するために大阪ら東京に行ってみようと思い東京に行きました。

自分の歌の向上と東京の方の相談を兼ねて1年位かけて、少しずつ漢方相談してくれる方が増えればいいなと思っていたのですが、2回目にして告知から1週間でほぼ満タン締め切りとなりました。

来ていただいた方は、本当にありがとうございました。

時間の都合などでお断りせざる得なかった方はすみませんでした。

今回、不思議というか以外だったのは、関東の方は、なんか大阪の人よりも話しやすかった感じだったこと。
僕は生粋の大阪人ですので、よくある東京の人はクール、大阪の人はしゃべり的な印象を持っていたのですが、今回、お出でいただいた方々は皆さん、ご自身のことをうまく伝えていただいて、非常に相談がしやすかったです。またお話も楽しかったです!

東京の方と比べると大阪の人の方が少し話し下手な感じがしました。

これは、どこにでもある問題だと思いますが、今回の相談で患者さんからのお話を聞いていますと関東の漢方薬は高い!
そんな感じがします。
大阪でも専門のところは、高いですが、飲まれている皆さん、全体的に大阪よりも高い感じがしました。

もう一つ、これもどこにでもある問題だと思いますが、関東の漢方をやっている店は患者さんから、お聞きしている感じでは、東洋医学的な体質を判断し、治療の方向性や方針などをちゃんと話して治療していないところが多いのだなと思いました。

漢方薬の処方に至るまでの経緯をお聞きしていると、あらかじめマニュアルで決めている感じがします。
不妊症なら「◯◯薬」みたいな。
体調が漢方薬のせいでおかしくなっている感じなのに、それがわかっていないようなケースもありましたね。
これは最初の体質判断をちゃんとしていなかったようです。

これは大阪も同じ状況ですね。
本当に体質をみて漢方治療する先生は、大げさでなく、ほぼ存在していません。

もちろん、どこの漢方のお店も説明はしてくれているみたいですが、その患者さん自身の体質や生活に合わせたお話ではなく、漢方の一般論。お血やら、水毒、五行論といった教科書的な説明をズラズラ、ダラダラしているところが多いように思いました。

漢方はその一人だけに対しての説明が必要なんですけどね。
多分、最初の体質を診断できてないから、教科書的な一般論で終始しちゃうんでしょうね。

でも、教科書的で一般的であれば、体質ごとに治療を変える漢方薬を使って治療する必要がないような気もするのですが。

そんな感じで、関東の漢方相談会 第2回は終了しました。

次回は、8/30(日)、8/31(月)を予定しています。
決定したら、またブログ等で告知いたします。

思ったよりも応募が殺到しましたので、今度から2ヶ月に一度の相談会になるかもしれません。

あっそれと、関東の方は話しやすかったとお書きしましたが、話しが苦手な方もぜひ、いらしてください。

僕はしゃべりで営業経験もありますので、初対面の人ともなんの緊張もなく話せます。
僕自身の趣味もサーフィン、スケートボード、ギター、ピアノ、料理、アニメ・映画観賞、家庭菜園といろいろとやってますので、相談以外でもなんでも話しできます。

お店では若い子から「何か趣味持ちたいんですが・・・」なんて相談もあり、趣味をどうやれば続けることができるかということを相談していたりします。

漢方治療って一方的に説明して処方するものではないから、どんな人に対してもカウンセリングができないとダメですからね。

そもそも、カウンセリングやコミュニケーションが下手な先生だと、それだけで漢方医として、ちょっと・・・という感じです。

それでは、また次回の際にはぜひぜひ、たくさんの方とお会いできたらと思います。
ありがとうございました。
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2015年05月07日

セカンドオピニンオンって半人前の仕事しかできない医者のフォローのこと?(実体験)

昔にスケートパークで遊んでいて剥離骨折?しました。

スケートボードといっても、ちょっと気を抜いたらすぐに骨折などの大怪我をするような感じのハードなものをやっていて、そこで事故りました。

怪我の原因はどうでもいいのですが、問題はその後です。

次の日に早速、近くの病院に行きました。

レントゲンを撮ってもらって、先生に診てもらったら、「う〜ん、中指の骨にうすーい線が見えますね。現時点では折れてませんが、3日ほど経ったら折れてることなんてザラにあるので来週、もう1回みてみましょう」

たくさんの患者さんを見ているから、さすがの診断だと思って、1週間後に同じ病院へ。

そうしたら今度はレントゲンも撮らず、さっと見ただけで、「靭帯が腫れてますね。湿布出しときます。」

「おい、おい、ちょっと待って」ですよ。

2つのツッコミどころがあります。

1つは前の診断で「非常に微妙な薄い線があるので3日ほど経つと骨折しているかもしれない」と、その医者自身が言ったのです。

そして、状況としては指は腫れたまま。

その状態で、なんでレントゲンを撮らずに微妙な診断ができるの?

「出た!いつもの医者パターン」と思い、カルテを盗み見てみると、ほぼ何も書いていない。

これは僕の予想ですが、前に自分で「中指の骨にうすーい線が見えるので3日ほど経ったら骨折しているかも」と言ったのを忘れているんじゃないかと思いました。

要は「骨折してない人が2回目の診察に来た」みたいな感じ。

そう考えれば、辻褄が合います。

その後、それとなく2回ほど「レントゲンで確認した方がいいんじゃないですか・・・」と促しましたが取りつく島なし。

はっきりと前の経緯を説明すればいいのでしょうが、それは向こうの責任です。

患者の方から、それを強く説明するのもどうかと思うし、どうせ、次にここに来る気もないので諦めました。

もう一つのツッコミどころは、初診時に「痛み止めと湿布は無駄だから、いらない」とキッパリと断り、それを医者が了承したのに、2回目の今回はなぜか、それを無視して湿布の処方

なんか、腹立つのを通り越して、もうどうでもいいやと思って、反対しませんでしたが、これってなんなのでしょう?

実は、分かってて喧嘩を売ってるのか?

患者の言うことなんて一切聞く必要ないと思っているのか?

多分、それは買いかぶりで、カルテに何も書いてないので、前のことを忘れていて、いつものルーティンワークでロボットのように処方してるんでしょうね、

悪い意味で予想通りと言えば予想通りですが、相変わらず病院の役立たなさは、ある意味、安定してます。

で、指が「?」な状態になったことをフェイスブックに書いたら、友人の整形外科医が心配して相談にのってくれました。

写真を送って、いろいろと話を聞いてもらって。

そうしたら、こういう可能性があって、最悪、靭帯がおかしくなっていたら、外科医を紹介してくれると言ってくれました。

これはタイトルとは違う、正しいセカンドオピニオンですよね。

いろいろ相談にのってもらって感謝です。

そして、いつも助けてもらっている整体の先生の治療に行きました。

先生に今までの経緯を説明すると、病院の診断が「?」なので、無理のないように治療しましょうとのこと。

最初の病院の診断は「?」なので、違う病院に行くべきだとアドバイスを受けもう一つの病院に行くことに。

(さっきの友人の相談は実際に見せたりレントゲンを撮ったわけじゃないので、病院はまた行かなくちゃいけません)

これはおかしなセカンドオピニオンですね。

もう一つの違った意見を聞きに行くわけではなく、最初の病院の診断があまりに頼りないので、しょうがなく、また違う病院に行かなくちゃいけないのです。

こんなのって他の業界でありますか?

セカンドオピニオンって言ったら聞こえがいいですが、要は医者は、1人前の仕事すらできていないのです。

どこかのサービスを受けて、もう一つ同じようなサービスの店に行って2件で1人前の仕事なんて、普通はありません。

しかも、保険がきいてるからわかりにくいですが、最初の病院での料金は実費計算で8000円ほど、かかっています。

つまり医者側が受け取る代金は8000円ですよ。

8000円もかかるサービスなのに同じようなサービスをまた受けなくちゃならない。

これってどうなんでしょ?

でも、なんの結果も得られていないので「しかたなく」次の病院へ。

そこでの診断は今度は「剥離骨折!」

もう、逆におもしろいと思いましたね。

病院に行けば行くだけ違う診断!

ちなみにこの病院での実費計算では9900円です。

2つの病院で違うことを言ってるので、当然3つ目行かないと結局なんなのかわかりません。

話は変わりますが、うちの母親が親指が痛くて動かないといったので、僕と同じ病院に診察に行ってもらったら、軟骨がすり減って痛みが出ているとの診察。

その状況を説明するだけで、具体的にどうしたらいいとか、どうしたら治るなどのアドバイスや説明は一切なし。

後で聞いたらこの病院の先生は、何も言わないボーッとした先生で有名らしいです。

母の状態は僕が見た感じでは母子CM関節症の亜脱臼型。

ということで母も2つ目の違う病院に行きました。

そうしたら、そこの先生はレントゲンを撮るのから何から何まで自分一人でやる先生とのこと。

そこでの診断は母子CM関節症の亜脱臼型。

母も2つの病院で診断が食い違ったわけです。

僕は今度は、この病院に行ってみようと思います。こうなりゃ、おもしろいのでトコトンやります!

どこの病院が正しい診断ができたのかわかりませんが、3つ目の病院で明らかになるかもしれません。

それとも全部がダメダメなのか?

今回の事実をふまえるとセカンドオピニオンとは、医者1人では1人前の仕事ができず、半人前どころか1/3人前の仕事しかできないので、セカンド?サード?フォース?オピニオンが必要ということなのでしょうか。

僕が思ったのは、治療技術ってピアノやギター、サーフィンなどの才能と同じじゃないかということ。

高いお金を出してめっちゃ勉強しても、治療ができる医者は、ほんの一握りしかいないのではないのでしょうか。

大半の医者は、治せるのではなく、西洋医学的になんとなく説明できるだけ、知ってるだけで実際に治せる人は才能ある何人かだけ。
だって、ピアノやサーフィンもやってる人は、たくさんいますがプロになれる人は、全体のほんの数パーセントですよね。

ほとんどの医者は、ただのライセンス商売。ペーパードライバー。

医療の教育制度はこれを誤解していると思います。

誰でも決められた勉強をこなせば治せると。(医大や医師免許試験など)

それは大きな誤解なんでしょう。だから、セカンドオピニオンなんて意味ないと思います。

ほんの数パーセントしかいない「治せる医者」に出会わなかったら、何人の医者に診察してもらおうが、才能のない烏合の衆は所詮、烏合の衆でしかないと思いました。

3件目の病院の結果もまた報告しますね。

どうなるでしょうか。

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【このブログの著者】
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2015年04月21日

自分で自分の診断を否定する医者お得意の迷走診断!?

先日、怪我をしました。

趣味でスケートボードをやっていて、子供とぶつかりコケた時に人差し指をやっちゃいました。

写真.png

写真のスケートプールってとこに滑り降りて、すごいスピードでスケボーを走らせます。

この中でいろいろなアクションをするので、基本的に1人がプール内に入ったら、その人が出るまでは他の誰かが入ってはいけないルールなのですが、ここに子供が後から入ってきてぶつかりました。

僕はぶつかった時に咄嗟に子供を抱え込んでコケて、その時に指をやっちゃったのですね。

今回の話って趣味の話じゃないので、できたら最後まで読んでくださいね。

この時点では突き指か骨折かわからないので、当然、病院に行くしかありません。

僕は病院が大嫌いで、自宅周辺の徒歩15分圏内の病院は大概、揉めていまして(揉めている理由は後述します)今回は、新たに行ったことのない病院に行きました。

実は病院には治療を期待していません。

なぜなら、今まで治してもらった記憶がないから。(サーフィンの事故で4針縫ったの以外)

もちろん、病院に行って何も治らなかったという意味ではなく、厳密に言えば医者に治してもらった記憶がありません。

過去に小指の骨を折った時も病院に行く前に添え木をして行きましたが、病院が行った処置も結局、自分がやったのと同じこと

レントゲンは病院でしかできませんが、あれは「医者が考える治療」ではないですよ。

機械が自分で使えるなら自分でも検査できます。

その時に骨折の治癒とは直接関係ない痛み止めと湿布は断ったので、医者にしてもらったのは、誰が見ても折れてるってわかるレントゲン写真を一緒に眺めて、僕が病院に行く前に自分でしていった添え木を看護師さんがやってくれただけ。

その後も通いましたが、添え木を看護師さんが交換しただけ。

治ったのは、僕の自然治癒力で勝手に治っただけです。

その他で家族が咳が止まらないとか謎の発熱とかで病院に行ってますが、毎回、こちらで事前にネットで調べた薬(一時的に咳を抑えるだけ)を寸分狂わずマニュアル的に処方していただけです。

医者に相談するというよりも処方箋を書いてもらうために行ってるようなものですね。

市役所の事務手続きみたいなものです。

とにかく僕が死にかけた時も含めて、医者自身の知恵や能力で治してもらったという記憶が一度もありません。

治してくれたのは医者に行く前からすでに処方手順も効果も知っている病院の薬です。

手術はしたことないですが、手術は医者が「治してくれる」と思うのですが。

というわけで、病院には元から治療を全く期待していません。

今回もレントゲン屋さんに行くつもりで病院に行きました。

レントゲン写真を見たら折れてません。

でも、その医者曰く「中節骨にうすーい筋がなんとなく見えています。こういうパターンって3日後とかに折れていることがあるので1週間後にもう1回みましょう」という診断でした。

実は非常に驚きました。医者が自分の考えと経験則、未来の予想を言ってる!

こんな医者初めてです。

いつも、その場の事と「今日の診療指針」に書かれているようなマニュアル診断と製薬会社の薬のマニュアルしか説明しない医者が!

「そうか、3日後とかに折れていることがわかることもあるのか・・・」経験則からアドバイスしてもらったのは初めてじゃないかな。

そして、折れているかもしれないので、1週間は折れているかもしれない想定で固定していました。

それから1週間経ったので同じ病院へ。

当初の腫れは引きましたが、まだ腫れていて関節付近にも痛みがあります。

医者はちょっと触って「これは靭帯が傷ついてるね。湿布を出しときます」

「えっ!」レントゲンは。

意味不明です。

ちょっと触っただけで今度は靭帯が傷ついているとのこと。

そのまま終わろうとするので「今日はレントゲンを撮った方がいいですよね?」

そしたら次は3週間後でいいよとのこと。

これは医者特有の超能力発動?

触っただけでわかった?(前はレントゲンを撮っていますが)

でも、様子を見ていると、どうも1週間前に「骨に薄い線が見えるので折れているかも」と言ったことも忘れてるっぽい。

カルテはチラッとしか見えないが、ほとんど何も書き込んでない。

実は僕が医者と揉めるのは、いつもこの問題

どの医者もそうだけど自分が前に言ったことと、次の時に違うことを言い出すのです。

これはみんな一度は経験していると思います。

仮に経験的に「やっぱり、これは折れていない」と考えたとしても、なぜレントゲンで確認しないのか?

医者自身が骨に薄い線があると3日後に折れていることがあるといったのです。

しかも、その骨の線の話ってレントゲン写真を何度も見て、かなり微妙な線だと自分が言ってました

そしたら、レントゲンで確認しなくちゃいけないでしょう。

治療以前に普通は医療者として気になると思うのですが。

よく病院は、たくさんの患者さんが来るから臨床例が多く経験豊富と言いますが、僕は前から病院はいくら患者さんを見ても経験則にならないと考えていました。

それは今回のような診察をするからです。

骨折だろうが、靭帯の損傷だろうが病院に行かなくても、自然治癒力で、いずれは治ります。

だから、逆に医者としては昨日の時点で骨折だったかどうかをちゃんと確かめないと臨床例やちゃんとした経験則としてのデータは蓄えることができないのです。

このまま治ったら、骨折だったかも?靭帯損傷だったかも?「だったかも・・・」で終わり。

科学的な確認をとっていないから、その医者のただの思い込み

その後も、もう一度「レントゲン」を撮って欲しいとお願いしましたが結局、「撮る必要がないとのこと」

これは、どうも、前に僕に言った骨折の可能性の件を忘れていて、骨折じゃない患者が2回目の診察に来た。みたいな感じになっているようです。

いつもだと「そちらが骨折してるかもしれないと言ったのだから、ちゃんとレントゲンで確認するべきじゃないですか?」と言うと医者は子供のように拗ねます。もしくは逆ギレ。

それでいつも揉めます。めんどくさい。

今回は、もうそんな医者に慣れっこ(というかそんな医者にしか会ったことがない)なので、黙っていました。

これから、診察、診断は録音しておこうと思います。

ちなみに、その病院はすごく暇そうなので、レントゲンを撮る時間がないわけではありません。

そして、前回に「痛みは感じていないから痛み止めはいらない。湿布は家に腐るほどあるからいらない」と言って前回は何もでませんでしが、今回はなぜか湿布を処方。

「何これ?こっちがキレるかどうか試してんの?それともホントのバカ?」

なんか揉めるより、診察の顛末を考えると医者の頭がアレな方が気の毒になって、何も言わずに帰りました。

そして、その事をいつも治してもらっている整体の先生に言ったら、その先生も足の指の骨を折って、治ったか治っていないかのタイミングのときに最後にレントゲンを撮ってほしいといったら、見ただけで「もう治ってますよ」

整体の先生もプロなので多分治っているんだろうとはわかっていますが、活動してもいいかの確認のために頼んでいるのですよ。

医療というかトラブルの解決って観察、分析、検証、判断

そして、再び、観察、分析、検証、判断。を繰り返していくものだと思います。

それから考えると医者は治療には向いていない思考回路の人種なんだと思いました。

また事務手続きしかできない病院と医者のリストが増えました。

今のところ、マニュアル再生以外で「治療」を考えることのできる医者に出会っていません。

誰か「事務手続き」じゃなく「思考して治療ができる能力」をもった医者を紹介してもらえませんか。

自分が西洋医学の知識やガイドラインに詳しくなるほど、いなくなるので、無理っぽいですが。

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2015年03月24日

楽天市場の「やらせ」口コミ問題。

いや〜また出ましたね。ステマ!
ステマって簡単に説明すれば「自作自演で宣伝する」ことです。

「やらせ」の口コミや架空の注文なんと11万件超! 「楽天市場」で大掛かりなステマが発覚 : J-CASTニュース

今回のニュース、すごく悪事が見つかった的になってますが、こんなステマなんてネットの世界では当たり前だと思っていたほうがいいですよ。

要は誰もがやってるけど、ここがたまたま見つかった的な。

口コミや僕らの業界でいうところの「治った例」というのは威力ありますから。

「40歳を過ぎてたけど、ある漢方薬を飲んで、たった1ヶ月で自然妊娠!その漢方薬体験をブログで詳しく紹介しています。コチラからお願いします」

「30年間治らなかったアトピーが1種類の漢方薬のみでウソのように真っ白のツルツル肌になりました!劇的に治った漢方薬体験を読んでみてください。詳しい記事はコチラ

ね?なんか読みたくなったでしょ。「コチラ」をクリックしちゃったんじゃないですか。
適当に書いたテキストで、別に内容はありません。すみません。
適当っていっても、うちでは本当にあった治療のことですが。

しかし僕はこんな口コミや書き方で相談に来てもらおうとは思っていません。
また、アトピーの人の体験記に関してはネットで書いてますが、そんな簡単に治ってません。
紆余曲折がありました。
現実はそんなものです。

でも、口コミって威力あるんですよね。
だから、Webサイトを作成する際の必須項目です。

とにかく、良い口コミ、更に良い口コミ。そしてその口コミが嘘だってバレないようにちょっと良くないことを書くのです。
それで嘘がバレないようになります。

口コミって本来は誰か特定の人から聞くものです。
友達とか、親とか、尊敬している人とか。

要するに自分が信用している人から聞くのですね。

ネットの口コミはジャンジャンありますが、本来の口コミはそうそう起こりません。

なぜでしょうか?

それは、紹介する方も責任を感じるからです。

例えば僕は今、ある整体院をよく紹介しています。
なぜなら自分が治ったから。

でも、紹介する人の病気や状態は皆、違います。

だから、紹介しようと思った時にちょっと考えるわけです。
「これ、僕は治ったけど、友達はすぐに治るのかな?」
「値段が高いかもしれないな・・・」などなど。

そうすると、誰でもかれでも紹介できないな。なんてことに気づきます。
だから、実際はそう簡単に口コミは起こらないのです。

逆に言えば、皮肉なことに大したことがないことほど、簡単に口コミが起こります。
安い物や失敗しても紹介した自分は特に悪く思われないもの。

本来の口コミってこんな感じで起こりますので、ネットであれだけ、口コミ的なものが溢れているのがおかしいのです。

書きっぱなし。もしくはほとんどがその店の自作自演。
普通に考えれば、口コミって「そうない」って考えるのが妥当です。
だから、ネットでいい口コミがあるのなら、喜ぶよりもまず疑ったほうが無難です。

そんな偽の口コミが当たり前のネット業界ですが、それだったら、更に巧妙に騙すために個人が書いたブログ記事にしようというのが口コミの次の方法です。

そう言えばこれもブログですね。

そして、このブログも嘘が横行しています。
「ブログ 代行」って検索してみてください。
https://www.google.co.jp/webhp?sourceid=chrome-instant&ion=1&espv=2&ie=UTF-8#q=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%20%E4%BB%A3%E8%A1%8C

はい!お金払えば、書いてくれるのですね。
だからブログ記事だって本当かどうかわかりません。

ネットはどこまでいっても虚構が含まれているのです。
あっでもこのブログは本当ですよ。説得力ないかな・・・。

では、どうやって嘘の口コミや嘘のブログを見抜けば良いか?

今の時代、かなり巧妙になってきているので正直、見抜くのは難しいかもしれません。

まず、とにかく鵜呑みにせずに「嘘かもしれない」ってところから始めることです。
ネットとはそんなものです。
そして、口コミだけを読まないでWebページを全部読む。

全体で雰囲気をつかむようにしましょう。
ブログ記事もそうですね。なるべくたくさんの記事を読みましょう。

自分で書いてない人は、どこかにボロが出ています。

次にとにかくウザったい質問をする。
その答え方でわかります。
答えが曖昧だったり口コミやブログ記事の内容やスタイルと食い違ったりします。
質問攻めですね。

全部が全部、悪い情報ではないですが、「おかしいもの」が確実に混じっていることを意識しましょう。

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【このブログの著者】
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2015年02月20日

混乱したネット情報をうまく使う方法

似たような内容の記事を過去にも書いていたと思いますが、いろいろな方から似たような質問がきますので、記事でお答えしたいと思います。

質問は「ネットには漢方薬に関するいろいろな情報がたくさんありすぎて、どれが本物でどれが偽物かがわからないです。どれが正しいのですか?」という感じの質問です。

ネットで得た情報が正しいかどうかという悩みは実は漢方には限ったことではありません。

どの分野でもこれはあてはまります。

パソコンやインターネットなどのIT業界に詳しくない方は、その情報がそれっぽく書いてあれば、いい情報を得たと感じます。

どんな人でもどんな分野の情報も得ることができるので、非常に便利です。

しかし、ネットの情報が正しいとは限りません。

なぜなら「ネットでは嘘を書いてはいけない」というルールはありません。

それどころか下記のようなあえて嘘を楽しんでいくというサイトも多数あります。

虚構新聞社

虚構新聞社のサイトに関しては”虚構”ってタイトルがついているにも関わらず「このサイトはウソをついている!」と怒っていた人もいます。

ネット情報を使いこなすのって難しいですよね。

こういうのもあります。
アンサイクロペディア

嘘を書いていない元のはコッチ
Wikipedia
ただし、お遊びにしていない真面目なウィキペディアでも、専門的な分野の記事になると専門家から言わせると嘘だらけだそうです。

特に医療系は信用できない記事が多いとのこと。

アメリカの医療チームなどが警告しています。
ウィキペディアを信じるべからず。病気や健康に関する記載の9割が虚偽情報だと判明

あれだけ広く周知されている西洋医学ですら、ネットではこの有様です。

もっともっとマニアックな漢方の情報に至っては想像するまでもありません。

ネットは便利ですが、そもそも本物かどうかは、最後は自分で判断しないといけないのです。

そして自分で判断するということは、自分もその分野の専門家でないと不可能ですね。

でも、それだったら、そもそもネット情報は使えません。

では、専門家でないけど、専門分野の情報が正しいかどうかを判断するにはどうするのか?

まずはネットにはどんな種類の情報があるのかをみてみましょう。

企業や店の宣伝のサイトの情報。

要するに金儲け。

当たり前ですが、自分たちにとって、都合のいいことを書きます。

でも、いいことばっかり並べたら、信憑性がなくなるので、ちょっと自分に不利なことも混ぜます。

企業の場合は、この辺りは心理学的に計算しつくされていますので巧妙です。

News系の情報
いろいろなNewsの情報です。

これもNewsを発行している会社の信用性によって情報の信憑性は変わります。

日経新聞はデマにならないように編集に気をつけてNewsを発行していると思いますが、他の聞いたこともないNewsサイトは山のようにあります。

信憑性は・・・

個人ブログ系

これは2つのタイプにわかれます。

1つはアフィリエイトというブログ内に宣伝を貼って、そこ経由で商品を買ってもらったらブログの書いた人に手数料が入るというもの。

まー金儲けのためのブログですね。

とにかく調べている人が言って欲しそうなことを書いたり、商品やサービスのいいことを書いて購入に結びつけようとします。

また、本当に役立つ記事を書いて、良い商品を購入してもらおうとしているまじめなタイプもあります。

前者のブログは、商品やサービスの良いことばかり(ちょっと悪いこと)を書いていて、後者はお金のかからない役立つ方法論などを書いています。

2つめは、自分が書きたいものを書いている。

プロの情報から素人の人まで様々です。

治療系の情報を探している人は、自分の境遇とよく似た人を探す傾向があるので、自分とよく似た境遇の人の体験記事を参考にすることが多いようですね。

体験記事は現実的なことがブログを通してわかるという利点がありますが、嘘の記事のつもりがなくても、素人が詳しく知らずに結果、嘘の情報の記事になっていたりすることがあります。

また、例えば「私は○○で治った!」と書いた人が実はその後すぐにひどくなって、そのままブログを更新しなければ「私は○○で治った!」という、そのまま良かったかのような時点の記事だけが残っていきます。

本人が見た時に「あっこれ、実はその後ひどい目にあったんだよね」となっていても更新しなければ「よかった」という記事だけが残ってるんです。

素人の方は、特にそんな状況になっても支障ありませんので、ほったらかしていてもいいわけです。

後のタイプはプロの方が書きたいものを書いている。

僕はこれにあてはまりますね。

店をやってるので、宣伝要素がゼロではないですが基本、世間では、おかしな漢方理論の方が一般的になっているので、それが我慢ならなくて書いています。

ネットの情報といっても、実はいろいろな種類の情報がありますね。

厳しい言い方かもしれませんが、調べている人の専門的な知識が乏しくなるほど、ネットの情報に騙される確率は高くなります。

僕のギターの先生が言ってましたが、

「海外のプロの曲の譜面って実は楽譜を結構間違えている。でもそれは自分の耳でおかしいなと思ったら自分が正しい音だと思うのにその時に直せばいい」っていうのと似ています。

そこでネット情報のウソホントはどう確かめればいいのか?

それは「出典」「ソース」と呼ばれるもの。

これを確かめる。

情報のソース。

それは情報を担保しているものです。

医学的な情報なら有名な大学病院の先生の情報だったり、病院の薬のことだったら厚生省などの公的な情報だったり。

そのサイトの情報は何を元にした情報なのか?

しっかりしたサイトなら出典元やソースが表示されています。

その情報は何に担保されているのか?

企業系や店のサイトなら実店舗があるのかどうか?

実店舗があるのとないのでは信用の度合いが変わります。

実店舗がなければ、いつでもサイトを消去して逃げることができますので、逃げることができない状況ほど、信用度は高まると思います。

ちなみにうちのお店はここ まごころ漢方

ページの投稿された日付も重要です。

特に個人サイトは、その記事はいつ書かれたものなのか?

ここから漢方関連のネット情報の見分け方を書こうと思ったのですが、すみません。

記事が思ったよりも長くなってしまったので、質問の答えになっていませんが、漢方のネット情報を選り分けるための前提としては必要ですので。

漢方のネット情報に関しては、また書きますね。

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2015年02月12日

東京での漢方相談会を思い立ったきっかけ

先日、休日を利用して関東の方に行ってきました。
いえいえ、今回、個人の旅行日記じゃございませんよ。

関東に行った目的は、漢方相談です。
それと自分のボーカルトレーニングをつけてもらうため。

うちの店は大阪の堺市ってところにあるのですが、うちの店って結構、遠方からはるばる相談に来てくれる人が多いのです。

鹿児島とか、東京からとか。
初回に直接、うちの店に相談に来られた方もいらっしゃいますし、中にはネットの相談から始まって3回目辺りの飲むタイミングで東京でお会いさせてもらった方もいらっしゃいます。

うちは北海道から鹿児島まで(今のところ沖縄はない)全国の方の漢方相談をさせてもらっていますので、理想、全国の患者さんを順繰りに相談してまわりたいのですが、地方ごとにお一人だったりするので、今のところ関東以外は実際に訪問するのは少し苦しいところです。
ゆくゆくは全員、直接お会いして回るというのが理想ですが。

今回はもう一つ、目的がありました。
遠方から来てくれる人に対して、いつも申し訳ないやらありがたい思いがあったのですが、どこか他人行儀というか「遠くから来てくれたんだ」と遠方から来てくれる人の気持ちに実感として、いまいちシンクロできてないなという感じがありました。

自分に悩みがあって、その悩みを解消するためにかなりの遠方まで出かける。

お店には、いろいろなところから来ていただているので、ここは実感としてシンクロする必要があるのではないかと前から思っていました。

そうしたら、ある日、自分の悩みが出てきました。病気とかじゃないけど。
それは、ある日の自分のギターライブが終わって、それを動画で見た時。
自分の歌う声がすごく嫌だったこと。

「なんか、コレなんとかならないもんだろうか?」
今回は、一度、正式にボーカルトレーニングをしてもらって、良い声にしたいなと思い、病気のことで悩んでいる人と同じようにネットで調べてみました。

そうしたら、近場のいろいろスクールが出てくるのですが「なんかこう・・違うのですね」
どれも同じような感じで「コレじゃない」的な。

その時にすっかりと失念していたことを思い出しました。
「そういえば、うちの患者さんの中にプロのオペラ歌手さんがいたわ」
で、「だったら関東に行って自分の声を診察してもらおう」と。

これだったら、一石二鳥。

自分の悩みを相談するために遠方から来てくれる人の気持ちも実感できるし、自分の悩みも解決できるし、そして関東の患者さんを見て回ることもできる。

ということで、関東に行った次第です。

今回はいろいろと、とても良い結果を得ることができました。
ボーカルトレーニングに関しては、自分の現在の状態は今まで自分が歌えていると思っていたのがが恥ずかしい状態なのだと実感しました。これから訓練、訓練。

ネットでしか知らなかった患者さんとの相談もすごくよかったです。
うちでは遠方でも、何回かメールのやり取りをしたり、電話をしたりするので、今まで見立てていた体質にそれほど予想外のことはなかったのですが、漢方の場合は、症状をあてはめて処方するのではなく、いろいろな要素を考えて処方します。

時には、なかなか治らなくて難しい感じになったときは、その人の症状の表現の仕方や雑談の中でふと話されたことなどが大きなヒントになります。
となると今回のようにお会いしていると、緊急事態により力を発揮しやすくなるのですね。

なので、今回も漢方相談というよりも患者さんとは雑談に近いような感じでした。

漢方って西洋医学と違って、検査数値などのデジタル的な情報を使うわけではないので、なんでも話してもらって人物を理解しておくとより治しやすいのです。

漢方ってやっぱり、理論的な情報処理よりも感覚的なものが重要なんだなと実感しました。
これからも、お会いできていない人も、どんな些細なことでも、より細やかにメールをお送りいただけたらと思います。

それで、今回のことを踏まえて、今年はとりあえず、関東だけにはなりますが、3ヶ月に1度、東京の方へ行こうと考えています。

定期的に直接相談をお受けしようと思ったのには、もう一つ理由があります。
それは、子供の治療。

子供って、たいがいが問診にいろいろ書くほど、症状や状態などが現実には明確でないのですね。
なので、ネットや電話だけで相談って難しいのです。
情報が少なくなりがちなので理論的にも追い込めないし、お会いしていないから感覚的にも追い込めないのです。

店頭に親子で来られた時も相談というよりも、しばらくお母さんや子供とお話して、突破口を探すといった感じです。感覚に触れるように話しをするといった感じでしょうか。
子供の場合は大人よりも理論が通用せず、感覚が重要なのですね。

去年はネット相談の方に子供さんのアトピーや喘息の相談が、結構ありました。
しかし、うちでは正直に上記のお話をするしかありませんでした。
漢方薬を出そうと思えば、僕はいろいろな漢方薬を知っているので、それっぽい説明をつけて出すことは可能ですが、それって治療ではなく金儲けですね。

だから、申し訳なかったのですが、子供さんに関しては遠方の方はお断りするような説明になっていました。そのこともなんとか解決したいなと思って、とりあえず関東で相談をお受けしようと思いました。

とりあえず、次回は5/10(日)、11(月)に都内でご相談会を予定しています。
当日は、無料カウンセリングをするだけで漢方薬等を販売したり、お渡しするわけではありません。

とくに小さなお子さんのアトピーや喘息で悩んでおられるお母さんは検討していだけると嬉しいです。 
今回は、ブログでちょっと宣伝みたくなりましたが、よろしくお願いします。


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2015年01月06日

漢方流トレーニングやダイエット方法

なんか、とっても年始らしいブログ記事を書こうと思ったけれど「お屠蘇とは漢方では、うんたらかんたら・・・」とか「おせちとは・・・」みたいな、しょーもないウンチクをこのブログでやってもしょーがないので、平常通りにいきたいと思います。

元旦から筋トレをしていました!
なぜかって、ちょうどやらなけいけない日が元旦だったから。

「お前の元旦のトレーニングの話なんか、お屠蘇よりももっと興味ないよ」と言われそうなので、先にいっておきますと、女性にとってはダイエットなどにも役立つかもしれない記事ではないかと言っておきます。

以前は、スケートパークのあるところにジムもあったので、そこにせっせと通っていましたが、しかし、あまりに自分のペースでできないのでジムはやめて、自分の部屋にバーベルやらなんやらを買って、ホームジムをつくっちゃいました。

当たり前ですが、ジムだと休みの日や営業時間がありますから、好き勝手に行ってできません。トレーニングで大事なのはとにかく続けること。
そんな訳で、元旦でも自分に言い訳できない環境なので、半分はしかたなくレーニングしていました。

トレーニングやダイエットを考える際にジムに通うことを検討することは多いと思いますが、ジムまで行くのに例え隣にあったとしても正味、トレーニングを始めるまでに15分は最低かかると思います。
つまり行き帰りで30分。この30分って、ただ行って帰ってくるだけの時間です。
全くもって無駄な時間ですね。

「自分だけではモチベーションが持続しない。だからお金を払って無理やり続ける!」という意見もありますが、悲しいことに過去にジムに行ってた人の大半は、目的が達成できる前にやめていることが多いように思います。

お金を払ったからとか、ダイエットやトレーニングと関係のないモチベーションは所詮、長続きしません。
僕は自宅で続けることのできるごく簡単なことから始めると続くのではないかと思います。

器具なども僕は バーベルで高ウェイトを扱うので専門的なジムをつくりましたが、女性ならベンチとダンベルがあればOK!
それなら、金額も対してかかりません。

僕は昔からトレーニングをやっていましたが、とにかくいつもトレーニングをすると痩せます。

これ、太っている人にかならず羨ましいと言われますが、この体質を持っている人は、死活問題です。
とにかく太れない。そして食べる量も少ない。
頑張って食べてもお腹を壊して前よりも更にやせる。

そんな悩みを抱えていたので、いろいろなトレーニング理論を勉強しました。
そして、効果を出すためのトレーニング方法をやっと見つけた感じです。

ズバリ、それは、答えが漢方と一緒!
体質によってトレーニング方法が変わるということ。
ネットや本に書いてあるトレーニング方法は、誰にでもあてはまるものではないということです。

自分の体型や運動能力などに合わせてトレーニングを始めないといけないということ。

体質ごとにトレーニングしていくのが効果的ではありますが、みんなが共通して意識したほうがよいこともあります。
基礎中の基礎ですね。

ダイエットやトレーニング効果を出そうと思ったら、今までの自分の中の2つの常識を変えなくてはいけません。

1つ目は「ちょっとがんばった程度は効果が全くない」です。
トレーニングを続けているとすぐに慣れてきます。
すぐに慣れて毎回、楽にできるトレーニングは効果がないと思います。

僕は以前に友達から筋肉を電気刺激するEMSという機械が腹筋をつけるのに良いと聞いて2ヶ月ほど毎日しましたが、全く腹筋は割れず、ポッコリお腹のままでした。
そして、ネットでいろいろと調べて、めっちゃキツイ腹筋運動をやり始めたら2週間でなんか、お腹周りがスッキリとしてきました。

そんな経験からトレーニングは1つの種目が終わった時に「できたら、次はもうやりたくない」という感じにならないと効果は全く出ないと思います。
身も蓋もないですが、リアルを出すためには、楽にトレーニングできる方法はないということです。
1種目の運動直後はめっちゃ苦しい!でもトレーニングのトータル時間などでは、コンパクトに続けられる。こんな感じがいいですね。

そして、2つ目の意識を変えないといけないのは「トレーニング効果が見えるのは自分が考えてる3倍〜5倍で考えたほうが良い」

トレーニングを続けていく上で必要なのは、ジムに通うなどの手間をかけずに気軽な環境で始めることと、体型の変化を楽しむことです。

体型の変化が見えると俄然、やる気が湧いてきます。
これが一番のモチベーションになります。
女性のダイエットは体重を気にしますが、僕は体重よりもシルエットが大事ではないかと思います。

いくら、本人から「3kgやせてん!」と言われても「全然、変わらん感じやけど・・・」と思われていたら意味がないですから。
体型、シルエットが変わることが重要ですよね。

体型が変わるまでは、あなたが思っているよりも、なが〜い時間がかかります。
例えば自分が1ヶ月位でなんか変わってくるんじゃないかと考えているなら3ヶ月は待ったほうがいいです。
基礎体力もない感じの人だったら5ヶ月ですね。

この間は、トレーニングしても変化がないですよ。
でも続けているとだんだんと変わってきます。
体型が変わってくるとあとは僕みたいに「元旦でもやらなくちゃ!」って気になります。

トレーニングの方法は人それぞれと話しましたが、運動に自信のない方は、とにかく1種目がすぐに終わるものを毎日続けたほうがいいです。

よく筋肉には超回復があって1日ごとに休んでとか書いてありますが、腹筋とか、太ももの筋肉は毎日やっても問題ないです。
また、運動の自信のない人が、1日休まないといけないほどトレーニングはできません。
だから、最初の目標は、腹筋とスクワットを毎日です。多分、7、8分。
ジムに行くときの片道の時間にもなりません。

最初はネットや本などの情報にとらわれずにとにかく続けることができるかどうかを養うことが重要です。
とりあえず3ヶ月。これで基礎体力をつけて、そこからいろいろと自分の体質に合わせたトレーニングをするのがいいのではないかと思います。


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2014年12月05日

漢方治療の説明をわかりやすくできないのは無能!?

最近、よく聞く話なのですが、病院で薬の説明などを求めたら「すごく嫌そうにされた」とか「面倒くさそうにされた」という話をお聞きします。

特に漢方薬などの場合は、不思議すぎて一般の人は余計に気になりますね。

でも漢方薬に至っては、医者からは病院の薬の説明よりも嫌がられるようです。

余談ですが、不妊症専門の病院なんかは、ホルモン剤や西洋医学の治療に関する説明は嫌がるようですが、自分のとこで売ってるDHEAやカルニチンなどのサプリメントの説明は嬉々として説明してくれるそうです。

不妊治療の専門病院が、いつのまにか往年のアムウェイっぽくなってるとこが笑えます。

まー医者が説明をしないってのは、昔から「3分診療」と言われているように2時間待って、診療時間は3分だけが当たり前なので、あなたも悪い意味で慣れていると思いますが、自分の身体に関わることなので、やはり、ソコは説明を聞きたいところですね。

病院などが説明をしてくれないのは、看護師さんなどから内情を聞いたところでは、医者自体が一般の人を見下しているところがあるらしいので「専門的な医学を何も知らない人に説明してどうなるんだ」って考えがあるらしいです。ほんとかどうか知りませんが・・・

ただ、これは一理あります。

医者の肩を持つわけではありませんが、医学は究極に専門分野です。

なので、実は短い時間で伝えようと思ったら、最低限の予備知識が必要なんです。

「それだったら、噛み砕いてわかるように説明してくれれば、いいじゃないですか」って思われるかもしれません。

確かにそれは可能ですが、医学の基礎知識すらない人に理解してもらおうと思ったら、最早、説明ではなく「講義で2時間、勉強しましょう!」みたいなレベルになります。

でも、これは、どうしても深く知りたいと患者さんが考えている場合であって、診察の際に知りたいのは、もっと簡単なことですよね。

その説明なら、実は短時間でも可能です。

しかし、それには、今度は説明する医者などの治療者側の問題があります。

その問題とは、実は「説明する側が実はわかっていない」問題です。

「そんなの仕事でやってるから、わかってるに決まっているじゃないか!」と反論があるかもしれませんが、簡単に説明ができないのは「おぼえている」だけであって、「わかってない」とよく言われます。

ビジネスの世界では「難しいことを難しくしか説明できない」のは、バカだと言われます。

難しいことをシンプルに簡単に伝えることができるから有能だと。

要するに覚えているだけで自分の身体に落ちていない。

だから、説明が断片的になって、ストーリー的に説明ができないのです。

特に漢方薬の説明なんて、ほとんどの病院がメーカーからもらった資料とメーカー主催の勉強会で上澄みの情報だけをおぼえて、後はマニュアル見て処方していることが多いので、説明してくれって言ったって、なんだったら「ツムラなんかのホームページを勝手に見てくれ」というのが本音かもしれません。

だから、患者さん側は「説明を求めたらなんか面倒くさそうにされた」とか負のイメージで思っちゃうかもしれませんが、実は悪気はなく、説明したくとも、やってる本人も「覚えている」だけで、「わかってない」タイプなのかもしれませんよ。

僕の経験では、師匠の外科医と友達の歯医者さん以外では病院でちゃんと説明してもらった経験はゼロですね。

ちなみにうちは、しっかりと説明します。

「今、東洋医学的にどんな体質や状態なのか?」

「それを漢方薬では東洋医学的にどう調整していくのか?」

「体質や原因から考えたら普段は何に気をつけるべきか?」

などです。

病院の漢方の場合は、これらを全部無視!しますが、これらは、漢方治療のために必須の説明です。

西洋医学の治療や病院の薬についても聞かれればなるべくわかりやすく説明させてもらってます。

わかりやすく説明するスキルは西洋医学を教えてもらう際に外科医の師匠から学びました。

それまで、専門用語ばかりの西洋医学は、地道に勉強しないと知ることができないと考えていたのですが、師匠に噛み砕いて説明してもらうと、スイスイ頭に入りました。

ただし、うちでも漢方の全てのことを説明できているわけではありません。

漢方も西洋医学と同じか、もしかしたら、もっと難解です。

プログラムを知らない人がプログラムの説明を受けるようなイメージをもってもらうといいと思います。

本当に理解してもらおうと思っても、10年勉強している人も理解できないのが漢方業界の現状です。

それでも、患者さんにとって、必要なことというには、それほど多くありません。

先ほどの、うちで説明している部分がわかればいいのです。

それもイメージが掴めたら、その人の治療に役立つのではないかと考えています。

ずっと相談をしてきて、最近思ったのは、説明ももちろん「理解したい」という思いがあるかもしれませんが、先ほど、話したように「無能な人は難しいことを難しく伝えることしかできない」ので、人間って無意識に説明してもらって、ちゃんとわかりやすく説明できるのかテストすることによって、有能か無能かを見分けようとしているのかな。なんて思ったりします。

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